エレちゃんの実装が待てずに書きました。

内容は独白に近い形になってます。

妄想2割の願望8割で書きました。

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 終局特異点のやりとりを見る限り、というかエレちゃんの雰囲気的にここまで重い話になってないと思うけどどうにも止められなかった。反省はしている。後悔はしてない。
 ただ、勢いだけで書くのはやめたほうがいいなって思いました。

【追記】
無事、お迎えしました


エレシュキガルをお迎えするときはこんな感じがいいなって

―そう、だね。それを私の口からいうのは憚られるのだが……まあ仕方ないか―

 

―結論から言おう。それは、とても難しい―

 

―神というのは本来、人を律するものであって助けるものじゃあない―

 

―ましてや、それが冥界の神ともなればなおのコト。どんな理由があろうとも、生身の人間に無闇に力を与えていいものではないんだ―

 

―……そんなことをしてしまえば、その者の存在は消えてしまうだろう。当然君との縁も、だ―

 

―君があの終局特異点であの子と会えたのは、あの特異点だからこそ起こり得たこと、と言っていいだろう―

 

―もしここに呼べたとしたら、それはきっと奇跡という他ない。君の願いはそれ程のことだ―

 

―それでも君は……―

 

 

 

 

 人類最後のマスターが思い返すのは、かつて神代にて共に戦った花の魔術師の言葉。

彼曰く、神とは自由に力をふるってはならぬという。

 だが、自分は知っている。遥か古代にて、原初の母と戦ったとき、自分たちに何の躊躇いもなく、力を貸してくれた優しい女神を。

 

 

 

 

 

 きっかけは単にある日、ふと思い出したのだ。まだ、あの冥界で力を貸してくれた女神に直接お礼を言っていなかった、と。

 レイシフトして、と思ったがすでに修復済みのところに飛んでも彼女に会える可能性は低い。

 であるならば、いっそのこと呼んでみようかと思った。

 とりあえず、どちらの方が会える可能性が高いか。また、呼ぶとしたらどういう形にするのがいいのかを聞くために、恐らく一番物知りであり、尚且つあの特異点で共に戦った花の魔術師に話を聞いてみたのだが、その答えが先ほどの答えであった。

 

 呼べたとしてもその時の記憶は恐らくないだろうということは覚悟していた。

 

 だとしても、自分は彼女にせめて一言。お礼を言いたかった。

 

 だが、存在が消滅している、ということはさすがに予想外だった。

 

 そして何より、彼女はそんなことを言っていなかった。

 

 思い返せばあの時、助太刀をしてくれた魔術師は確かに「悲しいことだが、それが彼女の選んだことならば」みたいなことを言っていた。

 彼はあの時点で彼女の決意を察していたのだろう。事実を言ってしまえば自分が彼女に力を使うのを、やめるようにと言ってしまうであろうことも。

 確かにその通りだ。そしてそんなことを言ってしまえば、あの状況では勝つ手段などなかったことも理解していた。

 しかし、だからと言って納得できるはずもない。

 

 絶対にここに呼んでやる。

 

 その思いを胸に、この1週間準備を重ねてきた。

 彼女を呼びやすくするために、魔術協会の監査もあるというのに残ってくれたキャスター達が総出で召喚サークルに細工を行い、下位の英霊をふるい落とすための聖晶石も大量に生成した。

 ここまでの準備を整えたとしても、彼女が消えてしまっていれば、呼ぶことはできないだろう。

 だが、彼女はあの終局特異点に来てくれた。

 ならば、呼べない道理なんてない。

 

「それでは先輩。お願いします」

 

 傍らで召喚を促す後輩に一つうなずいてから、召喚サークルに大量の聖晶石を設置する。

 そして思い浮かべるは冥界にて力を貸してくれた女神――いや、自分が消えるという危険を冒してまで自分たちを助けてくれた一人の少女。

 

(――エレシュキガルッ!――)

 

 その瞬間、召喚サークルに設置された聖晶石は砕け、光を放ちながら召喚サークルに吸い込まれていく。

 その奔流をしばらく耐え、元の状態に戻った召喚サークルを見てみるとそこには金髪の少女がいた。

 

「女神、エレシュキガル。召喚に応じ――って早すぎない!? 呼ばれるの、まだ先だと思って準備してる最中だったのに!!」

 

 ……なんというか、結局変わらないな。と思った。

しかし、こういうところを見せられると言いたいことも言えなくなってしまう。

とりあえず――

 

「エレシュキガル」

 

「っ! な、なにかしら?」

 

「――ようこそ。カルデアへ」

 

 たくさん話そう。彼女には言いたいことがたくさんあるんだ。それに、会わせたい英霊達もいる。

 

 大丈夫、時間はある。未来は取り戻したのだから―――

 

 

 




読了ありがとうございました。

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