もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…
case117 期末テスト
「そういえざそろそろ期末テストね、比企谷君と由比ヶ浜さんはテスト勉強は捗っているのかしら?」
「い、一応…」ガタガタ
「うん!やってるよ!」
(由比ヶ浜さんのこの反応大丈夫かしら…?凄い心配なのだけれど本人が大丈夫と言っているならいいわね)
「ゆ、雪ノ下はしているのか?」ガタガタ
「ええ、姉さんも教えてくれるから。…それにしても勉強するときはなぜか姉さんの部屋でやったことないのはなぜなのかしら?毎回私の部屋でやるのだけれど…」
「そ、そうなのか…」ガタガタ
「まあ、そこは特には気にしていないのだけれど…。これが終わったら1学期も終わりだから少しはのんびりできそうね」
「そ、そうだな…」
「あ、そうだ!ゆきのんまた一緒に勉強しない?ヒッキーもやろう!」
「お、俺今日は戸塚と材木座と勉強する約束しているから…」
「私は今日、川崎さんに勉強を教える約束しているからまた今度で」
「そっかー、なら優美子とやるから今日は帰るねー!じゃあねー!」
ガラガラ
「…最近思うのだけれど、なぜ由比ヶ浜さんはここの部活にいるのかしら?」
比企谷八幡は戸塚彩加と材木座義輝と勉強をした。
雪ノ下雪乃は川崎沙希に勉強を教える。
由比ヶ浜結衣は三浦優美子と勉強会をしたが、結果そこまでしなかった。
case118 雪ノ下陽乃3
「このカメラで雪乃ちゃんの写真を今までよりも綺麗に鮮やかにこっそりと…」
「そ、それと比企谷君のも///」
コンコン
「陽乃、少しいいかしら?」
ガチャ
「なにお母さん?」
「いや、ちょっと気になることがあって…そのカメラどうしたの?自分の買ったの?」
「あ、違うよ〜。これ白良さん、比企谷君のお母様からテスターを引き受けたかんじで気になった点とか教えてほしいって言われてもらったんだよ」
「なるほど…!?え?陽乃、今白良さんって言いましたか!?」
「う、うん。そうだけれど…?」
「な、なら白良さんに失礼なこととか言ってませんよね!?それか八幡さんを傷つけた行動とかとってませんよね!?」
「あ、少し比企谷君のほほをつついちゃって…」
「」
「お、お母さん大丈夫だから!ちゃんと比企谷君にも謝罪したし、白良さんにも謝罪して許してもらったから!」
「よ、よかった…。ちなみに陽乃、あなたから見てどうでしたか白良さんは…?」
「そうだね…もう身体中がすぐにこの人には絶対に勝てないって思ったぐらいやばかった…。今は大丈夫だけど、最初は凄く怖かった…」
「そう、それがわかっているならいいわ」
「ねえお母さん、白良さんってそんなになの…?」
「ええ、彼女は…」
「私の前の前の当主、つまりあなたの曽祖父母である2人を雪ノ下家から永久追放したのだから…」
雪ノ下陽乃は部屋でカメラを確認する。
雪ノ下冬乃は娘を心配する。
比企谷白良はやはり謎である。