どうしてこうなった・・・
俺は道路の標識を見て呆然としている。
標識にはこうかかれていた。
『海鳴市 2km』
「リリなのじゃねーか!!」
叫んだ俺は悪くない!
おかしい、俺は神様が転生させてくれるときのやり取りを思い出して現実逃避に入った。
数時間前・・・・
俺は白い世界で目を覚ました。周りを見渡しても白、白、白、気が狂うんじゃないかと思える光景である。
そして正面を向くといかついおっさんが現れた。
「おう、気が付いたか。お前さん死んだんだが覚えてるか?」
はぁ?何言ってんだこの人・・・
でもまぁ思い出してみると確かに死んだとしか思えない光景が脳裏に残っている。
そう、確か白いワンピースを着た女の子が車道に飛び出してそこにトラックが迫っていたんだった。
俺は手に持っていた戦利品を投げ出し女の子を突き飛ばしたのはいいけどそのまま引かれたはず。
うん、こりゃ死んでるな。
「思い出したようだな。まぁ悪かった、あれ俺の娘なんだよ。最近日本文化に入れ込んでて秋葉原にいってたみたいでな。それで浮かれて車道に飛び出したところにお前さんが助けてくれたというわけだ。」
あれ?思考が筒抜けてる?あれか、テンプレ転生って奴か?
「おう、いい忘れてたな俺はお前さんらが言うところの神様って奴だ。ま、娘を庇ってくれたお礼をしようとここに呼んだわけだが、お前さんの思考を読む限り転生したいみたいだな。」
まじか!くぅっ彼女いない暦35年ついに俺の念願がかなうのか!
だがどこに転生するんだ?
できたら剣とか魔法が有るような世界がいいんだが・・・
「ほうほう。じゃあそういう世界に転生させてやろう。とりあえずお前さんらが言うところの特典をつけてやるから考えてみな。」
キター!ふむ剣と魔法のファンタジーか、となると奴隷とかもいたりするんだろうか?ならハーレムもできるな。ふふふ、これまで行ってきたシミュレーション(エロゲー)的なこととかやってみたい。
決まりました神様!
「ふむ、言って見ろ。」
不老不死になりたいです。
「うむ、不老不死な。でも死ねないのは拷問ともいうし願って自殺すれば死ねるようにしておいてやろう。」
ありがとうございます!
次はあらゆる才能がほしいです。ほら剣とか魔法がある世界なら力がないと何もできないし。
「才能か、まあ問題なかろ。一応体のほうは常人の3倍ほどのスペックにしておいてやるからすぐに死ぬことは無いはずだ。」
おお!素晴らしいです。
じゃあ最後にありとあらゆるエロプレイをする能力がほしいです。
「うん?具体的にはどういった能力なんだ?」
はい!ほら娘さんを助けたときに放り出してしまった戦利品(エロゲーエロ本など)に出てくるようなプレイがしたいのでエロに関するあらゆることをできるようになりたいです!
「ふむ。多少制限がかかるがいいか?」
ふむ、それでかまいません。
「わかった。じゃ、そろそろ転生させるぞ。新しい人生を達者で暮らせ。」
はい!ありがとうございました。
さぁまってろネコ耳娘にエロフ、俺のハーレムたち!!
こうして俺は意識を失い転生したのだった。
そして冒頭に戻る。
俺はとても困惑している。剣と魔法のファンタジーと思ったらアスファルトの地面があり、そして車が走ってるではないか。
さらには海鳴市の文字が入った道路標識。
そして重要なことは俺が文無しの上無戸籍な現状、つまり浮浪者以下の存在になってしまったのだった・・・
R-18にするかは今後の展開しだいです。
ちょっと他の小説に行き詰ったので勢いで書きましたので亀更新です