リリカルなのはvivid もう1人の聖王のクローンの人生 作:紀野感無
クジラ型とかなかなかふざけた物を作ってきますね。テラフォーマーの奴ら。
あ、試験も終わりましたのでまた更新頻度は戻ると思います。
それではどうぞ!
三回のチーム戦が終わり、今はみんな休憩中。
ノーヴェさん、スバルさん、ティアナさんは温泉で
なのはさんとメガーヌさんはキッチンで談話
フェイトさんは家族で団欒を。
そして私たちは………
「あうう…動けない」「腕が上がらない……」「おきられないー…」「……動けません………」
「みんな限界超えて張り切りすぎるからだよー」
「一生懸命やったからだねー」
私とルーさん以外みんな筋肉痛で動けてない。
「ルーちゃんとユタさんはなんで平気なのー?」
「そこはそれ、年長者なりのペース配分がね」
「シグナム姉さんとヴィータさんに鍛えられたら嫌でもペース配分は身につくよ」
何を言ってるのかコロナちゃんは。もし納得できないなら一度受けてみるといい。あの人外………じゃなくて鬼コーチの特訓を。
『あ、マスター。シグナムさんからメールです。'余計なことを言ったら命はない'だそうです』
………何あの人、テレパシーでも持ってる?
「そういえば、アインハルトはこういう試合初めてだよね?どうだった?」
と、ルーさんがアインハルトに聞く。
「はい、とても勉強になりました」
「スポーツとしての魔法戦技も結構熱くなれるでしょ」
「はい……いろいろと反省しましたし自分の弱さを知ることもできました。わたしの見ていた世界は…見ていたものは本当に狭かったと」
「今日の試合が良かったなら…この先こんなのはどうかなって。ユタが出ていた試合でもある」
「「
と、綺麗に私とルーさんの声が重なる。
「出場可能年齢10歳から19歳」
「個人計算ライフポイントを使用して限りなく実戦に近いスタイルで行われる魔法戦競技」
「全管理世界から集まった若い魔導師たちが魔法戦で覇を競う」
「「インターミドル・チャンピオンシップ」」
と、私とルーさんで息のそろった説明をした。
「私たちは今年から参加資格があるので…でたいねって言ってたんです」「そうなんです!」「全国から魔法戦自慢が続々集まってくるんです!」「数は少ないですが格闘型の人も!」
と、初等科トリオがさらに詳しく言ってくれる。
「自分の魔法、自分の格闘戦技がどこまで通じるか、確かめるにはいい場所だよ。ちなみに今年は私も出る!」
「「「「わーー」」」」
ルーさんも出るのか、是非とも当たりたいね。
コツコツコツコツ
あ、この足音は……
「はぁい、みんなー。栄誉補給の甘いドリンクだよー」
「出ましたね!魔王!」
「誰が魔王っ⁉︎」
「なのはさんですよ!3戦目でなのフェイティアのトリオで潰しに来たトラウマは一生忘れないですよ!シグナム姉さんたちとの特訓より死の間際にたどり着きましたもん!」
やっぱりなのはさんとメガーヌさんだ。
「インターミドルかぁ、アインハルトも出てくれると健全でいいんだけどね」
「今日の試合でやっぱり確信した。あいつらの探してる強さは競技者としての強さだ。命のやり取りや削りあいじゃねぇし何かをするための強さでもねぇ。練習重ねて自分を高めて公正なルールの中で相手と競い合う」
「相手にも自分自身にも勝つ戦い……だよね」
「ああ」
と、温泉ではノーヴェ、スバル、ティアナが話している。
「まあ、あいつらが大会に出るなら……あたしも覚悟決めなきゃならねーんだけどさ」
「ちゃんとヴィヴィオたちの『師匠になる』ってことでしょ?」
「ノーヴェの未来だってまだ探し中なんだし、この先どんな道に進むかヴィヴィオやアインハルトたちと一緒に探していけばいいよ」
と、スバルとティアナがノーヴェに言う。
「こうして見るとスバルはやっぱりノーヴェのお姉ちゃんよねぇ」
「姉です!」
「……まぁ、不本意ながら」
「インターミドルで強い子って実際本当に強いよねぇ。ユタちゃんなんかがいい例だし」
「そーなの!」
何言ってんですか、なのはさん、開始速攻でぶっ潰しに来たくせに。秒殺KOされたの初めてだよ。
「都市本戦の上位あたりからはプロ格闘家に進むのもよくいるんですよ」「そうなんですか……」「あれ?コロナのゴーレムって大会規定では……?」「持ち込みはダメだけど毎回のそばで組み上げるのはオッケーだって」
「あ、そういえば参加資格の方は……」
「年齢と健康面は問題なくオッケーよね」
「コーチとセコンドはノーヴェが全員分引き受けてくれるそうです!」
「ノーヴェ師匠なら安心ですよね!」
「はい」
「あ、そういえばユタさんはどうするんですか?」
「私は八神家から出るかな。八神はやての一人娘として出たいから。あ、練習はもちろん継続してやらせてもらうよ」
「あともう一つ…これ今も変わってないわよね?『安全のためclassS3以上のデバイスを所有して装備すること』」
「デバイス……持ってないです」
え、アインハルトってデバイス持ってなかったんだ。
てことはデバイス無いのに変身魔法あんなにうまいのか。羨ましい。
「あら、じゃあこの機会に作らなきゃ」
「その…でも
「フッフッフッ、私の人脈甘く見てもらっちゃ困りますねえー。私の一番古い親友とその保護者さんってば次元世界にその名も高い。バリッバリに
ん?ちょいまって。ルーさんの言う家族にすっごい心当たりがあるんだけど。
『マスターの考えであってますよ』
心を読む愛機が言ってくる。ってことは………
「八神家の皆さんに頼めばきっとノリノリで組んでくれるよ!」
やっぱり……。
『あ、マスター。はやてさんからメールです。'いま、ウチのこと呼ばんかったか?'だそうですよ」
「あの人地獄耳か何かかな?」
『あ、またメールです。地獄耳なんて言ってないよなぁ?だそうです』
………もうヤダ、あの家族。
「あ、インターミドルに出る気があるならどんな感じかを知るために一度やってみる?ちょうどアインハルトも私に本気でやってほしいらしいしね」
「え…いいんですか?」
「もちろん。ていうかアインハルトが持ちかけた話でしょ?」
「そうですが……」
「よし、決まり。明日の昼にやろう。ルーさん、インターミドルと同じ設定のリング作れる?」
「もちろん!私を誰だと思ってるのよー」
よし、これでアインハルトの約束の件はおわり。あとは…
「コロナちゃん、じゃあまた後で部屋でね。アインハルト、今日はみんなと寝て。私はコロナちゃんと寝るから」
「え?あ、はい、わかりました」
と。部屋を出る。後ろでコロナちゃんが質問攻めにあってるが私は悪く無い。
『マスター。ではリハビリを開始しますね。VRつけてください』
「あいよー」
部屋に戻り、ゲーム用ではなくリハビリ用のVRをつけてベットに寝っ転がる。
格好?暑いから上下ともに下着ですよ。上はシャツもきてるけど。
コンコン
「ユタさん、きました」
「あいよー。はいっていいよー」
「お邪魔します」
と、コロナちゃんが入ってくる。けどまだリハビリしてるからもう少し待ってもらうんだけど。
「もう少しだけ待ってて、これ終わるまで」
「はい、わかりました」
「……9.15.4.0.10.4.3.76.40.59」
『……87%です。前回から4%アップです。だいぶ良くなりましたね』
「けど、やるなら100%にしたいなぁ」
『鍛えればいけるんじゃないんです?』
ま、それは頑張るとして。
「コロナちゃん、お待たせ。で、お願いって何?」
「……私、2年前のインターミドルを見たときからずっとユタさんに憧れていて、練習で一緒になれたり合宿でもご一緒できるって知って」
「…コロナちゃん、私のスタイルを知ってるの?戦績なんかも」
「はい、近距離戦では超カウンター型、魔法戦ではリフレクトと吸収放射を使いこなして相手の攻撃を利用して戦うスタイル。戦績もライフ0にして勝った数より判定勝ちの方が多い」
「ん、そうだね。そこまで知ってても私のスタイルに憧れる?世間では勝てない相手を見切って逃げまくっている弱虫だ、なんて叩かれたこともあるのに」
「私、ゴーレムや反射、影なんかを駆使して格上の相手と逃げながらでも渡り合えることって凄いことだと思いますよ。私なんかが上位選手とやったらそんなことできませんもん」
………あー、ダメ。こういう風にマジな顔で言われると照れる。
「それで、私。リオやヴィヴィオより色々なものが劣っているってわかってるんです。ただ少し特別な魔法が使えるっていうだけで」
「…リオちゃん、それでいうなら私も少し特別な魔法が使えるっていうだけだよ」
「ですが…」
「それに、才能の話でいうなら今この合宿にいるメンバーの中で私が一番劣ってる」
「え?」
『マスター?その話はしてもいいんです?話したくないみたいなことを言ってませんでしたっけ?』
いーの、細かいことは気にしない。それに、そんなこといついったかもわからないしそんな意思は破棄だ。
「コロナちゃんはなんで私が格闘戦と魔法戦でカウンター型を極めようとしたかわかる?」
「ええと…」
と、コロナちゃんは口ごもる。
「答えは私が
というとプライドも諦めたようにため息を出しコロナちゃんも驚いた顔をする。
「コロナちゃんから見て私ってどんな人に見えた?」
「わ、私はユタさんは11歳でインターミドルの都市本戦に出場なさいましたし試合を見た限りでも相手のペースに持ち込ませなかったり相手の攻撃を利用して戦っているからとても魔法戦技の才能のある人だなと。カウンターや反射、吸収放射って練習をすごく積まないとできないと思いますし」
「えーと、その前提が違うね。私が試合でカウンターを駆使するのは私に才能があるからじゃない。
「でも、ユタさんは今日のチーム戦で私に」
「えーと、コロナちゃんならどんな魔法かわかってる気がしてたんだけど。カウンターを極めたからといって結局は拳の強さが関わってくる。けど私にはその肝心な拳の強さがない。さて、コロナちゃんならどうする?」
「私は……腕を固くします」
「うん、そうだね。私も同じ結論に達したんだよ。で、考えたのが」
と、一度実演してみせる。こうなるかと思い必要なものは全て揃ってる。
「コレ」
腕は初戦の時と同じような感じになる。
「これを受けたコロナちゃんはどういったものだと思った?」
「え?うーんと、ものすごい硬い石…みたいな」
「うん、半分正解。ものすごい硬い、はあってるけど石じゃない。これは炭素っていう物質を構成する元素があってね。この炭素同士の繋がりを変えることで鉛筆の芯からダイヤモンド並みの硬さまで変化させることができる。そして、ダイヤモンド並みの硬さにしたものを纏えばそれは鉄壁の鎧かつ硬い武具にもなる。手順としては周りの炭素が使われてる物を魔法で分解して炭素を取り出してそれの結合を変えて、あとは腕の表面にある炭素と引っ付ける」
『マスター、そんなに秘密をベラベラと喋っていいんですか?』
「いーの、コロナちゃんめちゃくちゃ真剣に聞いてくれてるし」
今なんかもブランゼルに録音しながらもしっかりと聞いてくれてる。
「でも、それなら全身を覆ってしまえばいいんじゃないんですか?」
「うん、私も最初はそう思ったんだけど。コレ、意外と使い勝手が悪い上に魔力の燃費が悪いんだよね」
多分、これで大方私のことは話したよね?あー、疲れた。
閑話休題
「それで、話がそれたけどコロナちゃんが私にお願いしたいことってなに?」
「あ、はい。私…ユタさんにノーヴェ師匠とは別で特訓をつけて欲しいんです。ユタさんみたいに強くなりたくて…」
……ちょっと待て、これは予想外の方向から来たぞ。
まあしかし答えは決まっている。
「いいよ」
『いいんですかい!』
「そうですよね……ダメに決まって……って、へ?」
プライド、いつもの冷静なツッコミはどこに行ったの?口調が変になってるよ。
「けど、条件がある」
「条件?」
「それはーーー
【合宿三日目】
「あーー、眠い」
『あれだけ寝たのにまだ眠いんですか』
しょーがない。寝すぎて眠いってやつだよ、プライドさん。本能みたいなものだ。
コロナちゃんはもうすでに起きているようでベットには私1人だった。
今現在はカルナージの時間で8時半。
今日の合宿の予定は………
「ユター?起きてるー?八神司令と連絡ついたからお願いー」
「はいー、今行きますー」
いまからアインハルトのデバイスの交渉と昼からはアインハルトと試合。あとは地球のオタ……じゃなくて仲間ととあることについての話し合い。
さて、多分今回の合宿で一番疲れるぞ。気を引き締めないと。特に母さんとの交渉は。
『変なところで覚悟を決めないでください。馬鹿馬鹿しいので。まあ同情はできますが』
「同情してくれるだけありがたい」
と、私は部屋を出た。