ハチマンくんとアスナさん   作:大和昭

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2018/03/01 句読点や細かい部分を修正


第235話 シズカ、舞う

「あぁ?」

 

 そのゼクシードのいきなりの言葉に、シャナはイラついたようにそう返すと、

チラリと後ろを見た。店の入り口の中では、何事かと様子を伺う三人の姿があったが、

どうやらゼクシードはそれには気付いていないらしい。

ユッコとハルカは、ゼクシードの女扱いされるのは嫌だったが、そこは空気を呼んで、

それっぽい態度をとっていた。こういう所はしたたかな二人である。

 

「お前……それが何か戦闘に関係があるのか?」

 

 シャナは何かにイラついたままそう言い、それを負け惜しみと思ったのか、

ゼクシードは更にシャナを挑発した。

 

「ぎゃはははは、負け惜しみかよシャナ、女にもてないってのは悲しいよなぁ」

「シャナに向かって……」

「女にもてないって……」

 

 ピトフーイとロザリアは、あまりにもシャナに似合わないその言葉に絶句し、

ゼクシードのとっている態度の滑稽さに呆れかえった。

ピトフーイは後ろを振り返ると、シズカに何事か目で合図し、シズカはそれに頷いた。

どうやら何かしらの意思疎通が行われたらしく、後ろの三人は外に出てこようとはしない。

そんな三人の事は気にせず、シャナは冷めた目でゼクシードを見つめると、

少し冷静さを取り戻した口調でゼクシードに言った。

 

「女の数とかはどうでもいい。お前も男なら、実力を示せよ」

「また負け惜しみか、シャナ」

 

 ユッコとハルカはその二人のやり取りに、自分達が優位だと感じていたのだが、

ふとおかしな事に気が付いた。店内とは違い、周りからの視線を一切感じないのだ。

よく見ると周りにいるプレイヤー達は、男女を問わず、

全員がシャナの方ばかり見つめているようで、誰もこちらを見てはいなかった。

 

「ねえユッコ、誰もこっちを見てなくない?」

「うん、私もそう思ってた。何か、あっちの方ばっかり見てるよね」

「何でだろ?ゼクシードさんって、BoBっていう大会で決勝まで残ったんでしょ?」

「うん、そう言ってたよね……」

「私、ちょっと周りの人に話を聞いてくる」

「あ、ちょっとハルカ」

 

 ハルカはそう言うと、こっそりとゼクシードの後ろから離れ、

近くにいた、ビデオカメラのような物を持った男性プレイヤーに話し掛けた。

 

「あの、すみません」

「はい?」

「どうしてあの、シャナって人の方ばかり見ているんですか?」

 

 そのプレイヤーは、ゼクシードの取り巻きと目されるハルカにそう聞かれ、

こいつは一体何を言ってるんだという目でハルカの方を見たが、

話しているうちに、ハルカが新人だと分かると、警戒を解いたのか、

突然シャナについて熱く語りだした。

 

「何でシャナばっか見てるかって?そりゃ、前回のBoBの決勝の映像を見た人なら、

誰だって見ちゃうと思うよ。知らないかもしれないけど、前回の大会はね、

サトライザーっていう恐ろしく強いプレイヤーがいて、そいつの独壇場だったんだよ。

そのサトライザーと、最初に遭遇したのがあのシャナでね、シャナはサトライザー相手にね、

結果的に負けはしたものの、何分も互角に戦った唯一のプレイヤーなんだよ。

しかも相手は銃と短剣で戦ってるのに、シャナは短剣のみでだよ?凄くない?

他のプレイヤーは皆、サトライザー相手に十秒と持たなかったから、

シャナの強さがどれほどのものか分かるだろ?で、その戦いで、二人の邪魔をしようとして、

シャナに一瞬で真っ二つにされたのが、あんたが一緒にいる、あのゼクシードって男さ。

そもそもシャナは、BoBに出てくるまでは、まったく存在を知られていない、

本当に無名のプレイヤーでね、今でも滅多に人前には姿を現さないって評判なんだよ。

分かってるのは、M82っていう、一キロくらい遠くから狙撃出来る、

すごい銃を持ってるって事と、短剣を使った戦闘が得意って事、後はそうだな、

あの顔に刺青のある女、あいつはピトフーイって言うんだけど、

実力はあるけど、ゲーム内一番の嫌われ者だったあのピトフーイを、

どうやったのか、いつの間にか自分の配下みたいにしちゃってさ、

それ以来ピトフーイは、まったくおかしな行動をとらなくなったし、

ピトフーイ本人は、自分はシャナの下僕だって嬉しそうに言ってるらしいんだけど、

あのピトフーイをそこまで心酔させるなんて、さすがはシャナだってすごい噂になってる訳。

まああの姿を見ると、どうやらそれも事実みたいだけど、とにかくシャナがいるんだったら、

シャナだけ見てればいいんだよ、これGGOの常識ね」

「あ、は、はい、分かりました……」

 

 その長い説明を聞いて、内容を理解したハルカは、呆然としながらも、

次に近くにいた女性プレイヤーに話し掛けた。

予想はしていたが、その女性プレイヤーも、前半は先ほどの男性と同じ話を始めた。

 

「す、すみません、BoBの話と、使ってる武器の話、

後、あのピトフーイって人の話は聞きました。他に何かありませんか?」

「そうね、このゲーム内の女性プレイヤーの少なさは、あんたも実感したよね?

まあ銃で撃ちあうゲームなんだから、当たり前だよね。

でね、その少ない女性の間にも、コミュニティって物があるんだよ。

その中で一番人気で、常に話題の中心にいるのがあのシャナだね。

女性プレイヤーの中ではシャナはね、初心者には親切だし、まああんまりしつこくすると、

やんわりと断られるって話だけど、勇気を出して質問したらちゃんと答えてくれた、とか、

握手を求めたら笑顔で応じてくれたとか、モブ狩り中にプレイヤーキラー集団に襲われた時、

狙撃で暴漢から守ってくれたとか、そういう話はいくらでもあるよ。

そんな中、あのピトフーイがシャナと行動を共にするようになって、

更にコミュニティの一員である、まああんまり参加はしてなかったけど、シノンって子が、

シャナのチームに入ったって聞いて、コミュニティ全体が色めきたったのよ。

孤高の人だと思っていたシャナの、仲間になるチャンスがあるかもしれないって。

何とかシャナの目に留まりたい、あの人の傍にいたい、

それが駄目なら、せめてその銃で私の頭を撃ちぬいて、ってね。

まあ最後のは、冗談みたいに聞こえるだろうけど、コミュニティのほとんど全員が、

そう思っているのは事実なのよね」

「そ、そうなんですか……」

 

 ハルカはショックを受け、よろよろとユッコの下へと戻った。

そんなハルカを見て、心配そうにユッコが言った。

 

「ハルカ、大丈夫?一体どうしたの?」

「ユッコ、やばい……あのシャナって人、あんまり認めたくはないんだけど、

あいつと同じ種類のプレイヤーだった……」

「あいつ?あいつって?」

「同窓会のさ……」

「それって比……」

「駄目だよユッコ、実名を出すのはさすがに問題がある、やめておこう」

「そ、そうだね……それはさすがにやっちゃいけないよね」

 

 どうやらこの二人にも、最低限の常識は備わっていたようだ。

 

「で、どういう事?」

「あのシャナって人、ここでのあいつだった。つまり、英雄っていうの?

女性プレイヤーからも一番人気なんだって」

「ま、まじで?」

「うん、しかもゼクシードさん、あの人に一瞬で真っ二つにされたって……

ちょっと後でさ、その映像を探して見てみようよ、話を聞いただけじゃ分からないしさ」

「うん……」

 

 まあ、本人なのだから当然なのであるが、ユッコとハルカはもちろんそれには気付かない。

二人はそう会話を交わした後、睨み合うシャナとゼクシードの姿を見比べた。

 

「でもさ、ゼクシードさんも、何か普通に親切な人だったよね」

「うん、そうだよね」

「それならまあ、こうなっちゃった以上、頑張ってみるしかないよね」

「だねだね、ポジティブシンキングって奴!」

「お金さえ稼げれば、それでサヨナラでいい訳だしね」

「それだ!」

 

 別にゼクシードの味方で居続ける必要は全く無いのだが、

二人はその事に気付く事もなく、そのまま今のこの状況に流される事となった。

この時、睨み合う二人の様子にもまた、変化があった。

 

「何も言い返せないのかよシャナ。やっぱりお前には、その男みたいな女がお似合いだわ」

 

 再びその言葉が発せられた瞬間、シャナの雰囲気が、今度は明確に変わった。

それを敏感に察知したシズカは、小さな声でシャナに言った。

 

「シャナ、私の事は気にしないで、ピトをお願い!」

 

 その言葉を受け、シャナは大きな声でこう叫んだ。

 

「ピト、お許しが出たぞ。二度目は許さん、さすがにむかついたわ」

 

 そしてシャナはいきなり、有無をいわさずピトフーイを抱き寄せた。

 

「え?え?シャナ?」

「おいゼクシード、お前、こいつの魅力にまったく気付かないのか?

こいつは確かに、こんな女っぽくない姿をしてはいるがな、

実際はすごく甘えん坊で、そして絶対に俺を裏切らない、好きな相手には純粋な女なんだぞ。

お前がこいつの事を悪く言うのは、逆に言えば、

お前がこいつのお眼鏡に適わなかったって事だ。

お前は女を、自分の都合のいい面でしか評価しないんだろうが、俺はお前とは違う。

俺はこいつを全力で肯定する。そしてこいつを侮辱した以上、俺はお前を徹底的に潰す」

「シャ、シャナぁ!私、私……」

「泣かないで笑ってろよ、ピト。いい女が台無しだからな」

「う、うん」

 

 ピトフーイは感極まったのか、シャナにしっかりと抱き付き、

涙を堪えるように、その胸に顔を埋めた。

その瞬間に、周りのプレイヤーから大きな拍手が巻き起こった。

ゼクシードは顔を真っ赤にしたが、その雰囲気の中では、

さすがに何も言い返す事は出来なかった。

そして今度はピトフーイが顔を上げ、ゼクシードに言った。

 

「ねえゼクシード、あんた、思いっきり勘違いしてるわよ」

「は?な、何をだよ」

「シャナがもてない?馬鹿じゃないの?さあシズ、シノン、ベンケイ、出番よ!」

 

 その言葉を受け、シズカを先頭に、シノンとベンケイがビルの中から姿を現した。

そのシズカの、長身長髪で切れ長の目をした美しい姿は、ある種の風格を感じさせ、

シノンとベンケイが左右を固めているその姿は、まるでおとぎ話に出てくる姫のようであり、

その姿にゼクシードでさえも、一瞬見蕩れた。そしてシズカはシャナの隣に並ぶと、

そっとシャナの顔に手を添え、その頬に軽くキスをした。

シャナはシズカの頭をそっと抱き寄せた、両手に花である。

その瞬間に、周囲から今日一番のどよめきが起こった。

 

「うわ、何だあの格好いい美人は」

「誰だよあれ、初めて見たぞ」

「ハラスメント警告も鳴ってないし、シャナの恋人なんじゃないか?」

「そういえば、ピトフーイの時も、鳴らなかったよな」

「まさか、あそこにいるの、全員シャナの女なのか?」

 

 そのどよめきをよそに、シズカは名残惜しそうにシャナから離れると、

ゼクシードに対し、自己紹介を始めた。

 

「初めまして、私はシズカ。彼の半身にして、彼と永遠に運命を共にする者。

ちなみにここにいるピトフーイ、ロザリア、そしてこちらのシノンとベンケイも、

同様に彼に選ばれ、彼と共に歩む者よ」

「わ、私は……」

 

 シノンは抗議をしようとしたのか、何か言いかけたのだが、すぐに押し黙り、

何かを決意した表情でシャナの前に立つと、ゼクシードに向かって言い放った。

 

「今シズカが言った通り、私も彼と運命を共にする者。

そしてさっき彼の銃を借りて、あなたの頭を撃ちぬいたのは、この私よ」

「なっ……お前には見覚えがあるぞ、そうか、お前もシャナとつるんでやがったのか」

 

 そして次に、ベンケイとロザリアが前に出た。

 

「そして私、このベンケイと」

「私の事は知ってるわよね、ロザリアよ」

「従者コンビです!」

 

 ベンケイは、その小さな体でシャナの右を守るように仁王立ちし、

ロザリアは、胸を強調する仕草でシャナの左を固めた。

実際は胸を強調しようとした訳ではなく、ただ腕組みをしただけなのだったが、

胸の上で手を組むのはつらかったのだろう、結果的にそうした仕草になり、

後でピトフーイに散々文句を言われる事となった。そしてシズカが再び前に出た。

シズカは舞うような仕草で、まるで扇を広げるかの如く手を振り、

そして魔法のように、その手の中に一振りのレイピアが現れた。

それはシャナの自作の品であり、実戦で役にたつかどうかは分からないが、

とりあえず護身用としては、慣れた形状の方がいいだろうという事で、

先日シズカにプレゼントされた、シズカのお気に入りの武器だった。

 

「とりあえずこれは、私からの挨拶よ」

 

 シズカはそう言い、目をつぶって深呼吸し、剣を顔の正面に立てて掲げると、

ギラリと目を開き、そして……一瞬でその姿を消した。そして次の瞬間、

道を挟んで正面にいたゼクシードの喉に、剣を突きつけるシズカの姿があった。

 

「これであなたは、一度死んだ」

「なっ……」

 

 ゼクシードは絶句し、周囲の者達は、そのありえない速度に驚嘆した。

 

「おい、何だよ今の動き、人間業とは思えねえ」

「BoBのシャナもすごかったけど、今のもかなり……」

「最強カップルだな」

 

 そんな周囲のどよめきをよそに、シズカは黙ってゼクシードの喉に剣を突き付け続けた。

だがゼクシードもさる者である。いきなり銃を抜き、

そのままシズカの顔に照準を合わせようと試みた。

だが、シズカは再び舞いを舞うようにくるりと回転し、

ゼクシードの真横につくと、そのこめかみに『銃』を突きつけた。

 

「これであなたは、二度死んだ」

「て、てめえ、いつの間に銃を……くっ……」

 

 そしてゼクシードは、シズカから少しでも離れようと、前を向いたまま後方にジャンプした。

シズカはゼクシードを追うようにト~ンと跳ぶと、優雅な仕草でその頭を掴み、

それを踏み台にして宙返りすると、ゼクシードの後方にヒラリと舞い降り、

後方からゼクシードの喉元に短剣を当てた。

 

「これであなたは、三度死んだ」

 

 今度こそゼクシードは、どうする事も出来ず、その場に立ち尽くした。

やがて緊張に耐えられなくなったのか、ゼクシードはへなへなとその場に崩れ落ち、

腰が抜けたのか、ユッコとハルカもその場に崩れ落ちた。

それを確認したシズカは、再び舞うような仕草で手を振り、短剣を消した。

その隣には、いつの間にかシャナが立っており、

周りからはまるで、シズカが魔法でシャナを呼び寄せたように見えた。

その幻想的な風景の中、シャナはゼクシードを見下ろしながら言った。

 

「次会った時は容赦しないぞ、ゼクシード。俺はお前を見つける度に、お前の頭を撃ちぬく。

俺がいない時は、俺の仲間達が必ずお前を叩き潰す。

それが俺の仲間を侮辱したお前の罪に対する俺からの罰だ。覚悟しておくんだな」

「今あなたは、一瞬で三度死んだ。もっとも今のはかりそめの死だったけど、

四度目は、今度こそ覚悟をしておきなさい」

 

 そう言うと二人は踵を返し、その場から堂々と去っていった。

残りの四人も、二人に話し掛けながら楽しそうにその場を去っていった。

そしてしばらくの静寂の後、その場は大歓声に包まれた。

 

「うおおおお、何だ今の」

「今までの人生で、一番すごいもんを見たわ……」

「おい、録画してた奴ら、必ずアップしろよ!っていうかアップして下さいお願いします」

「さすがは俺達のシャナだぜ、そこに痺れる憧れる!」

「シズカ姫、最高!」

「いや~、本当に今日は、偶然ここに来て良かったわ」

 

 そして徐々に群集もいなくなり、そこにはゼクシードとユッコとハルカが残された。

 

「あの……えっと……」

「ど、どんまいですよ、ゼクシードさん」

 

 二人はゼクシードにそう声を掛けた。あんな事があった後なのに、

ゼクシードの事を気遣う二人は、本当は心の優しい人間なのかもしれない。

だが実際は、その前に二人は目配せを交わしており、

自分達が利益を得る前に、潰れられたら困るという、ただその一点で、

二人はゼクシードに声を掛けただけだった。だが本当にそれだけだろうか、

その真実は、今後の二人の行動で示されていく事になるのだろう。

 

「ふっ、ふふっ、ふふふふふ、ははっ、ははははははは」

 

 いきなりゼクシードが笑い出し、二人はついにおかしくなったのかと、

慌ててゼクシードに駆け寄った。

 

「ゼ、ゼクシードさん、落ち着いて!」

「大丈夫、大丈夫ですから!」

 

 さすがの二人もここは真剣に心配になり、そう声を掛けたのだが、

そんな二人に、ゼクシードは笑顔を見せた。

 

「驚かせて悪いな、俺は大丈夫だ。今がどん底だから、

後はここから這い上がればいいだけだって思ったら、急に笑いたくなってな」

「そうですよゼクシードさん!」

「頑張りましょう!」

「おう、俺達だって、そう簡単にあいつらにやられたりはしないぜ!」

「目にもの見せてやりましょう!」

「そうだそうだ!」

 

 その三人の言葉は、誰もいない通りに響き渡った。

どうやらこの三人のメンタルの強さだけは本物のようである。

シャナと敵対し続ける事で、ゼクシードは結果的にシャナに鍛えられる事になり、

今後どんどん実力を増していく事になる。結局シャナには一度も勝てなかったが、

そのゼクシードの不屈の根性は、シャナが不在の中で開催された第二回BoBにおいて、

あくまで結果的にだが、ゼクシードの優勝という形で報われる事になる。

だがそれは同時に悲劇の始まりでもあった。




一応書いておくと、ゆっこと遥をいい人にするつもりは別にありませんし、仲間にもなりません。
まあ、等身大の人間らしさが書けたらいいと思っています。
そして再びの告知です。明日もかなり力を入れて書いたエピソードになります。
このままケーキ食べ放題に突入?いえ、そんな事は当然ありません。
タイトルは、『その日の放課後、詩乃は』お楽しみに!

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