東方超越歌──Il Trovatore   作:堕天奈落

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今回、かなり急展開気味です。
それでも良い方はどうぞ。



3話:形成

 夜、それは百鬼夜行の刻。

 迷いの竹林は異様な雰囲気を放ち、夜風で竹が靡いていた。

 嫌な感じだ。

 俺はそう思わざるを得なかった。

 何せ、古今東西どの説話にも夜は魔性の類が活動するのだ。まして此処は幻想達の最後の楽園『幻想郷』だ。

 

 

 何があっても可笑しくない。

 そして、おそらく頼りになるだろう妹紅が人里に行ったきり、帰ってきていない。

 だから俺は妹紅の家の縁側で待ち続けた。

 

 

「静かだ………」

 

 

 周囲は凪の様に静寂だ。

 近くに妖怪など存在しないと言わんばかりに。その方がよっぽど良い。

 死ぬ危険は無く、こうして不変(日常)を演じられるから………

 コレは俺の思想に沿っている。

 願わくば、コレが永遠に続いてくれれば良いのにな、などと考えるには最適だ。

 

 

 それにしても、何故俺は妹紅の世話になって居るのだろうか?

 気絶、もしくは寝ていたであろう俺を担いで此処まで運んでくるのは別に変じゃない。問題は、その後だ。

 素性も、ましてや人外認定している俺を、興味があるだのと、そんな理由で自分の家に留めるなど気が知れない。

 

 

 まあ、最も。俺自身も何処か妹紅が似ているとは感じたり、感じてなかったり………

 俺はチョロインか何かではない、ない筈だ。

 俺はそんなに安くない、とか考えてる俺はきっと頭が可笑しいのか、もしくは既にチョロいのでは………ドツボに嵌ってるな、俺。

 そんなんではないのだ。好き嫌いなどでは断じてない。

 

 

 喩えるなら………そう、まるで妹紅の存在そのものが、()()()()()()()()()()()()()()だとか、そういう目標的な意味での筈だ。

 そして、ふと思考を止めた。

 

 

「………静か、すぎるな」

 

 

 鳥の一匹、虫の一匹見かけない。

 音が、ない。何か、変だ。

 

 

「………戻るか」

 

 

 警鐘を鳴る。

 すぐ逃げろ、死ぬぞ、死ぬぞ、ほら死ぬぞ。

 絶えず呼びかける俺の恐怖心が叫び散らす。

 俺は早々に立ち上がった。

 己の直感を信じて、部屋へと戻ろうと踵を返した時だった。

 

 

「──────」

 

 

 声が聞こえた。

 微かに、だが確実に。

 まるで、紡ぐ様に───何かを再現(なぞ)るかの如く。

 こう聞こえたのだ。

 

 

 

 

 ────投影(トレース)開始(オン)

 

 

 ──赤い閃光が飛来する。

 

 

 ☆★☆★☆

 

 

「だァァァァあッ! なんで最近の外来人は面倒ごとばっかり起こすんだッ!」

 

 

 私は一人、大声を上げながら迷いの竹林を翔んでいた。

 理由は簡単だ。

 人里での仕事を一通り終え、帰宅しようとした時、数少ない理解者である慧音がとある噂を教えてくれたのだ。

 な『無駄に正義感のある外来人が、迷いの竹林の妖怪殺しを探している』と。

 私は、直様飛翔した。

 

 

 余計な事をしてくれる。

 それでは()()()()()()()

 

 

 だから翔ける、駆ける、疾走()ける。

 炎の翼を翻し、迷いの竹林を進んだ。

 

 

 手遅れになる前に………

 

 

 しかし、湧いてくる妖怪達がそれを遮るかの様に壁となって立ち塞がる。

 即座に私は、咒を組み、符を放ち、呪を紡ぐ。

 最短、最速で、時間を掛けずに妖怪の群れを突破する。

 

 

「急がなくては………!」

 

 

 彼の、彼の渇望(まこと)知っているからこそ、他の外来人と接触させる訳にはいかない。

 不変? 永遠?

 ああ、それもあるだろうよ。

 だが、その本質を理解できる者など存在しまい。刺激すれば爆発するニトロ、彼は正しくその類。

 

 

「頼むから間に合ってくれよ……!」

 

 

 でなくば、彼は本当に手遅れな領域まで進んでしまうから。

 

 

 ☆★☆★☆

 

 

 赤い閃光が迸る。

 人間の動体視力を超え、音の領域に到達したソレは一矢、一矢と確実に俺への照準を合わせている。

 俺はそれから逃げる事しか出来ない。

 当然だ。俺が出来る事と言えば、多少常人より上であろう身体能力を利用してのゴリ押しなのだ。無理に決まっているだろう。

 戦うにしても接近する必要があるのだ。

 俺の接近を、姿無き弓兵が許さないだろう。

 

 

 だから、あの時の大狼を撒いた時の様に竹と竹との間を縫う様に、走り続けた。

 俺に攻撃手段も何もない。

 あるのは溢れんばかりの恐怖と、何も出来ない己の劣等感だけだ。

 俺はただ、俺の望んだ様にしたいだけなのに。

 

 

「───しぶといな」

 

 

 弓兵は呟いた。

 存外やるものだ。成る程、下劣な畜生にしては上出来だろうと嘲笑う。

 

 

「しかし、貴様の様な者が日の当たる場所で暮らせる訳がないだろう。そんな理想など、抱いたまま溺死していろ」

 

 

 そして、俺の祈りの全否定。

 とことん俺の祈りを罵倒する弓兵に怒りを覚え始めている己がいる。

 ただでは済まさない。

 拳を強く握り締め、筋繊維一本一本に力を張り巡らせ、構える。

 

 

 だが───

 

 

「無駄な足掻きだ……投影開始(トレースオン)

 

 

 再び紡がれる言の葉と共に形成されるのは、黒い刀身に幾つかの刃が細い芯に螺旋を描いて巻きつき、やや外側に反り出した様な外観の一振りの剣。

 

 

「俺の射程からは逃げられん。

 赤原を行け、緋の猟犬、『赤原猟犬(フルンディング)』!」

 

 

 奴は矢を番い、手にした偽りの奇蹟の真名を謳う。

 放たれた矢は音の領域を突き破り、進行方向の障害物を消し飛ばしながら、迫り来る。

 

 

「ああああァァァァアア───ッ!!!!」

 

 

 俺は足に力を込め、全力で横に跳んだ。

 ここまで良い。俺の予測通り、矢は俺の居た場所を掠めて通り過ぎた。

 予想外だったのは此処からだった。

 矢が進路を変えて、俺を追う様に迫っていたのだ。

 さながら獲物を狩る猟犬の様に。

 こんな現象あり得ない。原則、矢は放たれた後、軌道修正する事が出来ない。

 だが、この赤い魔弾は違う。その絶対的な原則を覆す魔技。

 

 

 良くて常人より上の身体能力しか発揮出来ない俺では到底回避不能の一撃。もし、仮に弾いたとしても、また軌道を修正して迫ってくるに違いない。

 

 

「くそ……!」

 

 

 どうして、こんな目に遭っているのだろう。

 俺はただ……いつも通りにしていただけなのに。

 何故、此処まで俺の不変を穢すのだ。

 どうして、どうして、どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして────!

 

 

 そして、赤い魔弾が俺を貫いた。

 

 

 ☆★☆★☆

 

 

「終わったか……」

 

 

 俺、衛宮(えみや)英樹(ひでき)は転生者だ。

 元の世界では、一般的な普通の高校生だった。逸般人などでは断じてないぞ。

 まあ、自分で言うのもなんだが、比較的正義感の強い部類なのかもしれない。

 

 

 幻想郷には俺と同様に転生された者達が多く来ているらしい。そして其奴らの幻想郷に於ける評価は悪い。

 寺子屋周辺で、年端もいかない少女達を追い回す変態。

 俺の嫁になれ、などと複数の少女達をハーレム要員としか認識していないオリ主気取りの馬鹿。

 などなど、幻想郷の住民達に被害を齎す転生者は数多い。

 

 

 まあ、神から与えられた能力で舞い上がった故の増上慢なのかもしれないが、限度というモノがある。

 だから俺は自己満足かもしれないが、立ち上がってみたのだ。

 この力のオリジナルの様にとはいかないかもしれないが、やれるだけやってみようと。

 

 

 そしておそらく、俺が始末した彼奴も転生者だろう。存外しぶとい奴だった。

 俺の予想では最初の一矢で殺すつもりだったんだが……

 まあ、結果オーライというやつだ。

 名も知らない妖怪殺し、妖怪と人間が共存する楽園の異端。

 

 

 此処で殺さねば、他の者達が死ぬ可能性があるのなら、早々に摘まなければならないだろう。小を殺し、大を生かす。

 この世はそう出来ていると俺は認識している。

 神を名乗る人物から貰った特典を使えば造作もないと理解している。

 

 

 だから────

 

 

「詰みだ。さよなら、名も知れぬ同胞」

 

 

 速やかに、安らかに、その首を断つとしよう。

 

 

 ☆★☆★☆

 

 

「詰みだ。さよなら、名も知れぬ同胞」

 

 

 詰み? 俺が詰んでいるだと?

 巫山戯るな、また俺に未知の中に飛び込めとでも言うのか?

 

 

「俺、を殺す気……なのか」

 

 

「ああ、殺すとも。お前は危険だ」

 

 

 直ぐ目の前まで迫ってきていた赤髪の青年。

 手には白黒の夫婦剣。その二刀で俺の首を断つのか。

 

 

 死ぬのか?

 ああ、死ぬのだろう。

 

 

 あの神はそれを愉快に地団駄を踏んで、笑い転げる姿が目に浮かんだ。

 

 

 ……

 

 

 ………

 

 

 …………

 

 

 許せない……

 認めない……

 死んでたまるか……!

 口が、勝手に言葉を紡ぐ。

 まるで、魂の底にある何かを呼び覚ます様に。

 

 

形成(Yetzirah)───」

 

 

 同調、共鳴、親和───、

 成る程、これか、あの男が与えたのは。

 これの名前と大まかな経緯は知ってる、知ってるとも。

 ああ、使いこなしてみせよう。

 お互い、復讐(滅尽滅相)の業火に身を委ねようや。

 

 

Di quella pira(見よ、あの恐ろしい炎を)

 

 

 そう、炎だ。

 煌びやかでも、美しくもない、偉大さとは掛け離れた矮小な炎。

 全て、全て残らず塵にしよう。

 否、塵さえ焼き尽くそう。

 だから、起きろよ?

 

 

救国の聖女(Jeanne d'Arc)───!」

 

 

 ジャンヌ・ダルク。

 オルレアンの乙女と謳われ、異教徒として灰燼残らずこの世から去った、聖女の遺灰が展開され、俺の腕が黒く染まる。

 灰が、徐々に空気を埋め尽くし始める。

 

 

「……何の真似だ?」

 

「何の真似? 何の真似だと? 決まってるだろう? お前がした事と同じことだよ」

 

 

 灰は既に赤髪の青年を覆い、囲んでいる。

 既に、俺は直感で使い方は理解出来ている。

 そして、ゆっくりと腕を彼奴の方へ向けて───

 

 

 パチン、と指を鳴らす。

 すると灰が脈を打つかの様に霊力を放って鳴動、赤く明滅する。

 たったそれだけで黒白の夫婦剣が塵と化す。

 しかし、効果はまだ続く。

 英樹の体が徐々に酷い痛みを放ち、黒ずんでいく。

 

 

「─────ッ!?」

 

 

 英樹は常人を逸脱した身体能力で灰の中から脱出。そして、この現象の正体を見破った。

 

 

「俺の体を、焼きやがったな……!」

 

 

 火力が低い様に見えるが、そうじゃない。

 確かに、一つ一つの火力は低いが、一点に集中した時の火力を使えば、さきの夫婦剣の様に朽ち果てたかの様に消滅させる事さえ出来るだろう。

 此処に、蓮香は新生したのだ。

 

 

 ☆★☆★☆

 

 

「ああ、そう言えば名乗ってなかったなぁ」

 

 

 俺は重要な事を思い出したかの様に口にする。

 本来なら、名を名乗る事さえしないが、今は気分が良いのだ。

 

 

「藤代蓮香……覚えなくても良いぞ、お前、どうせ消えて無くなるかも知れないからな」

 

 

「テメェ……俺は衛宮英樹! 消えるのはお前だ、妖怪殺しィィィ!」

 

 

 英樹は夫婦剣を再度、投影。

 能力のオリジナルだった男の矜持や歴史を無視して、正義の味方にあるまじき行動を晒し始めた。

 

 

「妖怪殺し? ああ、見えぬ、聞こえぬ。ああ、不変の永遠には程遠いぞ…… お前は要らんな。滅尽滅相ォォ」

 

 

 英樹や蓮香は知らない事だが、蓮香が使う、とある蛇の創り出した術理、永劫破壊(エイヴィヒカイト)は人間の魂を動力として聖遺物を行使する魔術である。

 そして彼は現在、その形成位階に到達している。

 

 

 だが、彼は動力たる人間を殺した事は一度もない。なのに発動出来ているのには理由が存在する。

 蓮香は幻想郷に来てから、妖怪を殺し続けていたのだ。妖怪は人間から生まれ出た存在、ならば人間としての要素を兼ね備えていたとしても可笑しくはないだろう。

 さらに言えば、魂の質から言えば、人間よりは質は良いだろう。

 ならば発動出来ない道理はない。

 

 

「はははははは────ッ!!」

 

 

 消えろ、消えろ、消えろ!

 俺の不変を邪魔するな!

 邪魔する者は滓も残らず消え失せろ。

 物理法則を無視し、灰は熱を持ち続け、遍く全てを消し飛ばさんと猛り狂う。

 

 

「くそ、くそ、くそォォオオオオ!?」

 

 

 英樹は灰から距離を取り、夫婦剣を投擲し続ける。

 この二刀は彼の魔力が尽きぬ限り、際限なく投影し続ける事が可能だ。

 されど、中距離や遠距離からの攻撃は、あの灰に阻まれる。近距離での戦闘がベストなのは確かだが、近くには灰の中に入らなければならず、その場合は彼自身の体が焼かれてしまう。

 

 

 故に、彼に残された攻撃手段は中、遠距離からの攻撃となる。

 

 

 対して蓮香はただ近くだけで良いのだ。

 展開された灰が彼を守る防御にして攻撃なのだから。

 

 

「────投影(トレース)、|重装《フラクタル)」

 

 

 ならば奴の()()()()()()()()()()()()()()()()()()だろう。

 

 

「───I amthe(我が骨子) bone of (は捻じれ) my sword(狂う)

 

 

 さあ、逃げられるモノなら逃げてみろ。

 これは痛いぞ?

 

 

「───偽・螺旋剣(カラドボルグⅡ)!!!!」

 

 

真名が紡がれる。

 使いやすく改良された魔剣は灰を空間ごと削り取り、蓮香に当たる瞬間───

 

 

 魔剣に内包された莫大な魔力を燃料に、ミサイルや爆弾の如き大爆発を巻き起こす。

 名を壊れた幻想(ブロークン ・ファンタズム)という。

 これが彼の強み、彼は特典たる能力が数多の戦闘方法を確立されている。

 誰が相手でも、十二分に戦えるだけの力。

 

 だが、そんな力を持ってしても────

 

 

「滅尽滅相ォォ───!!」

 

 

 爆炎の中から英樹に向かって、黒腕が伸びる。

 英樹は察している。この黒腕は周囲の灰と同じ力があるのだと。

 ゆっくりと、時がゆっくり流れる中、英樹は考える。

 

 

 ──どうして奴は無傷なのか。

 端的に言えば、両者の実力に差はない。

 頭の回転率、身体能力、戦闘能力はほぼ互角と言っても良い。

 

 

 なら、何故か?

 それは純粋なまでの魂の総量。

 単純だからこそ越えられないモノ、両者の間に広がっている大きな差。

 

 

 そのまま蓮香は英樹の顔面を掴み、地面に叩きつける。

 

 

「ぐ、ぁッ───」

 

 

 顔が、黒腕が触れている箇所が焦がさせる。

 炭化し、灰になって消えるまで触り続けるのか、そんな事はない。

 

 

「はは、ははははははははははは!」

 

 

 竹林で木霊する血塗れの狂笑と共に足を踏み下ろした。

 ぐちゃり、そんな音がなる度に、渇きが癒えていく感覚を感じる。

 もっと、もっと────

 

 

 ぐちゃり、ぐちゃり、ぐちゃり、ぐちゃり。

 

 

 踏んだ、踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏んで踏み続けた。

 

 

「しぶといな。まだ死なないのか?」

 

 

 いくら踏んでも英樹は死なない。

 なまじ即死しないだけの力を持っているから、まだ堪えている。

 

 

「そうだな……そうだ、こうしようか」

 

 

 灰を掌に集めた。

 復讐の怨嗟が詰まった灰は徐々に熱を増し、呪いが募る。

 英樹の頭蓋を砕く。命を刈る為だけに力を一点に集中する。

 明確な殺意と共に、絶死の一撃を振り下ろ────

 

 

「蓮香、何やってんだ」

 

 

 ───されなかった。

 黒腕を横から素手で掴み、止めている白く、柔らかい少女の手。

 焦げた臭いが鼻腔を燻る。

 その少女を、俺は知っている。

 だが、どうでも良い。

 俺は無謬の不変が欲しいから………

 

 

「………やっぱり、お前もそうなんだな………」

 

 

 少女の目は悲しみに満ちていた。

 まるで俺を憐れむような………

 

 

「おい、倒れてる赤毛兄ちゃん。早いとこ離れな。此処はあんたが踏み込める次元(ばしょ)じゃない」

 

 

 その言葉に即座に英樹は反応する。

 地面を転がって、早々に去っていく。

 

 

「さて、どうしたもんかねぇ? お前としては、外敵が居なくなったんだ。戦う理由はないんじゃないか?」

 

「お前が居るだろう?」

 

「はあ………話し合い、無理そうだな。

 じゃあ、教えてやるよ。お前の渇望の先に、希望なんてないって」

 

 炎上。

 少女の背に生えるのは炎の翼。

 月を背景に少女は舞う。

 さあ、月まで届く不死の煙の絶望を魅せてやろう。

 少女、妹紅は夜空を舞う炎の鳥となって、咒を紡ぎ出した。

 




蓮香in形成位階、やったね!
これでシュピーネさんに並んだね!

此処で捕捉。
藤代蓮香
年齢、18歳
聖遺物『救国の聖女(Jeanne d'Arc)
特殊発現型
人器融合型と事象展開型の二重特性。
読みはジャンヌダルク。
言わずと知れたオルレアンの乙女、ジャンヌダルクの遺灰。
本来、ジャンヌの遺灰は川へ流され、ジャンヌにまつわる聖遺物は存在しないとされるが、水銀がその一部を所持していたモノ。

活動位階
触れたモノを焦がし、焼く程度の事が可能になる。

形成位階
周囲に呪いの遺灰を散布。更に腕が黒くなり、炭化した様な外見になる。灰に触れれば焦がされ、手に触れても焦がす。
無機物、有機物、なんであろうと問答無用で、焼き焦がし灰にする。

次回も頑張ります!
感想、アドバイスお待ちしています!
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