異常なまでの恐怖症   作:アルスDQ

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どうもーアルスDQです!
今回はいよいよ八幡たちと雪乃が合流しますがどうなることやら…

ではどうぞー!


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もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case104 迷子

 

《ただいま工事中につき通行止め》

 

「あれ、また行き止まりだわ。さっきから何度もある気がするのだけれど…」スタスタ

 

《ただいま工事中につき通行止め》

 

「また行き止まり…」スタスタ

 

《ただいま工事中につき通行止め》

 

「また…、そうなるとこっちしか行けないじゃない…」

 

「この調子でちゃんと着けるのかしら…?」

 

スタスタ

 

(そうだよー!その調子だよ雪乃ちゃん!そのまま進めば目的地まで行けるからね!雪乃ちゃんが辿り着けるように看板置いたり、テープ貼ったりお姉ちゃん頑張るよー!)パシャパシャ

 

(でも、雪乃ちゃん…方向音痴にも程があるような気がしするのは私の気のせいかな…?)パシャパシャ

 

 

雪ノ下雪乃は極度の方向音痴である。

 

雪ノ下陽乃は妹がちゃんと目的地に辿り着くよう仕掛けをしている。

 

 

case105 迷子2

 

「八幡、今度はどこに行く?」

 

「なら次はあっちの猫のところに行ってもいいか?カマクラ…うちの猫に何かないか見たくてさ?」

 

「うん!いいよ!」

 

「ならあっちに…?」

 

「どうしたの八幡?」

 

「あ、あそこ…」

 

 

『次はどっちに行けばいいのかしら…?』

キョロキョロ

 

 

「あれって雪ノ下さんだよね?」

 

「だ、だよな…」

 

「もしかしたら道に迷っているのかな?地図見ながら何か探しているようだし。」

 

「あ、ああ。そうかもしれないけど…」

 

「うん、なら雪ノ下さんところに行って教えてあげようよ!一緒に見れば場所わかるかもしれないし!」

 

「あ、ああ…」

 

「あ、でも…八幡が駄目そうなら無理しなくてもいいからね。僕だけで行って八幡が待ってるでもいいけど…?」

 

「いや、大丈夫…。それに雪ノ下は他のやつらと違うからな…」

 

「そっか…、なら行こう!」

 

「おーい!雪ノ下さんー!」フリフリ

 

 

戸塚彩加は比企谷八幡のことを考えている。

 

比企谷八幡は雪ノ下雪乃が他の人と違うことを知っている。

 

 

case106 迷子3

 

「次はどっちに行けばいいのかしら…?」

キョロキョロ

 

 

『おーい!雪ノ下さんー!』フリフリ

 

 

「この声は?あれは戸塚君に…比企谷君!?」

 

(どうして戸塚君と比企谷君がここに?でも、休日に比企谷君と会えるなんて今日はついてるわね!)

 

「こんにちは雪ノ下さん。」

 

「よ、よう雪ノ下。」

 

「ええ、こんにちは。それにしても2人はどうしてここに?」

 

「僕はテニスフェアがここでやっているから来たんだ。」

 

「お、俺は本を買いに…」

 

「そうだったの…」

 

「雪ノ下さんはどうしてここに?」

 

「えっと、実はここに行くつもりだったのだけれど少し迷ってしまって…」ピラッ

 

「これって…」

 

「ゆ、雪ノ下は動物が好きなのか?」

 

「え、ええ。動物というより猫が好きなの。犬は苦手なのだけれどね。」

 

(小学生の頃、あれに何度靴を隠されたか…、さらに私が犬の周りに行くとなぜか吠えるし…。高校の入学式でもあの犬が飛び出して来なければ比企谷君も怪我することもなかったのに!)

 

 

比企谷八幡と戸塚彩加は迷子のゆきのんを発見する。

 

雪ノ下雪乃は犬が苦手である。

 

 

case107 迷子4

 

「ふぅ…、さすがに看板やテープ貼るのも疲れてきたよ〜。雪乃ちゃんの方向音痴っぷりはすごいね…。」

 

「あれ?そういえば雪乃ちゃんは?」キョロキョロ

 

 

『ゆ、雪ノ下は動物が好きなのか?』

 

『え、ええ。動物というより猫が好きなの。犬は苦手なのだけれどね。』

 

 

「お、あそこにいるな〜。と、雪乃ちゃんに他に誰かいるけど…」

 

(男の子と女の子が1人ずつ…。女の子の名前はわからないけど、男の子の名前は確か比企谷八幡君だったかな?そういえば最近の写真を見るとよく写ってる気も…)

 

(でも、少しどんな子か気になるから話しかけてみよっと!)

 

「おーい!雪乃ちゃーん!」

 

「!?ね、姉さん!どうしてここに…?」

 

「いやー、ちょっとね。」

 

「雪ノ下さん、この人は?」

 

「…雪ノ下陽乃、私の姉よ。」

 

「どうもー!ご紹介されました、雪乃ちゃんのお姉さんだよー!そして…」ズイッ

 

「!?」ガタガタ ブルブル

 

「君が比企谷八幡君かな?」

 

「あ、は、はい…」ガタガタ ブルブル

 

「ふーん…、そっかそっか!よろしくね!」

 

(あ、なんかほっぺた柔らかそう…ちょっとつついてみよっかな♪)

 

ツンツン

 

「あ、姉さん!彼に触っては!!」

 

「へ?」

 

「ぎぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

「」

 

「仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い仮面怖い…!!」

 

カクッ

 

「え、八幡!八幡!」ユサユサ

 

「」白目

 

「比企谷君!?比企谷君!姉さんも手伝…姉さん?」

 

「私が拒絶された…?この雪ノ下陽乃が拒絶…?この私が男に…」ボソボソ

 

「ね、姉さん…?」

 

「嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘…」ボソボソ

 

カクッ

 

「姉さん!姉さんしっかりして!姉さん!」

 

「」気絶

 

 

比企谷八幡はやはり気絶する。

 

戸塚彩加は彼に必死に呼びかける。

 

雪ノ下雪乃は姉の様子に驚き、必死に呼びかける。

 

雪ノ下陽乃は人生で初めて男性から拒絶され、大変大きなショックを受け気絶する。

 

 

 


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