今回はチェーンメール編ですね!
どうなることやら…
ではどうぞー!
もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…
case52 葉山隼人
「どうぞ…。」
ガラガラ
「すまない。ここが奉仕部でいいのかな?」
「あ、隼人君だ!やっはろー!」
「あ、うん。結衣が入った部活ってここだったんだ…」
「うん!そうだよ!」
(…だとしたら前にテニスをしたときに結衣がいなかったのはなんでだ?たしかそのときには部活に入ったと聞いていたはず…。でも、結衣だからわからないな…)
「で、雪ノ下さんと…!?」
「どうした葉山?」
(な、なんで比企谷までいるんだ!?雪ノ下さんはまだいいとして結衣がいて大丈夫なのか!?いや、多分大丈夫じゃないだろうな、結衣だし。とにかく平常心、平常心…)
「い、いやなんでもない!大丈夫だ。」
葉山隼人は彼がいることに驚くが、平常心を保とうと必死になる。
case53 葉山隼人2
「それで早く用件を言ってもらえないかしら葉山隼人君?」
「あぁ実はこれのことなんだけど・・・・・・・」
スッ
『戸部はカラーギャングの仲間とゲーセンで西校狩り』
『大和は三股している最低の屑野郎』
『大岡はラフプレーで相手校のエース潰し』
「これはチェーンメール?」
「あー、最近クラスで流れてるやつじゃん!」
「ああ、最近送られるようになって、それからクラスの雰囲気が悪くなっているんだ。それに俺の友人の悪いことを言われるのは腹が立つからな。」
「だから止めたいんだけどどうかな?」
「つまり事態の収拾を図ればいいのよね?」
「ああ、そうだね。出来るかな?」
「あたしもやるやる!それちょーうざいしね!」
「比企谷君は…どうかな?」
「別にいいぞ…」
「本当かい!ありがとう!」
比企谷八幡は彼からの依頼を聞く。
雪ノ下雪乃は彼が少し比企谷八幡を見て震えてることに首を傾げる。
由比ヶ浜結衣は多分チェーンメールの意味が分かってない。
葉山隼人は彼が受けてくれて安心する。
case54 葉山隼人3
「それでそのメールが来るようになったのはいつ頃かしら?」
「確か、先週だったかな?そうだよな結衣?」
「え、そうだっけ?覚えてないや。」
「「「…………」」」
「そ、それで先週はクラスで何かなかったかしら?」
「い、いや、特にそれと言って無かったと思うよ。そうだよな、結衣?」
「うん、特に何もなかったよ!」
「いや、職場見学…」ガタガタ
「そういえば職場見学のグループ分け!あ
もしかしたらこの3人の中の誰かが…」
「そ、それはない…」ガタガタ
「な、なんでだし!職場見学はさ3人1組だから1人余っちゃうから残りそうな1人が…!」
「だ、だって調べたし…」ガタガタ
「「「え?」」」
「く、クラスでそんなの流れてるのもあれだから、クラスの男子の携帯の履歴とか全部調べて見たけど男子ではなかったから…」ガタガタ
比企谷八幡はやることが早い。
雪ノ下雪乃は彼のスペックを改めて知る。
由比ヶ浜結衣はよく分かっていない。
葉山隼人は彼を敵に回したらやばいと改めて思う。
case55 葉山隼人4
「つまりどういうことかしら?」
「男子ではなく、流したのは女子ということだな…」プルプル
「え、じゃあもう犯人分かってるの?早く教えろし!」
「わ、わかってない…」ガタガタ
「はぁー!?意味分かんないし!ヒッキー調べたんでしょ!?」
「じょ、女子の携帯の履歴なんて調べられるわけない…。お、俺の悪口や嫌がらせとかがあったらどうするんだ…」ガタガタ
「はぁ!?別に履歴だけじゃん!」
「まあまあ、結衣落ち着いて…」
「隼人君は黙ってるし!」
「あ、うん。ごめん…」
「とっとと、ヒッキー調べるし!」
ギュッ
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「え?」
「由比ヶ浜さん何をやってるの!?彼の腕を早く離して!」
「結衣!彼から手を離すんだ!」
「あ…」
「怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い…!!!!!」
バタッ
「比企谷君!比企谷君!」ユサユサ
「しっかりしろ!比企谷!」ユサユサ
「」白目
比企谷八幡は彼女に腕を掴まれ錯乱し気絶する。
雪ノ下雪乃は倒れた彼に必死に呼びかける。
由比ヶ浜結衣は自分がしでかしたことを理解していない。
葉山隼人は彼の意識を必死に呼び戻そうとする。