ファイアーエムブレムif 白夜王族と暗夜王族の血を引く者 作:コッコ
セルスはカムイと合流する為にテンジン砦へと赴いた。サキは共に行けないので別れて行動した。セルスがテンジン砦に辿り着くと何か騒がしかった。
「何の騒ぎだ?・・・まさか」
セルスは急いでテンジン砦の入り口に行くと倒れた兵士が沢山いた。
「戦闘の後か・・・ッ!」
セルスが殺気を感じて咄嗟に左に避けた。セルスが立っていた場所には手裏剣が突き刺さっており明らかに狙われていた。
「流石だな。お前が最初に私を見つけたのは偶然ではなかったと言う事か」
「カゲロウか?相変わらずに容赦なさそうな奴だ」
手裏剣が投げられた所からカゲロウが現れカゲロウの周りに忍びが複数現れた。
「リョウマ様の命によりお前の命と虚月を貰い受ける・・・」
「リョウマ、か・・・あいつ結構物騒だな」
「黙れ馬鹿・・・」
セルスの言葉にカゲロウは馬鹿と言う。セルスは少しショックを受けたが虚月を抜く。
「まぁ、良いんだが。リョウマも来れば良かったのにな。俺はあいつと戦ってみたかったんだが」
「お前ごときに時間を割かせる訳にはいかん。ここで死ね・・・セルス!!!」
カゲロウの言葉が終わると同時に忍びが飛び掛かってくる。セルスは飛び掛かってくる忍びを後ろに飛んで離れ虚月を構える。忍びは再び手裏剣で斬り掛かってくるがセルスは虚月を一閃する。一閃を受けた忍びは倒れた。
「カゲロウ。こんなんじゃ俺は殺せねぇぞ・・・」
「その様・・・だな!」
カゲロウは素早くセルスに手裏剣で斬り掛かりセルスは虚月で受け流す。セルスは受け流すとカゲロウに斬り掛かりカゲロウは手裏剣で受け止め鍔迫り合いとなる。
「ほぅ、流石リョウマの臣下だな・・・」
「伊達に修練は積んでない・・・」
激しく鍔迫り合いをするセルスとカゲロウ。激しい金属音が鳴り響くがカゲロウは鍔迫り合いを解いて離れる。二人は騒音が響くなか対峙する。先に動いたのはカゲロウ。
「セルス!!!」
「ちッ!」
カゲロウが手裏剣を投げる。飛んでくる手裏剣を虚月で弾き返すが一瞬の隙をカゲロウは突いてきた。
「(避けきれない!)」
セルスはカゲロウの手裏剣に斬られた。血が飛び散るがセルスの傷は浅った。カゲロウの攻撃を避ける事は出来なかったが少しずれて傷を浅くした。だが、浅くても出血量は多かった。
「やりやがったな・・・」
「次は仕留める・・・」
二人は再び対峙した時、騒音が止まった。どうやら戦いの決着がついたらしき。
「ちッ、仕留め損ねたか・・・だが次は殺す」
「あぁ、いつでも掛かってこい」
カゲロウは消え去りセルスは当初の目的であったカムイとの合流をする為に砦中央に足を進める。