異常なまでの恐怖症   作:アルスDQ

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どうもアルスDQです!
なんだかんだの3話目!
クッキー編!では行ってみよう!


3

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case8 クッキー

 

「というわけで家庭科室に来たわ。さっそくクッキー作りを開始しましょう。」

 

「おー!」

 

「なあ、俺いらないからか、帰っていい…?」ガタガタ

 

「それなら…、比企谷君は味見をお願いできるかしら?それなら大丈夫でしょ?」

 

(これなら比企谷君は離れていても問題ないし、私たちに触れることもないから大丈夫なはずよ!)

 

「ひぃっ!?あ、味見か…?それはお、俺が先に食べるということ…?」ガタガタ

 

「えぇ、そうなるわね。」

 

「…無理。」ガタガタ

 

「え?」

 

「女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い女子味見最初怖い…」ガタガタ ボソボソ

 

「え、何言ってるの!?女の子に作ってもらって普通嬉しいでしょ!ヒッキーマジキモいし!」

 

「」

 

「由比ヶ浜さん、早く比企谷君に謝って!」

 

「え?」

 

「俺はキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモいキモい…」ガタガタ

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

カクッ

 

「比企谷君!?ねぇ、比企谷君起きて!?」

 

「」白目

 

比企谷八幡はストレートにキモいと言われたことでかなり傷つき、防衛反応として気絶。

 

雪ノ下雪乃は由比ヶ浜結衣の彼に対していきなり罵倒した言動についてキレ、彼に必死で呼びかける。

 

由比ヶ浜結衣はなぜ彼女に怒られたのか解らないが、自らの発言で彼が気絶したことにショックを受ける。なお、空気は読めなかった。

 

 

case9 クッキー2

 

「比企谷君、水ここに置いておくわね。」

 

「あ、ああ…」ガタガタ

 

「ごめんねヒッキー…、さっきいきなりキモいって言っちゃって。」

 

「い、いいんだ…。昔から言われてるから…。」

 

「…ねえ、比企谷君。教えてくれたらでいいのだけれどさっきはなんで無理と言ったのかしら?」

 

「あ、ああ…。実は昔、女子から味見だと言って食べ物食わされたことがあるんだ…。お、俺は嬉しくて食べてみたらゴキブリが入ってた。また、あるときは下剤、あるときは毒キノコ、あるときはムカデ、あるときは…」ガタガタ

 

「」

 

「」

 

「し、しかも食べないと無理やり食べさせて来て…。今じゃ女子の料理は相手が自分で食べてみたのを見ないと食べられない…。」ガタガタ

 

「え、じゃ、じゃあ家では…」

 

「一応妹に毎日作ってもらっているが妹が一口食べた後でないと食べられない…」ガタガタ

 

「」

 

「」

 

「ま、前なんて媚薬を飲ませて無理やりヤらせて警察に連絡しようとされたし…。理性で無理やり押さえつけてたら効かなくなったが…」ガタガタ

 

 

比企谷八幡は彼女らに理由を説明する。なお、彼には媚薬はもう効かない。

 

雪ノ下雪乃は彼の過去を聞き、それを行った者たちに激しい怒りを抱く。

 

由比ヶ浜結衣は彼の理由を聞き、自分の愚かさを初めて知った。

 

 

case10 クッキー3

 

「じゃあ、私が一度作って見るわ。由比ヶ浜さんは私が作るところをよく見ておいて。」

 

「わかった!」

 

トントン

 

「わあ、雪ノ下さん上手!」

 

マゼマゼ

 

「…」ガタガタ

 

ジュー

 

「さあ、もう少しでできるわよ。」

 

チン!

 

「さあ、できたわよ。」

 

「わあー!おいしそう!」

 

パクッ

 

「美味しい!!」

 

「そ、よかったわ。比企谷君も…、あ、先に私が食べた方がいいわね。」

 

「あ、ああ…。頼む。」ガタガタ

 

パクッ

 

「うん、まあまあね。これで食べられるかしら?」

 

「ああ、じゃあ…」ガタガタ

 

パクッ

 

「どうかしら?」

 

「ヒッキーこれ美味しいよね!?」

 

「…」

 

ジワッ…

 

「え、比企谷君!?」

 

「ヒッキーどうしたの!?」

 

「こ、こんな…家族以外の女子からもらった中で…。こ、こんなおいじいものだべだごとない…。美味い、美味い…。」グスッ

 

「…そ、それならよかったわ。」

 

「ありがとう雪ノ下…」ニコッ

 

ドキッ!

 

「!?えぇ…」

 

(い、今胸がドキッてしたのは…何?)

 

比企谷八幡は初めて家族以外の女子からの料理で美味しいと感じ、彼女に感謝を言う。

 

雪ノ下雪乃は彼の笑った顔を見て胸が熱くなり、嬉しく感じる。

 

由比ヶ浜結衣は彼女のクッキーに負けないように練習したがその後も彼に食べさせるようなものはできなかった。

 


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