リリカルなのはvivid もう1人の聖王のクローンの人生   作:紀野感無

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ゴールデンウィーク最終日…皆さん、やり残したこと(課題とか)はありませんか?

私はあります!ですので頑張って終わらせます!



なんか、長期休暇ということもあって投稿がハイペースになっちゃいましたがまた落ち着くと思います。

それではどうぞ


21話

あれからの試合は

ヴィヴィオちゃんvsミウラ

リオちゃんvs番長

の試合があったが結果は

ミウラ、番長の勝利らしい。

 

らしいっていうのは……

はい、ど忘れしてて見ていません。

 

三回戦の結果、チームナカジマの初等科組は全滅したことになる。

 

4回戦は、私はアインハルトみたいなハードヒッター。

最近、ハードヒッターとやるのが多い気がするのは気のせいだろう。

アインハルトは、ジークさんとらしい。

 

「さーてと…練習かな」

 

1人で練習というのも味気ないがまあ仕方ない。

プライドは調整をするらしく母さんに預けてある。

 

1人は…寂しいものだね。

 

 

〜翌日〜

 

久しぶりに夢を見た。

ジークさんとの夢でもないし、ゆりかごっていうのに乗っている夢でもなかった。

 

昔の…まだ姉さんと一緒に母さんにお世話になっている頃の夢だった。

そして………

 

なんのいたずらか、姉さんが死ぬ場面もあった。

正確には、殺されかけて、もう死ぬ寸前の場面。

 

 

 

 

 

(ユタ、これからはこの人にお世話になるんだよ。もう…辛い思いはしなくて済むよ)

(?)

(はやてさん、これからはこの子を宜しくお願いします)

(ええって、そんなにかしこまらんでも。それに、ユタちゃんだけやない。アンタもや。アンタも、ユタちゃんも、これからはウチの家族なんやから)

 

 

 

 

 

(ユタ……あなたは普通の女の子。クローンであるとか関係ない。女の子らしく、恋もして、元気に、幸せに……)

(なんでや!約束したんやろ!ユタと、これからはずっと一緒にいるって…)

(はやてさん、嘘をつく形になってしまってすいません。これからは…あの子を…)

 

 

ジリリリリリリリ!

 

そんな夢は目覚ましの音で途切れた。

 

「……なんで、今更姉さんのことを…。もう、姉さんのことは吹っ切れたはずなのに…」

 

私の頬は無意識のうちに涙で濡れていた。

 

「いや、そんなことを考えても仕方ない。さっさと学校の準備を…」

 

心に残ったネガティブな気持ちを無理やり吹っ切って私は準備をして学校に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

〜St.ヒルデ学院〜

 

「あっ、アインハルト。おはよう」

「ごきげんよう、ユタさん」

 

アインハルト発見。相変わらずの高嶺の花っぷり。

 

「ユタさん、これはやてさんからお預かりしています」

「おっ、プライドだ。アインハルトー。何もされなかった?」

『マスターの恥ずかしい過去は遠慮なくバラしましたので』

「はい⁉︎」

 

なんでこの愛機は私を追い詰めたがるんだ!

 

「い、いえ、何も聞いてませんよ……?」

「ちょいまち、アインハルト、なぜ疑問形」

「い、いえ。決して、エリオさんの前で喋ることが飛んだとかそういうのは聞いてませんので」

「よし、プライド。あとでお説教ね」

『外界からの会話を遮断しますね」

 

このやろ!自分がデバイスだからって調子乗ってるな!

 

『……?マスター、今日はどうかしたんですか?』

「どうしたって?何が?」

『いえ、心なしか……空元気というか。何かあったんですか?』

「いや、何もない」

『そうですか。インターミドル予選もまだあるのですから体調管理には本当にお気をつけください』

「うん」

 

急に何をいうんだろうね。この愛機は。

まあ、当たってるっちゃ当たってるんだけど。

 

「私は今日もいつも通り…だよね?アインハルト」

「私に聞かれましても…」

『いつも通り、バカっぽいですね』

「相変わらずの愛機とも思えないひどい返しをありがとう」

『え、もしかしてマスターって本当のマゾ……?』

「んなわけあるか!」

 

 

 

 

 

 

「はあー、やっぱりプライドがいるとなんか落ち着く」

『それはどうも』

 

今は学校終わりで母さんの家の方に向かってる。

というか、最近はいつもだ。シグナム姉さんやヴィータさん、ザフィーラとの練習をしないといけないからね。

 

『あ、マスター。少し止まってください』

「へ?なにかあった?」

『すぐそばの川沿いをみてください』

「………?……あ、ヴィヴィオちゃん達だ」

『いま、ここを通ると色々な意味で非常にまずいと思いますので』

「なるほどね」

 

プライドの言った方向にはヴィヴィオちゃん、リオちゃん、コロナちゃんがいた。

 

「あ……」

 

すると、3人揃って泣き出した。

 

「これは見ちゃいけないものを見た気がするなぁ」

『まあ、これはどうしようもないですが』

 

うん、察するに、負けたことへの悔しさか何かだろう。

私自身も味わったからよくわかる。

 

ジークさんに負けたあと、散々泣いたし。

母さんにもバラされてたが、エリオの前で無様な姿を晒したことへの悔しさもあったりする。

 

『なんだかんだ言っても、ヴィヴィオさん達はまだ10歳ですから。あれくらい思いっきり泣くのがいいと思いますけどね。どこかにも思いっきり泣いてた方いますしね。1人で隠れて』

「はいはい、そのどこかにいる人は邪魔にならないように遠回りして帰ります」

 

 

 

 

 

 

 

〜抜刀居合天瞳流 練武城〜

 

「はぁ、ジークさん対策ですか」

「ああ」

「ミカヤさんいるなら私いらないんじゃ?」

「いやいや、そうでもないぞ。私とユタちゃんではジークの分析の仕方が違うかもしれないし」

「ミカヤさんと私でも抱く感想は大して変わらないと思いますけど…」

 

翌日、私はミカヤさんのところに来ていた。

なんでも、アインハルトのジークさん対策の練習をするらしい。

 

……ぶっちゃけると、対策したところで大して変わらないと思ってるんだよね。

 

「そういえばアインハルトはヴィヴィオちゃん達のことは心配じゃないの?私、結構心配してたりするんだけど」

 

「そうですね……。心配はしていますが不安はありません。砕けた夢は、何度でもつなぎ合わせて、自分の弱さを超えて強くなっていけること。一流選手達はみんなそうやって強くなっていったと聞きます。

 

みんな、きっとすぐに立ち上がります。そして必ず強くなっていってくれます!昨日よりもっと、今日よりもっと、きっと信じられないくらいに!」

 

……なるほど。

 

「じゃあ、アインハルトは負けられないというわけだね」

「ミカヤさん、なかなかの無理難題な気がするんですが」

「いえ、絶対に勝ちます!」

 

 

 

 

 

 

〜三日後 予選会場〜

 

4回戦からは一つの会場で行うらしい。これは一昨年も去年も一緒だった。

移動の手間が省けたのはいいね。

 

オープニングバトルは予選1組、つまりアインハルトとジークさんの試合だ。

 

「さっすがに人多いな」

『そりゃあ、元世界王者の試合ですからね』

 

元世界王者とはもちろんジークさんのことだ。

 

「あ、番長発見」

「あ!ユタ!」

 

いつもの4人組で歩いていたのは番長ことハリーさん達だった。

 

「ユタ…お前、俺の試合を見ずに帰ったらしいな?」

「あ、あはは、忘れてたもので」

「はん、まあいい。……ん?あれはエルスか?なんであんな格好」

「ほんとですね。あの格好ってことは……」

 

ハリーさんと目を合わせ示し合わせたかのように下に降りていった。

 

「よう、デコメガネ!」

「おはようです、エルスさん」

「おや、ハリー選手にユタ選手」

 

あれ?エルスさん、デコメガネはいいんだ。アホデコメガネだと怒ってなかったっけ?アホが付いてなかったらいいのかな?

 

「なんだ、お前。今日はスタッフか?」

「そうなんですよー」

「似合わないなー」

 

あ、つい本音が。エルスさんはオタク系女子のイメージ定着しちゃってるからな。特に本屋であったときのせいだと思う。

 

「なんでですかっ⁉︎…えー、コホン。今大会では私、チャンピオンのセコンドを務めることになりました!」

 

あ、聞こえてたのね。って、え?

 

「「まじかっ!(まじですか!)」」

「えっへん!立候補したら快諾していただけました!」

「本当は?」

「ものすごく遠慮されたのを拝み倒し…って、なに言わすんですか!」

「いや、エルスさんが勝手に乗ってくれたんでしょ…」

『マスター、バカなことはやめてください』

 

いや、この場合バカなのはエルスさんだ。

 

「チャンピオンのそばで見て、勉強しようと思っています」

 

うおお、見た目の通り真面目だ。

 

「にしても、ジークさんは今年もセコンド不在だったんですね…。ひとりで戦いたがるのは相変わらずというか」

「あいつは未だに人懐っこいんだか人見知りなんだかよくわかんねーな」

「『優しいけど人見知り』ですかねえー。けど、心の奥底は掴めない方ですが、私たちの心は掴まれてます。選手も観客も、みんな彼女の戦いを見たくてここにいるんですから」

 

 

 

 

 

 

 

 

そのあと、エルスさんと別れハリーさんと観客席に上がった。そこでヴィクターさんとも合流できた。

 

「はぁ、ヒトガゴミノヨウダ」

『突然、他作品のセリフを丸パクリ、しかも棒読みはやめてもらえませんか?』

 

だって、そう思えるほど人多いんだもん。

 

「ヴィクターさん、ジークさんは今日も万全でした?」

「ええ。けど…なにやらアインハルトの方を気にかけていたわよ。【勝っても笑わない】って。相当辛い思いや寂しい思いをしてきたんだろうかって」

「また…相手を気遣う前に自分を気にしたらいいのに」

「それがジークのいいところなんだけどなー」

「ハリーさんもジークさんとは付き合い長いですもんね。けど…私からしたらそれは単なる傲慢ですよ」

「厳しいわね、ユタは」

 

そんな話をしていると会場が歓声で揺れた。

ジークさんが入場したんだ。

 

 

「「「「アインハルトさーーん!ファイトーーーーッ!」」」」

 

 

 

「あらあら、元気ね」「いい声援だな」「あれ、やる側も恥ずかしくないですか?」

 

ヴィクターさん、ハリーさん、私の順の初等科トリオ+ミウラの応援への感想だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アインハルトとジークさんの試合は、段々とアインハルトが押され始めていた。

 

………うん、わたしよくジークさんと少しとは言え渡り合えたよね。

今のライフ状況はアインハルトが5810、ジークさんは14800だ。

 

そんなことを考えているとジークさんが【鉄腕】を展開した。

 

 

 

 

すると、その瞬間にわたしを頭痛が襲った。

 

「っっ!」

「ユタ⁉︎」「お、おい」「大丈夫?」

「へ、平気です」

『……』

 

あれ?珍しくプライドがなにも言わない。

 

「古流ベルカの武術の世界は広いようで案外狭いものなんですの。いくつもの源流から触れ合って混じり合って、今に繋がってる。私の雷帝式がそうですしジークが使うエレミアの技も同じ」

 

「お前のご先祖様は雷帝なんとかだっけか?」

「『ダールグリュン』ですわっ!」

 

あー、まずい。ヴィクターさんが色々言ってくれてるけど頭の痛さでなにも入ってこない。

 

「ジークの源流は『黒のエレミア』。格闘戦技という概念すらなかった時代に己の五体で人体を破砕する技術を求め、戦乱の世の中でその技を極めて言った一族」

 

うん、しってる。【エレミアの神髄】もその技の一部。

私はそれを知らずに酷いことを言ってしまったから。

 

ああ、うん。だいぶ頭痛は治まってきたかな?

 

「ユタ、大丈夫?」

「大丈夫です。すいません、ミアさん」

 

 

 

「エレミアァァァァ!!」

 

 

 

「っっ⁉︎」

 

すると、私の意識は、再度襲ってきた頭痛によって途切れた。

 

 

 

 

 

そこからは、なぜか私のオリジナルである聖王女の記憶が途切れ途切れで夢になって出ていた。

 

 

 

 

 

〜医療室〜

 

う……ん、頭がいたい。なんでこうなってんだっけ?

『………ター』確か、ジークさんとアインハルトの試合を見てて、『……マスター』急に頭痛に襲われて『起きてくださいっ!』

「ああ!もう、うっさい!」

 

と、ガバッと起き上がる。すぐそばには母さんがいた。

 

「おきたかー。ユタ、もうあんな戦い方はやめてーな。心臓が持たんわ」

 

「……?なんのこと?」

 

「とぼけたらあかんで。なんか亡霊みたいな目で格闘家かってくらい真正面から殴り合ってたやろ。まあ、勝ったからええけど」

 

「は……?」

 

『マスター、なにも覚えてないんですか?』

 

「何が?」

 

と、返すと母さんとプライドが見つめ合っている(ように見えた)

 

「あんた、気絶した後試合の十分くらい前に目を覚ましてウチとも口をほぼ聞かずに試合してそのまま倒れ込んで気絶したんやで?ほんまに何も覚えてないんか?」

 

「うん…何も覚えてない」

 

え、私そんなことしてたの?全く記憶にない。

 

「あ、そう言えばアインハルトとジークさんってどうなった?」

『ジークさんの勝ちです。あと、もう一つ言うならマスターも勝っておりますのでご心配なく』

 

「まあ、ユタも目を覚ましたことやし行こうか」

「へ?行くってどこに?」

 

「実はなーアインハルトやジークリンデ選手たちってみんなベルカ時代の王様たちの血を引いてるからな。ヴィクトーリア選手は雷帝の、アンタもやで。聖王女の血をしっかりと引いてる。だから、そんな人たちが一堂に集まってるから過去のことについて話し合う会を設けた方がええやろってことで色んな人たちをホテルの最上階に招待してるんや。あとはアンタだけやで」

 

え、やだな。行きたくない

 

「悪いけど…わたしいか……」

「ほな、いくでー!」

「私に拒否権はないの⁉︎」

「ない」

「いいきったよ⁉︎」

 

そのまま母さんにとあるホテルの最上階まで連行された。




気づいたらシリアス中心に……
こんな予定じゃなかった……

やっと(口調だけ)ユタの姉が出てきましたね。
いつ昔のことを挟もうか悩んでます

番外編で書けばいいのかな…



読んでくださりありがとうございます
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