~読者達のあいんくらっどコメディオン~   作:秋宮 のん

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元ネタ無しです。
思い付きです。
作品の事実と異なる場合もあります。


その10~12

その10 仕事は辛いよ………マジで

 

 タカシ、カノンを芝生に押し倒し、その上に覆いかぶさる。

「カノン………」

「ちょ………っ!? な、何考えてるんですか………っ! こんな事してどうなると………っ!?」

「俺を拒むのか?」

「そ、そんなつもりは………っ!」

 タカシ、カノンの顎を掴み、自分の方に向かせる。

「全て委ねろ………俺は絶対………お前を………」

「タ、タカシさ、ん………」

 二人が至近距離で見つめ合う中、次第に胸の奥から高まってくる物を感じる。それに耐えられなくなった二人は、同時に動く。

「「をぅぇぇぇぇ~~~~~~~~………っ!!!」」

 SAOでは吐瀉物は出ないが、それでも我慢できない二人は吐く真似だけを必死に続ける。

 それを見ていたシンが大声で叱責する。

「こらこらっ! ちゃんと最後まで続けろよ!? 次の広告の漫画に載せるんだから、ちゃんとやってくれないと困るぜ!? 今やケイリュケイオンのメンバーを元に創作した、ケイリュケイオン広告『アインクラッドレポート』の広告漫画が女性プレイヤーに大人気なんだからよっ!!」

「「そんな物のために付き合わされるこっちの身にもなれっ!?」」

「見て、書いてるこっちだって辛いんだからお前らも頑張れっ!!」

「「だったらやらせんな~~~~~っ!!」」

 

 

 その頃、サヤとウィセとスニーとヴィオ。

「うわっ! うわわ~っ!? キリトくんがマサくんとそんなぁ~~~っ!?」

「ウィセさんもどうですか一冊? こちらの百合ものなんて私達にも楽しめますわよ? コレなんてウィセさんと―――」

「それには及ばないわ」

 ウィセ、スニーが進めようとした本を胸の前に翳して見せる。

「既に持ってらっしゃったんですのね!? 素敵ですわっ!!」

「ふわっ!? ふわわぁ~~っ!! そ、そんなっ!? ナッツさんとルナゼスさんがヌエくんを巡ってなんてぇ~~~!?」

「………? ??? ………?? ………ねえウィセ、スニー? これって何がどうなってるの? 何だか見てると胸がドキドキするんだけど、見た事の無い形の組み合わさりで解んないんだけど?」

「良いんですわよサヤさんは知らないままで♪」

「アナタは知らない方が良い事よ。ヴィオの様に耳年増になってはダメ」

「誰が耳年増ですかっ!?」

 そう言いつつ、スニーから譲ってもらったヤオイ本を抱えるヴィオ。

 その時、遊びにやってきたクロンが入室してくる。

「サヤさんいますか~~? さっきクッキーを作って見たんですけど、よかったら―――」

「「「わあぁ~~~~~~~~~っ!!! クロンちゃんは見るのも早い~~~~~っ!!!」」」

 訳も解らずクロンはサヤと一緒に追い出された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その11 もしもシリーズ(サヤがアナタの恋人編)

 

 

 目が覚めたら、隣で寝転ぶサヤの姿があった。

「おはよう」

 

 ―――なんで此処にいる?

 

「え? うん、起こしに来たんだけど、何だか気持ちや誘うに寝てるから、顔覗いてた」

 

 ―――そんなに面白い顔か?

 

「僕にとっては、“見る”事自体が特別なんだもん………」

 ベットから降りたサヤはアナタの事を誘います。

「さ、早く着替えて、御飯にしよう? 今日は僕の取っておきです!」

 

 ―――ああ、それは楽しみなんだが………。

 

「ん? なに?」

 

 ―――出て行ってくれないと着替えられない。

 

「??? うん………?」

 首を傾げながら素直に従うサヤ。

 

 

 

 着替えて階段を下りると、料理を用意していたサヤ。

 朝食フルコースの“卵かけご飯”。

「卵かけは醤油が命! “卵かけご飯専用醤油”なんて販売されてたけど、あんなのは邪道っ! 卵かけご飯が流行ったから作っただけの普通の醤油だよ! 卵かけご飯は子供でもできる火も包丁も使わない初歩料理! 故にこそ! 奥が深い調理法が隠されているんだよ!」

 卵かけご飯に思い入れでもあるのか、その後延々卵かけご飯の最も美味しくなる調理法を聞かされた。その調理法で出来た朝食が本気で美味しかった事に脱帽する。

 

 

 

 

「今日は珍しく非番なんだっ! 今日は君と一緒にいられるよ?」

 

 ―――そうか、じゃあ、どこかに出かけて見るか?

 

「あ、じゃあリンちゃんが教えてくれた観光スポット行きたい!」

 

 ―――さて、今日はゆっくり休むか。

 

「お出掛けどこ行っちゃったのっ!?」

 ショックを受けるサヤに、笑って「冗談だ」と頭を撫でる。

「ふわ………っ! ………ぅ~~~………、君が相手でも、やっぱり急に触られると緊張するよ………。でも、嬉しいから、なでなでは好きだよ?」

 

 ―――………お前ちょっと、犬のモノマネして見て?

 

「?? こう? ………ワンッ、ワンッ♪ ヒャンッ♪」

 犬の手で可愛らしく、そして意外と上手い鳴き真似をして見せるサヤ。不思議と頭とお尻に耳と尻尾が出てきたように錯覚する。

「ん? なに? 満足したの? ??? ………えっと、お出掛けは?」

 

 ―――ああ、解ったよ。行こう。

 

「うわ~~~いっ!」

 

 

 

 

「綺麗な川辺だね………。人も少ないし、ゆったりできるよ」

 

 ―――フウリンならもっと良い絶景スポット知ってたんじゃないか?

 ―――オレ達のレベルなら問題無かっただろうに、ここで良かったのか?

 

「こっちが良いよ。だって、君と一緒にゆったりできる時間が、僕には何より嬉しいから」

 静かに川辺を歩く二人。

 しばらくしてサヤが恥ずかしそうに俯く。

「ね………、ねえ? ………手、繋ぐ?」

 

 ―――良いのか? お前、触られるの………?

 

「嫌なわけじゃないんだよ? 相手だって君だし………。ただ、人より敏感だから、ちょっと緊張するだけだもん………」

 緊張した様子で、手を差し出すサヤ。

 驚かせない様にゆっくりと優しく握りしめる。

「………………………。…………………//////」

 きっちり十五秒後、真っ赤な顔になって、するりと手を放したサヤは、握られていた手を胸の中に抱いて、俯いたまま囁く。

「や、やっぱり………、まだ僕には………、~~~~~~~~……………」

 それ以上声にならないまま、サヤは腰が抜けて座り込んでしまった。

 

 

 

 

 帰ってきた二人。

「ごめんね。せっかくの休日だったのに、殆ど何もできなかったね?」

 

 ―――構わないよ。

 

「そう言ってくれると嬉しいよ。………明日からまた攻略のために忙しくなっちゃうね。………あ、あのさ? ちょっとだけ、我儘言って良い?」

 

 ―――なんだ?

 

「あ、あのね………? 良かったら僕が寝つくまでね………、一緒に………」

 

 ―――!?

 

「一緒にお話でもしよう?」

 

 ―――………(ガクッ)

 

「なんで落ち込んでるの? ………何でも無いの? ………?」

 二人一緒に部屋に入り、サヤが眠くなるまで暗い部屋で互いの事を話し合う。

(ああ………、やっぱり僕には、君の声を聞くのが、一番の、子守、歌………)

 

 ―――お休み、サヤ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その12 そして僕は何を触った………?

 

 

 リアルでのサヤ。過去の話。

 姉との会話中。

「そうだ弥生! 面白いおまじないがあるんだけど―――」

「やらない。絶対やらない。何が何でもやらない」

「じゃあ止めて………、お姉ちゃん、友達からペット預かってきたら弥生に触らせてあげるドーンッ!」

「妹の了解も無しにこの姉は~~~っ!? ………何このペット? 犬? 猫ではない。長めの毛がふさふさして柔らかい。これはお鼻? ひくひくしてて可愛いけど、ちょっと濡れて―――ひゆんっ!? きゅ、急に舐めないで………っ!?」

「動物にそんな事言っても困るだろう? そして二匹目投入ドーン!」

「まだ一匹目の正体も知れていないのにっ!? そして今度のは明らかに手触りがぬるぬるっ! 気持ち悪いッ!! 感触がリアルに伝わってくる分余計気持ち悪いっ!!」

 

 ガジガジッ! キーーーッ!!

 

「なにっ!? 鳴き声!? なんか喧嘩してる!?」

 

 シャキーーーンッ!! グサグサグサッ! ギャベェーーーーッ!!

 

「あ、やべ………っ」

「お姉ちゃんっ!? 今何かあまり聞きたくなかったような、初めて聞く生々しい音が聞こえたんだけど!?」

「三匹目ドーン」

「謎を謎のままにこの姉~~~っ!! そして今度の感触は明らかに動物じゃないっ!! 何これ!? つるつるで固いけど生き物じゃないよね!?」

「いや、立派な生物」

「初めてヒントが返って来た!? そしてこれはなんなのっ!?」

「答え、スイカ」

「怯えて損しました~~~~っ!!!」

 

 ブンッ!! ぐしゃああぁぁぁ~~~~っ!!

 

「弥生、お前が投げたスイカで大変な事に―――」

「うん、ちゃんとお姉ちゃんに当たったのは音と臭いで解るよ」

「いや、その結果、私が預かっている一万匹のペットが一斉に私に屯してるんだ」

「何処でどれだけ連れてきたのっ!? こんな狭い部屋にどうやってそれだけの数を―――」

「教えてやるドーン」

「お姉ちゃん自ら―――いやあああぁぁぁぁっ!! なんかいる~~~っ!? なんかいる~~~っ!? お姉ちゃんに群がってる小さい大群が何かいる~~~~っ!!?」

「答え、カマドウマ」

「解んない!! 解んないよ~~~~っ!!」

 

 数分後。

 

「よしっ! 全部回収!」

「ふ、服の中に入ってきた時はどうなるかと思った………」

「いや~~、私も、弥生の大切な部分にカマドウマが密集していくところを見た時は、何のエロゲ―かと思ったぞ?」

「その原因は、スイカに塗れたお姉ちゃんが私に被さったからだよね?」

「違うなっ!」

「違わないよっ!!」

「それじゃあ、そろそろペット返してくるぞ?」

「一日で返すのか………なんで預かってたんだこの姉?」

「いや、預かってたペットはカマドウマとスイカだけだ。最初の二匹はその辺で適当に捕まえてきた。………もう一匹になったが」

「スイカペット!? 適当に捕まえたっ!? 二匹が一匹っ!? お姉ちゃん天才なのっ!? 異次元なの!? こっちの思考回路が全く追いつかなくツッコミ間に合わないんですけどっ!?」

「ああ、最初の奴な………、“アレ”が一番まともじゃない………」

 

 バタン………。

 

「な、なに触らせたんだよ~~~~~~~~~~~~~~~~~っっっ!!!!!」

 

 

――ケイリュケイオン談話室――

「なぁんて感じで、お姉ちゃんったらホント面白い人でしょう~~♪ ね? ウィセ?」

「そうね………、サヤが既にお姉さんに毒されて壊れた事は良く解ったわ………」

「? ウィセ? 何か泣いてない?」

 




サヤの過去話は事実です。
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