ファイアーエムブレムif 白夜王族と暗夜王族の血を引く者 作:コッコ
外へ
北の城塞の塔の上でカムイはマークスと模擬戦をしていた。マークスに一本でも取れればカムイは外に出られるのだ。レオンとカミラとエリーゼが見守る中、カムイは果敢に打ち込む。その姿をセルスは物陰から見ていた。
「もっと早くしっかり打て・・・!」
ケイルはカムイに聞こえはしないが応援していた。
「どうしたカムイ?その様では永遠に外には出られんぞ」
マークスが油断なく神器ジークフリート構えカムイに向ける。カムイは青銅の剣を構えてマークスに打ち込んむ。マークスは防御にはいったがそこでカムイは止まった。
「なッ!?」
「今です!」
カムイは以前にセルスに教わった対マークス用のフェイントを実行しマークスに一撃を与えた。セルスは影でガッツポーズを取った。
「よし・・・!」
カムイはマークスに一本取ったのだ。これでカムイは北の城塞から自由の身になれるのだ。暗夜の兄妹達はカムイが外に出られる事に喜びの声をあげた。セルスがここから離れようとした時。
「そこにいるのだろセルス?出てきたらどうだ」
「ばれてましたか・・・」
セルスは観念して物陰から出てきた。
「お前だろカムイにあのフェイントを教えたのは」
「はい。腕がたつ相手には意表を突いた方が勝ちやすいです。マークス様も相手が常に攻撃してくるとは思わない事も学べましたね」
マークスは笑みを浮かべた。
「カムイ様。遂にここから出られる事をお祝いします」
「ありがとうございますセルスさん・・・」
カムイはセルスに礼を言い楽しく会話をし始めた。外の事や行ってみたい事をカムイは沢山セルスに話したい。セルスはカムイが外に出られる事を従兄として喜んだ。例え別の血でもカムイと同じ白夜の血が入っている。セルスは涙ぐんでカムイが外に出られる事を喜んだ。遂にカムイが王都へと向かう日がやって来た。そこは厩舎係のリリスが立っていた。
「カムイ様。遂に北の城塞からお出になるのですね」
「はい。私は兄妹達と北の城塞の皆がいなかったら心が折れていたかもしれません。いつも支えてくれてありがとうございますリリスさん」
「カムイ様・・・」
カムイの感謝の言葉にリリスは涙ぐんでいた。そして出発の時間になりカムイとセルスとギュンターとジョーカーの面々で王都を目指す事になった。
「では、留守を頼んだぞフェリシアとフローラ、リリス」
「はい!いってらっしゃいませ!!」
「道中お気をつけて・・・」
カムイ達は北の城塞から馬に乗って出発した。