隻眼の泡狐竜   作:死神 零@8928

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今回から翔は初狩猟します。

さて、相手は誰でしょう?


アルカニス「普通ならドスジャギィ辺りが安定ですね……。でも主様と来たら……」(¬_¬)


お、おいなんだよその目。


アルカニス「え?いや、見下してますけど?」


出た、アルカニスちゃんのドエス発言。

俺は感じませんよ(´゚ω゚`)


アルカニス「う、うぜぇ……」


まぁ、それよりも本編へどうぞ。


第二話 初狩猟

二日目…。

 

洞窟から差し込む朝日に負け、俺は目を覚ます……

 

 

カケル「なんだこれっ!?」

 

 

が、目を覚まして目を疑う。

 

視界が緑色に見える。

 

最初は俺の目でもイカれたのか?と思っていたがそれは大きな間違いだった。

 

 

カケル「……あれ?なんか落ち着く」

 

 

この時に気付く。

 

この落ち着き様、まるで昨日調合した回復薬にあるリラックス効果に近いものだと感じた。

 

つまりは、この緑色の正体はタマミツネが出す緑色のシャボン玉だと言うこと。

 

……そーいや、タマミツネって回復する泡も出すんだった……。

 

 

タマミツネ『キュウゥ?』

 

カケル「あぁ、悪い。起こしちゃったな」

 

 

俺の叫び声が耳に届いたのかタマミツネは目を覚まし、俺の顔を見る。

 

さてと、昨日貼った薬草湿布(自分命名)の効果を見るためにも、剥がしてみるか。

 

 

カケル「よいしょ」

 

 

気だるい身体を無理矢理起こすと覆っていた泡がパンッと乾いた音を立て割る。

 

そして貼ってある薬草湿布を剥がしてみる。

 

 

カケル「おー、予想以上だ」

 

 

結果は重畳(ちょうじょう)。

 

見事に傷口が塞ぎ、出血も見られない。

 

効果アリだ。

 

……ただ、左目は治ってない。

 

傷口がやや小さくなっただけで視力は回復してない。

 

……多分、元に戻らないと思う。

 

 

グウゥ〜……

 

カケル「あ……」

 

 

今覚えば昨日から何も食べていない。

 

気付いたら腹から空腹の音が鳴る。

 

多分、タマミツネも腹を空かせてるだろう。

 

証拠としてはヒレが少し青く見える。

 

 

カケル「食料を確保しねぇとな……ちょっと待ってろ」

 

 

俺は突き刺さったままの刀を抜き、エリア6へ足を運ぶ。

 

振り返るとまるで見送るかのようにタマミツネがこちらを見つめている。

 

……こうやって見ると愛着が湧いたというのは秘密で……。

 

 

・・・

 

 

・・

 

 

 

 

エリア6。

 

丁度よく、丸鳥ガーグァがいた。

 

確か、卵取れるし生肉も入手可能だった気がする。

 

なら、バレないように後ろから……

 

 

カケル「ふんっ!!」

 

ガーグァ『!!』

 

 

気配を殺し、近付いて刀で斬った結果、バレずに済んだ。

 

ガーグァは驚きのあまり、卵を落としていった。

 

後、この時気付いたが、この刀で斬る時に赤黒いエフェクトと赤い十字のエフェクトが浮かんだ。

 

恐らく、属性は龍属性で会心率があるのだろう。

 

しかもガーグァが絶命した。それも一撃で。

 

となれば、少なくとも上位武器の可能性もある。

 

さらに言えばガーグァの出血量も大きかったので切れ味は白、または紫辺りだろう。

 

…にしても、この武器はなんだ?

 

俺が知ってるモンハンならこんな武器なんてないんだが……。

 

……今度加工屋に行ってみてもらうか。

 

今はこのガーグァに感謝しつつ、肉を剥ぎ…取りたいがどーする?

 

前にも言ったが、俺はハンターではない。

 

それ故、剥ぎ取りナイフなんて無い。

 

 

カケル「また現地調達か」

 

 

こればかりは仕方ない。

 

ナイフの代わりになりそうなものと言えば……。

 

 

カケル「あ」

 

 

あった。

 

鉄鉱石だ。

 

普通ピッケルなどで採掘するが、運が良く、そこらに転がっていた。

 

しかも先端が尖っているため、ナイフの代わりにもなる。

 

俺はすぐにそれを回収した。

 

 

カケル「よし、これで……」

 

 

再び倒れたガーグァの前に立ち、そのまま鉄鉱石を刺す。

 

うっ……血が……。

 

 

カケル「……すまんな、これも生きるためだ」

 

 

俺は感謝しつつ、ガーグァの剥ぎ取りを行う。

 

 

・・・

 

 

・・

 

 

 

 

数分後、ある程度の剥ぎ取りが終わった。

 

生肉と竜骨を剥ぎ取った。

 

生肉は食料、竜骨は別のものに使う。

 

 

カケル「お、見っけた」

 

 

そして俺は太く長い蔓(つる)とミミズを見つけ、すぐに採取する。

 

一応、ミミズは触れる。

 

 

カケル「あとは少し強引だが……」

 

 

先程取った竜骨に蔓を縛り付け、その蔓の先に鉄鉱石で削った小さな針金型の竜骨を取り付け、それにミミズを刺す。

 

よし、釣竿の完成だ。

 

案外、出来るものだな……。

 

 

カケル「さて、釣るか」

 

 

その作った釣竿で近くにある釣り堀に向かって投げ入れてみる。

 

さて、ここから少し長期戦かな……。

 

 

・・・

 

 

・・

 

 

 

 

気付けば、もう昼頃だろう。

 

結果的に言えばサシミウオが三匹、ハリマグロが一匹釣れた。

 

急遽作った釣竿だから引きがあまりよろしく無いが、こんなものだろう。

 

少なくとも食料が揃ったので戻ることにした。

 

 

カケル「ただいま」

 

 

エリア8に戻るとタマミツネは顔を上げて俺を見つめる。

 

 

カケル「ほら、こんなものだがいいか?」

 

 

と言って、サシミウオとハリマグロを渡す。

 

 

タマミツネ『キュッ!!』ガブッ

 

 

ひ、一口で食った……。

 

喉を詰まらせないのだろうか?

 

だが、余程お腹が減ってたらしい。

 

 

カケル「なら俺も……」

 

 

俺は俺でそこらにある木の枝や草を集め、火打石の要領で火を起こす。

 

案の定、上手く行き火が出来た。

 

その火で生肉を炙る。

 

その様子をタマミツネもじっと見つめる。

 

やがて狐色になり、香ばしい匂いが漂う。

 

あぁ、ダメだ。ヨダレが出ちまう……。

 

 

カケル「上手に焼けましたぁ!!」

 

 

そしてキリのいいところで上げるとこんがり肉の完成。

 

肉焼き機とかないのですぐには焼けなかったが、食えるので問題ない。

 

 

カケル「いただきます」

 

 

そしてそのまま俺は肉にかぶりつく。

 

食べるとしつこくない肉汁が溢れ、噛めば噛むほど柔らかい肉から味が溢れ出る。

 

 

カケル「んまっ!!?」

 

 

あまりの味に声を荒らげてしまう。

 

こんなのばっかり食ってるハンターが少し羨ましく思える。

 

 

タマミツネ『…………』

 

 

隣にはタマミツネが肉を見る。

 

……食べたいんだろうか?

 

 

カケル「……食べる?」

 

タマミツネ『!』

 

 

聞いてみると尻尾をフリフリしている。

 

なんだこの可愛い生物は……。

 

食べたそうにしてるので半分に分ける。

 

 

タマミツネ『キュ!!!』

 

 

食べた瞬間、美味しいのかタマミツネはクルりと回る。

 

嬉しそうだ。

 

 

カケル「生肉ならまだある。焼くか」

 

 

今日はバーベキューになりそうだ。

 

 

・・・

 

 

・・

 

 

 

 

カケル「ご馳走様でした」

 

 

結局、三分の一辺りまで平らげた。

 

そして今気付いたが、ゲームであればガーグァなど一回ぐらいしか剥ぎ取れないが現実となれば数十回ぐらいまで剥ぎ取れた。

 

……なら大型になるとどーなんの?

 

例えばラオシャンロンとかゴグマジオスとかグランミラオスとかオストガロアとか。

 

多分、数百回に及ぶだろうけど、ハンターって確かクエストクリア後に与えられるフリータイムが一分しか無いんだっけ?

 

それと、ポーチの容量とか考えりゃ……五、六回が限度か。

 

 

タマミツネ『ッ!!』

 

カケル「ん?」

 

 

そう考えてるとタマミツネは何かを思い出したかのように首を上げる。

 

そしてそのまま丸まった姿勢を戻し、滝に向かって背を低くして何かを睨みつける。

 

 

タマミツネ『シャー……!!』

 

 

威嚇している。

 

ただ、何に対して威嚇してるのか分からないが野生の勘、と言うのだろうか?

 

何かを察したんだろう。

 

……となれば何かが来る?

 

 

カケル「…………」カチャッ

 

 

俺も無言になりつつも太刀の柄を掴む。

 

何が来るのか分からないが、臨戦態勢に入った方がいいだろう。

 

集中し、神経を研ぎ澄ませる……。

 

 

ドスッ……ドスッ……

 

 

聞こえる、何かが俺達に近づく足音が聞こえる。

 

そう思った瞬間、滝の向こう側から影が現れ、姿を現す。

 

 

カケル「っ……!ラギアクルス?」

 

 

姿を現したのは海竜と呼ばれるラギアクルス。

 

だが、何か違和感を感じた。

 

頭に伸びる角が黒い雷を帯びている。

 

それだけじゃない。

 

所々だが、青黒い鱗が見える。

 

……希少種か?

 

いや、そんなはずがない。

 

希少種は水中にしか生息しない。

 

ならこいつは……っ!!?

 

 

カケル「何っ!?」

 

 

思わず声を荒らげた。

 

そして一瞬で希少種ではないというのが分かった。

 

その理由としては……背中にある背電殻が以上に発達してるからだ。

 

その大きさは原種、亜種、そして希少種を含むラギアの二倍近くある。

 

鱗は頭と同じく、青と青黒い鱗が混ざったように見え、四肢の短い脚から長い青黒の爪が伸び、尻尾は巨大な鰭が見え、雷を覆っている。

 

そして瞳はどのラギアと比較にならないほど真っ赤だ。

 

まるで血塗られた様な目をしてる。

 

……なんだこいつ、明らかに俺の知ってるラギアではない。

 

ただ、分かるとしたら……コイツ、やばい。

 

……まさか、あの強力な個体である二つ名個体か?

 

 

ラギアクルス『グオオォォォォーッ!!!』

 

 

っ……!!

 

敵と認めたのか咆哮してきた!!

 

う、うるせぇ!!

 

 

タマミツネ『フオォォォォー!!!!!』

 

 

タマミツネも敵と認識したのか咆哮したが、こっちは何ともない……何故だ?

 

 

ラギアクルス『グオォッ!!』

 

タマミツネ『シャアァーッ!!』

 

 

二頭が間合いを詰め、その長い胴体同士絡み合っている。

 

モンスターとモンスター同士の戦いだ……。

 

どのタイミングで出ればいいんだ?

 

 

ラギアクルス『ゴオォッ!?』

 

 

俺が悩んでると動きがあった。

 

ラギアクルスが転倒したのだ。

 

恐らくだが、タマミツネが出す特殊な体液によって滑らせたのであろう。

 

未だに防具によるスキルや武器の性能、または装備してるスタイルは不明であるが、兎にも角にも今が攻撃チャンスだ。

 

 

カケル「うおぉおぉぉっ!!!」

 

 

俺は思い切り太刀を振りかぶり、尻尾目掛けて振り下ろす。

 

ズバッと斬れた音の後、血飛沫が飛ぶ。

 

うわっ、返り血を浴びちまった!

 

だが、文句を言う暇もない!!

 

俺は再び連撃を当て続けると身体が熱くなり、力が湧いてくる。

 

それに答えるかのように太刀の形が変化し、刀身が三つに枝分かれした。

 

なるほど、仮説だがこの太刀は気刃ゲージがMAXになると形状が変わるタイプか。

 

 

ラギアクルス『グルルルッ!!!』

 

 

むっ、起き上がったか!

 

ならば距離を取るか!

 

 

ラギアクルス『グオォォォォッ!!』

 

 

口に雷のエネルギーが溜まってるのを確認、ブレスをしてくる気か!?

 

 

タマミツネ『フオォォォォー!!!!!』

 

ラギアクルス『!?』

 

 

しかし、タマミツネがやらせないと言わんばかりサマーソルトでラギアクルスの顎を捉えた。

 

そして口に溜まった雷エネルギーは明日の方向へ飛び、着弾すると轟音を立てて青黒い雷の爆発を起こした。

 

 

カケル「うぉっ!?」

 

 

俺は思わず目をつぶってしまう。

 

あんなの食らったら一溜りもねぇな……。

 

 

タマミツネ『シャアァー……!』

 

ラギアクルス『グルルル……!』

 

 

それを他所にタマミツネとラギアクルスは再び睨み合っている。

 

 

タマミツネ『キュオォッ!!』

 

 

先に動いたのはタマミツネ。

 

自慢の尻尾を回転させ、泡をラギアクルスに飛ばす。

 

 

ラギアクルス『グオォォォォッ!!』

 

 

しかし、ラギアクルスはそれを避け、タマミツネの横に回り込む。

 

そしてそこから雷を纏った牙で噛みつきを仕掛ける。

 

 

タマミツネ『フオォォォォー!!!!!』

 

 

だが、それは無意味に終わった。

 

タマミツネはすぐに宙返りをしてそれを避ける。

 

そしてラギアクルスの背後に回り、噛み付こうと……

 

 

ラギアクルス『グオォォォォッ!!!!』

 

タマミツネ『っ!?』

 

 

したが、ラギアクルスも甘くなかった。

 

全身を奮い立たせ、雷を出す。

 

その雷の大きさは異常で明らかに原種とは比較にならないほどの広範囲だった。

 

タマミツネはその雷に直撃してしまった……!!

 

 

ラギアクルス『グオォォォォッ!!』

 

タマミツネ『キュオオォォッ!!?』

 

 

そして痺れて動けなくなったタマミツネの首筋を容赦なくラギアクルスが噛み付く。

 

噛み付く時、バリッ!!と嫌な音を立てる。

 

 

カケル「タマミツネェ!!」

 

 

タマミツネは雷と相性が悪く、ダメージが大きい。

 

俺は叫び、捕まってるタマミツネを助けるため、前に出るが……

 

 

ラギアクルス『グオォッ!!』

 

 

俺の存在に気付いたのか、ラギアクルスはそのままタマミツネをこちらに投げ付けてきた。

 

このままではぶつかってしまう……!!

 

 

カケル「うおぉぉぉぉぉっ!!!」

 

バシュッ!!

 

 

ぶつかる直前、それは無意識に起こった。

 

俺は身体を回転させ、タマミツネを避ける。

 

そして着地した後、太刀を地面に引きずりながらラギアクルスの懐へ入り込む。

 

 

ラギアクルス『ッ!?』

 

 

それを予想してなかったのか、ラギアクルスは驚きの顔を見せる。

 

だが、俺は容赦なく攻撃を仕掛ける。

 

 

カケル「はぁっ!!」

 

 

胸に向かって水平斬りを行い

 

 

カケル「おらぁっ!!」

 

 

その後に上に半円形で太刀を機動させ、再び斬り返す。

 

 

ラギアクルス『グオォォッ!?』

 

 

決まったところ、太刀が白いオーラを纏っていた。

 

それと同時にドクンッと心臓が鳴り響いた。

 

そして頭の中に何かが閃く。

 

 

カケル「はあぁぁぁっ!!」

 

 

出せる限りの叫びで一歩手前に退き、一段、二段と回転斬りを決める。

 

そしてラギアクルスの後ろに回り込んだ後、太刀をしまうと同時に無意識に口を挟む。

 

 

カケル「桜花……気刃斬!!!」

 

 

叫び終わると遅れてラギアクルスからザシュッ!!ザシュッ!!と斬られた音が響く。

 

 

ラギアクルス『オォォッ!!?』

 

 

斬られた個所が脚だったのかラギアクルスが転倒した。

 

だが、それでも攻め手を緩めない。

 

 

カケル「まだだぁ!!」

 

 

今度はラギアクルスの身体を踏み付け、高く飛翔するして抜刀する。

 

この時、太刀の色が黄色になっていた。

 

そして空中で気刃斬りをした後、着地同時に気刃大回転斬りを見舞い、色が赤へと変色する。

 

この時、何故ブシドーとエリアルが同時に使えたのか謎であったが、それは後で考えるとしよう。

 

今は、こいつを何とかしないと……。

 

 

ラギアクルス『グオォォォォッ!!!!!』

 

カケル「くっ……!!」

 

 

流石の連撃を食らい、ラギアクルスが怒り始めた。

 

と、同時に右手が赤く光出した。

 

これは……スキルの一つである【挑戦者】か?

 

 

ラギアクルス『グオォ……』バチバチバチ…

 

カケル「っ……!!」

 

 

ラギアクルスの背中に雷が集中してる。

 

明らかに何かしてくるようだ……!!

 

 

ラギアクルス『グオオォォォォォォォーッ!!!!!』バチィッ!!

 

カケル「おわあぁっ!!?」

 

 

それは大放電だった。

 

周りが雷爆に包まれ、行動が読めない俺は被弾してしまい、空中へ放り投げ出された。

 

そしてそこに生えていた鍾乳洞の柱に激突する!

 

 

カケル「ガハッ……!!」

 

 

口から血を吐き出す……!

 

クソッ……痛ぇ……!!

 

 

カケル「だが……!!」

 

 

太刀を杖代わりにして立ち上がる。

 

足と手は震え、背がダラリと下に俯いてる。

 

それ故、額から流れる血が地面に浸たる。

 

 

カケル「俺は……諦めん!!」

 

 

俺は確かにハンターではない。

 

だが、自分のプライドなのか諦めたくなかった。

 

もし、敗れたとしたらタマミツネが死ぬだろう……。

 

勝算はない……だがやらねばならない……。

 

その気持ちの方が大きかった。

 

 

カケル「くそっ……!」

 

 

ラギアクルスを鋭く睨みつけるが、身体が言うことを効かない。

 

たった一撃を食らっただけでこのザマだ……。

 

 

ラギアクルス『グオォォォォッ!!』

 

 

そしてラギアクルスはトドメを刺すと言わんばかり、口に雷を溜め込む。

 

ああ、またあれを仕掛けてくるのか。

 

直撃したら……多分死ぬな、俺。

 

 

ラギアクルス『グオオォォォォォォォーッ!!!!!』

 

そしてラギアクルスがブレスを吐き……

 

 

 

 

 

 

 

タマミツネ『フオォォォォー!!!!!』

 

カケル「っ!?」

 

 

出したところ、タマミツネが俺を庇うかのように前に出て、尻尾でブレスを弾いた。

 

 

タマミツネ『シャアアァァァー!!!』

 

ラギアクルス『グオォッ!!』

 

 

そしてタマミツネは再びラギアクルスと絡み付く。

 

その最中、タマミツネは俺の目を見る。

 

……言葉がなくともわかる。

 

今のうちだ、ということだろう。

 

 

カケル「なら……!!」

 

 

最後の力を振り絞って、走り出す。

 

気刃ゲージは辛うじてまだ残ってるが、大回転斬りを決めるのもギリギリな状態だった。

 

だが、決めてやる……!!

 

 

カケル「うおぉぉぉぉぉっ!!!」

 

 

身動きの取れないラギアクルス目掛けて俺は気刃コンボを繰り出す。

 

気刃ゲージが下がるのが分かるが強引でもやってやる!!

 

……ここだ!!

 

 

カケル「気刃大回転斬りぃ!!」

 

 

攻撃は直撃!!

 

尻尾が切り落とされた……!!

 

 

ラギアクルス『ガアァァァッ!!?』

 

 

その衝撃により、ラギアクルスは大きく前進し、怯む。

 

ゲージは既に空。

 

まさにギリギリである。

 

 

ラギアクルス『グルルル……!!』

 

 

部が悪いと思ったのか、ラギアクルスはこちらに一睨みした後、去っていった……。

 

 

カケル「はぁ……!!はぁ……!!」

 

 

と、取り敢えず撃退に成功したようだ……。

 

せ、折角だし尻尾を剥ぎ……。

 

 

カケル「うっ……!!」

 

 

あ、ダメだこれ。

 

疲れと痛みが一気に来て体が前に……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠退く意識の中、最後に目にしたのは一人の少女と数匹の獣人が俺を運ぶところだった……。




アルカニス「ちょっと主様!?」


何かな?


アルカニス「何かな?じゃありませんよ!?何ですかあのラギアクルスは!?あれ完全にオリジナルですよね!?」


うん、そうだよ。

注意書きに書いてあったじゃん。オリジナルありって。


アルカニス「もし批判とか来たらどうするんですか!?」


心折れてこの小説書かないことにしよう。


アルカニス「これは酷い……」


ちなみに、あのラギアクルスは二つ名個体【冥雷王(めいらいおう)】と命名してます。


アルカニス「説明してる場合ですか!?」


いや、俺も覚悟してやったんだよ。でもやりたかった。以上。


アルカニス「理由になってません!!」


それでは次回にお会いしましょう。


アルカニス「コラァ!!無視すんなっつってんだろぉぉぉ!!!」


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