リリカルなのはvivid もう1人の聖王のクローンの人生   作:アテナ(紀野感無)

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先に謝っておきます。
ほかのやつは書いてたくせにこっちを一ヶ月以上も空けてしまい申し訳無いです。
ネタが思いつかなかったんです(泣)

受験の方も、ようやく終わったので書くペースは、少しずつ上げていけたらな、と思ってます。
予定としては1〜2週間に1話、多くて2話くらいかな、と思ってます。

今回は感を戻す為でもあるので、少し短めです(単純にオリジナルストーリーぶっこもうとした結果ネタがなかっただけでもある)

それではどうぞ


39話

「「「ユタさん!おめでとうございます〜!!」」」

 

「あ、ありが…とう。アインハルトも、みんなもありがとう」

 

控室に戻るなり、ヴィヴィちゃんをはじめとした初等科組に飛びつかれた。そしてそれに続くようにアインハルトとクラスメイトのみんなが入ってきた。

 

「あ、ミウラも。都市本戦出場おめでとう」

「はいっ!ヴィヴィオさんやミカヤさんの分まで頑張りますからね!」

 

「さあて、そう上手く行くもんかね」

 

と、今度はそこに番長ことハリーさんとデコメガネことエルスさん、元世界最強の十代女子という表の顔を持つホームレスさんがいた。

 

「誰がホームレスやっ!」

「事実でしょ!ジークさんから魔法戦技を取ったらホームレスしか残りませんよ!」

「なっ……、そ、そないなこと…な、な、ない…」

 

図星なのか、だんだん声が小さくなっていった。

なんか面白い。だんだんと威勢と声が小さくなって行くの見るのは。

 

「ところで抜剣娘。お前も無事に都市本戦組なわけだが、こっから上は大変だぜ?」

「頑張ります!」

「ま、オレとしてはまず先にユタに雪辱を晴らさねえとな」

「まあ、その時は返り討ちにしますよ。可愛い番長」

「誰がだっ!」

 

「けど…私としては決勝行くまでは上位メンバーとはやりたくないんですよ。

…今回は、本気でジークさんを、世界最強を狩りに行くつもりなので。そのための秘策も、かなり用意してます。だから…ジークさんに勝つまでは、誰にも、負けるつもりはないです。後は……番長は単純にめんどくさい

 

「ユーーターー?最後の聞こえてるからな?」

「さ、さてナンノコトヤラ」

『おや、数秒前に自分で言ったことすら忘れましたか。ならばリピートしてあげましょう』

「いや嘘です!冗談ですから!…めんどくさいっていうのは、秘策を使わないといけなくなりそうだから、って意味ですよ。まぁ…当たった時は、そんなことは言わずに、全力でするだけですけど」

 

「まあ、ウチとしても誰にも負けるつもりはあらへんよー。ウチはこのまま二度目の世界を獲ってくる。

てっぺんで、ハルにゃんを待ってるから追いついてきてな」

 

と、ジークさんは、たった今宣戦布告までした私や、その他の都市本戦上位の人、ミウラとかもいるのに、堂々と世界を獲ると宣言してきた。

 

「おうコラジーク」「ジークさん…」

「ふえっ⁉︎」

 

それを聞いて、まず番長が頭を掴み、私は影の触手を数本作る。

 

「てめぇ、なーにすでに世界獲った気になってんだ?おお?」

「まあ、つまりは…ジークさんからは、堂々と勝てる、と言われたわけですね、私は」

「い、いたいいたい。番長痛い。ひゃっ⁉︎ちょ、ちょっと待ってユタ!そ、それはあかん!ウチ、それ弱いんやから!あひゃ!あひゃひゃ!や、やめてぇ!ああ、いたいいたい!痛いしくすぐったいし!あたまおかしくなるぅ!」

 

うん、なんかイケナイコトをしてる感じになったから、この辺にしとこう。

イケナイ想像をした人はいないと信じておこう。うん。

ちなみに私はしてしまいました。

 

「はーっ、はーっ、ば、番長にも、ユタにも、誰にも渡さへんよー。ハルにゃんともう一回試合で戦うまではなー」

「ええ」

 

「なんだてめーら。結託しやがって」

「…よし、こんどアインハルトの黒歴史を…」『その場合は、まあ遠慮なくやれ、ということでいいんですよね?マスター』

 

1つ注意しておくと、今行ったプライドの『遠慮なくやる』というのはアインハルトに対してじゃなく私に対してなんだよね。悲しきかな。愛機に見放される。

慈悲なんてないのだろうか。

 

『自業自得ですので、一切ありませんね』

「知ってた(泣)」

 

「そうだ!試合は決まってないですけど、ヴィヴィオはお母さんと戦うんですよ!」

「お母様?」「なんだ?親子喧嘩なのか?」

 

「母は管理局員なんで戦技披露会でエキシビションマッチをやるんです!」

「その前に僕ともやるんですよー」

「ちなみに、私はミウラとヴィヴィちゃんがやり合う前に団体戦を、管理局に勤めるための試験的な感じでやります」

 

ヴィヴィちゃん、ミウラ、私の順で説明をする。

私の時は、管理局に勤める、ということを大多数が今知ったので結構驚かれた。

 

「せっかくだから見学に行くかな?オレも局員志望だし」

 

「「「「「えっ?」」」」」

 

なんか、ハリーさんの口からすごい言葉が聞こえた気が。

 

「なんだその『えっ』はっ!オレが局員志望じゃいけねーのか⁉︎」

「「い、いえいえ!」」「いけなくはないけど驚いたんですよ」

 

どうやら聞き間違いじゃなかったみたい。

 

「というか、私も局員志望なわけですが…」

「そうなんです?」「マジか⁉︎」

 

エルスさんも……だとっ⁉︎エルスさんはてっきりメイドの道へ進むのかと思ってたのに。

 

「…ユタさん、何か失礼なことを考えてませんか?」

「気のせいです」

「そうですか。それはそうとハリー選手。希望部署はどこです?」

 

「……せーの」

 

「「警邏(けいら)隊」」

 

と、2人同時に同じところを答えた。

私?私は母さんの部下、って扱いになと思うから、海上系になるんじゃないかな?

これで警邏隊に配属されたら面白いんだけど。

 

 

 

 

 

 

 

〜管理局〜

 

『というわけでフェイトちゃん!今練習場にいるから付き合って〜!』

「うん、まあ大丈夫なんだけど……。流石にちょっと気が早くない?」

『えー?そんなことないよ?ねーシグナムさん』

『ああ。そうだな。むしろ遅いくらいだろう』

『ヴィヴィオが私に、ユタちゃんがシグナムさんに本気で勝ちに来てくれるんだもんね〜。私も、シグナムさんも全力全開(ベストコンディション)でいないとね〜!』

「ていうか、シグナムさんいるならそっちに付き合って貰えば……」

『大丈夫!シグナムさんともやってるから!シグナムさんも、本気でユタちゃんの相手をしてやる、って意気込んでるしね〜』

『なのは、それ以上言うんじゃない』

「いや、もうさっき全力全開って言ってた気が……」

 

後にフェイトは、共に親バカなのか、と思って、それを口走ってしまい、まあ色々とされることとなる。

 

 

 

 

 

 

〜数日後〜

 

「………マジかー」

『マジですね』

「……まあ、いつかはやらないといけない、とは思ってたけど…。て言うか、配置に悪意ありすぎるでしょ」

『ここぞと言う時にくじ運が悪いですねぇ。ああ、でも決勝まで勝ち進めばジークさんとですよ』

「いや、そこまで行くのも辛すぎない?」

 

今は、母さんの家の方で送られてきた対戦シートを見てるが……結構ひどいとこに放り込まれてる。

 

「ユタ、どんな感じだ?」

「結構最悪ですよ。ほら」

 

そこにヴィータさんが入ってきて、組み合わせを聞かれたので、死んだ魚の目で見せると、みるみるうちに苦い顔になって言った。耳を塞いでても『うわぁ』って声が聞こえてくる。

 

「初戦にミウラ、2回戦で番長、三回戦でヴィクターさんとか……なに、私を潰しにきてるの…」

「ま、まぁドンマイ。てことは…コーチ陣は別れるか。多分ミウラの方にはあたしとザフィーラ、ユタには、はやてとシャマルが付くことになりそうだけどな」

「了解です…。あぁ、気が重い……」

「ほんっと。くじ運がいいのか悪いのか。いや、これは圧倒的に悪いな」

「知ってますよ…。……まぁ、決まったことをグダグダ言ってても何も始まりませんし、今から走り込みしつつ砂浜での練習に行ってくる」

「おう、夕飯までには帰ってこいよ。今夜は八神家特製シチューらしいから」

「ほんとっ⁉︎」

 

 

 

 

「と、こんな感じで家を出て砂浜で走り込みを始めたけども……はぁ、気が重い」

 

『ジークさんに勝つまでは誰にも負けないって言い切りましたもんねぇ』

 

「ゔっ…」

 

うう、我ながらとんでもないことを言ったよねぇ……。

 

「…まあ、決まってることにぐちぐち言って、当日に後悔するとか、そんなことしたくないから、ミウラにも、番長にも、ヴィクターさんにも、…他のどの選手にも、全力を尽くす。幸いなことに、私の技は、知ったところで対処の仕方が難しいってのがウリだからね。まあなんとかするよ」

 

『はい、その意気です。そして、お願いですからとっととエリオさんとくっついてください。このバカマスター』

「突然話題変換したかと思ったらそれ⁉︎しょーがないじゃん!インターミドルとか色々と忙しいんだから!向こうも仕事で忙しいし!」

『そんなことだからいっっっつもいい所でやらかすんですよ!本当にそのうちほかの(ヒト)にエリオさん取られますよ⁉︎』

「うぅ……」

『……あの、なんかすいません。まさかそこまで泣きそうになるとは』

「泣いでないよ…」

『(目に涙を浮かべてる時点で説得力がないんですが…まぁ、突っ込まないでおきましょうか)』

 

その後は、何故か砂浜にやたらと鋭い傷跡が無数にあったとか。

 

 

 

 

 

〜都市本戦 一回戦〜

 

「うん…大丈夫、大丈夫。……よし気合い入れた」

『ご武運を』

「頑張ってーな」

「頑張って!」

 

「うん。……あ、あの、その…エリオ」

 

「ん?どうしたの?」

 

試合始まる前のセコンドアウトされる前に、エリオの腕を引っ張って、少しだけその場に留める。

 

うぅ…顔が熱い…。

 

「そ、その……あの、この試合が終わったら、話が…あるんだけど…いい?」

「?うん、いいよ」

「(よしっ!)うん、ありがとう。それじゃあ行ってくるね」

 

「「行ってらっしゃい」」




おや。なにやらユタが敗北フラグを…。

さてと、ミウラとの戦闘を頑張ります。
原作では、本来は戦技披露会の方に行きますが、予定としてはヴィクターとの試合までした後に戦技披露会をするつもりです。

ヴィヴィちゃんたちの戦技披露会でのイベントは、特に書く予定はないです。というか、あれは絶対に原作見たほうがいいですわ。最終巻泣きかけましたもん。

さてと、そろそろvivid strikeの方も書き進めないとな…。


読んで下さりありがとうございます

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