異常なまでの恐怖症   作:アルスDQ

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どうもアルスDQです!
今回はいよいよあの人が登場!
ここからどうなっていくのか…
では行ってみよー!


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もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

case34 乱入者

 

「じゃあ、少し休憩してからにしましょう。適度に休憩することも大事だわ。」

 

「そうだな…。」プルプル

 

「わかったよ!」

 

ギィィィ

 

「あ、テニスしてんじゃん、テニス!」

 

(誰…?)

 

「あなたと同じクラスの三浦優美子さんよ。知らないの?」ボソボソ

 

「基本的に女性は怖くて名前覚えられないから印象に残ってるのぐらいしか知らない…」プルプル

 

「ねえ、戸塚ー。あーしらも遊んでいい?」

 

「三浦さん、僕別に遊んでるわけじゃなくて・・・練習を」

 

「え?なーに、聞こえないんだけどー?」

 

「わ、悪いがここは戸塚が許可をもらって……」ガタガタ

 

「はあ!?何あんた!部外者が勝手に割り込んで来るなし!今は戸塚とあーしが話してるのに話しかけんなし!マジキモ!本当にキモ!それに男ならもっとシャキシャキしゃべろし!全然聞こえないんだけど!マジキモい、なんだったら死んでくれる?その方がみんな嬉しいと思うからいいんじゃない?」ケラケラ

 

「」

 

バタッ

 

「え、比企谷君!?比企谷君!」

 

「しっかりして比企谷君!」

 

「…息してない!?比企谷君しっかりして!」

 

「ちょい優美子、いくら何でもいいすぎじゃね!?」

 

「はぁ?どこがだし!戸部うっさい!」

 

「」ガタガタ

 

 

比企谷八幡は耐えきれず倒れてしまう。

 

雪ノ下雪乃と戸塚彩加は彼を必死に助けようとする。

 

三浦優美子は自分が絶対だと常に思っている。

 

葉山隼人はもう自分の安否しか考えておらず、この後起きることから青ざめている。

 

 

case35 乱入者2

 

(ど、どうしましょう…、このままだと比企谷君が…は!たしか比企谷のバッグには!)

 

「戸塚君!比企谷君のバッグの中からAED持ってきて!」

 

「うん!」タタタッ

 

「あとは…」

 

「っん…」

 

フゥ…

 

「っん…」

 

フゥ…

 

「…!…!」

 

ドンドン! ドンドン! ドンドン!

 

「雪ノ下さん!持ってきた!」

 

「!すぐに用意して!…よし!離れて!」

 

バンッ!

 

「…げほっ!?」

 

「「比企谷君!」」

 

「息を吹き返したよ!」

 

「ええ!これでひとまずは安心だわ。戸塚君は比企谷君を見ていてくれる?」

 

「任せて!」

 

 

比企谷八幡は息を吹き返した。

 

雪ノ下雪乃は彼を助けるために無我夢中で心肺蘇生を行う。なお、これがファーストキスでもあるが、本人は気がついていない。

 

戸塚彩加は彼が息を吹き返したのを見て安心する。

 

 

case36 2-Fの男子達

 

「ああ、眠いな…」

 

「そうだなー」

 

ガラガラ

 

「おい!お前ら大変だ!比企谷が倒れた!」

 

ガタッ!

 

「なんだと!」

 

「なんでも三浦がやったらしいが…」

 

「あの野郎!おいお前ら!すぐに行くぞ!」

 

「「「「「「おうー!」」」」」」

 

 

彼らは彼のことになると団結力がすごい。

 

 

case37 乱入者3

 

「あなた何をしてくれたの…」

 

(よくも比企谷君を…許さない!)

 

「は?勝手にあいつが倒れただけじゃん!あーし何もしてないしー?それにあんたいきなりなに?部外者は引っ込んでろし!今あーしは戸塚と話してるから邪魔するなし!」

 

「私たちは関係者よ。戸塚君から練習に付き合ってくれと正式に依頼されたのよ。ちゃんと私たちもこのコートの許可は取っているわ。あなたたちは取っているのかしら?」

 

「意味わかんないこと言うなし!あ、じゃあ部外者同士で勝負で勝った方がテニスコートが使えるって言うのはどう?あ、めちゃくちゃあーし冴えてる!」

 

「それはこちらにメリットがないわ。」

 

「あ、負けるのが怖い?それに戸塚が練習したところで大して変わらないのになんでやってるの?意味ないことやっても無駄だからさっさとあーしたちにコートよこすし!」ケラケラ

 

「っ!」ジワッ…

 

(…どうしてくれようかしら?この猿、比企谷君を傷つけた上に戸塚君まで馬鹿にして…。捻り潰そうかしら?)

 

プチっ!

 

「おい…今なんつった…?」

 

 

とてつもないプレッシャーがテニスコート全体を支配した。

 


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