我は死なぬ《主観》 作:エターナル
ただの思いつきですので、温かく見守ってください。
批判は受け付けません。絶対に………でもほんの少しぐらいなら
デスノート事件
一世代前に世界を揺らがした事件だ。
警察が回収したはずだが、無くなった。
それでひと騒ぎあったが、警察が隠し持っていて刑罰に使っているとか、国のトップに渡して私的流用しているとか様々な説が浮上している。
これらのような事件が起こっていた、計画的な事件だとしたらその後何も起こっていないことからあり得ないと判断された。
世間に報道された、警察が適切に処理したということは一応は信じられた。
そのデスノートが今、俺の手元にある。
Lの後継者はまだ生きている。
長い間事件を解いてきて、熟練しているだろう。
ひよっこの俺では直ぐに捕まるだろう。
大きな事件は起こせない。ふっと沸いた幸福だ。
しっかりと利用しなければ。
ーーー1カ月後ーーー
高校生の飛び降り事故が目の前で起こった。
目の前の男子高校生がそれを見てニヤリと笑ったのがやけに印象的だった。
ーーー3カ月後ーーー
先の事故が事件だと判明した。
警察がデスノートによるものだと断言。
世界はまた恐怖に包まれた。
ーーー6ヶ月後ーーー
心臓麻痺で死ぬ犯罪者が続出。
キラ出現を実感させられた。
ーーー8カ月後ーーー
先の事件で印象的な少年が不良?に絡まれていた。
興味深く、なお慎重に観察をする。
不良(確定)が去った後、鍵をつけていた鞄から黒いノートを取り出した。
デスノートだ!
断言できる!俺が持ってるのと同じだ。
本物。
初めて俺以外の所持者を見つけた。
しかし、俺に見られているのにも気付かないとはシロウトだな。脇が甘い。
ーーー10ヶ月後ーーー
先の少年が警察に追われている。
「太田覚君。君の正体は分かっている。大人しく同行するんだ!」
へぇ~、太田覚。ねぇ。
後は字、だな。
「くそっ。また逃した」
2人の警察官が戻ってきた。
「あの~」
警察官に声を掛ける。
「あなたは?」
胸ポケットから名刺を取り出す。
「私はこう言う者です。」
嶋原探偵事務所所属 蒼雅峯 蓮
「探偵?って嶋原の探偵じゃないですか!」
嶋原探偵事務所は国内で最大の探偵事務所だ。
有名、そして実績を最も重ねている。
「ええ。彼はもしかして10ヶ月前の電車事故に関係しているのではないですか?」
警察官は戸惑い出す。
当たりみたいだな。
「あの、どうしてそれを…」
「おい、馬鹿!極秘だろ」
警察官は言い争い出す。
「こちらでも少し彼に注意を払っていたので提供できる情報があるかもですよ」
ーーー11ヶ月後ーーー
2つ目のデスノートを手に入れた。
今回でデスノートを使ったのは3回目だ。
久々に使った。
さあ、実験の始まりだ。
保険は出来た!
ーーー12ヶ月後ーーー
この1カ月の間で数々の実験をした。
結果として不死擬きを手に入れた。
俺は、最強だ!
デスノートを手にしてから1年が経った。
寿命を全うして死ねる。
そう分かった時点で自分に無性の自信が沸いてきた。
俺は死なない!
ーーー ーーー
不明点 教えてくれるとありがたいです。出来れば解釈の仕方と根拠も教えて下さい。
第 2 巻 p.134
同一人物の顔を思い浮かべ、四度名前を書き間違えると、その人間に対してデスノートは効かなくなる。
効かなくなるのはこのデスノートだけなのか、すべてか、またはこの所持者だけなのか。