悪魔、天使、堕天使の三つ巴の戦い。
しかしそれもニ天龍により終幕を迎えた。
二天龍を倒す為に三大勢力は協力して戦いを挑んだ。
しかし二天龍力は強大で、よもやこれまでか、そう彼らが思った時だった。
天より落ちし煉獄の焔は一体、何をもたらすのか……
コハエースで魔神セイバーを見て描いて見た作品です。
ノリと勢いで書いたので所々駄文が目立ちます。
まあ、息抜きと、後は暇つぶし、ちなみにこの作品の魔神セイバーは沖田オルタ設定前の魔神セイバーです。
なので、沖田とノッブが合体したものだと理解してもらえれば嬉しいです。
ここから先は一方通行だ、通りたければ覚悟しな!
なんせマジでノリだけで書いたからな!
制作時間はなんと驚きの一時間。
まあ、とりあえず見たいってね♪
天使、堕天使、僕たち悪魔からなる三大勢力による戦争は長い年月が経つ事により泥沼と化していた。
戦争が始まった理由とは何なのか、それは誰にもわからない。
ただ、このまま続けば、犠牲者のみが増え続け、いずれは全てが滅びてしまうだろう。
そんな不毛な戦争に、ある時転機が訪れた。
二天龍と称される『赤龍帝』ドライグと、『白龍皇』アルビオンが突如として争いを始めた。
その争いの余波は三陣営全てに甚大な被害をもたらした。
流石にこの状況で戦いを続けるほど、僕たち三大勢力は愚かでは無かった。
すぐに一時的なものではあるが停戦協定を結び、僕たちは協力して二天龍を止める為動き出した。
そして今日、彼らは決着をつける為、二匹が争う場に乱入した。
当然ながら戦いは熾烈を極めた。
相手はかの二天龍、既に何百人以上のもの達が犠牲になっている、しかしそれでも僕たちは止まらない、いや止まれない。
このまま続けば戦争をしているもの達だけでなく、無関係のもの達すら巻き込みかねないのだから。
しかし戦況は悪くなる一方。
「く、このままでは……」
僕がそう思っていた時、僕の視界に何かが映った。
「ん? あれは何だ?」
視界にたまたま映ったもの、赤龍帝の真上から真紅の光が落ちてくる。
「光? いや、あれは炎か?」
誰かが放った攻撃だろうか? しかしそれにしては……
僕が思考をしていると赤龍帝は口を開け、そしてその口に紅蓮の炎が集まる。
「不味い! みんな下がれ!」
しかし僕の言葉は遅く、既に赤龍帝はチャージを終えていた。
『消え去れ!』
赤龍帝のブレスが放たれる、その時だった。
『グウガアァァァァァァ! 何だ!』
突然、赤龍帝が苦しみだした。
それによりブレスが放たれる事はなく紅蓮の炎は消え去った。
そして僕はいきなり苦しみだした赤龍帝を見る。
よく見て見ると赤龍帝の背中に何かが燃えたような黒い焦げ跡が出来ていた。
「一体如何して……あれは!」
そして僕は気づいた、赤龍帝の目の前に存在する真紅の炎に。
あれはさっきの炎、何であんなところに……まさか!
僕が思考していると赤龍帝が叫ぶ。
『俺を傷つけるとは……何者だ!』
赤龍帝は目の前の炎に向かって吼える。
やはりあの炎が、しかしあれは一体なんだ?
いつの間にか周りのもの達も炎を見つめている。
そし炎は徐々に形を変えて翼のようになった。
そしてその炎があった場所に誰かがいた。
薄ピンクの長髪、褐色肌、黒と赤を基調とした不思議な服を着た無表情の少女が真紅の炎の翼で飛んでいた。
『貴様は、何者だ』
赤龍帝は目の前の少女を見てそう聞いた。
しかし少女はいつまでたっても無言のままでいた。
「……なんだ、トカゲか」
小さくはあったがその声ははっきりと聴こえた。
そして少女がそう言った瞬間、圧倒的な殺気が満ちた。
『ほう、俺がトカゲか。如何やって俺にダメージを与えたのか知らないが……いいだろう。まずは貴様から消してやる。俺をバカにした事を後悔するんだな!』
言うや否や、赤龍帝の口から炎が漏れ始める。
それを見た僕はすぐに指示を出した。
「不味い! 散開!!」
周りのもの達と共に赤龍帝から離れつつ、少女の様子を伺おうとした僕は目を見開いた。
何と少女は逃げる事なく以前とその顔を変えずに佇んでいる。
「バカな! なぜ逃げない!」
「逃げろ、嬢ちゃん!」
まわりからそんな声が聞こえる。
しかしその声が聞こえてないのか、彼女は動こうとはしなかった。
『消えろ!』
そして周りの声も虚しく、赤龍帝の炎が少女に向かって放たれた。
もうダメだ、僕はそう思い目を背けようとした、しかし……
「……無駄じゃのう」
少女は背中の炎とは別に真紅の炎を手に作り出す、そして炎は彼女の目の前に盾のよう広がる。
そして赤龍帝の炎が彼女の炎にぶつかる。
すると如何だろうか、少女の炎は消える事なく赤龍帝の炎を防ぎきっていた。
いや、それどころか、彼女の真紅の炎が赤龍帝の炎を飲み込んでいく。
そして程なくして赤龍帝の炎が彼女の真紅の炎に飲み込まれ、その炎は彼女の手に球体となって収まった。
『バカな! 俺の炎が!』
信じられない光景に皆唖然とする。
そしてなにを思ったのか手のひらの真紅の炎の方見てからその手を振りかぶる。
そしてそのまま手に持つ真紅の火球を赤龍帝に投げつける。
火球は放たると同時に何百メートルも巨大化して赤龍帝に迫る。
『何だと! ガアアアア!!』
そして急な事で避けることもできず巨大な火球は赤龍帝に直撃した。
火球は当たると同時に爆発して赤龍帝を飲み込んだ。
そして爆炎が晴れるとそこには全身の所々が焼けた赤龍帝がいた。
『グウゥゥゥ……まさか俺が炎で焼かれる日が来るとは、貴様許さんぞ!』
『大丈夫か、ドライグ!』
『アルビオンか、なに、見た目はアレだがそこまでだ、既に殆ど再生している』
しかしそこは赤龍帝、見た目の割にダメージはそこまでのようだ。
それどころか再生しているらしい。
少女は先程と変わらず天に座している。
『……ドライグ』
『ああ、仕方がないか。如何やらこちらも本気にならないといけないらしい』
まだアレで本気ではなかったのか! 僕は二天龍の規格外さに驚愕した。
『さて、そういえばまだ名を聞いていなかったな。今一度問おう、貴様は何者だ?』
赤龍帝が少女に声をかけた、赤龍帝がかけた問いに、僕たちも彼女の回答を待った。
問われた彼女は、少し考えるそぶりをして、そして口を開いた。
「我の名か……そういえば名乗るのは初めてになるのぉ」
少女は腕を前で組んで立ち、喋り始める。
「我に名はない……いや、かつてはあった、しかし今の我に名はない。しかし我が何のためにここにいるのかはわかる。なんせその為の存在であるからの、して、我が何者か、ふっ、ぜひもない」
そして彼女は高らかと天に吠える。
「我は『運命を終わらせるもの』! 運命に対する『終末の魔神』!そして我が名は魔神セイバーである!巨大なドラゴンよ、汝たちを終わらすものである! 」
彼女の咆哮と連動するように彼女から膨大な魔力が漏れる。
そして天が軋み、大地が揺れる。
彼女から漏れ出た力だけで世界が悲鳴を上げる。
『バカな! これほどの力を持つなど、それではまるで『無限』ではないか!』
『これほどの力、まるで底がない、まるで『夢幻』のようだ』
白龍皇は少女の圧倒的な力にかの無限を思い浮かべ。
赤龍帝は少女の底のない力にかの夢幻を思い浮かべた。
「無限や夢幻など知らん、しかし我も暇ではない。こう見えて多忙での、さっさと終わらすとしよう」
そうして彼女は腰に下げている剣に手を伸ばす。
そしてその剣を引き抜いた。
その剣の刃は漆黒でどこか不気味であった。
「さて、『暗黒煉獄剣』よ仕事じゃ。さて、二天龍よ、先程も言ったか我も多忙じゃ、故に次の一撃で終いにしよう」
『な、舐めるなよ! 魔神か何か知らんが、我らニ天龍がそう簡単に負けるわけにはいかん!』
『ああ、そうともアルビオン! その言葉、後悔させてやる!』
「カカ!そうかそうか、ぜひもない! では始めよう、そして終わろう。全ては我の前に終幕する」
魔神セイバーと名乗る少女は手に持つ剣を構える。
「一つ、我が進む道に生者はおらず……」
『アルビオン! やるぞ!』
『おう、行くぞドライグ!』
少女が構えると二天龍もその身の膨大な魔力を集め出す。
「二つ、かつて願った誓いは不変……」
『ウオオオオオオオオオオ!!』
『ガアアアアアアアアアア!!』
膨大な魔力の収束により世界がひび割れる。
天が裂け、地は砕ける。
「三つ、ワシと私の運命の叛逆……さあ、今こそ終わらそう、終末の剣よ!」
そしてついにそれは起こった。
『ディバイン ディストネーション!!』
『ブレイク スマッシャァァァァ!!』
赤龍帝の放った真っ赤な光線と、白龍皇の放った半減の超ブレスは、魔神セイバーに真っ直ぐ進んで行く。
「はは、ぜひもない! 輪廻転生、永劫回帰、全ては等しく終わりを迎える。 終幕の時を刻め! 『終末の煉獄剣(ワールドエンド・フィニッシャー)』!!」
そして魔神セイバーの強大な斬撃が二天龍の一撃がぶつかり合う。
しかし拮抗は一瞬だった。
魔神セイバーの世界を終わらす一撃は、二天龍の最強の一撃を容易に飲み込んだ、そしてそのまま二天龍を貫き、冥界の空に空間の穴を開けて消えて言った。
そしてそのまま二天龍は地に落ちた。
そして少女は高らかと叫ぶ。
「ははは! 敵将の首、この魔神セイバーが打ち取ったゾオォォォ!!」
その叫びと同時に戦場に歓喜の嵐が巻き起こった。
僕も彼女の言葉に涙を流した。
そして僕は彼女に近づきお礼を言おうと……
「ああ、ありがと……ッ!! 君! それは……」
しかしそれは叶わなかった。
何故なら魔神は光が登って行く、それはまるで魂が天に帰るように。
「む? ああ、成る程、……での我の役目は終わりか」
少しだけ聞き取れなかった、しかし彼女が言うことが正しいのなら。
「もう、お別れなのか?」
「ん? なんじゃ、お主は?」
少女は、初めて僕を認識したようで無表情のまま僕を見る。
「ああ、成る程、概ね理解したは、それで? ワシに何かようか、悪魔の坊主」
「坊主か、ふふ、そんなことを言われるのは生まれて初めてだよ」
「ふーん、それで結局用はなんじゃ、言うとくけどもう時間はないぞ、これ、自動的なものじゃし」
そうみたいだね、僕が話している間にも既に彼女の後ろが見えるほど透き通っている。
さて、時間も迫っているようだし、最後に一つだけ。
「ありがとう、魔神セイバー、君のおかげで僕たちは救われた」
僕がそう言うと彼女は驚いたように惚ける。
そしてすぐにさっきと同じ無表情になる。
へえ、そんな顔もできるんだ。
「カカ! ありがとうか、久しく言われておらんかったからびっくりしたは! では我からはこの言葉を送ろう。小僧よ、達者でな」
そして彼女は光となって消えていった。
「うん、また会おう」
それから間も無く、戦争は終結した、二天龍は神器に封印された。
そして魔王と聖書の神はこの戦いにより命を落とした。
そして聖書の神の死は秘匿された。
そしてこの話から何百年となった後。
僕たち三大勢力、悪魔、天使、堕天使の間で語り継がれる伝説がある。
二天の龍が争いし時、かの者は現れる。
世界の守護者として、運命の見届け人として。
かの者は名は魔神、その名を魔神セイバーと言われる者なり。
かつての物語は、現在では伝説となり、今も世界のもの達に語り継がれるのだった。
我は魔神、世界を終わらすもの、かつて人であった頃は二人であった。
しかし死の瞬間に願った。
全てを奪い尽くした魔王と、一を奪った一人の人斬り。
しかし死後に願ったのは、二人とも一つ、略奪者であった故に、次の生は誰かの為にこの力を使うと。
我が名は魔神、その名を魔神セイバーである。
ぜひもない、よね?
書いてて思ったんですけど、こいつは誰だ?
まあこの作品の魔神セイバーさんはあくまでも私が考えた魔神セイバーです。
なので不快になられた方はすみません。
さて、アルテラの方はどうしようか、正直ネタを考えるのがめんどくさいです。
後世界観が特にね?
オマケ
宝具
『終末の煉獄剣』(ワールドエンド・フィニッシャー)
対界宝具
ランクEX
その一撃は次元を裂き、世界をきりさく。
この一撃の前には何者すら防御は不可能。
そして打つ、追尾する、当たる、ではなく。
打てば必ず当たると言う因果逆転の力も持つ。
まさに終末の剣、終わりの末と呼ぶにふさわしい。