朝日を感じて目をこすりながら一夏は起きると隣でぐっすりと寝ている鈴に気づく。
「すぅ~、すぅ~。」
「相変わらず寝顔が可愛いことで。」
そう言いながら一夏は鈴を起こし、服を着替え始めた。着替え終えた二人は食堂へと向かい朝食を受け取り近くの席に着き二人は朝食をとろうとしたところ食堂に備えられているTVにニュースが流れているのに一夏が気づく
『先日フランスのデュノア社社長夫人とその部下がフランス政府の一部の役人たちと共に横領を働いていたことが分かり、フランス警察が捜査に乗り出そうとしたところデュノア社社長夫人とその部下たちが死亡していたことが分かりました。死亡した原因が×××山にある別荘に部下たちと共に身を潜めようと向かっている途中で運転手のハンドルミスで崖から車ごと落下したためと考えられています。さらに横領に関わったフランス政府の役員にも事情を聴こうと警察が家宅捜査に向かいましたが自殺した状態で発見されたとのことです。』
「自殺ねぇ~。」
「うん?あのニュースがどうかしたの?」
「いや、何でもない。」(恐らく束さんがバラライカさんあたりに言ったんだろうな。それでフランスにいるジョヴァンニおじいちゃんに言って始末させたんだろうな。今度お礼言っておかないと。)
そして朝食を食べ終えた二人は寮へと戻り教科書などが入ったカバンを持ってクラスへと向かった。
~放課後~
鈴と一夏はいつもの練習メニューで訓練を始めようと向かい合っていると二人の間に砲弾が放たれた。二人は放たれた方向を見るとラウラがISを纏った状態でいた。二人はため息を吐きながら訳を聞く。
「何の用だぼっち。」
「これから訓練するから邪魔するなら他所でやってくれない?」
「天ノ川一夏、私と勝負しろ!」
「人の話聞きなさいよ。」
鈴はまったく聞き耳を持たないラウラにイライラしており一夏も付き合ってられないと言わんばかりのため息を吐く。
「さっき鈴が言った通り訓練をするからまた今度な。」
そう言って一夏は鈴と訓練を始めようとすると
「無視するなぁ―――!」
そう言ってラウラは攻撃をしてきた。
「はぁ、まったくメンドクサイな。ベアトリクス弾種変更、劣化ウラン弾。」
[
「鈴ちょっと付き合ってくれ。」
「えぇいいわよ、背中は任せなさい。絶対に守って見せるから。」
「ははは、なら俺もお前の背中を守りきってやるよ。」
そう言って一夏は両手に持ったアサルトライフルと両肩のアヴェンジャーの照準をラウラに向けトリガーを引いた。弾丸はそのままラウラへと向かうが途中で停止する。
「うん?止まった?」
[マスター、あれはAICと言う停止結界の一つよ。にしても戦い方が雑ね。あれじゃ死角に入り込まれたら一発で退場よ。今回だと例えば]
ベアトリクスが言おうとしたところで鈴がラウラを背後から強襲した。
[マスターの奥方の一人とかね。]
ラウラは背後からの強襲に防ぐことが出来ずに攻撃を喰らうと集中力が必要なAICが解け大量の劣化ウラン弾と通常弾を受ける。そしてラウラのISの装甲がボロボロにされ一夏は一気に接近する。
「飼い犬くらいちゃんと手綱を引いておけよなっ。」
そう言って一夏の蹴りが入るとラウラのISは強制解除されラウラはそのまま後ろに飛ばされ、その後ろに現れた人物はそれを受け取る。
「きょ、教官・・・?」
「・・・・済まなかった。」
現れたのは織斑千冬だった。申し訳なさそうな顔で言ってくるが一夏は別にどうでもいいと言った顔になる。
「鈴、今日はもう帰ろう。」
「そうね。」
そう言って二人は帰ろうとすると千冬は待てと叫ぶ。
「一夏、あの時助けに行けなくて済まなかった!」
そう言うと一夏と鈴は振り返る。
「優勝した後にお前が誘拐されたことを聞かされて私はすぐに指定された場所に向かった。だがもうお前はいなかった。私はあの時凄く後悔した。お前を守ると誓ったはずなのに。本当に済まなかった!」
そう叫んでくる千冬に一夏はどうしたらいいのか分からずとにかくそこから足早に去って行った。だが一人(一機)違う反応を示していた。
[(あの女、マスターにあんな嘘をついてまでよりを戻そうとするなんて本当に最低な女。まぁ今は何も言わないけど、精々戻ってくる夢を味わっていなさい。その夢はすぐに消えてなくなるものなんだから。だって貴女に待っているのは絶望と言う
ベアトリクスはそう思いながら笑っていた。
次回予告
ラウラが喧嘩を吹っ掛けてきて数日後学年別トーナメント戦が始まる。だが今回からタッグを組んで試合をされるとのこと。一夏は鈴とタッグを組んで出場した。そして1回戦はラウラと箒のタッグとの試合だった。そして悪魔のシステムが目覚める。
次回タッグマッチトーナメント戦~別に殺してもいいんだよな?~