今回は比企谷家のお話です!
ではどうぞー!
もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…
case4 比企谷小町
「Zzz…」
タッタッタ…
「Zzz…、ん?あ…さ?」
ガチャ
「お兄ちゃんおはよう!」
「!?ああ…おはよう。」ビクッ
「うん♪今日もお兄ちゃん自分で起きれてるし小町的にポイント高い!」
「そ、そうか?」
「うん♪あ、朝ご飯できてるから下に行ってていいよ!」
「おう…」
スタスタスタ…
「…本当は女の人がいると安心して眠れないからなんだよね。今日だって小町が近づいてきたので身体が反射的に反応しただけ。あの屍どものせいで…お兄ちゃんは!」ギリッ!
スタスタスタ…
比企谷八幡は女性が近づいて来ると実の妹でも安心して寝ることができずに起きてしまう。
比企谷小町は兄をこんなにしたもの達に更なる激しい怒りを抱いていた。
case5 比企谷小町2
「おお、今日も美味そうだな。」
「なら作った甲斐があって良かったよ!さあ、食べよ食べよ。」
「ああ。」
「「いただきます!」」
「なら、小町から。…ん、我ながら上出来かな。」
「いつも悪いな小町…。」
「いいって、言わない約束でしょ?ほら食べて食べて!」
「あ、ああ。…うん、さすがは小町だな。美味いぞ。」
「それなら良かったよ、愛情たっぷり入れたからどんどん召し上がれ!」
「ん…」もぐもぐ
(お兄ちゃんが美味しいと言ってくれて嬉しいな♪お兄ちゃんはあの時から女性が作った料理は、その作った張本人がお兄ちゃんの目の前で食べたものじゃないと一切食べられなくなった。小町の作った物はどれか1つ小町が食べたら食べれるけど。他は…。)
比企谷八幡は過去の心の傷により女性が作った料理を食べる前にその作った張本人が目前で食べた後からでないと食べられない。例え、それが妹だろうとも。
比企谷小町は兄が喜んでくれて嬉しく思い、兄をとても心配している。
case6 比企谷小町3
「おい、小町そろそろ行くぞ。」
「ほいほいさー!」
「ほれ、早く。」
「ちょっと待っててー!…よし!いいよ!」
「ん。」
ガチャ
「よし、小町乗れ。」
「お、お兄ちゃん大丈夫?」
「何言ってんだ今更。ほら行くぞ。」
「う、うん。」ギュッ
ビクッ
「よ、よし行くぞ!」ガクガク
(怖い怖いでも小町は妹怖くない怖い怖いでも小町は妹怖くない怖い怖いでも小町は妹怖くない怖い怖いでも小町は妹怖くない怖い怖いでも小町は妹怖くない怖い怖いでも小町は妹怖くない怖い怖いでも小町は妹怖くない怖い怖いでも小町は妹怖くない…)ガクガク
(お兄ちゃん…ごめんね。そしてありがとう。頑張って!)
比企谷八幡は例え妹だろうと女性に触れられるのが怖い。しかし、妹のために彼は自転車を漕ぐ。
比企谷小町は申し訳ないような気持ちでいっぱいだが、兄の姿に何も言えず、心の中で感謝と応援をする。
case7 比企谷白良(比企谷母)
タッタッタ
「お兄ちゃん朝だよ!…って、またお母さんお兄ちゃんの部屋で寝てるの!?」
「…ん、おはよう小町。」
「おはようお兄ちゃん!で、なんでお母さんまたお兄ちゃんのベッドで寝てるの!?」
「えぇ…、いいじゃん。疲れた身体にはハチマン成分が私には必要なの。ねぇ、八幡?」
「お、俺に聞かれても…。それに母ちゃん、胸当たってるって…。」
「当たってるってんじゃなくて、当ててるのよ?」
「あー、もう!お母さんは早く自分の部屋に言って着替えてきて!お兄ちゃんは顔洗って下で待ってて!」
「おう…」
スタスタスタ
「はーい」
スタスタスタ
「…なんか最近お母さんがお兄ちゃんの部屋で寝ることが普通になりつつある気がする。それになんでお母さん、毎回下着姿なの…?」
比企谷八幡は母親だけはなぜか恐怖症の対象ではなく、怖がらない。そして唯一安心して接することができる存在である。
比企谷小町は母親の行動に疑問を感じる。
比企谷白良は息子大好きで、一緒によくベッドで寝ることでハチマン成分を補充する。そして、八幡の敵には一切容赦しないのだ。