リリカルなのはvivid もう1人の聖王のクローンの人生   作:紀野感無

29 / 52
ようやく暖かくなって来ましたねえ
そして新学期も慣れて来た頃です

勉強は慣れませんが!

今回はユタvsリンネです。
vivid strikeのストーリーも組み込んだりする予定ですが
それは本編とは別の扱いでやっていきたいなと思います。

それではどうぞ


18話

〜予選第2会場〜

 

『さあ二回戦。レッドコーナーは2年前初出場で2位という快挙を成し遂げた八神ぃぃぃぃぃユタぁぁぁぁ!!!』

 

と、アナウンスと同時に私はリングに向かう。

 

『ブルーコーナー、今年初参加で去年の都市本戦出場者を1ラウンドKOしてきたぁぁリンネーーー・ベルリネッタぁぁぁぁ!!!!』

 

と同時に相手もリングに向かって来る。

 

「あ、ユタ。いい報告やで。ヴィヴィオちゃん達みんな2回戦まで勝ったって。あと応援にもきてくれてるらしいけど」

「あ、ほんとだ。あそこにいる」

 

と、観客席を見ると割と前の方にヴィヴィオちゃん達がいた。

 

「ありがたいなぁ。あ、もう一つ、3時の方向見てみぃ」

「?」

 

と母さんに言われその方向を見ると

 

 

エリオ、キャロ、フェイトさん、ルーテシアさんがいた。

 

 

ボンッと私の頭が一瞬でショートしかけた。

 

「あ、ユタ。何顔を赤くしとんや?」

「こ、この狸……」

 

うーー、この人は……

 

 

 

まあ、それはそれでありがたい。余計負けられなくなった。

 

「それじゃあ、言ってきます。母さん」

「うん、行ってらっしゃい」

 

 

 

 

リングに立ちリンネさんと向き合ったが本当に今年が初参加なのかと疑いたくなる。

それくらい、鍛えてあった。

 

「よろしく、リンネさん。精一杯やらせてもらうよ」

「……」

 

あーはい。無視ですか。

 

『マスター……こんどは何やらかしたんですか』

「いや、何もやってないはず」

 

とプライドと喋りながらリングの端に移動する。

 

そしてお互いに構えた。

 

『さあ、カウンターやリフレクト、影を駆使するユタ選手。パンチや砲撃などの威力はベテランにも劣らない力をもつリンネ選手。技術と力 対局の二人が今ぶつかります!』

 

カーーーン!

 

 

 

「はぁっ!」

「あぶっ⁉︎」

 

とコングが鳴ると同時にリンネはユタと距離を詰めアッパーを仕掛ける。が、それを間一髪でユタは避けた。

ユタの体勢が崩れたところをリンネはすかさず追撃をする。

 

「せやっ!」

「っ!うおりゃ!」

 

ユタは顔に来たパンチを避けながらカウンターをかました。

リンネが僅かにぐらついたスキを利用して距離を取る。

 

「あっぶなー。ペース持ってかれるとこだった」

『今のカウンターは見事です』

「どうも」

 

と、そんな話をしてる間にも何事もなかったかのようにリンネは立ち上がる。

 

「ありゃ、ほとんどダメージなし?」

『どうやら体も頑丈みたいですね』

「運良くこっちもダメージ受けなかったから腕の魔法の準備終わり次第接近戦に持ち込むからヨロシク」

『了解しました』

 

すると、リンネは距離が離れていながらも格闘戦のような構えをする。

それをみてユタもいつでもカウンター出来るよう構える。

 

「(この距離なら…砲撃?)」

 

そのユタの考えは当たっていた。

遠くから収束砲撃(ブレイカー)をうってくる。

1発だけでなく何発も。

 

こんどは慌てずに確実にユタは避けていく。

 

「……」

「あれ、もう終わりか」

 

当たらないとわかったのかリンネは砲撃をやめた。

 

「さーてと、あっちから撃って来てくれてたおかげで時間は稼げたかな?残り時間は……1分半か。プライド、少しだけ無茶するからヨロシク」

『限度を考えてくださいね』

その言葉と同時にユタとリンネが互いに接近する。

 

リンネは無理矢理ながらもユタに打撃を当てようとするがユタはそれを紙一重でかわしていく。

 

そして……

 

「(隙ができた!)」

「(食いついた!)」

 

とリンネが腕に魔力を集中させユタの腹を殴りにいく。

 

ユタはそれを少し体をそらし腕でうけその勢いで回転しリンネの側頭部に裏拳を叩き込んだ。

 

「がはっ……」

「ふぅ、やっとダメージをいれれた」

 

ユタはいつの間にか腕の硬化魔法も発動していた。

 

ライフ

リンネ 15000→9800

ユタ 15000

 

『ダウン 10……9……8……』

 

ダウンのカウントが始まりユタはその場から少し離れる。

 

『今のカウンターは100点です』

「ども。でもこれで接近戦はしばらくやってこないかな」

『そうですね。流石にあそこまでやられたら部が悪いと思うんじゃないんでしょうか?』

 

『6……5……4……』

 

「っ……!やれます!」

「うん、だろうね」

 

リンネは少しふらつきながらも立ち上がった。

そして互いに再度構える。

 

『始め!』

 

と再開と同時にリンネは()()()()()()()()

それはユタを驚かせ少しのタイムロスとなった。

 

「(マジですか⁉︎)」

「はぁぁっ!」

 

と、リンネはパワーのある拳でラッシュをしてくる。

ユタは少し反応が遅れたものの的確にかわしていく。

 

そしてしばらくそれが続いた時

 

『カンカンカン!』

 

第一ラウンド終了のコングがなった。

 

 

 

 

 

「ふぅ……なんとかなったぁ…」

「珍しいなぁ。ユタが近距離に徹底するってのは。なんか策でもあるんか?」

「うん。一応ね。まだ使うかは未定だけど。できれば……影は使わずに勝つのが理想かな?」

「そうか、まぁがんばりーや」

「うん」

 

 

 

 

 

 

「リンネ、あのカウンターはしかたありません。あれは忘れましょう」

「はい、次は無理矢理にでもカウンターも耐えて打ち返してみせます」

「はい、その意気です。あなたは才能があるんだから、あの選手を蹂躙してあげましょう。見せつけてあげなさい。才能の差を」

「わかりました」

「とはいえ、あの選手の【影】には気をつけておくんですよ?いつ来るのか予測がつきませんから」

「はい」

 

 

 

 

『セコンドアウト』

 

インターバル回復

リンネ 9800→14000 クラッシュエミュレート 全回復

 

 

 

カーーーーン!!

 

 

コングがなるとユタもリンネもお互いに距離を詰める。

 

「(まだ接近戦でくる?まあそれならやることは変わらないけど警戒はしておかないと……)」

 

1ラウンド目の時のようにリンネは打撃を繰り返しユタはそれを避けながらもカウンターを狙っている。

 

それが2分くらい続い頃だろうか。

 

「(キタ!)」

 

とリンネがパンチをして来たのを前に避けながらユタは顔にカウンターを決める。

 

確実なクリーンヒット。それがユタを油断させた。

 

「っ………!」

「んなっ⁉︎」

 

リンネは、直立不動で構えた状態のまま微動だにしていなかった。

 

「やぁぁぁぁ!」

 

リンネはユタの腕を掴み床に叩きつける。

 

「がはっ……」

 

そして立ち上がる前にリンネはユタに拳を叩きつける。

ユタもとっさにガードしようとするが間に合わず何発も入れられる。

 

そして、更には至近距離での収束砲撃(ブレイカー)を撃ち込んだ。

 

 

『ダウン 10……9………』

 

 

ライフ

ユタ 15000→2000 クラッシュエミュレート ボディ蓄積ダメージ 57%

リンネ 14000→9600 クラッシュエミュレート顔面強打撲

 

「リンネ、完璧です」

「ありがとうございます」

 

とリンネとコーチが話している。

 

 

『3……2……』

(おおーーっっ!!!!)

 

と、あと少しで決まろうという時に観客が湧いた。

リンネが不思議に思ってユタの方を見ると

 

「はぁはぁ、ゲホッ……。………うん、まだやれます!」

 

まだ闘志が消えていないユタがいた。

 

 

 

「痛いな……まあクラッシュがないだけマシか」

『そうですね。本当ならこの時点で棄権すべきですよ?』

「プライドのおかげだねぇ……さーーーてと、影を使わないなんて事はもう言わない。これからは持ってる手札を全部、惜しみなく、全力で使っていく。あ、腕の魔法は解除しないでね」

『了解です。健闘を祈ります』

 

 

 

リンネは少なからず動揺していた。

過去の映像(とは言っても2年前のものだけだが)を見る限りクラッシュはほとんどなかったのは気づいていたが

受け身が上手いだけだと思っていたがあれだけ近距離で叩き込んだのだ。

本来なら立てないはずだ。

 

カーーーーン!

 

そんなことを考えているとコングがなった。

慌ててリンネは構える。

 

「…?」

 

がユタはリンネから距離をとっただけだった。

 

「(行かないのなら…私から行けばいい!)」

 

とリンネはユタに向かって突進する。

 

「あーーぶなーーいよーー」

「え?」

 

とリンネの足元から影が飛び出しリンネを切りつけた。

とっさに回避したが全てを避けてはいなかった。

 

「あれ?あんまり入ってないな。もうちょっと密度を濃くしといたほうがよかったかな?まあここからは再度近距離戦だし大して変わらないかな〜。………ミウラの技借りますか」

 

とユタはリンネの背後に一瞬で移動した。

 

「なっ⁉︎」

 

リンネは完全にノーマーク、と言った感じで驚いていた。

そして、ユタはリンネを影で、確実に斬りつけた。

 

「ぐっ!」

「はい、逃がさないよ」

 

と、距離を取ろうとしたリンネをユタは影で捉え地面に叩きつける。

 

「こ…のぉ!」

 

とこんどは収束砲撃(ブレイカー)を撃って脱出を試みようとする。

 

 

「リフレクト」

「きゃっ!」

 

ユタはそれを反射し返した。

 

そして、これは近距離でリンネは影により動きに制限がかかっている。

反射砲撃を避けられるわけもなく自分の撃った砲撃に飲み込まれた。

 

『バインディングダウン』

 

ライフ

リンネ 9600→3960 クラッシュエミュレート 全身裂傷。及び肋骨3本骨折。

ユタ ボディダメージ68%

 

『マスター、いつの間にミウラさんのアレを…』

「夜中にこっそり練習してた」

 

ユタはミウラの【抜剣】の技術を使ってリンネの背後に回ったのだ。

足元に収束系魔法(ブレイカー)を使いその威力を使って爆発的な推進力を生み出す技術を、真似たのだ。

 

「けど……正直もうやらない。体がもたない」

『それが懸命ですね。抜剣はミウラさんの頑丈さがあってこそのあの荒技ですから』

 

『6……5……4……』

 

「はぁっはあっ……た、立ちました。まだやれます!」

 

リンネは影にバインドされた状態ながらも立ち上がった。

だがリンネにとってピンチであることには変わりはない。

 

「あのまま寝てもらってたら楽に終わってたんだけど。まだまだやる気満々だねぇ」

「私は…負けるわけにはいかないんです!私は強くなるって決めたんです!」

 

とユタの皮肉の混じった発言に対しリンネは少し荒ぶった声で言う。

 

そしてリンネはバインドされたままユタに向かって走りユタに近づいた瞬間にバインドを引きちぎる。

が、それはリンネの負けを確定にしてしまった。

 

「ドカーーン♪」

「⁉︎」

 

ユタの影が突然爆発しリンネとユタを巻き込む。

かなりの威力だったので多少はユタもダメージを受けていた。そしてその爆発に紛れてユタはリンネの顎にアッパーを命中させた。

 

ライフ

リンネ 3960→0

 

 

『勝者はーーー八神ユターー!!!しかしリンネ選手もルーキーとは思えないほど素晴らしい試合をしてくれました!観客の皆様、二人に盛大な拍手をお願いします!!』

 

アナウンスと同時に会場を拍手の音で満たされる。

 

「……ありがとうございました。八神選手」

「いえ、こちらこそ。リンネさんにも伝えておいてください」

「はい。わかりました。それとは別件であなたに後で話したいことがあるのだけどいいかしら?」

「?まあ私は構いませんが」

「ありがとうございます。ではまた後で」

 

とリンネを担ぎに来たコーチと話す。

コーチの言葉がよくわかってないままユタは会場をはやてと共に後にした。

 

 

 

〜シード選手控え室〜

 

「あーーー全身痛い…至近距離での収束砲撃(ブレイカー)は酷いよ…」

「よー言うわ。あんたもおんなじようなことしたやろ」

『ま、油断してたマスターの自業自得ですね』

「二人とも…勝った私を褒めてくれてもバチは当たらないと思うよ?」

「ユタを甘やかしたら私がイラつくから嫌」

『褒める時は褒めますが今回のは褒める事より咎めることの方が多いのです』

 

ぐっ……プライドのには反論できない。

けど母さん。あんたの言い分には反論したい。

なんだ、私がイラつくからって。そこは甘やかしたら調子にのるからとかにしておきなよ。

 

「あ、ユタ。メールや。ヴィヴィオちゃん達から。えーと"2回戦突破おめでとうございます!私たちもユタさんみたいに頑張ります!お疲れ様でした!"やって。ええ子やなー」

「うん、そうだね。俄然やる気出て来た」

「え、ユタって女子なのにロリコンなんか………捕まらんようにきぃつけえや」

「なんで⁉︎なんでそうなったの⁉︎」

『心配しないでください。万が一があったら私が証人になってあげますから。少しくらいは刑は軽くなると思いますよ?』

「私が間違いを犯す前提で言わないで!」

 

コンコン

 

「はあーい」

 

とそんな話をしているとノックの音がした。

入って来たのはリンネ選手のセコンド兼コーチの人だった。

 

「失礼します。リンネのコーチをやっております、ジル・ストーラと申します。八神ユタ選手にお話があって来ました」

「ユタに?」

 

ああ、そういや何か言ってたっけ?

 

「八神ユタさん。改めて初めまして。フロンティアジムでコーチをしております。ジル・ストーラと申します」

 

「はぁ、私に何か?」

 

「単刀直入に言います。あなた、フロンティアジムに来ませんか?」

 

……?なんて?

 

「すいません、聞き間違いかもしれません。今なんと?」

 

「私のところに来て鍛えませんか?と聞いたんです」

 

「お断りします」

 

んなもん即答だ。ジルさんも目を点にして驚いてる。

母さんも驚いてる。

 

「それは…なんでですか?あなたには才能があって私はそれを伸ばせる自信があります。実際、あなたと戦ったリンネも一年であれだけ成長できました」

 

「そう言うわけじゃなくてですね。まあ、才能の有無は置いておきまして。今のところは私のコーチ、セコンドは私の家族だけなので。まあ近いうちにもう一人ほど増える気はしますが」

 

「そう…ですか。なら時間の空いている時でいいのでリンネの練習相手になってもらえませんか?」

 

「まあ、それくらいなら……」

 

「ありがとうございます。あ、これ私の名刺です。では」

 

と言ってジルさんは出ていった。




どうでしたか?
ユタのバトルが同じような展開が多くて大丈夫なのか…と思ってます。

次あたりからインターミドルを挟みながら無限図書館編に入って行くと思います

読んでくださりありがとうございました
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。