もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…
case124 平塚静3
ガラガラ
「おー、邪魔するぞー」
「ひ、平塚先生…」ガタガタ
「平塚先生、ノックしてくださいといつも言ってるのに…」
「おー、すまんすまん…」
「で、何か?」
「お、そうだった。実は夏休みに小学校の林間学校のボランティアがあってな、君達に頼みたいと思ったんだが…」
「ボ、ボランティア?」ガタガタ
「ああ、2泊3日で千葉村で行う。内申にも色がつくし、進学するときにも体験談として使えるかもしれんな。どうだ?」
「私は、別にいいですが…」チラッ
(比企谷君のご両親がどう言うか…もしかしたら平塚先生の身に危険が!?)
「あ、ああ…比企谷のご両親にはもうすでに話してあるから心配しなくてもよい。別にボランティアだからって無理に小学生と関わりを持たなくてもいいし、裏方とかで手伝ってくれれば充分だ。ど、どうだ比企谷?」
「わ、わかりました…。裏方でいいならだ、大丈夫です…」ガタガタ
「ほっ…、よかった。私も命かけた甲斐があったもんだ…」ボソボソ
「平塚先生、何があったんですか…」
「ん?比企谷の家に行って話してきた」
「」
「インターフォンを押して玄関に入ろうと一歩踏み出した瞬間、体が硬直するようなプレッシャーがきた…。なんとかなったが、一つでも間違えてたら危なかったかもな…」
比企谷八幡と雪ノ下雪乃はボランティアに参加することが決まった。
平塚静は彼らに提案をした。
case125 戸塚彩加12
「ボランティアか…、どうしようかな」
「あ、八幡!」
「お、戸塚か!どうした?」
「なんか今、ボランティアって聞こえたから気になって…」
「ああ、夏休みに小学校の林間学校のボランティアに参加することになったんだけど…」
「へぇー、ボランティアかぁ。どんなことするの?」
「ああ、まだ具体的には分からないんだがカレーを作るの手伝ったり、キャンプファイアの木を組み立てたりもやるらしいな」
「そうなんだ!…ねぇ、これって僕も参加できるのかな?」
「たしか、できたと思ったけど詳しくは掲示板に載ってるとか言ってたな」
「わかった!じゃあ、確認してくるよ。あ、参加できるなら材木座君も誘ってみるよ」
「おー、わかった」
比企谷八幡は戸塚彩加にボランティアの話をする。
戸塚彩加はボランティアの話を聞いて詳細を見るために掲示板へと向かった。
case126 比企谷小町7
「今日はカレー♪大好きなカレー♪みんな大好きカレー♪」
「お母さんからの買い物リストは全部買ったし、オーフィスちゃんのお菓子も買ったし、あとは帰るだ…け?」
「こ、これはお兄ちゃんが好きなMAXコーヒーの新商品!まずは、写真撮ってと。とりあえず3本ぐらい買っておこうかな。お母さんも多分飲むし」
「うんうん♪これで本当にうちに帰るだけだね!」
ガシッ!
「待ちな!お前、比企谷白良の娘だな!」
「…なんですか?私は今から家に帰るところなんで、失礼します」
「いやいや、帰さねえぜ?比企谷白良のせいで俺たちの世界はめちゃくちゃだ!お前には 人質になって比企谷白良を誘き寄せる餌になってもらうぜ!そして比企谷白良に復讐してやる!」
「嫌ですけど?もう時間が惜しいので帰ります 」
「くっ!なめやがって!お前ら殺さない程度にやっちまうぞ!大人しく捕まりやがれ!」
「「「「覚悟しろ!」」」」
「………」
パンッ!
バタッ バタッ バタッ バタッ バタッ バタッ
「なっ…!て、てめぇなにしやがった!100人はいた俺の部下たちを一瞬で!幽波紋や超能力、魔術、顕現装置などを持っているのにも関わらずだと!?」
「っていない!?」
「後ろです」
「なっ!?」
トンッ!
「」
バタッ
「あ、電話だ。…あ、お兄ちゃん♪…うんうん!そうそうなんとね、MAXコーヒーの新商品があってね!」
比企谷小町は買い物をし終えて家に帰宅した。
なお、比企谷小町は弱くない。
彼女は…
比企谷白良の娘である