【完結】東方袖引記 目指せコミュ障脱却!   作:月見肉団子

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お待たせしました。


春探しだよ 袖引ちゃん

 冬が深まり、びょうびょうと雪が雨戸に打ち付ける。そんな吹雪も吹いた冬も終わり。そろそろうららかな陽気とともに春一番がやってくる。……頃のはずなのですが。

 いまだに春は訪れず、冬がどんどんと深まっております。深々と雪が降れば雪かきに追われる。そんな日常に人間様達もおかしいぞ。と言い出しているそんな頃。

 

 私、韮塚 袖引 春探しをしております。

 

 

 肌寒いなんて季節などあっと言う間。冬が訪れ布団の中でガタガタと震えつつ春を待っておりましたが、春の便りが届く気配はこれっぽっちもございません。

 冬は苦手ではございませんが、ここまで続いてしまうと私も店も凍りつくもの。証拠に店内も人っ子一人おりません。……全く、気候とはまこと恐ろしいものでございますね。

 

 なにやら抗議の声が聞こえてきそうではありますが、そんな事はお構い無し、といそいそ防寒具を着込んでいきます。

 藁の防寒着はぬくぬくとまではいきませんが、保温性は高い。さてはて準備も完了し、いざ雪降るお外へ。

 しんしんと、雪降る外には春の気配などこれっぽっちも感じられません。さぶさぶと両腕さすり、歩く人もいる中、さくさくと雪踏み分け、参りますは霧の湖。

 妖精さん仲間なら何か知っているのかもなんて考え、チルノさんに会いに行ったわけです。

 

 

 雪けぶる霧の湖は一面鏡の様になっており、一面氷が張っておりました。この湖に住んでいらっしゃるわかさぎ姫さんは大丈夫かな、なんて考えつつ、元気に飛び回る青い妖精さんと、一緒に飛び回る緑の妖精さんに近づいていきました。

 

「あんた誰?」

 

 元気な氷精さんの第一声がこれ。前にも紅魔館に立ち寄る際に何度か出会っているはずなのですが、まぁ、妖精なら仕方ないのでしょうね。

 特にがっかりもせず、慌てふためいている隣の緑の妖精さん含めて問いかけました。

 

「春の妖精さんを知りませんか?」

「春の妖精?」

「リリーちゃんの事だよ、チルノちゃん!」

 

 チルノさんは首を捻り、大妖精さんは春告精さんの事を知っている様子。今度は大妖精さんに焦点を絞り、問いかけてみました。

 

「リリーさんがどこにいるか知っていますか? 今年は春が遅くて里の人間様が困っているのです」

「え、えーと、リリーちゃんはまだ寝ているというか、力を発揮出来ないというか……」

「力を発揮出来ない?」

 

 困った様に言葉を選ぶ大妖精さん。その言葉を聞き更に追及する私。大妖精さん、その言葉に首を捻り、リリーさんを思い出すように困り顔。

 

「あの子は本来、春になると自然と力が沸いてきて、冬から春へと移行させるんですけど、その力が流れ出てしまっているみたいで……今は彼女の住処で寝ています」

 

 妖精とは思えない位、つらつらと言葉が出て来る大妖精さん。あまり期待しないで此方へと来たのですが、思っていたよりも実りが多い寄り道となりました。

 さて収穫も得られましたし、次なる手掛かりへ。とふわふわ飛び去ろうとしますと、進路先にチルノさんが割り込んで来ました。

 どいて下さいな、と言いますと、チルノさんは敵意の目を向けてきます。

 

「今の話はよくわかんなかったけど、あんたが冬を終わらせる気なのは、わかった」

「まぁ、これ以上冬が続くと色々と良くありませんし」

「じゃあ、あたいがここであんたをやっつければ、永遠に冬なわけだ」

 

 ほう……妖精さん風情が私に喧嘩を売ろうとは良い度胸ですね。

 私とて、妖怪の末席。負けるわけがありません。軽く捻ってやりましょう。

 袖を捲るような心持ちで、弾幕の態勢へと移っていきました。あわあわと手を振る、大妖精さんを横目にチルノさんと向かい合います。

 

「全力全開なあたいの力見せてやる!」

「いくら冬で力をつけていると言っても、妖精は妖精! 軽く引きちぎってあげましょう!」

 

 そんなこんなで始まった弾幕戦。……えぇ、楽勝でしたとも。妖怪と妖精、違いは明白です。地力も違いますし、何より私もそこそこの修羅場をくぐっております。負けるはずがありません。

 ただ……えぇ、ただですね? チルノさん。普段から妖精としては強いなー、なんて思っておりましたが、全力全開なチルノさんは予想以上。

 間違い無く妖精の枠を超えた力は、容赦なく氷のつぶてとなり私に降り注ぎました。それが痛いのなんのって、油断していただけに涙目になってしまう程。

 

 そんな涙も凍り付いてしまうような弾幕ごっこの後、また雪降る空を飛んでおります。楽勝ですからね! 凍えるような風が傷に沁みたりなんかしておりません。……しておりませんとも。

 

 少し破けた袖を気にしつつ、次に向かう先は博麗神社。さすがにこの事態、博麗の巫女様にも動いて頂かなければなりません。

 長い参道を無視するように飛んでいき、ふわふわと鳥居を潜ると、いつもの場所。雪かきもほったらかしとなった境内を眺めつつ、社務所に回り込みますと、縁側に人影。

 雪空の下でも印象的な紅白衣装を纏う霊夢さんは、縁側に立ち、雪降る空を見上げておいででした。

 

「……あんたか」

 

 ぼそりと、霊夢さんは呟き、こちらを向きます。既に剣呑な雰囲気が滲み出ておりまして、雪よりも冷ややかな視線を向けられました。

 時機を間違えたかな? なんて冷や汗かきつつ言葉を待ちますと、口を開く霊夢さん。

 

「なんの用? いま雪を眺めるのに忙しいのよ」

「一応、人里の人間様が大変そうでしたので」

「あんたがやる事じゃないでしょ。袖引」

 

 ギロリ、なんて女の子に表現するものでもないかもしれませんが、そんな鋭い視線を向けられます。それは、まごう事無き博麗の巫女の目。

 確かに、本来私が手を出してはいけない領域。妖怪である以上、「異変」には手を出すべきではありません。

 妖怪が異変を起こし、人間がそれを解決する。その不文律は絶対。ましてや、異変中妖怪が表立って手助けなどは、基本あってはならないのです。

 

 だからこそ均衡を保つ博麗の巫女である霊夢さんの対応もこれが当然である、と言えます。それを分かっていながらもこちらまで来てしまった訳ですが。

 

 まぁ、要するに文句を言いたくなった訳ですよ。人間様の実害が出ているのにこの体たらくは何事かと。……あと、ずっと冬が続くと寒いですし。

 そんなこんなで、霊夢さんの極寒の視線にたじろぎつつも毅然とした態度で言い返してやります。

 

「だったらこんな私めに言われる前に動いて下さいよ、人里が凍えてます」

「何? あんたもそんな事言う訳? 魔理沙と似たような事言うのね」

 

 魔理沙さんの名前を聞き、魔理沙さんもやはり動いているのだなー、と少しホッとしておりましたら、霊夢さんは懐からお札を取り出しました。

 

 

「まぁ、いいわ。あんたもついでに倒しつつ、異変もちゃちゃっと解決しちゃいましょ」

「……はい?」

 

 おかしいですね……何故か聞こえてはならない言葉が聞こえた気がします。

 さらにおかしな事に、霊夢さんは臨戦態勢。今回の博麗の巫女は理不尽だとは聞いておりましたが、まさか無関係な私にまで厄災降りかかるとは思いませんでした。

 あわわわわと慌てつつも、一応穏便に済ませられないかと無駄な抵抗を試みます。

 

「あのー? 私、異変とは、ほぼほぼ無関係なのですが……?」

「異変中に私の前に現れたら、それはどれも敵なのよ」

 

 まぁ、聞き入れてくれるとは元より思っておりませんでしたが、ここまで理不尽だといっその事笑いが飛び出して来そうでございます。

 元より魔理沙さんに言われ準備は整っていたのか、札構え、大幣をいつの間にか取り出し、私へと向ける。

 その間は一瞬で、私は即座に反応する事が出来ずにあっと言う間に、退魔の札が目の前を埋め尽くします。

 

「ちょっ……」

 

 命からがら回避しますと、霊夢さんは露骨に舌打ち。

 

「面倒な……避けないでよ」

「避けなければ当たってしまうでしょう!?」

「当たれっていってるの!」

「お願いですから、お引き取り下さい……」

「邪魔だから押し通るわね」

 

 私の言葉はひゅるりと風に流され、ついに弾幕ごっこが始まりました。

 私は十全に力を発揮し、右へ左へと着物はためかせ、びゅんびゅん飛び回る大立回り。そんな動きに霊夢さんもたじたじ。

 ……だったら良かったのですが。まぁ、ほぼ何も出来ずに雪積もる境内へと墜落しました。

 チルノさんとの一戦も体力的に大きく影響しており、こちらも必死に弾幕で応戦しましたが、いかんせん力が出ない。

 そんな腑抜けた弾幕なんぞ霊夢さんに届くはずも無く、彼女はひょいひょいと避け、げに恐ろしい威力を持つお札をばしばしと投げ付けてきまして、もう着物も襤褸切れに。

 ついには尽きかけていた体力も底をつき、札が直撃致しました。

 

「り、理不尽……」

 

 最後の言葉はきっとこの言葉。そのままひゅるひゅると落下し、冷たい絨毯に埋もれて行きました。

 

「全く、手間取らせないで欲しいわ」

 

 消え行く意識の中そんな言葉が投げ掛けられたのを覚えております。

 

 

 結局、春探しはここでお仕舞い。霊夢さんに強制的に墜落させられて異変は終わり。

 雪降る中、袖振れない神社で札に巻き込まれる。えぇ悲しい一件でした。

 

 と、なれば良かったのかも知れませんが。春まで冬眠と言うわけにはいきませんでした。

 

 

 

「そんな所で半裸で寝ていたら風邪を引きますよ?」

 

 

 意識の外で感じていた雪が積もる感覚が一時的に止んだと思いきや、一時的冬眠している私に声が掛かりました。

 意識がゆっくりと浮かび上がり、雪の薄布団を被った手が目に入ります。さらに視線を上げてみると見知った顔。

 

「咲夜さん……?」

「袖引さん、そういう趣味が……?」

「……え?」

 

 ガバッと起き上がり、自身を改めますと着てきた着物も、防寒着も、もうぼろぼろになっておりまして、大分際どい姿でございました。慌てて隠そうにも無い袖は振れぬ。

 雪降る中、肌色を晒す愉快な妖怪が居るという事態は確実となってしまいました。

 慌ててあたふたしながらも、そこに知り合いがいた事を思い出し、恐る恐る視線を向けますと咲夜さんはにっこりと佇んでおられました。

 うんうんと頷き、万事悟った様な生暖かい目がこちらに向けられます。

 

「大丈夫ですわ、この事は誰にも──」

「違うんですーー!!」

 

 境内に私の声が響き渡り、降る雪がそれを白く染めていきました。

 

 

 かくかくしかじかと経緯話し、納得してもらうまで少しばかりの時間を要しましたが、無事、生暖かい視線付きで咲夜さんにも納得して頂きました。

 では、これにて、と帰ろうとしますと、後ろから掛かる咲夜さんの声。

 

「そのままで帰るつもりかしら?」

「うっ……」

 

 再度服を見下ろしても、変わらぬものは変わらぬ。先ほどと同じ襤褸切れが、辛うじて局部を隠しておりました。

 流石に妖怪の身体とて雪の羽毛は寒かったのか、若干肌色が多めの震える身体が目に飛び込んで来るだけとだいぶ悲惨な状態。

 どうしようかと悩んでいると、手に持つカバンをごそごそと漁る咲夜さん。なにするものぞと覗き込もうといたしますと取り出したるは、もう依頼で山ほど作った見慣れたお洋服。

 咲夜さんは、めいど服を取り出し、こちらに突きつけるように目の前にぶら下げました。

 

「こんな事もあろうかと……とは言わないけれど、これで良ければ」

「……あの」

 

 取り合えずとばかりに、何故持っているのか、と聞きますと、フラン様がめいど服の私を見てみたいなんて仰られ、とりあえずとばかりに一着作り、私に試着させようと自店に訪れたようです。

 しかし、当然ながら私は不在。どうしようかと困った挙句、何となく博麗神社に訪れますと私が半裸で雪に埋もれる倒錯的趣味を、心いくまでお楽しみの最中だったと。咲夜さんが、そんな顛末を話して頂きますが、流石に納得できない事が一つ。

 

「だから、違うんです! これは霊夢さんがっ!!」

「えぇ、分かっておりますわ。その恰好は霊夢のせいで袖引さんの趣味では無いと」

 

 これこそ必死になんてものじゃない位に訂正いたしましたが、本当に分かっているのか分からないままに流されてしまいます。

 

 あぁ……本当になんて事でしょうか。思わず泣きだしてしまいたい位には酷い状況。私にそんな趣味なんてこれっぽっちもありませんのに! ……ありませんからね!

 

 頭を抱えたいと思っておりますと、めいど服抱えた咲夜さんが問いかけます。

 

「で、これは着るのかしら?」

 

 ずずいと、突き付けられるめいど服。酷い状況だとは認識しておりましたが、事態は悪化の一途。

 着のみのまま帰れば、露出の気があると思われてしまう事は間違いなし。かと言ってあのめいど服を着るのもまた憚られます。

 えぇ……あのお洋服、何故か丈が膝上までしかなく、私が着用するには度胸が幾何か必要でございまして。

 例えば、目の前にいる咲夜さんの様にすらりとした方が着るのでしたら、それは大層お似合いな物でございましょう。

 しかし、しかしながらですよ? 私の様なちんちくりんが着飾ろうと、それは猫に小判。到底似合う物では無いではありません。

 ちらりと、もう一度見ますと、ずずずいと迫るめいど服。咲夜さん的にはフラン様の願いもございますし、着せてしまいたいというのが本音でしょう。

 

 うぅぅ、と思わず呻きが口から漏れ出てしまいます。

 確かに可愛いお洋服だとは思っておりますよ? 決して他人に言えることではございませんが、かのご依頼の時、姿見にてめいど服を肩まで持ち上げ、着た自身の姿を想像し、慌てて取りやめる事が何度かございました。

 

 ある意味で憧れのめいど服。それが目の前にずずずずいと迫ってきております。しかも今回ばかりは着ても仕方のない状況。

 吹きすさぶ風が体温を奪っていき、凍えてしまいそう。そんな状況の解決手段が目の前にあるのです。着ないわけには……しかしながら、めいど服を着てしまったら最後。大切な何かが壊れてしまいそうで。

 

 と、手を伸ばしては引っ込め、手を伸ばしては引っ込め、と繰り返しておりますと、咲夜さんが一言。

 

「フラン様が悲しむわね……」

 

 そうしてめいど服をしまう素振りを見せました。言葉にされて初めて、フラン様の少し寂しそうな表情が目に浮かびます。そんな表情が浮かんだ瞬間、葛藤の堰は決壊し言葉がポロリとこぼれます。

 

「……着ます、めいど服を着ますのでどうかお貸し下さい……」

 

 これでもありったけの勇気を振り絞って出した答え。そんな声を聞き届けた咲夜さんはしまう時の数倍の速さで、めいど服をささっと取り出し、こちらの目の前に。

 

「そう、それは良かったわ」

 

 あんまりな手際よさに嵌められたと気づくのに時間はかからず、そして気づかない内に、私の召し物が着物からめいど服へと変貌を遂げておりました。

 

「え……はい?」

 

 さすがの私もこれには声も出ず、あんぐりと口を開けるばかり。これが噂に聞きし咲夜さんの程度の能力かなんて考える暇も無く、瞬時に私はすかーとと呼ばれる下の着物を抑えつけます。

 

「ひゃあ!? さ、咲夜さんこれ、これぇ!?」

「ひょっとしてスカートは初めて?」

 

 通り抜ける風が容赦無く素足をさらっていき、先程までよりはましになったとはいえ、体温が抜けていく。

 あまりの下半身の頼り無さに、思わず屈みこんでしまいました。

 

「うぅぅ、やっぱりこんな格好だなんてぇ……」

「想像以上に似合ってるわよ?」

「そういう事では無く……」

 

 

 初めて着るめいど服。構造自体は理解してはおりましたが、着てみますと予想以上に恥ずかしい。そんなものを心の準備無しで着てしまったとあればもう。混乱は必須です。

 お嬢様と体型が似ているから着せ替えは楽だったわ、とのたまう咲夜さん。その表情はやはりというか、なんというか、非常に楽しそうなものでして、化かし合いが常な妖怪の一員として、やられた。と舌を巻くばかり。

 

 騙されたら、騙されたで一つ勉強になったとぶつぶつと無理矢理自分を納得させておりますと、咲夜さんはふわふわと飛び上がり、こちらに声を掛けてきます。

 

「じゃあ、行きましょうか。春探し、やるんでしょ?」

 

 どうやら、聞いているかどうか分からなかった経緯もきちんと聞いてくれていたようで、私で遊んだ後はきちんと、春探しを手伝ってくれるようです。

 妖怪は異変に関わるのはご法度ではありますが、人間様の手伝い位なら許されるでしょう。という訳で咲夜さんの手伝いという言い訳も出来ました。

 それに、文句だけ言って働かないのは少しばかり引っかかるものもございましたし。

 

 と、付き合ってくれる咲夜さんに感謝しつつ、飛び立とうとしました。しかし、「ある事」に気づいてしまいます。と、言うより先程から気づいていた事実。

 

「……見えてしまいますよね、これ」

 

 ひらひらとしているすかーとに目を遣り、抑えたり、伸ばそうとしますが、改善の気配はありません。

 もたもたとしていると、行かないの? と咲夜さんからお声が掛かり、慌てて返答します。

 

「あ、行きます! 行きますから!」

 

 もう一度足元を確認し、深呼吸。もう、毒食らわば皿までの様な気持ちで空へと上がります。

 もともとが冷たい季節を終わらせる為でしたのに、どうして冷たい目線を浴びるような事になっているのか。

 

 どちらにせよ、関わってしまいましたし、関わってしまったのなら終わりまで見届けるべきでしょう。

 とはいえ、霊夢さんが出張っているので直に終わるようなこの事態。のほほんと咲夜さんと蕾探しでも致しましょう。

 

 

 

 

 なんて考え、飛び立ちましたが、はてさてどうなることやら。我ながら砂糖菓子よりも甘い考えだと思ってしまいますが。

 

 そんなこんなで装い新たに再出発。私もついに初お洋服の御披露目と相成りました。

 

 冷たい風や冷たい視線は何のその。終わらない冬の終わりを見に行きます。

 

 という訳で今回はここまで。

 

 次回も()()続きお楽しみ下さる事を祈っております。

 

 

 あ、いえ。けれど見ないで下さいね? 特に下から覗き込むのだけは勘弁を……


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