Fate/Reunion Night(更新停滞中)   作:華海礼燬@更新停滞中

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い、息抜き…………息抜きを…………………((
リリなのが続き書けないからこっちでチマチマ息抜きをさせてくださ((

こっちは超不定期どころか気まぐれ更新のつもりなので、そこの所は理解して頂きたく。

二、三話は書き溜めがあるのですぐ載せられるだろうけど、続きは未定です。


で、ではでは、本編ドゾー。 (2017/02/03 半角スペースを全角に)


第一章 <竜騎士王アルトリウスの始まり。>
第零夜 <最後の神話の時代に産まれた。>


 

 

 

 

 

 

 

 

 …………目を覚ました。

 

 

 そして目を覚ましたという事に何故か戸惑う。

 

 何故だ?

 何故戸惑った?

 

 

 思考を巡らせ、理由を考える。

 

 考えて、考えて、考えて……駄目だ、まったく思いつかん。

 

 

 次に自身の状態を確認してみる。

 どうやら自分はベッドか何かに横になっているようだ。 そこそこ年季の入った木目の天井が見えた。

 

 なんだか体が思うように動かないし、起き上がろうとしても体を起こす事が出来ない。

 

 仕方ないので自分の顔の前に手を持ってくる。

 怪我のせいで動けないのなら何か手とかについてる筈だし。

 

 そう思って、両手を顔の前に掲げてみると…………。

 

 

 

 ぷくぷく、ぷにぷに。

 そんな擬音が似合いそうな小さめの手。 しかも握るか開く位しか出来ない。

 

 

 

 ……………Be cool.  Be cool.

 一先ず落ち着こうか。 まだ周りを確認してないからな。

 

 中々動かない首に力を入れて、横になったまま辺りを見渡す。

 

 視界に真っ先に入ったのは木で出来た柵のようなもの。

 その柵の向こうを覗き込むと…………当社比()でとても広く見える部屋。 家具とかも大きく見える。

 

 

 再び天井を見上げ、手を顔の前に持ってきてそれを見つめ…………………………………

 

 

あんぇあぁあぁぁああぁあああ?!!(なんでさぁあぁぁああぁあああ?!!)

 

 

 回らない滑舌と甲高い赤ん坊の声で、自分はそう叫んだのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

**********

 

 

 

 

 

 

 

 暫くして。

 

 

 

 あの叫んだ後、ドタバタと男性が部屋に入ってきて慌てて自分を抱えて何かを言っていた。

 

 言っていたんだが、何言ってるか一切わからん。

 多分英語なんだが、自分に理解出来たのはそれだけだった。 元々外国語苦手だからな。

 

 よくわからないので取り敢えず、あぅあぅ言いながら男性の顔に両手を伸ばして誤魔化した。

 

 男性は最初キョトンとしていたが、手を伸ばす自分を見てデレデレになってあやした後ベッドに戻し、頭を撫でて出ていった。

 

 その男性は、自分に向かって〔アルトリウス〕と何回も呼んでいたので、多分自分はアルトリウスという名前なんだろう。

 

 

 そして不思議な事に、彼が出ていく頃には大体こんな感じの事を言ってるのかなー?というのがわかるようになっていた。

 この理解力は明らかにおかしい。

 

 自分はそんなに頭は良いわけでは無かった筈………と考えていたが、ふと思った。

 

 

 

 自分は誰だ?

 こうなる前は何をしていた?

 そも、どんな風に生きていた?

 

 わからない、わからない、わからない!

 ボンヤリとした霞がかかっているかのように、はっきりした事が思い出せない!

 

 少しパニックになりかけるも、Be coolと心の中で繰り返し呟く。

 

 

 まず状況整理だ。

 

 まず自分は目を覚まして、覚ました事に何故か戸惑った。

 そして戸惑った理由を考えるも思いつかず、取り敢えず自身の状態を確認し始めた。

 体は思うように動かず、両手を見てみると赤ちゃんのような手をしていた。 それで一回混乱しかけた。

 だがまだ確認していない物もあったので心を落ち着かせ、周りを確認した。

 確認すると、自分はベビーベッドのような所で寝ており、自分が小さくなっている事を理解した。

 再び手を見つめ、ここで訳のわからない状況に対して叫んだ。

 舌も上手く回らず、声も赤ちゃんらしい高い声で、ますます頭が混乱した。

 そしてそこに、親なのかどうかはわからないが、男性が慌てて部屋に来て自分を抱えて喋りかけた。 ここで言語が英語(?)であり、自分に理解出来ない事を理解した。

 男性の事は取り敢えず赤ん坊らしくして誤魔化したが、自分の赤ん坊としての名前がアルトリウスであろうと検討をつけ、何故か最後には男性の話す言語が薄っすら理解出来ている事に気付いた。

 そしてそれに疑問を感じ、冷静になってみると自分の記憶が曖昧である事に気付いた……と。

 

 

あんえあ。(なんでさ。)

 

 

 溜息を吐き、呟いた。 やはり滑舌は回らない。

 

 

 

 なんとか記憶を思い出そうと頭を回すも、赤ん坊の体には辛かったのか眠気が襲ってくる。

 

 

 

 まだだ、まだ終わら…………zzZ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

**********

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一月後。

 

 

 色々情報を赤ん坊なりに集めたり、様々な状況を確認していたが、どうやら自分は文明レベルの低い所に居るようだ。

 そして、自分の性別はどうやら女らしいのだが、何故か男物ばかり着せられている。

 

 言葉も赤ん坊なのに完全に理解出来るようになっていた。 喋れはしないがな。

 あ、あとやっぱり英語だった。 かなり古臭いような、そんな言い回しを周りの人達はよくしていたんだが、発音は分かりにくいイギリスの昔使われてた奴みたいな感じの英語だった。

 そして何故か周りの人の英語を覚えたら、今住んでいる所では使われていない、赤ん坊の状態で聞いたことがない英語も理解出来る様になっていてちょっと怖かった。 発音、つまり舌が回れば多分喋って会話出来る。

 

 家族構成は父親(あの男性)と、少し年上の兄と、自分。

 父さんの名前は〔エクター〕で、兄さんの名前は〔ケイ〕という様だ。 ………あれ、どっかで聞いた事がある様な?

 ちなみに父さんは騎士で、王様に仕えているらしい。

 

 ケイ兄さんは意地悪な事を言っているが、基本的に自分を守るような行動しか取っていない。 シスコンかな?

 

 まぁ、兄さんはこないだ5歳になったらしく、先日から剣の稽古をし始めた。

 五歳児にしては中々筋がいいと思う。 将来有望な騎士になる。

 

 

 …………あれ、なんで推測ではなく断定したんだ、自分?

 

 少し前からそうだ。

 全ての出来事が手に取るようにわかる。

 今この人はこう考えている、壁の向こうを素通りして遠くの人が何をしているか見える、明日はアレがこうなる……………まるで、未来予知か何かみたいな。 しかも、必ず当たる。

 

 そういう風にわかる時は、決まって後から眼と頭が少し痛む。

 情報量のせいか、はたまた他の要因か。

 その上、左胸………いや、心臓がとても強く脈打つ様な感覚があるんだ。 すると、何か暖かなものが全身を巡って痛みがスゥッと収まる。

理由や原理はわからんがね。

 

 あ、あと体を拭いてもらった時、左胸の心臓の上辺りに赤い鱗が数枚生えているのが見えた。

 試しに擦ってみたけど取れなかったので本当に生えてるようだ。

 

 

 ……よくわからないコレらは取り敢えず置いておくとして。

 自分の記憶の事をまとめておこう。

 

 あの後色々手足を動かして赤ん坊的な筋トレをしつつ思い出そうと頑張っていると、まだ全部を思い出した訳じゃないが、ある程度の事を理解した。

 

 どうやら自分、これからは記憶にならって俺と一人称を変えるが、俺は日本生まれの日本育ちの純日本人で、オタクだったようだ。

 思い出せたのは19歳くらいまでで、それ以降はまだ曖昧模糊としているが、当時は〈Fate〉シリーズにはまってアニメやゲームや二次小説を読んだりしていたようだ。

 他にも色々ネットの小説や漫画とかも見ていたみたいで、空いた時間の殆どをネット小説に費やしていたらしい。

 で、性別は今と同じ女。…………なのだが、色々あって男口調で男寄りの性格をしていたようだ。

 

 

 …………あれ?ケイって円卓騎士物語で出てきたアーサー王の義兄ってFateでは描かれてたような……………?

 

 ……………………………………………うん。

 考えるのはまた今度にしよう!

 赤ん坊ボディはもう睡眠を催促しているからな。

 

 おやすみー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

**********

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 更に数ヶ月後。

 

 

 重要な情報を入手しました。

 

 

 

 ……やっぱり此処の国、ブリテンだそうです。

 

 だと思ったよ。

 兄にケイって人がいて、親?が王の騎士だったって時点でその可能性を視野に入れてましたよ、えぇ。

 

 えー?

 じゃあ俺、いつか青セイバーさんみたいに騎士王にならんとなの?

 めんどいわー。

 

 記憶からしてオタクだっただけの凡人に王なんて務まる訳ないやん?

 

 

 ………………でも、俺が王にならなきゃブリテンの民は飢え、皆殺し一歩手前の状況になる。

 眼と頭が痛くなったから、そうなるのは確実なんだろう。

 

 仕方のない事だ。 そう思考が告げると、更に眼と頭が痛む。

 

 

 

 ………………そんな風には絶対させない。 させたくない。

 仕方無いから、まずは筋トレを続けよう。

 

 赤ん坊ボディではそんなに出来ることはないけれど。 それでも。

 

 この数ヶ月で見てきた人々の営みと笑顔は、途轍もなく尊いものだと、かけがえの無いものだと思うから。

 

 

 

 

 

 

 

 俺は……………王になろう。

 大切なもの達を守る為に。

 絶対に。

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