この企画はかなり時間を要したぞ。主に企画段階で。
MADを作ってる人の苦労が身に染みて解ったよ。
その4 リトルでバスターな僕は、お姉ちゃんに狙われている。
集団戦中、サヤの槍が誤ってスニー肩に当たってしまった。
「きゃんっ!」
「あ、ごめんっ!?」
「もう~っ、サヤさんったら………、お仕置きで抱き付きの刑です♪」
サヤを後ろから抱き締めるスニー。
身体全体を逆立てて驚くサヤ。
「うきゃああぁぁ~~~~~っ! 触られるのダメ~~~~っ!!」
「うふふっ、今度は注意してくださいね♪」
「は~~い………」
敵がひるんだ隙を見て前衛が道を開けるのに合わせて槍を振り降ろしたサヤ。
その槍の柄がスニーの頭部を直撃した。
「いやんっ!」
「今のは避けてよっ!?」
「今度は抱っこの刑です♪」
サヤを前から抱き締めつつ、首から顎に人差し指を這わせる。
「にぎゃああああぁぁぁぁぁ~~~~~~っ!!」
「うふふっ、今度失敗したらチューしちゃいますからね♪」
「もう失敗しない。絶対しない」
敵がラスト一撃になったところでウィセの合図。
指示に従ってサヤの『ソニック・チャージ』が発動。
ひょいっ、前に出てくるスニーの背に直撃。
スニーは素早くサヤの両頬を捕まえて唇を近づける。
「サヤさん………、目を閉じて♡」
「今、自ら当たりに行ったよねっ!?」
スニーの額を押さえて必死に抗うサヤの姿にウィセは溜息を吐く。
その5 戦線のリーダーと歌姫(?)
ギルド≪ケイリュケイオン≫、作戦会議室。
マフラーオフ・アルクは椅子に座って腕を組み、厳かに告げる。
「これより、次のオペレーションを伝える。作戦名、オペレーショントルネード」
「なあ、なんでウチの嬢ちゃんでも、お姫様でも無く、アルクが仕切ってんだ?」
小声で訪ねるタドコロに、マサが返す。
「なんか、違和感無いから………」
納得して皆黙りこむ。
「作戦内容は………ギルド保護対象メンバー、通称『一般生徒』から食券を巻き上げるっ!!」
「カツアゲかよっ!?」
叫ぶヌエに対し、心外とばかりにアルカナは告げる。
「我らのギルドは、そんな恥知らずな行為には及ばん」
「おい、なんでアル坊がメガネかけて率先してアルクの援護してんだよ?」
訪ねるタドコロに、マサは再び端的に答える。
「解んないけど、違和感無いでしょ?」
皆納得して黙る。
アルクは続ける。
「まずは食堂で歌を披露! 皆が盛り上がっているタイミングで風を起こし、食券を巻き上げるわよ! ―――っと言うわけで歌姫さんはこちら!!」
呼び出された白髪のローブを着こんだ少女は、顔を真っ赤にして歌い始める。
「攻略組の生き様、覚悟を見せてあげる。アナタの胸に刻みなさい!」
思わぬ美声に驚くメンバー。
しかし、見た事の無い女性に皆首を傾げる。
そこに用事を済ませて帰って来たウィセが、首を傾げて一言。
「カノン、そんな格好でなにしてるんですか?」
「聞かないでくれっ!!!」
その6 何でもは知らないけど、アナタのエクスタシーは知っています。
「―――っと言う風に、我がギルドは、レベルが高く戦闘向けのプレイヤーよりも、レベルが低く非戦闘組だが、生産系のクエストなどに広く手を出している一般プレイヤーこそが主軸となる『要』と言える組織なんだよ」
サヤの説明に感心するアルク。
「へぇ~~。この各階層のクエストを梯子する事で、大きな利益を手に入れられるルートも、アンタが個人で見つけたのかい? 凄いじゃないのさ?」
「最近はリンちゃんと観光スポット巡りも考えてるんだよ? 格安でアインクラッドの観光名所を安全確実に周れれば、みんな大喜びだし。何より心の憩いの場にもなるしね」
「人の心をよく知り、アインクラッドにも詳しくなくちゃできないね」
「そのためにも人員の適材適所も考えてるんだよ? こっちはウィセに協力してもらいながらだけど、意外に慣れていないだけで、適切な人とかもいるから、そこら辺は僕が指示出してたりするかな?」
「意外だね? アナタメンバーの事もちゃんと把握してんだ?」
「うん。そりゃあ、大事な仲間だもん。色々ちゃんと把握してるよ。ケンの面白い所とか、タドコロの急所とか、ウィセの弱点とか、アルクのエクスタシーモードとか」
「へ?」
「(ニコニコッ)」
途端に冷や汗を流し始めるアルク。
「ア、アンタ………何デモ知ッテンダネ………?」
「何でもは知らないよ。知ってる事だけ♪」
サヤは優雅に髪を払って見せた。
ネタ
その4『リトルバスターズ』『バカとテストと召喚獣』
その5『Angel Beats!』
その6『化物語』『リトルバスターズ』