エロい力でがんばってみる   作:dollmaster

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第10話

「ただいま~」

 

リビングで恭子さんと共に翠屋特性のシュークリームをおやつに頂いていると、塾に行っているはずのなのはちゃんが帰ってきた。

たったったと軽い足取りの音と共になのはちゃんがぐったりしているフェレットを抱えて顔を覗かせました。

 

「お帰り、なのはちゃん。」

 

「お帰りなさいなのは。」

 

「ただいま。あの、お兄ちゃんお願いがあるんだけど・・・」

 

そういってもじもじしながらフェレットを俺の前に持ってきます。

フェレットを確認すると首に赤い宝玉をつけていることからほぼ間違いなくユーノ君だろう。

ただ、なぜか煤けている様なというか大事なものを失ったかのような雰囲気を感じるけど・・・まさか!!

 

「このフェレット、俺特性ローションが付いてるけど怪我でもしてたの?」

 

「うん。公園の中で見つけたときに酷い傷だったから治して上げたんだけど、アリサちゃんとすずかちゃんの家では引き取れないから一旦うちで預かってもいい?」

 

「そりゃかまわないが、この完治具合からしてもしかしてやっちゃったの?(ゴクリ)」

 

「かけただけだと死にそうだったし、動物は自分でエッチなことできないよね?だから私が代わりにしてあげたの!ちょっと手間取ったから秘技『菊一文字』をつかっちゃった♪」

 

(ユゥゥゥノォォォォォォォォッ!マジスマン!!)

 

「そっそうか・・・

とりあえず服を着替えて来るといい。この子の寝床とかはその後に用意しよう。」

 

「わかった、着替えてくるね~」

 

なのはちゃんは足取りも軽く自分のへ部屋へ向かっていった。

しかしユーノ君の初めてをいきなり散らしてくるとは、俺のエロチートが悪いのか桃子さんの教育が凄すぎるのか困ったものだ。

さてユーノ君とレイジングハートが手に入った以上、最初のジュエルシードモンスターがここに来るのはほぼ間違いないだろうし恭子さんとお話しあいだな。

 

「恭子さん、このフェレットがユーノ君です。ちなみに人間ですよ?」

 

「話には聞いていたけど本当になのはがつれてくるとは・・・」

 

「手間がはぶけたし動物病院に迷惑がかからないんだから良いじゃないか。それに早い段階でレイジングハートがこちらに手に入ったんだから、早速なのはちゃんに事情を話すべきだと思う。」

 

「分かったわ。ユーノ君は美由希に任せて私たちでなのはに事情を説明しましょう。」

 

「とりあえずレイジングハートを拝借しておくか。」

 

こうして俺は紅い宝玉『レイジングハート』を手にユーノ君を抱え、美由希ちゃんに預けるためリビングから抜け出したのだった。

 

 

 

美由希ちゃんへユーノ君の支配権を譲渡し、ついでに魔力回復用ローションをぶっ掛けてからリビングに戻ってくるとなのはちゃんも戻ってきていた。

 

「お兄ちゃんフェレットさんは?」

 

「ああ美由希ちゃんへいろんなお世話をお願いしてきた。なのはちゃんにはちょっと俺達の話を聞いてもらわないといけないからな。」

 

「え~!せっかく私がお世話しようと思ったのにい・・・」

 

「ごめんねなのは。こちらの話のほうが重要だったのよ。」

 

「うむ、今日はちょっと時間が無いから要点だけかいつまんで説明するけどよく聞いてくれ。」

 

「わかったの。」

 

こうして俺達はなのはちゃんに魔法少女になってもらうようお話しするのだった。

 

 

 

「まずなのはちゃんも知っているとおり、俺は転生者だ。なので前世の知識があるのは知っているよね?」

 

「うん。神様に転生させてもらって平行世界のここに来たんでしょ?」

 

俺はうなずきながら言葉をつむぐ。

 

「その通りだ。実は前世の知識の中で恭子さんと桃子さんにしか話していないんだが、この世界の未来を少しだけ知っているんだ。」

 

「ええっ!」

 

「限定的なことだけだし差異もあるから完全じゃないけどね。それでここからが本題なんだけど、その知識の中ではなのはちゃんは魔法少女なんだよ。」

 

「私が魔法少女なの?!」

 

なのはちゃんが『そんなバカな』というような顔で驚愕している。

普通に考えたらそう思うところだろう。

俺だって前世で貴方は『魔法使いです』といわれたら『そんなことは知っています』と返しただろう。

ってこれは童帝の伝説だったな。

あらためて、普通のリア充なら『なにこいつ?』な反応である。

 

「ああ、この『レイジングハート』と契約?することでなのはちゃんは魔法少女になれる素質を持っているんだ。」

 

そういって俺は紅い宝玉をテーブルの上に乗せ、なのはちゃんはそれをまじまじと見ている。

 

「これ、フェレットさんが首につけてた奴だよね?かってにも持ってきちゃっていいの?」

 

「ああ、どうせ今晩なのはちゃんが契約する事態になるから早いか遅いかの問題だよ。ちなみに彼はこの次元世界とは違う次元世界からあるもの回収しにこの地に来たんだ。」

 

そういって俺はなのはちゃんへ簡単に各種説明をしていく。

次元世界、管理局、この地に落ちた災いの宝石などの情報を伝え最後にやってほしいことを伝えた。

 

「いろいろ説明したけどやってほしいことはこの地に落ちたジュエルシードの探索と封印なんだ。もちろん恭子さんと美由希ちゃん、それに俺も手をかすから・・・」

 

「それは私にしかできないの?」

 

「現状ではそうだ。あのフェレットが回復しても力ずくで封印するのはかなり無茶な作業みたいだけど、なのはちゃんの力なら問題ないはずだ。」

 

「う~ん、分かった!お兄ちゃんのお願いだし私やってみるよ!」

 

そう言ってなのはちゃんはお手伝いの約束をしてくれたのだった。

 

 

 

というわけで時間が押してきているので『レイジングハート』を起動させることにした。

場所を裏山に移しなのはちゃんにあのキーワードを一緒に唱えてもらうため紅い宝玉をなのはちゃんに手渡す。

 

「これを手にもってくれ。」

 

「分かったの。ちょっと不安だからお兄ちゃん、私の手を握っててくれる?」

 

「ああいいよ。」

 

そういって俺は『レイジングハート』を握ったなのはちゃんの手の上に自分の手を添える。

 

「それじゃ俺に続いて復唱してくれ。我、使命を受けし者なり。」

 

「我、使命を受けし者なり。」

 

「契約のもと、その力を解き放て。」

 

「契約のもと、その力を解き放て。」

 

「風は空に、星は天に、そして不屈の魂はこの胸に。」

 

「風は空に、星は天に、そして不屈の魂はこの胸に。」

 

「この手に魔法を。」「この手に魔法を。」

 

「「レイジングハート、セットアップ!」」

 

《スタンバイレディ、セットアップ》

 

レイジングハートが光を放ちなのはちゃんが桃色の魔法光に包まれ、俺も白い魔法光に包まれる・・・

そして光がはじけたあと、なのはちゃんは杖形態のレイジングハートを握っていた。

 

(あれ?なんぞすっごく力を持っていかれた・・・)

 

「ふぇぇ!本当に杖に変わっちゃった!」

 

「成功したね。やはりなのはちゃんは魔法少女の素質があったか。それにしても今まで感じなかった力を感じるんだけどなぜだ?」

 

《高町なのはをマスター登録完了しました。別回路を発見、解析中・・・・個体名江口帝への接続を確認、魔力タンクとして江口帝をサブマスターとして登録します。・・・完了。》

 

「え?」

 

「え?」

 

《バリアジャケットを設定しますか?》

 

「お兄ちゃんバリアジャケットってどんなのがいいの?」

 

「とりあえず、学校の制服でいいんじゃないか?俺の知識でもそうだったし・・・」

 

「わかったの。レイジングハートさんお願いできますか?」

 

《了解しました。マスターの記憶表層からバリアジャケットの形状抽出・・・完了。バリアジャケット展開します。》

 

一瞬光ったかと思うとバリアジャケット姿のなのはちゃんがそこにいた。

うん、やっぱりアニメの着替えとか変身シーンって一瞬なんだ、わかっていたけどなんだかとってもコンチキショウ!

ちなみにバリアジャケットのデザインはTV版のようだな。

 

「さて、ここまでくれば大丈夫だろう。あと少し魔法とかについて確認が要るけど、さっき気になったことを解決しておこう。レイジングハート、俺がサブマスターで魔力タンクってどういうことだよ・・・」

 

《私の起動時にマスターの負担を軽減するため近くに存在した高魔力保持者から供給を受けました。使用するに当たって使用者登録が必要だったためサブマスターとして登録しました。》

 

「そうか、さっきごっそり持っていかれたのが俺の魔力か。」

 

《その通りです。》

 

どうやら俺のリンカーコアも活性化したみたいだ。

しかし、魔力をごっそり持っていかれてしんどいのになのはちゃんは平気そうだ。

さすがは未来の魔王様である。

それじゃ俺も疲れたし魔法を確認して山を降りるとしますかね。

 

「取り合えずレイジングハート、シューターとプロテクション、それから封印の魔法って使えるよな?」

 

《使用可能です。》

 

「じゃ、なのはちゃん魔法使って見てくれ。いきなり本番だときついだろうしね。」

 

「分かったの!お願い、レイジングハート!」

 

《了解、シューター》

 

こうしてしばし桃色の玉が乱舞させたりしながら練習した後に、何度かセットアップの解除と再セットアップを行ってから高町家に帰還したのだった。

 




主人公、感動のシーンをあっさりと流す。
うん、別にピンチになるまで待ってないでサクッと事前に準備しました。

ユーノ君の出番、今後あるんだろうか?
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