ハンターになって人理修復に参戦   作:YO!Hey!

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大したものは取れませんが初剥ぎ取りなので気にしない。
"初"ってついたら何でも記念すべきものに聞こえる不思議


剥ぎ取り・採集はハンターの基本

「いい!?ハンター、ワイバーンを狩るのにハジケるのはまだ許すけどその後ずっと宝具使ってワイバーンから剥ぎ取り続けるのは禁止だよ!」

 

『本来の使い方だから問題ない。あと剥ぎ取り行為の邪魔をするのはマナー違反だぞ?しっかり覚えておけマスター』

 

「あ、うん。・・・じゃなくて!皆で話をするんだからみんなに合わせてよ!!」

 

『次からは気をつけよう』

 

「(あ、これダメなやつだ)」

 

 

「もの凄い勢いでワイバーンを全滅させたと思ったら骸骨を無視して剥ぎ取り始めていた彼は何者なんでしょうか?」

 

「彼については深く考えると負けですので気にしないでください」

 

「全くだ。マスターにはしっかり手綱を握っていてもらわなければな」

 

 

ジャンヌの話が終わった後、マスターを寝かそうとしたら説教された。しょうがないじゃないか!ハンターだもの!

それにしても剥ぎ取りまでモンハン基準だとは。マスターに小突かれただけで剥ぎ取りが中断されたのは驚いたぞ。突進するワイバーンを大剣で受け止めてもびくともしなかった体が。

 

しかも剥ぎ取ったあとも何故かワイバーンの体が欠けていなかった。大剣では真っ二つになったのに、剥ぎ取りナイフは宝具だからゲームと同じ仕様になったのか?

あと一体につき2回しか剥ぎ取れなかったな。それ以上やろうとしても剥ぎ取りナイフ(宝具)が手元に現れなかった。ここもモンハン基準か。

まぁファブニールはグラン・ミラオス並の大きさがある筈だし9回はできるだろ。

 

 

『とりあえずマスターはもう休め。明日は早いぞ』

 

「納得がいかないけど・・・。明日動けないのは困るからもう寝るよ、マシュ、エミヤ。ハンターのことしっかり見張っといてね?」

 

「「分かりました(了解した)」」

 

『わけがわからないよ・・・』

 

「フフフ・・・皆さん仲がいいんですね。」

 

 

なんかまた初対面からやっちまった気がする。

不可抗力だからもういいか。

 

ん?あれは・・・

 

 

「マスターさんはもう寝ましたか?」

 

「はい、初めての野営のはずなのにグッスリ・・・。

 

それにしてもジャンヌさん、もしかしてまだ私たちに隠していることはないでしょうか?」

 

「それは・・・」

 

「詮索するつもりは無いが、これから先不確定要素を残すのは良くないのではないかと思うがね」

 

「・・・はい、実は・・・」

 

 

やっぱり薬草か!やけに周囲から目立ってるように見えるから何かあるなと思ったら、これもハンターボディだから見つけられたのか?あ、火薬草でてきた。

なぜに?おっ!あっちにはキノコも生えてるじゃねぇか。

 

 

「・・・ありがとうございます。少し気が楽になりました。この国のことは私自身よく理解しています。明日から、頑張りましょう!」

 

「はい!」

 

「む・・・?ハンター?」

 

『豊作だった。まさかニトロダケにドキドキノコまであるとは、帰って調合するのが楽しみだ』

 

「ジャンヌさんの話を聞いてなかったのですか!?」

 

 

『それは大丈夫だ。()()()()()()からな』

 

 

「そういえば、お前は未来を知っているんだったな。それはこの先に出てくる英霊の事も知っているのか。」

 

「未来を、知っている・・・?」

 

『そこについては触れないで頂けると助かる』

 

「・・・分かりました。私も隠してたことがあったのです。人に聞ける立場ではないでしょう。」

 

 

あなたはしっかり話してくれましたけどね。

じゃあ暇だから剥ぎ取った素材の確認でもするか。スタミナの感覚的に腹も減ってないしな。

えーと?まず竜の牙が15個、竜の爪が13個、鱗が20個に生肉7個・・・火竜の翼膜?確かこれレウスから取れる奴だったよな?まぁこいつらも炎吐くらしいし、形もレウスと似てるからわからなくもないか。

 

 

「相変わらず謎なポーチだな。どこぞの人類最古の王を思い出す」

 

『あれには及ばないよ。無限に入るわけじゃないからな。マイルームにある箱には英雄王にも負けないくらいの物が入ってると思うが』

 

「・・・それは聞きたくない事実だったな・・・。しかし、やはり英雄王の事も知っているのか」

 

『まぁな。なんならどんなアイテムがあるか話してやろうか?この剣の事も気になるだろう、ただ見張りをしていてもつまらないしな』

 

「確かに触れた時魔術を使っても全く解析ができなかった。それに時折、その剣の輝きに不気味なものを感じる」

 

『まぁ、そうだろうな。いいか、この武器はな・・・』

 

 

こうして第1夜は更けていく。

 

 

 

______________________

 

 

 

 

昨日は俺の剣を投影できないエミヤにNDK?NDK?してあわや斬り合いに発展しそうになったが起きたマシュに殴られて落ち着いた。

全く痛くなかったが、だからといって(宝具)で殴るのは反則だろ、流石に少しは効いた。エミヤには大剣だと勝てるかわからんのに俺もアホなことしたな・・・。

 

 

「さて、では早速森を抜けてラ・シャリテへ情報収集に行きましょうか。そこで情報がなかった場合、さらにオルレアンに近づく事になりますがなるべくそれは避けたいですね」

 

『む?ちょっと待ってくれ。その先にサーヴァント反応があるぞ?場所は目的地のラ・シャリテだ。あれ?すごいスピードで離れていくぞ!?』

 

『・・・あれを見ろ』

 

「!?街が・・・燃えている!?」

 

「っ!急ぎましょう!!」

 

 

 

 

「これは、まさか・・・!」

 

『・・・生ける屍(リビングデッド)にワイバーンもいるようだな。死体を食ってるのを見るのは胸糞悪い。早々に殲滅しよう、やれるな?エミヤ、マシュ』

 

「無論だ。飛んでいる奴は俺が落とす。お前達は下にいるヤツらをやれ」

 

「・・・っ!!敵ワイバーン、撃滅します!」

 

 

 

 

 

流石に剥ぎ取り云々言ってる時じゃないな。マスターも顔色が悪いし。

 

 

「最後のワイバーンを仕留めました。周囲に敵影なし。戦闘終了です」

 

「・・・大丈夫ですか?マスター」

 

「うん・・・。ちょっと気分が悪くなっただけ、大丈夫だよジャンヌ」

 

 

『待った!先程の反応が反転して戻ってきている!君たちのことを感知したんだ!サーヴァントの数は・・・5騎!?まずいぞ!すぐ逃げるんだ!』

 

 

「・・・いいえ、逃げません。せめて、真意を問い質さなければ・・・・・!」

 

「ですが・・・!」

 

「やれやれ・・・頑固な聖女様だな。どこかの誰かを思い出す」

 

『ああっもう間に合わない・・・!仕方ない、いいかい?逃げることを第一に考えるんだよ!?』

 

 

2人のジャンヌご対面か。確か一緒にいるのはカーミラ様にヴラド三世、聖女(物理)にデオンくんちゃんか。

カーミラ様とおじ様はなんか怪物化してた気がするし、俺でも行けるか?

 




ハンターは採取するとモンハン世界のアイテムが取れる不思議体質(今更感)ということで。

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