ファイアーエムブレムif 白夜王族と暗夜王族の血を引く者   作:コッコ

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透魔編
狭間へ沈みゆく


セルスが従兄だと言いそしてカムイへの思いを聞いたカムイは決断をした。その道は。

 

「私は・・・どちらにも付きません!」

 

「なに・・・」

 

「何だと?」

 

カムイはどちらにも付かないと言った。それは二人の兄妹達を敵に回すと同義語だった。カムイは続ける。

 

「私にとっては暗夜兄妹も白夜兄妹も大切な家族です!それにきっと和平の道もあるはずです。どうか二人共、剣を納置いてください!!」

 

「「・・・」」

 

カムイの言葉にマークスとリョウマは黙っている。だが、カムイの言葉は二人には届いてはいなかった。

 

「もういい!カムイ、お前の考えは分かった。お前の迷いを兄である私が断ち切ってやろう。お前の迷いを・・・」

 

「させるものか・・・カムイは俺達の家族だ。お前達になど絶対に渡さない!」

 

「そんな・・・マークス兄さん!リョウマ兄さん!」

 

二人は遂に武器を取って戦いの構えを始めた。カムイは止めようとしたが二人は止まるつもりは無いようだ。

 

「面白い・・・両国の第一王子同士、ここで決着をつけようではないか。」

 

「かかってこい。お前に勝利して、カムイも国も守ってみせる」

 

「やめてください、兄さん達!話し合えばきっと・・・!」

 

二人はカムイの制止を聞かずに戦闘を始めた。セルスはこれ以上の説得は不可能だと悟った。今の二人にカムイの声は届かないそう思った。

 

「カムイ、あの二人を止めるにはもう戦うしかない!」

 

「くっ・・・!分かりました」

 

カムイとセルスは武器を手に取った。そこへアクアが両軍の部隊を倒して気を引けば二人は無視できない物になるとアクアは言った。

 

「それでいこう」

 

セルスが虚月を鞘から抜くとそこへ今まで行方不明だったジョーカーがやって来た。どうやら無限渓谷でカムイとセルスの行方を探していた様で手間取って合流に遅れたそうだ。そんなジョーカーはカムイの無事に泣いているとセルスは言った。

 

「ジョーカー、今は戦闘だ。加勢して貰うぞ」

 

「ふん、分かっている!」

 

「本当にカムイには優遇するなお前は・・・」

 

ジョーカーの反応にセルスは苦笑いをしながら両軍を見た。どちらも此方へ向かって来ている。セルスは虚月を構えて敵に向かった。セルスは先ずは暗夜兵に斬りかかった。虚月の切れ味はかなり物で豆腐を切るような感覚を受けた。

 

「訓練しなければ此方も危ないか・・・」

 

「うおぉぉぉぉ!」

 

セルスの後ろから白夜の兵が迫り斬りかかろうとしたがそこにカムイが間に入って防ぎ、反撃をして斬った。

 

「セルス!」

 

「大丈夫だ。思った以上に虚月の切れ味が凄かっただけだ」

 

カムイとセルスは背中を合わせて武器を構えた。二人は息の合った行動に徐々に両軍は押された。そしてジョーカーとアクアの支援もあり両軍を止める事に成功した。

 

「はぁ・・・はぁ・・・辛い戦いでしたけど両軍を止める事が出来ました」

 

「カムイ・・・何故、暗夜に刃向けた。例え血は繋がらなくとも私達は本当の家族ではなかったのか?それにセルスも何故・・・」

 

「カムイ・・・どうして白夜を裏切った。お前の正義とは、一体、何なのだ・・・俺達が信用したセルスさえも裏切った」

 

「マークス・・・リョウマ・・・・・・」

 

セルスは二人の悲痛な言葉に心を痛めた。一時的にしろ暗夜と白夜の戦闘を止める為に両軍の兵を倒してしまったのだ。裏切り者と呼ばれても仕方なかった。アクアがカムイに逃げるよ様に促して両軍からカムイ達は何とか逃げ切った。

 

 

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