あーしさん√はまちがえられない。   作:あおだるま

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やはり彼女にはかなわない。

 三浦と見つめ合い、手をにぎにぎと握り合い、どのくらいの時間が経ったのだろう。不意に鳴る着信音で意識が現実に戻る。三浦もそれでようやく我に返ったのか、バッと手を放し身をひるがえす。

 

「あ、すまん。電話だ」

 

「あ、あーしこそごめん、ひっついっちゃって……」

 

 三浦は自分のしていたことに気づいたのか、さっきまでつながっていた手をまじまじと見つめ、何やら悶えている。そういう反応は本当にやめて欲しい。こっちまで今更恥ずかしさに気づいてしまう。

 

 誰にでもなく咳ばらいをし、着信画面を見る。電話の主は小町だった。

 

「あー、もしもし?小町か?」

 

『あ、お兄ちゃん?もしかして帰り遅い感じ?』

 

「そうだな、もうちょいかかるかもしれん」

 

『そっかー。小町明日受験なので、先に寝てるからね。悪いけど、ごはんとかは自分でどうにかしてね』

 

「あー、そうだったな、すまん。すぐ帰る」

 

『いいよいいよ、今日バレンタインだし、なんかあったんでしょ?誰とかは分かんないけど……ゆっくりしてきなよ』

 

「いや、すぐ帰るよ。千葉のシスコン兄貴を舐めるなよ」

 

『まーたアホなこと言ってるよこのごみいちゃんは……ま、そういうなら止めないけど。気を付けてね』

 

「おう」

 

 電話を切り、ため息を吐く。そうか、明日は小町の受験日だった。イベントのこと、三浦のことと色々あり、すっかり忘れていた。千葉の兄貴にあるまじき失態だ。

 三浦に向き直ると、白い目で俺を見ている気がする。

 

「……シスコン」

 

「ただの事実だからダメージにならんな」

 

「でも……もう帰っちゃうんだ」

 

 三浦はイジイジと足で土を弄り、上目遣いで俺を見る。うぐ……それは卑怯じゃないですかね。

 

「まあ、同じ生徒会だし別にいつでも」

 

「明日高校受験で休みだけど」

 

「……だから?」

 

「あ、し、た、高校受験で休み。学校、ない。あーし、暇」

 

「……」

 

「……」

 

 沈黙が降りる。達人の間合いと言うやつだろうか。三浦は無言で俺を睨み、じりじりと何かを要求しているようだ。いや、なにを?何を求めてるのこの人?

 

 にらみ合うことしばし。そんな俺たちをみて、どこからか笑い声が聞こえた。俺と三浦は同時にそちらに向く。

 

「あ、ごめんごめん、続けてくれ。……お邪魔だったかな?」

 

 そこには、バツが悪そうに苦笑を浮かべる葉山隼人がいた。

 

 あ。

 

 俺と三浦は顔を見合わせ、流石の彼女の顔も青くなる。俺もそうなっているだろう。

 

「ご、ごめん隼人!さっきの話の続きなんだけど……」

 

「いや、流石にもういいよ。わかったから。とりあえず俺が砂糖もしくは血を吐き出す前に、帰らせてほしいかな」

 

 話の途中に割り込んだのは俺だった。彼は律義に三浦に話の続きをするのを待っていたのだろう。流石に申し訳ないことをした。

 

 だが、三浦はそれを拒む。

 

「それでも、隼人。言わせて欲しい」

 

 今は、彼女の目に俺は映っていない。一歩引き、三浦と葉山が向き合う。

 

「あーし、隼人とちょっと離れて、わかった。皆といて楽しそうなのに、たまにすごい寂しそう。優しいのにゾッとするほど冷たい時もある。そういうのも隼人なんだよね。格好いいだけでも、優しいだけでもないんだ、隼人は」

 

「……どうかな」

 

「ううん、多分そう。隼人だって全然完璧なんかじゃなくて、王子様でもない。よくわかったし」

 

 そうつぶやく彼女の目には、侮蔑の色はない。その瞳は、初めて向かい合ったあの時から、昼休みのベストプレイスから、何も変わりはしない。

 

 彼女は、彼だけを見ている。

 

「だから今度はあーしから、最後に」

 

 ゴホン。黙る葉山に三浦は咳ばらいを一つ。悪戯っぽく笑う。

 

 それは、意趣返しだったのだろうか。

 

「隼人も、ちょっとはわがまま言っていいと思う。もっと好き勝手やっていいと思う。好きな人いるなら、好きって言っていいと思う。我慢しなくていい。あーしに言ったでしょ。隼人だって、ちょっとは好きにやってみろし」

 

 葉山は瞠目する。今まで葉山にとって、三浦は一途に自分を想う、大多数の女子の一人だったはずだ。

 

 だが、今それは変わる。

 

「あーしだって、隼人より好きな奴できたから」

 

 葉山は、笑った。諦めるように、羨むように。ただのイケメンでも王子でもない。その翳のある笑みは、なるほど絵になる程度には彼に似合っていた。

 

「本当に変わったね、優美子。忠告、ありがたく受け取っておくよ」

 

 やっぱり後悔するかもね。そう小さくこぼし、葉山は俺を一瞥する。

 

「比企谷」

 

「なんだ」

 

「君も、ちゃんと言葉にしといたほうがいいと思うよ。君たち二人とも、どう見ても面倒くさすぎるからね。またすれ違わないように」

 

「面倒くさいのはお前も同じだろうが」

 

「ははは。まあ否定はしない。……じゃあね。馬に蹴られたくはないから、この辺で退散することにするよ」

 

「おう。その、なんだ。……色々すまなかったな」

 

「じゃあね、隼人」

 

 三浦と俺の言葉は彼に届いたのだろうか。葉山は後ろ手にひらひらと手を振り、一人街へと消えていく。

 

 その姿に、不覚にも格好いいと思ってしまった自分を、殴りたい。

 

 

 

 

 しかし、俺にもはっきりとさせなければならないことがある。

 

「三浦」

 

「なに?」

 

「俺も、さっきの話の続きだ。昨日のお前の問いへの答え」

 

 葉山に言われたからではないが、俺はまだはっきりと言葉にしていない。それを言うために来たのだ。

 

「やだ」

 

「……は?」

 

 しかし、彼女は俺が口を開く前にそれを拒否する。

 

「やだ。こんなとこで聞きたくないし」

 

「ちょ、おま、何言って……」

 

 三浦は黙って俺を指さす。俺は冷静に自分の現状を確認する。体は泥だらけ、手からは血が流れてて、汗だく。顔はさぞ酷いことになっているだろう。

 三浦はそんな俺を見て嘆息する。

 

「ムードもクソもないじゃん」

 

「……まあ、かもな」

 

 一応、納得する。俺は三浦が存外乙女であるということを知っている。彼女の中には理想のシチュエーションというものがあるのだろう。これは流石にあんまりか。

 

「あんたの妹、明日受験なんでしょ?早く帰ってあげなよ」

 

「ま、それはそうなんだが……その、本当に良いのか?」

 

「うん。それに今言われたら、なんか、雰囲気に流されておっけーしたみたいで、やだ」

 

 三浦は目を伏せ、何でもないようにつぶやく。

 

「あーし、ホントにヒキオのこと好きなのに……」

 

 心臓がつかまれた気がした。

 

 呼吸が早い。鼓動が早い。頬が熱い。三浦を見ると、自分が知らぬうちにつぶやいていたのに気づいたのか、また見る見るうちに顔が真っ赤になる。

 

 こ、この女王様、ポンコツなのも最初から変わっちゃいねえ。

 

「い、いまのなし!なしね!なし!なしだから!わ、忘れろっ!」

 

「わ、わかった。わかったから。落ち着け」

 

 ドウドウドウ。馬をあやすように、ポカポカと俺を殴る三浦を押しとどめる。

 

 全然痛くない猫パンチだった。

 

「と、とにかく!あーし待てるから。今日以外がいい。明日でも明後日でもいい。いつでもいいから。今日以外がいい。安心して。あーしは、変わんない」

 

 彼女は赤い顔を隠すように俺に背を向ける。

 

「明日だって明後日だって、毎日好きだから」

 

「よく言う」

 

 俺も彼女に背を向ける。見ていられない。さっきのは無しと、忘れろって言ったのは誰だったんですかね。

 

 多分、だから彼女も背を向けたのだろう。顔なんて見られない。

 

 彼女は言った。明日でも、明後日でも、毎日好き。反芻すると、胸の奥がかっと熱くなるのを感じる。

 

 ならば。

 

 思うと同時に、体は動いていた。

 

「三浦」

 

「ん?」

 

 気づけば振り向く彼女は、俺の腕の中にあった。

 

 三浦はあわあわと俺の腕の中で困惑する。

 

「ひゃっ、ひ、ヒキオ?だ、だからあーしはいつでもいいって……」

 

「なら、今でもいいだろ。と言うか、今がいい。申し訳ないが我慢できん」

 

「こんなシチュエーションやだって言ったじゃん」

 

「だめだ。俺はお前とは違う。男だ。女ほど我慢強くない。明日なんて待てそうにない」

 

 彼女の肩を掴む。その目は再び俺と会う。

 

 俺にとってのそれは、今だったのだ。

 

「俺は今、お前が好きだ。お前だけが好きだ」

 

 全てが止まった。彼女の揺れる長髪も、行き交う車のライトも、柔らかく照らす月光も。俺と彼女から切り離された。

 

 時が止まったような、気さえした。

 

 止まった時計の秒針が、彼女の笑いによって動き出す。

 

 ニシシ。嫌がっていた割に、その言葉を聞いた三浦は明るく笑う。その笑顔は月よりも明るく、太陽よりも輝いていて。

 

「知ってるし、()()()()()

 

 その瞬間、体に重みと温もりを感じる。長い黒髪が耳をくすぐる。飛び込んできた彼女の体は思っていたよりもずっと小さく、細く、頼りない。しかし誰よりも強い。俺はそれを知っている。そんな姿に憧れた。救われた。

 

 その笑顔を、ずっと見ていたいと思う。

 

「ヒキオ。ずっと、大好き」

 

 やはり俺は、三浦優美子にはかなわない。

 




えー、はい。お疲れさまでした。一応の最終回です。ここまで読んでくださった方々、本当にありがとうございました。これからは二人のただの学校生活を書きます。

さて、色々思うことがあり、この作品に対して思っていたことを書かせていただきたいと思います。
私は普段、作者が作品に対する言い訳や説明をすべきではない、と考えております。作品と読み手というのは、作者の意思を介入せず、一対一であるべきだと思うからです。作者が読み手にバイアスをかけてしまうのは、健全な読書ではない。

しかし何も言わずに最終回を迎えるには、この作品は長く続き過ぎてしまいました。終わってからなら私の好き勝手言ってもええやろ、という感じです。
だから本当に読まなくていいです。私が満足したいだけです。文字制限のないTwitterみたいなもんです。

では、興味ねえよって方は、この辺で。読んでくれて本当にありがとう。




そろそろ誰も読んでいないでしょうか。はい。では。ちなみに今四本目のストロングを空けました。私は文章を書くときは大抵酒を飲んでいます。

もとはと言えばこの作品は海老名さん√のついでに書き始めたものでした。海老名さんは実は高校生の時から好きなキャラで、少しだけ「こんな話あったらいいな」と妄想していたものです。
と言ってもプロットも何もありません。正月の暇つぶしに筆をとり、思ったより文章を書くことにはまってしまった。それが私の創作の始まりです。

そんな中あーしさんは、大して好きなキャラでもありませんでした。海老名さんは好きでしたけど。こんな女現実にいたら大抵うぜえな、くらいに思っていました。

しかし、一話目から何か手ごたえを感じてしまった。正直、海老名さん√より遥かに手ごたえを感じていました。実際、確かあーしさん√の一話目は二時間くらいでかき上げたはずです。あの時プロットもストックなしで日に二本あげてたのすごいな私。

たぶん、私は少女漫画が好きなのです。恋愛には障害があったほうが燃える。あーしさんの場合、明確な障害、葉山隼人君がいました。一途な彼女だからこそその障害は高かった。

そして書いていく中で、この作品の転機となる話がありました。修学旅行編、「その告白は誰にも届かない」です。

多分、私はここで満足してしまったんだと思います。色んな方面にヘイトの向く話だとは知っていました。でも、ちょっと変わった私の書くあーしさんなら、全部壊してくれる。全部をまちがえずにいてくれる。

実際自分でもうまくかけたと思います。多分、今なら書けないでしょう。だから余計満足し、その後は更新頻度が段々と落ち、なんと半年更新が途絶えてしまいました。本当に本当に本当に、ごめんなさい。海老名さん√の更新が止まったのもほぼこのお話のせいです。重ねて、ごめんなさい。

その後はあーしさんが生徒会長になりました。実は私、ここでも満足してしまったんですよね。ゆきのんとガハマさんと八幡の演説。いや、青春してましたね。ちなみにあーしさんの演説はいまいちだったと思います。上手くまとまらなかった。

選挙後の平塚先生と八幡の会話は、正直悩みました。ゆきのんと八幡の気持ちを説明をさせたかったわけではない。でも書いてみるとやっぱり平塚先生は格好良くて、これまた自分でもよく書けたと思います。

多分このあたりから迷走してんな、と思う人もいたのではないでしょうか。幸いそのようなコメントはあまり見かけなかったのですが。私自身あーしさんが生徒会長になるのはあまり違和感がなかった。

その後、ディスティニーランド編。私は恋愛というのは決定的な何か一つの出来事で決まるわけがない、と思っています。積み重ねた時間や小さな日々の一つ一つから、自然と誰かに惹かれていくものだと思う。
だから、ここでは少し近づいた彼らが書いてみたかった。大学生に朝からナンパされるあーしさん。それを助けてもらったから、八幡に惹かれたのか?多分違うと思います。痛々しいやり方で急場を凌ぐ八幡を、彼女は否定しなかった。それが彼と彼女のその時の距離であり、近づいているのを表現したかった。

それを表現したお話がもう一つ。「意外に彼女は彼を知っている。」八幡の悪口を言う大岡と大和をあーしさんが諫める、という内容にするはずだったのですが、八幡に近づいた彼女は「そんなことない」とそのまま否定するでしょうか?いや、ない。私はそう思い直しました。
彼女は彼が格好良くないことも、卑屈であることも、自分を大切にしないことも知っている。だからこそ、何も知らない彼らが言ったことをどう感じ、考えるか。賛否の多いお話でしたが、あなたにはどう映ったことでしょうか。

そして、サッカー対決。葉山君とサッカーで対決するぞ!というお話です。
ぶっちゃけなんでこうなったか、あんまり覚えてません。確か最初は原作をなぞってあーしさんが元奉仕部に相談し、マラソン大会もやるはずだったんですが、多分あまりに原作にしかならなくて没ったんでしょう。書いた覚えありますから。

よく書いたと思います。正直話の内容には納得していませんが、よく書ききった、と言う方が正確でしょう。自分で言うのもなんですが、私絶対ここで投げると思ってました。
だってサッカーとかやったことないし、葉山君のことも好きでもないですから。あーしさんも出てこないし。
でも、思ったよりあっさり書けた。やはり隼八は至高なの?私は海老名さんの趣味は全く理解できないが。

そして文理選択で物語は加速します。いい加減自分の気持ちに気づき始めたあーしさん。
最初の彼女なら、真っすぐにそれを八幡にぶつけていたでしょう。私の書く最初のあーしさんは、強く、頭が良い。私はヒロインとして彼女をそう設定しました。それは一話から「その告白は誰にも届かない」のあーしさんです。

しかし、彼女は変わってしまいました。告白の後、彼女は女子の視線に怯え、葉山の気持ちが向かないことに挫けそうになります。

ここで問題が発生しました。彼女は強く、真っすぐな「ヒロイン」から、考えて悩む「主人公」になってしまいました。

さて、これは非常によろしくない。私は焦りました。最初の予定だとうじうじ悩む八幡に、あーしさんが「くだらない。あーしと付き合え」くらいで終わらせるつもりだったんですが、どうも彼女はそんな風に格好良く、主人公を救ってくれる「ヒロイン」ではなくなってしまっていたらしい。知らないうちに。

だから、話は長くなってしまいました。主人公が二人に増えたからです。両方が悩み、考えなければいけなくなった。

そして主人公が動くには、多かれ少なかれ、外的要因が必要になります。八幡が動く理由は最初はヒロインであるあーしさんでしたが、ではあーしさんの動く理由は?最初の話と矛盾するように聞こえますが、どうやら恋愛には理由が必要らしい、ということに私は気づきました。

そこで海老名さんが矢面に立ちました。あーしさんは最終的に、友達に言われたから動いた。そう思った人もいるでしょう。しかし、仕方ないのです。彼女はもはや主人公なのですから。理由なしに「八幡が好きだ」というわけにも、気づくわけにもいかなくなった。まあ私自身海老名さん回は満足してるからいいんですけどね。

そこから先は、こうなりました。葉山君には申し訳ないことをしてしまった。でも、彼は今のあーしさんの告白を受け入れるわけがないと私は信じていました。誰よりも本物に憧れる彼なら、そんなことをしない。してくれたらお話終わっちゃうからダメなんですけどね。

さて、タイプする指もだるくなってきました。すこし格好をつけて、二つほど言葉を引っ張ってくることで後書きを締めくくりましょう。

「恋はするものではなく、落ちるものである」と言う人がいます。私もそれを支持したい。そっちの方が楽じゃないですか。人を好きになることに理由なんて求めたって、碌なことにならない。だってその人が自分のことを好きになるとは限らないし。恋がかなわなくたって、運命のせいにできる。落ちるものだから仕方ないや、って。

片や「愛は技術である」と言う人がいます。かの著名な心理学者の言葉です。愛は技術であり、そこには知識も努力も労力も必要である。私は勝手にそんなもんだと思ってます。浅学をお許しください。
多分、これを支持する人は少ないと思われます。私は支持しない。だって、面倒じゃないですか。さっき言ったように、人を好きになったからってその人が自分を好きになってくれるとは限らない。今好きでも、明日にはそうじゃなくなってるかもしれない。ならそこにかけた知識も努力も労力も、全部無駄になる。

だから最初から運命に任せて恋に落ちたほうが合理的である。私はそう思う。

でも、彼らは違います。八幡とあーしさんは、いちいち自分が誰かを好きなことに理由をつける。理屈をつける。そうでなければ動かない。

あれがあれで、こうだから、自分はこいつが好き。そんな理由の一つ一つが、今までの45話のお話です。だから長くなった。二人とも主人公で理由が必要だったから、皆さんをやきもきさせてしまった。最後に言いたかったのはそれです。重ねて、ごめんなさいでした。

五本目のストロングを開ける前に、いい加減終わりましょう。肝臓に悪いし。ここまでこんなつぶやきみたいな文章に付き合ってくれたあなた。マジでありがとう。

このお話は、まだ続きます。イチャイチャした二人の学校生活、私は今から楽しみです。なぜこんなに楽しみなのか。この文を書いていてなんとなくわかりました。

なぜなら、これからの彼らには理由が必要ではないから。

理由のない甘い二人の学校生活。ぜひお楽しみに。

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