最終回の戦いにハリケーンスラッシュとサンダーブレスターを追加してみました。
ただそれだけです。

pixivにも投稿しています。
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7632100

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第1話

「ウルトラマンさん!」

 

ガイはオーブリングでウルトラマンのカードをリードする。

 

『ウルトラマン』

 

「ヘアっ!!」

 

すると、カードは光となり、ウルトラマンが現れる。

 

「ティガさん!」

 

続いて、今度はティガのカードをリードする。

 

『ウルトラマンティガ』

 

「チャアっ!!」

 

今度はウルトラマンティガがカードから現れた。

 

「光の力、お借りしまぁああああああすっ!!」

 

その叫びと共に、ガイは光に包まれ、ウルトラマンオーブとなる。

 

『フュージョンアップ!』

 

ウルトラマン、ティガ、オーブは一つとなり、眩い光を生む。

 

『ウルトラマンオーブ!スペシウムゼペリオン!』

 

その光から現れたウルトラマンオーブ・スペシウムゼペリオンはマガタノオロチに向かって飛んだ。

 

オーブに気付いたマガタノオロチは咆哮をあげ、オーブに向かってマガ穿孔を放った。

 

オーブはスペリオンシールドを張って反射し、逆にマガタノオロチに跳ね返す。

 

「俺の名はオーブ!闇を照らして、悪を撃つ!!」

 

オーブは地面を滑りながら着地し、マガタノオロチにスペリオン光輪を放った

 

しかし、マガタノオロチはスペリオン光輪を口で受け止め、ムシャムシャと食べてしまう

 

「っ!うおおおっ!!」

 

オーブは少し怯みながらもマガタノオロチに向かって走り出す。

 

その途中、バーンマイトへとチェンジし、ストビュームダイナマイトの炎を纏って空高く飛び上がった。

 

空中で何度も捻り、回転を加え、炎を纏ったスワローキックをマガタノオロチに放った。

 

それを受けたマガタノオロチはストビュームダイナマイトの炎に包まれる。

 

オーブは地面に着地し、マガタノオロチを見る。

 

マガタノオロチは体を数回振っただけで炎をかき消してしまっていた。

 

マガタノオロチは咆哮をあげ、無数の触手をオーブに向かって振るう。

 

「っ!!」

 

オーブは一瞬でハリケーンスラッシュへとチェンジし、それをテレポートで躱した。

 

「オーブスラッガーランスっ!!」

 

マガタノオロチの後ろに回り込み、オーブスラッガーショットを合体させ、オーブスラッガーランスを生成する。

 

マガタノオロチの触手はそれ自体が意思を持つかのようにオーブを追い掛け、襲い掛かった。

 

「トライデントスラッシュ!!」

 

オーブはオーブスラッガーランスのレバーを三回引き、トライデントスラッシュを発動する。

 

連続で触手を切り裂きながら、マガタノオロチに接近していき、最後の斬撃でマガタノオロチを切り裂いた。

 

しかし、それでもマガタノオロチは怯まず、咆哮をあげた。

 

オーブは今度はサンダーブレスターにチェンジし、マガタノオロチに掴み掛かる。

 

右腕にゼットシウム光輪をを生み出し、上から叩き付け、横から叩き付け、最後は下から上に振り上げた。

 

その時、マガタノオロチの目が怪しく光った

 

「っ!ジュア”!!」

 

それに気付いたオーブは後ろに跳んだ。

 

次の瞬間、マガタノオロチの目からマガタノ迅雷が放たれる。

 

オーブはゼットシウム光輪を盾にしてそれを防ぎ、防ぎ終わったらそれをマガタノオロチに向かって投げた。

 

しかしそれは、マガタノオロチが放ったマガ火球で爆散、相殺されてしまう。

 

「ゼットシウム光線っ!!」

 

だが、オーブも既に次の手を繰り出していた。

 

爆煙を切り裂き、ゼットシウム光線がマガタノオロチの頭部に直撃した。

 

激しい火花が散り、マガタノオロチは咆哮をあげるが、まだまだ余力を残している様だ。

 

ガイは自分の本来の姿になる為に、自分の描かれたフュージョンカードを手にする。

 

『覚醒せよ!オーブオリジン!』

 

そのカードをオーブリングでリードすると、聖剣『オーブカリバー』が出現する。

 

「オーブカリバー!」

 

ガイはオーブカリバーを手にし、カリバーホイールを回して紋章を輝かせる。

 

そして、オーブカリバーの柄の部分にあるトリガーを引いた。

 

火、水、土、風、そして、オーブの紋章が輝き、メロディーが鳴り響く。

 

「ヘアッ!!」

 

全ての紋章の光が一つとなり、光の中からウルトラマンオーブ、オーブオリジンが出現する。

 

オーブは巨大化したオーブリカリバーをマガタノオロチに振り下ろす。

 

しかし、マガタノオロチの強固な皮膚は、オーブカリバーでさえ弾いてしまう。

 

オーブはマガタノオロチの頭を押さえ、カリバーホイールを回転させ、切り付ける。

 

マガタノオロチはそれを鬱陶しいと言わんばかりに跳ね除け、口を大きく開けてオーブに襲い掛かった。

 

オーブはそれをオーブカリバーで受け止めようとしたが、怯んでしまい、左腕に噛み付かれてしまう。

 

噛み付かれた左腕からどんどんオーブのエネルギーは吸われていく。

 

オーブは何とか脱出しようと、オーブカリバーの柄でマガタノオロチの頭を殴り、カリバーホイールをもう一度回転させ、自分とマガタノオロチの間に潜り込ませて下顎を切り付け、マガタノオロチを無理矢理引き剝がした。

 

ダメージから膝をついてしまうオーブ、カラータイマーが点滅を始める。

 

マガタノオロチは咆哮をあげ、再びオーブに襲い掛かろうとした。

 

しかし、そんなマガタノオロチを眩い光を放つ斬撃が切り裂いた。

 

マガタノオロチは倒れ、マガタノオロチの後ろにあったビルまでもが切り口に沿って、斜めに滑り落ちていく。

 

ビルが落ちた事で、斬撃を繰り出した者の正体が露わになる。

 

斬撃を繰り出したのは魔人態となり、更に巨大化したジャグラスジャグラーだった。

 

思わぬ助っ人に呆然とするオーブに、ジャグラーは手を差し伸べる。

 

オーブはその手をしっかりと握り、立ち上がった。

 

そして、ウルトラマンオーブとジャグラスジャグラーは並び立つ。

 

かつて、惑星カノンで別れてしまった両者の道が、再び交わったのである。

 

マガタノオロチはマガタノ迅雷やマガ火球を放ちながら、オーブとジャグラーに襲い掛かる。

 

オーブはジャグラーの前に出て、シールドを張り、マガタノ迅雷を防ぐ。

 

「シェアッ!!」

 

続いて、マガタノオロチはマガ穿孔を放つが、オーブはかがみ、ジャグラーは跳び上がってそれを躱した。

 

「デヤァッ!!」

 

、ジャグラーはマガタノオロチのすぐ傍に落下して行き、着地と同時にマガタノオロチを蛇心剣で切り裂いた。

 

斬り付けられたマガタノオロチは怒りの咆哮をあげ、マガタノ迅雷をジャグラーに向かって放つ。

 

「ふんっ!!」

 

しかし、マガタノ迅雷はオーブが割り込ませたオーブカリバーによって防がれた。

 

オーブはオーブカリバーの刀身を輝かせ、マガタノ迅雷を巻き取っていく。

 

「エイイィィィドオショーーーッ!!!!」

 

オーブは巻き取ったマガタノ迅雷に自分の力も加えて、力の限り、マガタノオロチに叩き付けた。

 

大爆発が起こり、砂塵が舞う。

 

オーブとジャグラーは砂塵を注視する。

 

しかし、砂塵の中から飛び出して来たのは無傷なマガタノオロチだった。

 

マガタノオロチの突進を受け、オーブとジャグラーは後方に吹き飛ばされる。

 

痛む箇所を押さえ、何とか立ち上がろうとする二人の上空を、無数のゼットビートルがマガタノオロチに向かって飛んで行く。

 

三機編成でマガタノオロチの一点に一斉攻撃を開始する。

 

ゼットビートルによる一斉攻撃を受け、マガタノオロチの顎の下の一点に傷がついた。

 

「オーブー!マガタノオロチの弱点はそこだーー!!」

 

「そこが不完全なんですー!!」

 

ジェッタとシンの叫びを聞いたオーブとジャグラーはマガタノオロチに向かって走り出す。

 

マガタノオロチが放つマガタノ迅雷を宙返りで躱し、再び接近して行き、両者の拳がマガタノオロチの不完全な部分に突き刺さった。

 

金色の血が噴き出し、初めて明確なダメージが入った事により、マガタノオロチは絶叫する。

 

「よし、ありったけの光線を奴にぶち込んでやれ」

 

ジャグラーの提案を理解したのか、させてたまるかと言わんばかりに、マガタノオロチは触手を伸ばし、オーブとジャグラーを攻撃する。

 

そして、ジャグラーを捕まえて、手繰り寄せ、左腕に噛み付いた。

 

オーブはジャグラーを救う為、オーブカリバーを拾い、構える。

 

「俺と一緒に撃て!」

 

「っ!?」

 

しかし、ジャグラーから放たれた言葉は自分ごとマガタノオロチにトドメを刺せというものだった。

 

マガタノオロチの口は今、ジャグラーが抑え込んでいる。

 

光線を撃っても飲み込まれる事はない。

 

今が絶好で最後のチャンスかもしれない。

 

だが、オーブは光線を撃つことを躊躇う。

 

聞こえてくる友の苦し気な声、オーブはオーブカリバーを見詰める。

 

「撃てぇぇぇーーーッ!! ウルトラマンオーブ!!!!」

 

ジャグラーの叫びを聞き、そして――。

 

『信じてるなら本気で打ち込めるはずだ』

 

初めて会ったウルトラマンの先輩に言われた言葉を思い出し、オーブはオーブカリバーを構えた。

 

「諸先輩方!光の力、お借りします!!」

 

フュージョンカードを投げ、オーブカリバーで光の渦を生み出し、カードの力を解き放つ。

 

カードから光が溢れ出し、現れたのは八人のウルトラマン。

 

ウルトラマン、ティガ、メビウス、タロウ、ジャック、ゼロ、ベリアル、ゾフィーだった。

 

今、九人のウルトラマンが並び立った。

 

オーブはオーブカリバーを掲げ、空に巨大な光の円を描く。

 

「オーブスプリウム――」

 

その光の円は、オーブカリバーに宿り、オーブカリバーを輝かせる。

 

「カリバァアアアーーーッ!!!!」

 

オーブは輝くオーブカリバーを前に振るった。

 

それと同時に、ウルトラマンがスペシウム光線を、ティガがゼペリオン光線を、メビウスがメビュームシュートを、タロウがストリウム光線を、ジャックがスペシウム光線を、ゼロがワイドゼロショットを、ベリアルがデスシウム光線を、ゾフィーがM87光線を放つ。

 

オーブカリバーは光のレンズとなり、オーブの前に展開する。

 

「シュワッ!!」

 

そして、オーブはオリジウム光線を放った。

 

全ての光線が一つとなり、ジャグラーとマガタノオロチに向かって行く。

 

「じゃあな」

 

ジャグラーがそう言った瞬間、光線はマガタノオロチに着弾した。

 

爆発が起き、マガタノオロチは断末魔を上げ、体から九本の蛇の様な光が飛び出すが、それも後から巻き起こった更に巨大な大爆発により、消滅した。

 

光のドーム型の大爆発が起き、それが収まった後には、マガタノオロチもジャグラーの姿も無かった。

 

あったのは、ジャグラーの愛刀である蛇心剣だけだった。

 

「・・・シュワッチッ!」

 

オーブは蛇心剣に背を向け、夕日に向かって飛んで行った。

 




光を超えて、脈を診る!が最後ではあんまりだと思った結果です。

ハリスラ足すならサンブレも足すかといった感じです。

でも、本当に良い最終回でしたよね。



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