アルカニス「アシスタントのアルカニスと申します」
えー、今回から【隻眼の泡狐竜】という小説を書こうかと思います。
アルカニス「その前に、駄作者から注意があります」
おいこらw誰が駄作者だこらw
アルカニス「いいから早くしてください。爆破瓶で撃ち抜きますよ?」ニコッ
へいへい、わーったよ。
(やべぇ、目が笑ってねぇ……)
・文才皆無
・オリジナルの部分あり
・ネタバレの可能性
・誤植の可能性
・原設定との違い
・気まぐれで書いてます
・台本書き
これら苦手な人は直ちに回れ右してぶるあぁって叫んでください。
アルカニス「主様……?♡」
じ、時間も押してるから始めましょう……!!
それでは、どうぞ!!
第一話 出会い
渓流。
そこを一言で表せれば「和」の世界。
ここは環境が安定してる為、人間が立ち入っても問題のない場所。
その渓流の奥地、エリア8にて……。
滝の後ろに存在する洞窟の中から物語は始まる……。
ー?サイドー
?「ん……?」
身体に違和感を感じ、俺は目を覚ます。
気だるい身体を無理矢理起こし、辺りを見渡す……。
?「……どこだここ?」
そこは見覚えのない場所だった。
何やら洞窟らしく、天井を見れば鍾乳洞が伸び、水が流れている。
……いや、待てよ?
ここ、なんか見たことあるな……。
……と言うよりも何でここに?
?「……思い出せない」
前の出来事について思い出そうとするが何も思い出せない。
ただ、覚えてるとしたらある知識と自分の名前である【翔(カケル)】ぐらいしか覚えてなかった。
カケル「……頭が痛い」
考えるのはやめておこう。
とにかく、今は状況の確認だ。
というか何かさっきから体が重い気がするんだが……。
カケル「……は?」
え?なにこれ?
何この服装?
いや、まず服なのこれ?
なんか甲冑付きの黒いロングコートを着込んでるんですが……。
さっきから重いと思ったらこいつか。
と言うよりも、なんでこんな格好に?
カケル「まだなんかあるし」
今度は背中に違和感を感じた。
後ろに手を回すと柄のような部分に触れ、それを掴み抜く。
出てきたのは……一振りの大太刀。
色は黒でなんの変哲もない黒い刀。
ただ強いて言うなら柄に鎖が巻きついてるぐらいか。
……というか待てよ。
この感覚と言い、この格好と言い、この武器と言い……。
……まさか。
カケル「……モンスターハンター?」
何故この知識だけ覚えてるかわからないが、状況は把握出来た。
ここは狩場の一つである渓流と呼ばれる場所。
その渓流のエリア8に俺はいる。
だが、何故ここにいるんだ?
ゲームの世界に入り込むなんて有り得ない話だ。
……いや、なんかもう受け入れよう。
現に記憶が消えてるんだから考えても無駄な気がしてきた。
とにかく、ここが渓流となれば近くに【ユクモ村】が存在するはず。
なら、一旦ベースキャンプまで行ってみよう。
俺はエリア8から出るため、エリア6に続く道へと足を踏み入れ……
ポワンッ…
カケル「……泡?」
ようとしたが、目の前に何かが通り過ぎた。
それは泡。
光の反射によって虹に見える。
そして後ろに何かの気配を感じ取った。
カケル「……嫌な予感しかしねぇ……」
俺は呟きながら恐る恐る後ろを振り返る……。
?『キュウゥ……!!』
カケル「っ!?」
マ、マジかよ……。
こいつは……泡狐竜タマミツネ!?
なんでこんな所に!?
カケル「………………」
や、やばい……。
言葉が出てこない。
俺、見とれてやがる……。
タマミツネ『グルルル……!』
対して向こうは威嚇してる……。
警戒してるな。
だけど、こいつ怪我してやがる。
尾の毛は何本か取れ、甲殻と鱗に傷。
そして左目を失ってる……。
鰭は……やや小さめだが傷が大きい。
……ハンターにやられたのか?
カケル「だ、大丈夫?」
ダメだ。
相手はモンスターだというのは承知してるが可哀想に見えてきた。
ハンターには悪いが、こいつを救ってやりたい……。
カケル「た、立てる?」
話が通じるかどうかは分からんが、話しかけながら近付く。
タマミツネ『ガァウウッ!!』
カケル「うおっ!?」
び、びっくりした!?
牙を見せて威嚇してきた!!
ゲ、ゲームならなんとも思わないだろうけど現物を見れば話は別だと理解出来る……。
カケル「ま、待てよ!俺はハンターじゃない!」
取り敢えず、敵ではないという証拠に持っている太刀を地面に突き刺して両手を挙げた。
タマミツネ『グルル……』
理解したのか、未だに威嚇はしてるが先程より小さくなった。
どうやら話せる程の知識はあるみたいだ。
話せるのはわかるとしてだ、これからどうする?
俺はハンターでもないから回復薬なんて持ってないし、ましてや治癒道具すらも持ってない……。
……となれば現地調達か。
上手く出来るかどうかはわからんが、やるだけやってみよう。
カケル「えっと……タマミツネだっけ?ちょっと待ってもらっててもいいかな?」
特に期待などしてないが取り敢えず言葉を投げかける。
タマミツネ『…………』
すると、相手は何も言わずに丸くなって動かなくなった。
……これ待ってるって捉えていいんだよね?
カケル「ならちょっと待ってろ。すぐ終わると思うから」
俺はそれを言い残し、エリア9へと足を踏み入れる。
・・・
・・
・
エリア9。
外を出てみれば星空が輝き、満月が覗かせていた。
洞窟の中にいたため分からなかったが、時間帯は夜。
となれば、凶暴化するモンスターもいるだろう。
カケル「お、あった」
それを警戒しつつ、俺はあるものを見つける。
古い寺子屋から空き瓶を、そしてそこらに生えているアオキノコと薬草、そしてハチミツにネンチャク草をある程度採取する。
さて……。
カケル「……どーすんの?これ?」
ふと疑問に思った。
ゲームなら調合などすぐに出来るものの、生憎これは現実。
調合法なんて知らない。
カケル「……あ、こうすればいいんじゃね?」
そしてあろう事かすぐに閃いた。
まず、アオキノコと空き瓶を用意する。
そしてアオキノコを……まぁ、ややゴリ押しだが絞ってみる。
あろう事か青い汁が溢れ、空き瓶に入っていく。
そしてそこから薬草を粉末状にして加える。
そこからひたすらシェイクする。
すると、青色だった液体が薬草と混ざり、徐々に美しいエメラルドグリーンへと変わっていく。
……取り敢えず、これで完成なのか?
少しだけ毒味してみよう……。
カケル「……不味っ」
え?
マジで不味い。
なんか薬みたいな味するし……。
だが、後にリラックス効果のようなものが来るため、一応成功らしい。
……ハンターってすげぇな。
こんなもの飲んだあとガッツポーズするとか……。
あ、でもよく考えりゃあの人達って携帯食料でもガッツポーズしてたな。
……それはさておき、回復薬が出来たのでハチミツを加えよう。
ハチミツの入った瓶に回復薬を入れてみる。
そうすると今度はゼリーに近いものになり、さらに緑色に輝き出した。
……美しいな、これ。
カケル「少し毒味……」
……うん、甘みが加えられて苦味が消えた。
美味い。
これならモンスターも飲めるだろう、多分。
カケル「さて、量産だ」
この調子なら作れそうだ。
・・・
・・
・
結果的にいえば回復薬五個、グレートが五個、燃えるゴミが3個出来た。
ゴミが少し目立つな……もう少し調合力を磨かなければ……。
カケル「よし、戻ろう」
反省しつつ、現地調達した医療道具を持ち、エリア8へと戻っていく。
・・・
・・
・
カケル「ただいま」
まぁ、家じゃないんだけど。
戻ると俺に気付いたのかタマミツネはこちらに顔を向ける。
……まだ警戒はしているが、少し目付きがゆるくなってる気がする。
カケル「……近付いてもいいかな?」
無用に近付けばまた威嚇されるのであらかじめ聞いておく。
傍から見ればとてもシュールな光景だが、今の俺はこうでもしないとまともに近付けない。
タマミツネ『…………』
で、当の相手はまた丸くなった。
……多分、OKって事だろう。
カケル「じゃ、失礼するよ」
俺はタマミツネの隣で座り込み、道具を取り出す。
この時気付いたが、タマミツネの体臭はとても甘く、いい匂いだった。
言い表すなら……洗剤の匂いに近い。
多分、タマミツネの特殊な体液の影響だろう。
カケル「よいしょっと」
そんなタマミツネに俺はネンチャク草でトーピングした薬草を傷口に貼り付ける。
ネンチャク草を採取したのはこのため。
最初はちゃんと貼り付くかどうか心配してたが結果は予想の斜め上、貼り付くどころか貼りやすい。
タマミツネ『…………』
効果があるのか今のタマミツネは凄くリラックスしてる。
取り敢えず、第一段階は成功のようだ。
次は……これか。
カケル「なぁ、ちょっと顔をこっちに寄せてもらっていい?」
タマミツネ『…………』
そういうとタマミツネはこちらに顔を合わせた。
……左目は完全にえぐれてる。
痛々しいけど、今治してやる。
カケル「ちょっと痛むかもしれんが、耐えてくれ」
タマミツネ『……グルッ』
あ、今頷いた。
俺を信用してきたか。
カケル「よいしょ」
タマミツネ『っ……!!』
貼ったら痛そうな顔をした。
やめてくれ、こっちまで痛く感じてしまう。
カケル「……よく耐えたな。偉い」
タマミツネ『……』
撫でながら貼ってみる。
すると気持ちいいのかタマミツネは気持ちよさそうな顔をしている。
触り心地としてはヌルヌルしておらず、やや冷たいがサラサラとした触り心地だった。
あとは……。
カケル「これ飲める?」
と、見せたのは自作性の回復薬グレート。
俺は瓶の蓋を……
タマミツネ『ガゥッ!』
カケル「うおっ!?」
空けた瞬間、瓶に噛みつき飲み干した。
び、びっくりした……食われるかと思ったぜ……。
と言うよりもモンスターでも回復薬飲めるのか……。
タマミツネ『キュウゥ…!』
カケル「お、おい……!!やめっ……!!」
今度は顔目掛けて舐めてきた。
多分、甘えてるんだろう。
おぅ、嬉しいっちゃあ嬉しいがベトベトするぜ……。
取り敢えず、治療はこれぐらいか。
思ったより上手くいったな……。
カケル「……さて、これからどうしようか……」
俺は次の行動について考えていた。
このまま人里に行ってもいいが……。
タマミツネ『……?』
振り返ると首を傾げるタマミツネ。
……ふむ、人里に行ったとしても多分懐いてると思うから付いてくるんだろう。
で、人里にタマミツネが出るとパニクってまた命を狙われる。
……最悪の場合は俺も狙われるだろうな。
カケル「野宿、か」
となれば野宿が最善だろう。
幸いなことにこの洞窟の中は寒くもなければ暑くもない。
ただ、フカフカなベッドがない。
まぁ、そこは我慢か。
カケル「ふぁあ……眠……」
タマミツネ『……キュ?』
俺が欠伸をしてるとタマミツネは不思議そうに俺を見つめる。
……多分、こいつ雌だよね?
ほら、なんか俺が知ってるタマミツネよりヒレが小さいし……。
カケル「あぁ、すまんな。少し疲れちまって……」
タマミツネ『キュウゥ』ギュッ
カケル「おぉっ!?」
だだだ、抱きついてきた!?
いや、正確には巻き付かれた!?
……あ、でも少し暖かいかも……。
カケル「お前……ありがとう」
タマミツネ『キュ……』
礼を言うとタマミツネも頭を向きを変えて寝始めた。
いや、寝るの早いな。
そこはゲームと同じ仕様か。
カケル「あ、ダメだ……眠……」
結局、居心地が良くて睡魔に負けてしまった……。
だが、悪くない。
このまま寝よう……。
おやすみ……。
はい、どうも。作者です。
いかがだったでしょうか?
アルカニス「隻眼って事は……やはりhモゴッ!?」
コラ、アルカニス。
それはネタバレの可能性があるから伏せてもらうよ」
アルカニス「ゲホッ!!ゴホッ!!も、もう少し丁寧に扱ってくださいよ!!」
はいはい、わかったよ。
アルカニス「流された!?」
さて、次回は……色々起きます。
アルカニス「色々って何ですか!?」
それでは次回お会いしましょう。
アルカニス「無視するなああぁぁぁぁぁ!!!」
※感想、評価お待ちしております