貴方は英雄ですか? いえいえ。まだ一般ぴーぽーです 作:カルメンmk2
投稿ですよー。最近、真面目に書いたものでお気に入りが減るとどここまで減るのか逆に知りたくなる病―――という名の現実逃避に陥っていますww
ああ、あと来週の更新は絶望的ですので返信作業だけにします。みんなも資格試験で資格を取ろうね!!
ウォーシャドウや
もちろん。僕は勉強が嫌いだから聞いてないよ! すんません、嘘です。聞いてないのは本当だが、机上の空論、論より証拠、百聞は一見に如かず。なんていうのがあるようにリリルカの見識は有用性というか彼女なりの対策案がきっかりと出来上がっていた。
フロッグシューターは舌を撃ち出すとき、地上であれば動きを止めて狙いを定めようとする。ジャンプして撃ち出すときは露骨にそちらの方を凝視し続ける。撃ち出された舌は真っすぐにしか飛ばない。常に顔の向いている方向を意識しているといい。間合いは5メドルほど。
ウォーシャドウは特殊な攻撃方法こそないが、腕がおおよそ五割伸びる。全身真っ黒なため、暗闇に潜んでいると見わけが付きづらく先手を許すことになるから、武器を先に突き出すと反応してくる。足音もしないため不意打ちに注意。一体出てきたら、五体は出てくると気構える。
ゴブリンエリートについては、上層において一番最初に遭遇する支援型モンスターでゴブリンの大群を指揮している。効果は弱いが群れ全体に身体能力の強化魔法をかけ、ときには殺した冒険者の武器を使わせるなど危険度がかなり高い。時折、ゴブリンをウルフに乗せてウルフライダーというものを作る。
ウォーシャドウとゴブリンエリートの最後の項目はギルドでも教えないもの。確率などの問題扱いらしく、知らされない。これを聞いたらハーフエルフの講義も少し、如何かと思ってしまう。
いや、この辺りはこちらが質問を投げかけるべきものではないだろうか?
と、小言を言われたがゆえに苛立ちを紛らわすべく、明日のダンジョンをどう攻めるか考えている、今は無惨にも弱くなってしまった剣士、
穴の開いた屋根から時折差し込む月光が荒んだ心を癒してくれる。
外に出るかと思い、ギリシア調…………いや、ローマ調か? まあ、パルテノン神殿にあるような柱が崩れてできた天然のベンチもどきに座り込んで夜空を見上げる。
「―――――――どちらがいいんだろう」
目の前の切り開かれ、整備された自分の未来か。
あるいは―――――――遥かに先か。
目指すなら後者だ。自分が至ったのは現状は鳥まで。いつかは風に至るが、月へは至れない。風を知って死んでしまう未来しかない。
「――――わかんねーなぁ」
本当にどうするべきか? 自分の道を決めれるのは自分だけだが、その道程をああも見せつけられると挫けてしまいそうだ。
俺は好き好んで殺しを行うことはしない。手にかけたのは満身創痍の
空を見上げ、月を眺めていても答えなど見つかりはしない。
時雨永嗣は迷子だった。進むべき道を見失い、かつての誓いに縋り付く惨めな者だ。
短くも重い溜息を吐き出し、この陰鬱な気持ちも吐き出せないかと再び溜息をつく。思った通り、出るはずもない。
「………………いや………そこまで大人じゃないってことか」
若造である自分は、清濁併せ持てるほどには大人ではないということだろう。
衝撃的な記憶を注ぎ込まれ、人の醜さを叩き込まれ、自分の女々しさをさんざんと見せつけられる。容赦のない殺戮だって味合わされる。
連中は滅ぼしてもいいような下衆どもだ。記憶の流れからそれは理解できる。迷惑しかかけられない存在なのだから。
国を守るために戦った―――いや、やり過ぎたとしか言いようもないが大手を振って送り出したお前らが非難できるのかとも言いたい。身の安全のため、主義主張すら全部捻じ曲げた政治屋どもめ。
――――――どっちかというと、彼女の初恋が実ることがなくその喪失感をついて男女の仲に発展させた自分の浅ましさが認められないのだろう。
記憶の中で、彼女が寂しそうな
「―――――ある意味、逃げたかったんだろうなぁ。あんな表情を見るぐらいなら………」
心はガラスよりは硬いが刃のように欠けやすい。
――――――彼女とそういうことにならなかったら、俺はどうなっていたのだろうか?
「………いけないな。冗談でも考えるべきことではないよな」
ああ、自分に嫌気がさしてしまう。
けど、そう考えてしまうぐらいに彼は弱りきっていたのだ。
未だ調子の戻らぬままに、永嗣はダンジョンへと潜っていた。稼がねば食えないのは不変の常識である。自分は施しを得られる修行僧でもなく、統治者でもないのだ。
どんなに悩み事があろうと動けて戦えるのならやらないわけにはいかない。
そしてリリルカはフードの付いたマントを目深に被り、それなりの手際と速度でモンスターを捌いていく永嗣をほくそ笑む。
これならいける、と………。
(相も変わらず絶不調ですね。見る影もない…………これなら盗めます)
珍しいことに、二日に一度は武器を替えていた彼が同じ武器を使っている。武器屋は常に見て回っているから、彼と専属の鍛冶師でもいるのだろう。腕前を聞いての事だろうがご愁傷さまと言ってあげたい。ヘファイストス製なのは確かだ。もしかしたら廃教会には今までの刀もすべてあるかもしれない。
お飾りでしかない彼の影に隠れて、無名も同然の兎みたいなベル・クラネルのほうがよほど強い―――が、最初ほどの勢いがなくなってきている。それでもステイタスは彼より高いらしく、あとは偉業を成しえればレベルアップは確実というのだから羨ましい。自分が最後にステイタスを更新したのは何時頃だったろうか?
(外に出ればそれも気にならなくなります。それまでは捨てておきましょう)
いっそ、ジャックにでも忍び込ませてみるのもいい。あの子はどうしてか、モンスターにも気付かれないし、姿を見ても人影としか認識できないと今までのことから判明している。
――――――――静かに盗みに入るほうがいい。
もう認めよう。
「ひとまず凌いだな。ベルはどうだ?」
「問題ないですよ。リリはどう?」
「リリも大丈夫ですよっ」
「それはよかった。ボウガンの援護、すまんな。助かるよ」
「いえいえ」
彼らは優しいのだ。
サポーターなんて寄生虫だって、落伍者だって、弱者だって言っているのに彼らはこちらに気を使っている。最初は騙すためだと思った。いい顔して、いつも以上の働きをしたら足蹴にされて、罵倒されて金品をすべて奪われたことがあった。それが狙いだと思っていた。
その内、自分たちが強いから弱者に対して嘲りを含んだ施しと思うようになった。いい人を演じたい連中は、私のような
やがて悟った。彼らは自分を対等の存在だと認めているのだ。
彼らに出来ないことを私がやる。出来ることを手伝っても、礼を言ってくれる。サポーターを都合のいい消耗品と思わず、負け犬だとも思わず、彼らは仲間と思っているのだ。
(――――――リリも甘いですね。
これが身の危険が無く、単にハブられているだけでそこらと変わらないファミリアの所属だったら………
どこかで、信用すれば辛い目にあうだけだと叫ぶ声が聞こえる。
でも、信じたい。もしかしたら…………………もしかしたら今度は――――
―――――あの神の言うとおりだった。
「…………ッぅ」
―――――裏切られた。
「…………ふ、ぐゥ………!!」
―――――騙されたッ!!
「―――――――――お前たちもそれを選ぶのか」
―――――冒険者なんてクズだ。淡い期待をさせるだけさせて、私の希望を踏みにじったッ!!
「―――――許さない」
―――――この喪失感は簡単には拭えない。そう、お前たちがいる限り拭えない。
「―――――絶対に許さない………!」
―――――報復するは我にあり………!!
「おい!!」
「リリ!?」
俺とベルは見知らぬ男に絡まれていた。
いや、ベルにとっては二度目だったらしく、恨みがましく睨み付けてきたのだがこちらを見ると途端に青くなりやがった。まるで人を鬼か悪魔みたいに扱いやがって。
口調も荒々しくなるぐらいに、永嗣はイラついていた。この鬱憤をぶちまけられるなら目の前の男でもいいか、と短慮にも武器を抜こうかと思ったが、それは自制する。
己の剣は暴力であっていいはずがない。抜くべき相手ではない。今の状態であっても倒せるぐらいに弱い相手だ。少しだけ、心に余裕ができた。下を見て安心するとはなんと不甲斐ない。
相手も見下されていると気づいたのか、青から赤に顔色を変えて、険のこもった目でこちらを睨みつけてくる。
「なんだよ?」
「ッ…………な、なんでもねぇよ。それよりどうすんだ? 俺と組むか、それとも―――」
「組みませんよ。大体、貴方がリリに酷いことをしていたじゃないですか」
「はッ! サポーターみてぇな生ごみに執着してるテメェらのほうがおかしいんだよ。替えの利く生きたおドォ!!?」
「それ以上、口を開くな」
彼女の言っていたことは事実だったようだ。あまり街を見て回った覚えがないから、こんなことは日常茶飯事なのだろう。となると、あの金髪の小人族――フィン・ディムナらも同じ穴の狢なのだろうか。
………いや、今はそういう時ではない。この馬鹿野郎をどうするか考えよう。
「どうする?」
「…………今はリリを探すべきです。見ていて気持ちのいいものじゃないですから」
「そうだな」
放っておけばいい、と二人は背を向ける。
相手にされてもいない。背中を向けても構わないと思われるぐらいに見下されていると感じた男――ゲド・ライッシュはどこぞのマッチョなコマンドーが主役のボスキャラのように―――
「野郎、ぶっ殺してやる……!!」
―――そんな声を出せば、気付かれることが解っていないのか………完全に不意打ちだと思った―――勝手に思った―――それは容易くいなされ、地面に転がされた。
盛大に転び、恩恵の力もあってか少しヒリヒリとする程度だ。
――避けんじゃねぇ!
そう吠えることは出来なかった。二人の背後にもっと恐ろしい存在が居たのだ。
「何をしている」
「ぇ、あ………」
「もう一度聞く。何を、して、いる?」
むき出しの殺気で声が出ない。
冒険者で、それなりの年月を
金髪で碧眼、エルフの特徴の長耳。共通する眉目秀麗な姿は時と場合が違えば鼻の下を伸ばすぐらいに下衆な感情を抱かせるだろう。でも、その顔が、瞳が俺を殺さんとしている。殺してやろうかと脅している。
「こ、こいつらが悪いんだ! 盗人なんかとグルになってやがるんあだぞ!!?」
「………なに?」
「ッ……本当だ! こいつらのサポーターに魔石と装備を盗まれたんだ! 俺はギルドに連れて行こうとしただけだ!! 何も悪くねぇ!!」
「ほんと、口が回るやつだな」
エルフの女が黙り、その視線を二人に向けている。慌てて武器を収めて放り投げ、大きな声で叫ぶ。
「俺は咎めただけだ!! 悪いことはやめて、ギルドに出頭しろって!」
「………なるほど。そういうことか」
「へ?」
今更気付いても遅い。俺の勝ちだ!
「お、俺を殺すつもりだろう!? 英雄ポプヌスを殺したように!! お前は俺を殺すつもりだろう!!?」
「は?」
「自力で勝てないなら、周囲を巻き込むってことだ」
―――ざわざわ、ざわざわ。
―――おい、誰か倒れているぞ。
―――冒険者同士のトラブルか?
―――なんか殺されるとか、ん? あいつは………!!
―――英雄殺しだ。
―――ポプヌスを殺したって噂の奴じゃないか!!
―――俺たちを救ってくれた冒険者を殺したやつか!!?
「ほらな」
「………え?」
―――後ろにエルフがいるぞ? 豊饒の女主人んとこの制服じゃないか?
―――なんでこんなところに居るんだ?
「あいつはあのエルフを手籠めにしようとしてたんだ! 隣のガキは無理やり連れられている!」
「はぁっ!!?」
「狡いやつだ、本当に」
ベルが驚愕するのも仕方がない。自分は何も知らない巻き込まれた被害者として印象付けられ、自分はまるで極悪人のように扱われている。やった覚えのないポプヌスという男を殺したことが、今ここになって大爆発したのだ。
全くもって、こういう連中は大嫌いだと冷めた眼で眺め、これをどうしようかと思い組んでいた腕を崩すと、誰かが叫んだ。
――――武器に手をかけたぞ!!
男のような声だったが、それにしては少し高いと思う。声のする方角に顔を向けると、そこにはどいつもこいつも敵意しか見せない顔でこっちを睨み付けてくる連中ばかり―――じゃなかった。
フードを被った怪人物。その奥にある眼と合ってしまったのか、その男とも女とも取れない怪人物はそそくさと逃げていく。だが、ほんの少しだけ見えたものがある。水色のようなモノだ。服装なのか髪の毛なのかはわからないがこちらを嵌めようとしているのは分かった。
――――その色、覚えたぞ………。
聞こえたかはわからない。でも、そんなのは関係ない。お前は
どこを見ているのか気になるが、一番厄介で一番簡単に嵌められる男―――凶剣と揶揄されるあいつを皆の敵にすることはできた。俺は
背後からの奇襲を容易くいなされて、屈辱の中、尻もちをつくゲドはパンパンと汚れを払い落とし、突きつけるように指をさす。
「俺はポプヌスのように強くはないが、それでもテメェみたいな悪党に屈するほど腐っちゃいねぇ!」
形勢が悪くなったら、躊躇なく他人の力を借りようとしている分際で何を言うか、と永嗣は呆れ果てた。
その考えは口に出ていたようで、ゲドは顔を真っ赤にして叫ぶ。
「俺を彼のように殺すか!!? それでも俺は屈しないッ! 俺は悪党なんかに屈しないッ!!」
嗚呼、
そうだ俺は馬鹿どもとは違う。何の勝算もなしに喧嘩は売らない。
相手の弱点を調べ、状況を把握し、幾つもの手を用意して大多数の敵に仕立て上げる。それを俺が討伐できるなら良し。できなくても、誰よりも最初に対峙したという名声は確保できるようにする。
(完璧じゃないか)
実に、スマートだ。クールだ。知的ではないか!
ここにいる連中―――いや、この区画はあの悪臭で人すら殺せる不細工で汚らしい汚物が守った場所だ。なんでそんなことをしたのかは策略のためには知りたかったが、まぁいい。馬鹿どもはどれだけ救われようとも馬鹿なのだ。俺の
けど―――――
「――――――」
気に食わねぇ。なんだその眼は? バカが俺を見下してるつもりか? そんな眼で俺を見るんじゃねぇ!!
「リリルカを探そう」
「そうですね。うん、そのほうがいいと思います」
住民の糾弾も、ゲドの策謀も二人には関係なかった。というか、どうでもよかった。
永嗣は記憶で知っているし、はっきりとした記憶の中でも知っている。民衆とはいかに愚かで無知蒙昧なのかを。
ベルはそんな人たちよりも、泣きそうな顔で走り去っていったリリルカのほうが心配だ。周りの人たちの事なんてどうでもいい。住んでた村の人たちなら堪えるけど、ここの人たちははっきり言って赤の他人だ。
そんな不遜な態度に石でも投げつけてやろうかと企てるものもいたらしく、足元や周囲を見回すものもいた。ゲドは展開を考える。
(庇う算段もガキに恩を売りつけるのも失敗しちまった。エルフの女はやべーし、どうする?!)
さすがに冒険者とは何なのかは知っているようで、彼らに立ちはだかるという愚かな選択をするものはいないらしい。冒険者と一般人の埋められない差は理解しているようだ。これが大工や荒くれといった連中なら、角材やら何やらで襲い掛かるのだろうが………。
(背後から襲い掛かって、またいなされた俺の立場が無い。くそっ! 誰か襲い掛かれよ!!)
武器を抜くには大義名分が必要だ。一応、襲われたから抵抗したというニュアンスで先に武器を抜いたことを自誤解させられている。だが、二人は武器を構えてもいなければ、そもそも抜いてもいない。
奇襲で仕留められればよかったが、武器を抜かれることすらなかったのは想定外だった。下手をすると、ギルドの連中の聴取の時――
なんで相手は武器を抜いていないのにお前は抜いていたのか?
先に襲い掛かって、返り討ちにあったことが露見してしまう。そんなことは認められない。俺は頭がいいんだ。この頭で今日まで生き抜いてきたんだ。
だから、どいつか襲い掛かれ。そしたら武器を使えるからよ!
ゲドの声なき嘆願も虚しく、二人はこの場を立ち去って行った。
凶剣の悪名から、彼らに手を出しそうなものなどはいない。彼らの中には投げるものを拾ったのだろうが、周囲に止められて捨てるものもいる。
ならば、とエルフのウエイトレスにでも―――と思ったが、いつの間にか消えてしまっている。
(どういうこった? あのエルフ、何時の間に消えやがった?)
豊饒の女主人のエルフといえば…………あのいけ好かないエルフだ。確か、リューとか言われていたはずだ。
ギルドに垂れ込まれたら、あいつを引きずり出して――――――――待てよ?
(リュー………エルフ………ただのウエイトレスにはありえないぐらいの殺気…………もしかして?)
人伝で聞いた、アストレアの生き残り? だったら、あいつらに恨みのある連中をけしかければ………いや、ダメだ。あの店はロキファミリアのお気に入りのはず。店主は本当かしらないが、フレイヤファミリアに属しているはずだ。
(洒落にならねぇ。化け物どもと事を構えるなんざできるか)
勝てる見込みがあるのと、勝てそうというのは全く違うのだ。
ゲド・ライッシュはそうやって生きてきた。ローリスクでハイリターンを。あるいはローリターンでも構わない。最後に自分が勝てばいいのだ。負けなければいいだけなのだ。
(くそッ! 使えない連中だ)
散り散りになった住民に悪態を吐きつつ、その場を後にしたゲドは内心で彼らへの侮蔑を吐き出していた。
己の思い通りに動かない連中も、弱いくせに能天気に危険に突っ込もうとする愚かさも。
今だってそうだ。最後まで関わるつもりもなく、あいつらが去っていったらすぐに散る。ことさら不愉快なのは自分で戦わない分際で、挑まぬゲドへ不満を漏らす身の程知らず。
自称、切れ者を自負するゲドにとってオラリオの住人とは家畜程度の価値しかないを評価していた。しかし、こんな奴らでも利用できる場合があるのは事実だ。
(飯を食わせなくても搾取可能な家畜と思えば…………ッ、まあいいさ)
不穏の種は蒔いたのだ。それがどんな芽を出すのかは定かではないがしばらくは様子見だろう。
ゲド・ライッシュはこうして生き残ってきたのだ。時に嵌めて、時に恭順し、己の保身と栄達を細かく、小さく重ねてきた。
それは今後も続けるのだろう。明日も明後日も。来週も、来月も、来年も。
彼は変わらない、時たま小金か自尊心が満たされる生涯を描いていたのだった。
というわけで、ゲドさんが強化されました。リリスケが黒化フラグを立てましたww
などと供述しているカルメンです。
いろいろと伏線回収も含めて頑張ってみました。
やっぱ思うわけですよ。機会があるのだから利用しない手はないって byヘル〇ス
なので後書き解説に行きます。
『時雨永嗣』
いろいろと規約に引っ掛かりそうなので詳しくは書かないけど、KとC、Iという滅ぼすべき邪悪な連中と戦争を経験している。ガチのホロコーストを実施し、非難を受けても止まらないその姿はかつての恐怖を白人世界に見せつけたとか。
なお、初めての殺人は高校生最後の年、地元の寺の参道にいた雅な剣士。憧れの目標。満身創痍の憧れに勝ったとは思えていない。今も、そして死んでなおも。
また、記憶の流入から妻である桜が寂しそうな表情を浮かべるシーンが脳裏にこびりついているため、思ってはいけないことを考えてしまっている状態にある。そんな状態でも三下に負けることはなく、いっそここで負けていれば雑念を捨てられたか、あるいは幕引きができたのかもしれない。
なお、リリルカ・アーデのことは契約もあるが、それなりに気に入ってもいる。彼女が狙っている武器も教会に保管しており、売れば一財産は築けるだろう。
「まずは捜さないとな」
『ベル・クラネル』
原作と違い、現時点では人の悪意を味わっている。主に、仲間のせいで。
それでも、何も知らない赤の他人よりも仲間を信用する。まぁ、憧れの女性が擁護に回っている時点で察してほしい。
今はレベル1にあるまじき実力を見せており、偉業のきっかけがあればすぐにレベルアップができるだろう。ゴールデンバック? 倒したのは別の人だからネ!仕方ないネ!!
ゲドへの印象は最低最悪。女の子を泣かす敵だと認識した。
「可愛い女の子と故も知らないおっさん。とるべきなんて解っているでしょう?」
『リリルカ・アーデ』
その知識は実践を経て蓄積された宝の宝庫。と言われてもいいぐらいにギルドで知られていないモンスターやダンジョンの特徴を知っている。伝えないのは、盗みをするときの手段として秘密にしているのと、あの大嫌いな偉丈夫がギルドの職員だからだったりする。
自己評価は低いが、見える者からすれば有能で己の戦い方を知らないためのものだろう。彼女は最低限の自衛手段を手元に残し、指揮をするタイプなのだ。原作からは相当に強化されているのは秘密!
ゲドと二人の会話を目撃し、彼らは他と違うと思いかけていたところでのこの仕打ち。諭した神とはいったい誰か? 少なくとも永嗣さんのじゃぷにか復讐帳に名前は書かれるだろう。
「信じてたのに、信じられそうだったのにッ!!!」
『ゲド・ライッシュ』
原作よりも悪どく、そして強化されている小者。
切れ者というよりは狡いやつで、勝ち目があるときに限って格上に喧嘩を売る。武力ではなく社会的に勝利しようとする面は冒険者には考え付かないもので、嵌められた冒険者はそれなりにいる反面、やはり恨みは買っている。
都市内には情報屋も存在しているため、彼らを駆使して金目になりそうなものや案件を把握しているため、オラリオで起きた事件やその真相を知る数少ない人物である。ただ、事件などの関係者の似顔があるわけではないので名前で判断するしかないのは彼も困り果てている。
「それこそが俺の武器だ」
『リュー・リオン』
お買い物の帰り道、なんか弱っちくて嫌いなタイプのチンピラに出会った。
何かしらの事件と関りがあるようだが、秘密の多い美人は美しいとは思いませんか?
なお、二人があの場を立ち去った後は自分も立ち去っている。店主の鉄拳は食らいたくないからだ。
「あの二人はそんなことをする人ではないので」
『ヘスティアファミリアの現状』
いろいろと問題がある。主神のヘスティアは働いていたじゃが丸君の屋台を辞めさせられており、眷属は物を売ってもらえない状況にある。
おおよそ、一区画の住人が全て敵に回っている状態であり、それを正そうとするもの好きは存在していない。むしろ、それらを利用して甘い蜜を吸おうとしている連中が寄ってきている状況である。