もし、比企谷八幡が極度の女性恐怖症だったら…
case147 千葉村2日前
「博麗さんは…「霊夢でいいわよ」霊夢さんはいつから…?さっきまでいなかったと思ったんですけど…3」
「今来たばかりよ、…5」
「7♪」
「え?でもここヘリの中で今飛んでるし…どうやって?…8切り、9」
「…そこらへんはあまり詮索しないでくれると助かるわ。見たところ陽乃は『普通の人間』だし…陽乃『は』、ね…J、Jバック」
チラッ
「7♪どうしたの霊夢ちゃん?」
「なんでもないわ…、はぁ…」
「わ、わかりました。ちなみに霊夢さんも白良さんに?…5」
「まあ、そういうこと…8切り、9の革命」
「そうそう♪…6の革命♪」
「それより!ちゃんと報酬は出るんでしょうね!ここ3日間ぐらいまともにご飯食べてないんだからこちとら死活問題なのよ!」
「酒とお肉でよかったわよね〜♪ちゃんと用意してるから安心して♪あ、陽乃ちゃんも何か欲しいものあったら遠慮なく言ってね♪」
「ならいいけど…、ああ、お腹減った…」
「あ、霊夢さん…よかったらチョコレートありますけど食べま「いいの!?食べる!」あ、どうぞ…」
もぐもぐもぐ…
「はぁ〜生き返るわ。これで1日は保ちそうだわ〜」
「チョコレートで1日…、普段何食べてるですか…?」
「雑草の天ぷら、雑草のお浸し、雑草の味噌汁…?」
「えっ…」
「えっ…?」
少女たちは大富豪をしている。
case148 千葉村2日前
「それで白良、今回私…と陽乃を呼び出した用件は?」
「ん?まだ説明してなかったね♪」
「そういえばこのヘリってどこに向かっているかも聞いてなかった…。白良さん、今どこに向かっているですか?」
「ふふふ…それは…」
「「それは…?」」
「はい、モニターに注目〜♪ここね♪」
「ここってたしか、雪乃ちゃんたちが明後日行くって言っていた…」
「陽乃知ってるの?」
「あ、はい。雪乃ちゃん…私の妹が行く予定の場所でその名前は…
『千葉村』」
少女たちは千葉村へとヘリで向かっていた。
case149 千葉村2日前
「…で、その『千葉村』とやらのところに私たちが向かうわけは何かしら?」
「掃除…かな?」
「「掃除…?」」
「うん♪八幡が行ったときに何か危ないものや不審なもの、人が落ちていたら危険でしょ?」
「な、なるほど…?」
(ん…?あれ、人って言わなかった?まあ、気のせいか…)
「あとなぜか、落とし穴や罠とかがあるって聞いたからその撤去かな?」
「罠…ねぇ…」
「陽乃ちゃんと霊夢ちゃんは一緒行動してもらうかたちね♪。危ないものや不審なものがあったら回収、落とし穴や罠とかがあったら私に連絡してくれればいいからね♪」
「わかりました!」
「わかったわ」
「あ、陽乃ちゃん。基本的に危ないものや不審なものを見つけたときは霊夢ちゃんに言って2人で回収してね。万が一のこともあるからね。報・連・相でよろしくね♪」
「はい!」
「ええ…、陽乃これ渡しとくわ」
「これは…お札ですか?」
「そう、まあ、お守りみたいなものだから大したもんじゃないけどね。念のためね…」
「ありがとうございます!」
「さて、そろそろかな♪あ、陽乃ちゃんそこにあるリュック背負って♪」
「リュック…?あ、これですか?よいしょっ…と!?け、結構重い…」
「うんうん♪ちなみに陽乃ちゃんスカイダイビングってやったことある?」
「え?ま、まあお母さんと一緒に一度だけならありますけど…」
「冬乃が教えてるなら大丈夫ね♪あ、パラシュート開くときはこことここを引っ張ってね」
「」
「場所はここでいっかな?ん?陽乃ちゃんどうしたの?」
「ま、まさか白良さん…これって…」
「そのまさか♪」
「」
「じゃあ、地上に着いたら連絡してね♪」
「え、ちょ、白良さんまっ『はい、ポチッと』て」
ポチッ
「え、ゆ、ゆか、ちょ、ま、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」
ヒュゥゥゥゥゥ……
「……」
「……」
「…はぁ、じゃあ私も行くけど、白良は…わかったわ」
「多分、大丈夫だけどパラシュート開かないとかあったらフォローよろしくね、『楽園の素敵な巫女』さん♪」
「はい、はい…さて、行くか…『結界・解除』!」
少女たちは上空から千葉村へと降下していく。
「なっ!まさかヘリで着地するわけでなく、そのまま降りるとは!」
「ちっ!だとしたらヘリポートに仕掛けていた爆薬が無駄に終わるじゃねえか!運のいいやつらだぜ!」
「ヘリから降りたのは2人か…?だが、この周囲には強力な結界が張ってある!もちろん上空にもだ!その結界に触れたら最後…!さて実物だな!」
バリィ!
「」
「」
「はっ!?結界が破壊された…だと!?どういうことだ!?誰の仕業だ!?」
「おい!あれ見てみろ!2人目に降りたやつの顔!」
「2人目…、ってあれは『博麗の巫女』だと!?どういうことだ!なぜ『外の世界』に来ている!?」
「そんなことしるかよ!幸いもう1人のほうはどうやらただの一般人のようだ!あっちをとにかく狙って」
トントン
「おい!どうした!」
「俺は何もしてないぞ!」
「なら、この空中で誰が…ヒィ!?」
「おい、どうし…….た…」
「」
「」
「あ、ぁぁ………」
「う、うそ…だろ…この短時間で…」
「た、頼む…た、たすけて…」
『ダ〜メ♪』
少女からは逃げられない…