最近読み専になっていたダメ作者です。
なんていうかなろうで私の満足のいく作品が多すぎて執筆が進まないです。
ぶっちゃけラストは決まっているし、その道筋も立っているのですが困ったものです。
なんていうか思考入力型インターフェイスを誰か開発してくれれば執筆が進むと思います。
あの巨大ラブホテルの事件からそれなりに時間が経った。
事件の被害はジュエルシード発動場所に少しひびが入ったくらいでたいした被害はなかったのでよかった。
ちなみにカップルはジュエルシードの封印後に研究会副会長のアリサちゃんのご好意により、バニングスグループの豪華ホテルへ運び込み記憶を催眠術で修正しておいた。
被害者であるカップルも無事素晴らしい初体験の思い出が残っているようで、あれからますます親密になっているそうだ。
で、今日は月村家でお茶会をするとの事で現在移動中である。
そう、本来なら巨大にゃんこによるフェイトちゃんとの出会いがあるはずだったのだが、すでにジュエルシードは回収済みのため出会うことはないはずなのだ。
くそう!巨大にゃんこ、モフりたかったなぁ・・・
それはさておき、お茶会までかなり時間があるので俺と恭子さん、なのはちゃんは散歩しながら月村邸に向かうことにした。
思えばこれがフラグだったのかもしれない・・・
「それ、渡してください・・・」
俺の手の中には河原で拾ったジュエルシードが握られていて、金髪ツインテールの女の子がそんなことをのたまわった。
ちなみにこのジュエルシードは散歩がてら河原を歩いて月村邸に向かっているときに偶然拾ったのだ。
さあこれから封印だ!という一歩手前に彼女は現れた。
「え~と、これはジュエルシードと言って危険物なんだが・・・?」
俺は取り合えずそう答えてみた。
俺の隣にはレイジングハートをセットアップしたなのはちゃんと恭子さんが、ぽかんとした顔で成り行きを見守っている。
「それは知っています。」
そういってさらに言い募ってきた。
「それを何も言わずに渡してください!」
「む、そういわれてはいそうですかとは行かないんだが?」
そういって少し力を込めてにらむと、金髪ツインテールの少女の背後に少し幼くした同じ金髪ツインテールの幽霊が憑いているのが見えた。
そして何かしゃべっているので意識を向けてみると、
(こらー!フェイトってば、そんな物言いじゃくれるわけないでしょー!もっとちゃんと説明しないと!)
おお、凄く正論だ。
たぶん彼女がアリシアなんだろうか?
取り合えず「円」を展開して索敵しないとな、アルフの姿が見えないし・・・
『なのはちゃん、この子の相手は俺がするからその間にジュエルシードを封印してくれ。』
『わかったの。お姉ちゃんにも伝えて下がってるね?後、女の子なんだから優しくしてあげないとダメだよ?』
『わかってるって。取り合えず捕獲してすずかちゃんの家で事情聴取だ!』
で、「円」で様子を伺ったがアルフは近くにいないようだ。
多分別行動してるんだろう。
「素直に渡してくれないのなら、実力行使になりますけど・・・」
「いや、一応これの持ち主から集めてくれとお願いされている以上渡せないんだけど?」
「わかりました。実力行使で貰って行きます!お母さんのために!!」
そう言ってフェイトちゃんは三角形のバルディッシュをこちらに突きつけた。
俺も素直に受けるわけもなく
「バルディッシュ、セットアップ!」
『セット「秘儀!白布返し!」アップ』
俺はセットアップ中のフェイトちゃんの横を駆け抜ける・・・
そして振り返った先にはバリアジャケットを纏ったフェイトちゃんがこちらにデバイスを向けていた。
「・・・?特に変わりがないですけど、何かしました?」
「うむ。とてもいいものを頂いた。」
「何のことかわかりませんけど、行きます!!」
『サイズスラッシュ』
フェイトちゃんはバルディッシュを振りかぶり魔力刃を飛ばし空へ浮かび上がった。
俺はといえば、
「ちょーーーーーっ!!」
と叫びながら楽々かわしたわけだが、困ったことにデバイスがないので現在飛行不可なのである。
「むー!ここは一気に行きます!」
『サンダーレイジ』
そういって魔法の雨あられ・・・
「ちょ、ま!1分でいいから!」
そういっておれは何とかかわしながら懇願する。
「え?はい、わかりました。」
そういって攻撃の手を緩めるフェイトちゃん、なんか素直すぎないかと思いつつおれは最終兵器を取り出す儀式に移る。
パンッ!
俺は胸のまで拍手を打つように両手を合わせ、ゆっくりと左右に引いてゆく・・・
「錬・金!」
そしてその間に現れる青いラインを縁取りした純白の白い三角形の布地・・・
それが俺の手の中に現れる。
「ちょっ!お兄ちゃん?!」
「コラ!それはやめなさいっていつも言ってるでしょ!!」
となのはちゃんと恭子さんが抗議してくるがもちろんやめない。
というか、このままでは負けてしまうので仕方ないのである、そう、仕方ないのだ・・・
「あれ?そのパンティ私のと同じ?」
「こんなこともあろうかと、すれ違いざまに放った白布返しが本当に役に立つとは・・・
すまないが本気で行かせて貰うぞ!」
「え?!もしかして私のパンティ?!バルディッシュ!確認して!」
《格納領域を確認。パンティがありません。》
驚愕を浮かべるフェイトちゃんを他所に俺はそのパンティーを顔へ装着する。
すると俺の体に震えが走り、その時がやってくる。
「フォォォォォォォォォォッ!!クロスッアウッ!!!」
俺のシャツとズボンが空に舞い、それは降臨した・・・
「私の名前は変態仮面、さあ第二ラウンドと行こうか、少女よ!」