ファイアーエムブレムif 白夜王族と暗夜王族の血を引く者 作:コッコ
ミコトの話の後、セルスは与えられた部屋で考えていた。自分に妹がいたと言う事実と下手をしたらサキと敵同士で戦う可能性もあった。
「(風に当たるか・・・)」
セルスは部屋から外へ出だ。しばらく縁側を歩いているとカムイ達が帰ってきたのか騒がしかった。セルスは騒がしい所へ行くと案の定、カムイ達が帰ってきていた。側にいる見知らぬ顔はヒノカとサクラだと思った。
「あっ!セルスさん!」
カムイはセルスを見つけると手を振った。セルスはカムイ達に近づくとヒノカとサクラは表情を固めた。ヒノカはセルスを睨み付けて、サクラはカムイの後ろに隠れて怯えた。
「その格好は暗夜の者か!ここに何故いる!!」
「ま、まさかカムイ姉様をまた拐いに・・・」
何やら誤解を始めてセルスはリョウマに助けを求めた。流石にここで薙刀を構えているヒノカに斬られるのは御免だとセルスは思った。
「大丈夫だ。こいつはセルスと言いカムイが暗夜にいた時の臣下だ」
「カムイ臣下・・・?しかし暗夜の者であるのは間違い無いのですよ」
ヒノカはまだ薙刀を構えている。カムイもリョウマに言ったあの言葉を何処に忘れてきたのかオロオロとしておりセルスは万が一に備えて素手での取り抑えを準備をした。
「待て!俺もまだこいつを信頼してはいない・・・が、他ならぬカムイの臣下でもあるんだ。信頼できる男か見極める事も重要だ」
「・・・そうですか」
ヒノカはやっと薙刀を下ろした。セルスは安堵し取り押さえなくて良かったと思った。カムイ達はミコトに報告しに行く事になりセルス一人となった。
「・・・いるのだろ出てこい?」
セルスは徐に言うとそこに無限渓谷で見た女の忍びが現れた。
「知っていたのか?」
「まぁ、長い事に武人をやってはいないからな。それより名前は何だ?名前を知らないとちょっと喋りにくい」
「・・・カゲロウだ」
セルスに名前を教えたカゲロウは以前として警戒していた。いくら武人をやっていても忍びの気配を読むのは難しく相当な修練を重ねているとカゲロウは思った。そんなカゲロウにセルスはこう切り出した。
「暇潰しに何か無いか?」
「・・・は?」
カムイはミコトと二人で話終えてセルスがいると言う部屋へ向かっていた。色々と周りに敵視されていたのでカムイは心配で様子を見に来たのだ。そして部屋に着くとカムイは部屋を開けた。
「セルスさん入りますよ?」
「あっ、カムイ様。もう終わり・・・おい!カゲロウそれは無いぞ」
「負けは負けだ。王手」
セルスは見張り役のカゲロウと将棋をしていた。遡る事に数分前、セルスはカゲロウと将棋をして暇潰しをしていた。だが、カゲロウに現在連敗しておりセルスはこの間で惨敗するのは嫌でカゲロウに何度も勝負を挑んだ。カゲロウも見張りなので目をさえ離さなければ何でも良かった。そして、健在にいたり結局全ての負けたのだ。
「くそ・・・ゲームの主旨が違うがこれだけ惨敗したのはレオン様以来だ」
「本当ですね」
「もう終わって良いか・・・」
セルスは落ち込みそれを励ますカムイ。そしてもう、うんざりとカゲロウは正座をしていた。カゲロウは元の定置に戻りセルスの見張りを続行した。
「セルスさん。私は本当に白夜の人間なのですか・・・」
「はい、間違いなく」
カムイはセルスに本当に白夜の人間なのか聞いてきた。カムイはまだ自分は何者なのか迷っており答えを求めていた。
「じゃあ、私が過ごしてきたあの日々は」
「それは違いますよ。あの日々は本物であり自分にとっても大切な思い出でそれは嘘偽りはない。それに俺はカムイ様に色々と与えられて過ごしてきたんですよ」
「私がセルスさんに与えた物?」
セルスの言葉にカムイは首を傾げた。カムイはセルスに対して何も送った事は無かった。それはカムイが外に出られなかったのも理由の内だった。
「貴女がくれた物それは・・・貴女が家族になってくれた事です。貴女は初めは怯えていましたが徐々に俺に頼ってくれる様になってくれた。それだけではありません、俺が孤独にあの城塞に住み貴女が来てくれた時、ギュンターにジョーカーやフェリシアとフローラそしてリリスと多くの家族を俺に与えてくれた人だ。・・・俺は貴女に本当に感謝しているんです」
「セルスさん・・・」
セルスの笑顔を見てカムイは見惚れていた。カムイの最初の初恋相手はセルスであり。ずっと想っていたのだがセルスはこの状況でもカムイの気持ちに気づかない。
「さて、カムイ様。もう遅いですのでお休みください。明日は城下へと行くのでしょ?」
「はい・・・お休みなさいセルスさん」
カムイはそっとセルスの部屋を出て行くとセルスは月夜を見た。暗夜とは違う光りある国、白夜王国。セルスは責めてその光のちょっと暗夜に有ればと思った。