【完結】東方袖引記 目指せコミュ障脱却!   作:月見肉団子

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鬼と酒だよ 袖引ちゃん

 さて、夜も明けて朝が来る。どうやら人里はどこも無事だったようで一安心。ほっと胸をなでおろしつつ、新しい朝を迎えます。

 苦い夢も、残る身体の痛みも忘れてひと眠り。なんてことは許されませんでした。なぜか只今、宴会の真っ最中。困ったことに私、鬼さんの隣に座っております。

 

 さて、そんな冒頭から始まるのは今回の顛末でございます。……実は、これこそ話したくないものでございまして。

 

 

 そんなこんなで始まった、楽し恥ずかしな宴会でございます。

 

 私、韮塚 袖引 騒いでおります。

  

 

 擦り傷や、細かい傷が癒えつつある身体を引きずり、人里をぐるりと一周。人間様や、人里に被害がないのか見回っておりましたが、皆さん変わったところはなく、ふぅと胸を撫で下ろしました。どなたかが止めて下さったようで感謝しかありませんね。

 

 そんな晴れ渡る青空の下、元気に活動していらっしゃる皆さんを眺めつつ自宅へ戻りひと眠り……と行きたかったのですが、そうもいかない。何故なら霧の様なもやが目の前に来たと思いきや、いきなりこの前出会った鬼さんに化けたのですから。

 当然、私はびっくり仰天。驚いて尻もちを、ぺたんとついてしまった程です。

 

「あ、あなたは……」

「よう、二日ぶりくらいかい? とりあえず行くよ」

 

 

 そんな言葉と共にぐいと手を引っ張られ、空へと浮かび上がりました。へ? と疑問符を浮かべる前にぐいぐい人里が遠ざかっていき、どんどんどんどん小さくなっていきました。

 そんな突飛な事が非常に苦手でございます私としましては、もう何が何やら全く分からず目を白黒させる次第でございました。

 

「え、あの? え? ちょ、ちょっと!!」

「あーも、うるさい。いいとこに連れて行ってあげるんだから」

 

 そういった彼女の口からはかなりの酒精が漂っており、酔っ払っていることがまるわかり。そういえば鬼さんと言えば誘拐の代名詞。古来よりやれ人攫いだ、やれ誘拐だという伝承が各地に残っている有名な種族。はらわた食う、手足もぐなんてことも聞いた事がございます。

 そんな事を思い出し、茄子のように顔がすうっと真っ青に。こんなとんでもない事態になるなんて。私、悪さしましたか? ……えぇ、してました、してました。妖怪の本分やら、いたずらやら、あまつさえこの鬼さんに楯突いたり致しましたね。

 そんな考えが一瞬頭の中をぐるりと三周ぐらいしたのちに周囲の状況が見知ったものだと気づきます。

 

「ここは、博麗神社……? え、誘拐は? はらわたは?」

「何言ってるのか知らないけど、ただ飲みにいこうって誘っただけじゃないか? なんでさっきからそんなに固くなってるのさ」

「いえ、それはあの……」

 

 私が喧嘩を売った張本人であることや、あなた様は里を襲おうとした妖怪さんであったりとかそんな反論ございますが、そんな事口が裂けても言えません。

 ふるふる震えておりますと察してくださったのか、吹き出したかと思うと、快活に笑いながら背中をバシバシ叩いてこうおっしゃりました。

 

「くくくく、なんだい、私に喧嘩を売ったことをまだ気にしてんのかい? そんな細かいことなんて酒飲んでりゃ忘れるんだから気にしなくていいのに」

「は、はぁ……。その、あのですね、背中がそろそろ……」

 

 快活に笑い、水に流してくださる豪快さはとても好ましいのですが、先ほどから、さながら太鼓のように音を立てている背中が悲鳴を上げ始めておりまして、もともと癒え切っていないのもあり、そろそろ私、涙がにじんで来てしまいます。

 

「なんだよ、全くこれもダメかい? 本当に弱っちいなぁ」

「すいません……」

「謝ることでもないんだけど……えーと、名前なんだっけ? そもそも聞いたっけ?」

「え? あ、韮塚袖引です」

「あーそうそう、そんな感じだった気がする。弱すぎて覚えてらんなかったよ」

 

 

 本当に先ほどから飾り気のない言葉がばしばしとぶち当たり、もはや心地よい位になってまいりました。何というか新たな扉が開けそうなそんな予感すらも……

 いえ、それは、それはとてもまずい気がしたので踏みとどまりました。ふわっと影狼さんの顔が浮かびましたがきっと気のせいのはず。そうに違いありません。

 

 そんなことをいまだに鬼さんの腕にぶら下がっている状態で考えておりましたが、この誘拐犯さんの名前を聞いていないな。なんてことに気がつきます。

 ちらりと左上を見上げると、なんだかご機嫌そうな鬼さんの顔。先日の表情とは全く違っております。そんなご機嫌ならばと、少しだけ勇気を出してみました。

 

「あの、そちらのお名前を伺っても?」

「私かい? 言ってなかったっけ?」

「え、えぇ、まだですね」

「おや、そうかい。私は鬼の伊吹萃香だ。覚えたかい」

「伊吹萃香さんですね。分かりました」

「そうそう、忘れるんじゃないよ?」

 

 冗談めかしてそう笑っている伊吹様。本当に先日の態度が幻だったのでは? なんて思うくらいに上機嫌でございまして私も一安心です。なぜあの時はあんな刺々しい態度であったのか聞いてみたい気も致しますが、そこはぐっとこらえておきたい所。何故ならどこで怒りを買うか分かりませんから。

 

 なんて、危険物を扱う様にドキドキとしておりましたら、萃香さんがこちらの様子に気づいたのかそうで無いのか分からぬままに博麗神社へと到着してしまいました。

 そのまま軽々と私を抱え上げ、見せつける様に神社の管理者、霊夢さんに話掛けました。それが恥ずかしいのなんのって、ジタバタしておりましたが全く効果なし。抱えられる猫になった気分でございました。

 

「霊夢、一人攫って来たぞぉ」

「あんたねぇ……って、袖引か。ならいいわ」

「あの、その……降ろしてくださーい!」

 

 さらっと流す霊夢さんなんて気にしている余裕すらなく、降ろしてもらうことに精一杯。そんな事をしていましたら注目が集まるのも仕方の無い事。結局、担がれる私は、衆人の目にこれでもかと、言わんばかりに晒されることになったのでした。

 

 酒も入っていないのに赤い頬を抑えておりましたが、伊吹様が早速とばかりに、お酒をどぼどぼと溢れんばかりにつぎ込み、私に促しました。

 そんなお誘いを断る事無く、ちょこちょこ口を付けておりましたら、いつの間にか良い心地。がやがやとした喧噪にも馴染みこんで、段々と愉快になっていきました。

 流れのまま隣で飲んでいる伊吹様も好き放題飲んでおられ、実に楽しそうでございます。酒が切れると次の瞬間には、どぼどぼと注がれるのは少し困ったものでもありますが。

 そんな赤い顔の伊吹様でございますが、先ほどからやたらとご機嫌。飲んだ勢いで聞いてみた所、こんな回答が。

 

「こんな楽しい会は久しぶりだからねぇ。それに飲んでみたい奴とはあらかた飲めたからね。そりゃ楽しいさ」

「おぉ、それは良かったですねぇ。その方達も大層楽しんだのでは?」

 

 伊吹様に出会ってから、数日しか経っていないはずなのですが、もう既にかなりの数の方と飲んでいらっしゃる様子。流石、天狗様の元上司なんて噂を聞きます鬼の方。お酒は滅法強いようです。

 しかし一体誰と飲んだのか、なんて思いを巡らせておりました所、伊吹様はこちらをじとーと眺め、少し困ったような表情で、言葉を発します。

 

「いや、飲みたい奴ってのにあんたも入ってるからね、袖引」

「へぇ、私も。それは凄い……へ?」

 

 いきなり私の名前が伊吹様の口から飛び出しびっくり仰天。あまりの意外さに返答が少し的外れな物となってしましまいました。的もはずれりゃ、音階も外れる。非常に裏返った声の返答が、伊吹様へと投げ返されました。

 その返答受けた伊吹様はあきれ顔。まさしく何を驚いているんだと言わんばかり。とかなんとか考えりゃ、飛び出して来たのはこの言葉。

 

「何を驚いてんだい。攫ってきたのはそう言うことだろ?」

「は、はぁ。そうなのですか……」

 

 どうやら鬼の世界では攫った相手は興味有の証拠なようです。いえ、間違いでもないのですが、如何せん頭がついて参りません。

 しかしながら、あれだけ気に食わないと言われていての本日のこの態度。何か裏でもあるのかなんて考えてしまいます。

 結局、少し悩んだ後、そんな考えても仕方のないというか、もう私の事を含め分からない事だらけ。これ以上分からないことを増やしたくないと、既に弾幕ごっこで遊んだ仲でもありますし、お酒の力を借りて、聞きたい事をことごとく聞いてみることにしました。

 

「あの、私の事を……」

「あぁ、言ったよ。気に入らないって。だけど、それはあんたの在り方だよ。袖引」

 

 私が全てを口にする前から、全てがお見通しだったとばかりに瓢箪をどん、と置きこちらへ顔を向ける伊吹様。その様相は、まさしく古強者を想起させるような威厳を放っており、思わず震えが来てしまいました。

 こんな相手によくもまあ五体満足でいられたな、なんて自分の頑丈さに感心しつつも顔を伊吹様の方にしっかりと向けました。

 しばらく無言で向き合う私達。威厳を放つ伊吹さまの姿を見ているだけで、だんだん目の前が霞んで来るくらいにとんでもない威圧感が放たれており、もう私、たじたじでございます。

 

 そんな圧力の檻がいつの間に開けたのか、一口含みきゅぽんと瓢箪から口を離す伊吹様。いつの間にか威圧感は晴れ、その顔はけらけらと笑っており、そのまま口を拭い、楽しそうに一言口にしました。

 

「虚仮の一念岩をも通す。ってね。あんたの在り方は嫌いだが、お前の考えと根性は買うよ」

「へ? それはあの?」

「もし、何か起こすんだったら呼んでね。からかいに行くから」

 

 突然の態度の移り変わりについて行けず、置いてけぼり状態の私をからかう様に、つんつんとおでこを突っつく伊吹様。

 そんな押されたおでこを抑えつつも、頭はもう疑問符だらけ。いつもの事ながら、突然の出来事は手も足も出ませんね。ごーごーと流れる現状をただ困惑しつつも、受け入れるしかありませんでした。

 何も反応しないままでいると、伊吹様は私の様子を見て首を傾げました。 

 

「何、目丸くしてんの? ……もしかして、驚いてる?」

「えぇ、その通りで。いまもどう反応してよいものやら……」

「ぷっ、あはっはははは。あー駄目だこの子面白い」

 

 ついには、腹を抱えて大笑いしてしまう始末。お酒が入っているとは言え、ここまで変貌するなんて思いも寄らず、誰かが化けているのかと勘ぐってしまう程。

 でしたら、あの時の恐ろしい態度……いえ、今も恐ろしい事は恐ろしいのですが、そうでは無く。人里を攻めようとしていたり、私に対して激しく辛辣な、あの態度は何だったのかと思ってしまいます。

 流石にそんな不満をそのままぶつける訳にもいかず、少し遠回りのような形で問いかけました。

 

「あの……あの時の事は怒っていないのですか?」

「あの時の事?」

 

 伊吹様は首を傾げ、あぁと一言。

 

「私に喧嘩を売った事かい? そりゃ、弱すぎてイラっと来たけど、別に怒る程の事でもないよ? あんときは丁度酔いが切れていてねぇ。ま、運が無かったね」

「……へ? あの、人里の侵攻は? 略奪は?」

「あん? なんの話だい? もしかして、私が人里を攻めるとでも思ってた?」

「……あれ?」

「え、もしかして図星? ……ぷふっ」

 

 ど、どうしましょう。あの誰か、誰か、このこっぱずかしい妖怪をこの世から一時的に抹消出来る方は。あの、あの。

 えぇ、もう酒のせいだなんて通用しないくらいの赤っ恥。すぐさま耳まで赤く染め上げられ、これ以上無いって位に真っ赤っか。更に赤く出来る所を探し回っているようにすら感じてしまいます。すぐさま穴があったら入りたいどころか、埋まってしまいたい程。あぁ、恥ずかしい。

 

 羞恥でぷるぷるとしている私を見て、伊吹様またもや大笑い。あまりにも笑いすぎて、むせ返っている始末。

 げっほげっほ、とむせ返れば、何事かと集まって来る周囲の方々。霊夢さんやら、紅魔館の皆さん等々見知った顔に見られ、更に顔が熱く染まり上がります。

 

「いやー、だからか! だからあんな台詞を。いや、あれは良かったよ。だって私が袖引を気に入ったのそこだもん!」

 

 もうげっほげっほと笑い転げながら、背中をばしんばしんと叩かれ、もう羞恥と痛みで何が何やら。分かるのは今すぐにでも布団に潜り込んでしまいたいのと、痛い位の周りの視線のみ。

 なにやら気に入って貰える、貰えないのお話が聞こえた気も致しますが、そんなのはもう気になりません。あるのは羞恥ばかり。周りも少し優し気な目をしているのが、余計に堪えるのです。

 そんな火照った身体や頬を見ない様にとあえて周りを見渡します。すると、取り囲む顔の中に魔理沙さんの顔が見えない事に気がつきました。

 

 恥ずかしさも冷めやらぬ真っ赤な顔のまま、そのことを霊夢さんに問いかけると。

 

「あぁ、魔理沙ね。今回は欠席。今回は出ないってさ」

「彼女は、その……そっとしておいて下さいな」

 

 霊夢さんに話を聞いている最中に、咲夜さんがひょいと出て来て話掛けて来ました。

 

「……? どういうことです?」

 

 当然聞き返しますが、霊夢さんも、咲夜さんも苦笑い。そんな中、酔いも最高潮に回ったのか、ご機嫌限りの伊吹様が、けらけらと笑いながら割り込んで来ました。

 

「あぁ、魔理沙ね。あれも熱かった! いやーなんたって……」

「ちょっと、萃香」

「えー、いいじゃん。本人に聞かせてやりなよ」

 

 霊夢さんが慌ててたしなめ、伊吹様もぶーぶーと言いつつ口をつぐみました。

 もちろん、そんな態度が気にならない訳もなく。

 

「何かあったんです?」

 

 と、聞き出しますと、伊吹様はにやりと口を吊り上げ、話始めました。

 

「何かあったってもんじゃないよ。私が魔理沙をのしたのさ」

「……魔理沙さんを、あなたが?」 

「今回の欠席もそういうことなんじゃないかな?」

 

 聞き捨てならぬことを聞いた気が致します。どうやら今回の欠席は目の前の鬼さんから受けたものが原因な様子。……なにやら、咲夜さんと霊夢さんがこそこそと、絶対違うよね、なんて事を言っている様な気もしましたがきっと気のせいでしょう。

 まぁ、あれです。妖怪退治なんて危険な事をすれば、怪我だってするでしょう。弾幕ごっこだって安全だけのものでもありません。女の子なのにそんな危険な事を、なんて今更な言葉でございますし、言うつもりは毛頭ありません。

 しかしながら、そんな理屈とは別にふつふつと、腹の底から湧き上がって来るものがあるのです。宴会に出られない程の怪我をさせるなんて、駄目です。理屈とは別に許されないのです。

 ニヤリとしている萃香さんに、私は問いかけました。

 

「魔理沙さんが宴会に来れない原因は、あなたですか?」 

「あぁ、そうだね。私が原因なんじゃないかな」

「……許せません。魔理沙さんをそんな状態にするなんて」

「じゃあ、どうする?」

 

 

 表情を崩さない萃香さん。先ほどからニヤリニヤリとしている顔を歪ませてやります。先程の仕返しとばかりに、私は萃香さんのおでこをつんと触り、こう突き付けてやったのです。

 

「弾幕ごっこで、勝負です」

「いいねぇ、そう来なくっちゃ」

 

 相手が誰だったのかも忘れ、ただただ感情に任せて空へ浮かび上がります。いえ、きっと誰かだと分かっていても、私は挑んだのでしょう。お友達を傷つけて黙っていられるほど、私は気が長くは無いのです。

 

 空に浮かぶと、地上からはやんややんやと大喝采。流石幻想郷といいますか、お祭り騒ぎは大の好物な様で皆様思い思いに歓声を上げております。その中には私を応援して下さる声もあり、なんだか舞い上がってしまいます。

 そんな私を追うように、瓢箪片手に浮き上がって来た萃香さん。表情は崩さずに楽しそうな笑顔のまま、こちらに問いかけて来ました。

 

「その無謀な所、私、好きだなー。そうそう、始める前に一つ聞いてもいい?」

「……何でしょう?」

「例えば、今回のが魔理沙じゃなくて他の仲のいい奴だったらどうしてた?」

 

 そんな不思議な問い掛けに、首を傾げますが。ふわりと小傘ちゃんや、普段の仲のいい方たちが怪我させられている所を想像し、即座に答えは出て来ます。

 

「当然、同じ事をしますね」

「……まだ、遠いねぇ。魔理沙」

 

 何かぼそりと呟き、その後、まぁいいやと納得したのかこちらに向き直る萃香さん。

 

「じゃあ、やろっか弾幕ごっこ。今回は気張ってよ?」

「当然です。その笑顔歪ませてあげますとも!」

 

 そんなこんなで始まりますは、弾幕ごっこ。またもや挑みますは鬼の萃香さん。えぇ、いつの間にか敬意なんて吹っ飛んでおりましたとも。

 萃香さんも、もともとは肉体派。美しさを競う弾幕ごっこであれば勝ち目はある筈なのです。しかも今回は前回よりも酔っている様子。今回でしたらもしかすると、もしかするかも知れません。

 

 なんて、酒の熱と義憤に駆られ舞い上がった気持ちと身体。あとは相手に思いの丈をぶつけてやるだけなのです。

 

 さて、始まりますのは弾幕ごっこ。今回はただではやられません。なぜなら、弾幕ごっこ前に萃香さんに触れる機会がございました故。最初から能力を発動出来ちゃったりします。

 

 ふっ、これはもう仕返し出来たも同然。後は機会を見て能力を発動させるだけなのです。

 

 と、いうわけなので、次回はきっといい気分な場面から始まるのです。間違いありません。

 

 そんな訳で、今回ここまで。

 

 ではでは、次回も()()続きお楽しみ下さる事を、願っております。

 




ネタバレ 相手は萃香

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