リリカルなのはvivid もう1人の聖王のクローンの人生   作:アテナ(紀野感無)

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都市本戦一回戦目
ユタvsミウラ

結構前に、チームナカジマの全員と試合をしてほしい、というのもあり、合宿所での試合をカウントに入れるとしたら残りはミウラとヴィヴィオのみ。

今回はミウラ戦。
(考えてて中々いい感じにならないから今回は少し短め)

どんなバトルにするかは考えれてもその文字表記は改めて難しいのを思い知りました。
バトル系を書いてる人ってすごいなぁ……

それではどうぞ。


40話

アナウンスと同時に、都市本戦第一回戦目の相手、ミウラとともにリングに上がる。

 

「ミウラ、今日はよろしくね」

「はい、僕の方こそよろしくお願いします。今日も、本気でやらせてもらいます!」

「こっちもだよ。手なんか抜かずに、出し惜しみは無しで全力で……叩き潰しに行くよ」

「ええ、僕も遠慮なく斬り伏せにいきます」

 

物騒なことを言って、互いに笑いあって2人同時にリング際まで移動する。

 

「「セットアップ」」

 

そしてまた2人同時にセットアップをする。

今回も、腕は黒くしてある。

 

 

【試合開始!】

 

コングが鳴ると同時に私たちは動き出した。

 

 

「ロケット……点火(イグニッション)!」

「っ⁉︎」

 

ユタが影を実体化させるより早く、ミウラが超速スピードでユタに突っ込んだ。

 

ユタがカウンターの構えをした瞬間にミウラは真上に飛んだ。

 

ユタは、そのまま飛び蹴りをして来ると予想して受け流そうとしたら、今度はミウラが空を()()()

 

「旋空牙!」

「あっぶ…」

「鉄槌!」

「がはっ…」

 

ミウラは足払い…どころじゃない蹴りを足に撃ち込み、ギリギリ威力をそらされるが、体制が不安定になったところを、腹に拳を撃ち込んだ。

 

ユタは踏ん張らずに、これは素直に吹っ飛ばされた。

いや、踏ん張らなかったんじゃなく、できなかった。

 

そのまま壁に激突した。

 

『ダウン』

 

ライフ

ユタ 15000→9600

ミウラ 15000→13800 クラッシュエミュレート 軽度脳震盪

 

 

「っ…」

「ほー、ユタのやつ、あれでカウンター決めるか」

「ミウラなりに意表をついたと思ったんだが、さすがと言うべきか」

 

 

『10……9……8……7……』

 

 

「痛っ…。ゲホッゴホッ……。…うん、まだやれます」

 

審判の人に確認されていたが、まだ大丈夫なようだった。

 

『どうです?』

「うん、()()()()。いつでもいける。…まあ、お腹じゃなくて顎に当たった時点で失敗とか言うなら()()()()()()()()()。いやー、予想してたとはいえミウラはめちゃくちゃ速いね」

 

「(あの不安定な体制から的確に顎にカウンターをぶつけてきた…。あのスピードでもまだユタさんのカウンターを殺しきれないのか…)」

 

「んー、本当は『抜剣』で撃ち合ってもいいんだけど…」

『んなことを私が許すとでも?』

「知ってた」

 

 

そして互いに向き合うと、試合再開のゴングが鳴った。

 

 

ミウラは、再度超速スピードでユタに接近した。

 

「ユタさんには、影を創る暇はあげません!」

「そう?じゃあ、やってみなよ!」

 

ハードヒッターと超カウンター型による、格闘戦が繰り広げられる。

 

 

「(これは…予想以上に……)」

「やっ!」

 

今度はミウラの上段蹴りが繰り出され、ユタはしゃがんで避けた後に足を持って投げつけた後、急いで距離をとった。

 

「創主ユタの名の下に、冥界へ誘え、【ハーデス】!」

 

ユタは影のゴーレムを創生しミウラにけしかける。

 

「『抜剣』!槌牙(ついが)!」

 

「プライド、残り時間、少し無理するけどよろしく」

『止めたいところですが、どうせ聞かないでしょう?』

「どーも。いやぁ、ヴィヴィちゃんとかに怒られそうだな」

 

ハーデスは自動操縦だった割には、十分なほど時間稼ぎをしてれた。

でも流石にミウラの抜剣は耐えられなかったようで、()()()()()()()()()は潰された。

 

「うん、魔力散布も十分。仕込みも上々。あとは……」

 

「空牙!」

 

「っと…」

 

 

このラウンドを時間切れまで耐える。

2ラウンド目で決着をつけに行く。

 

 

ミウラは短期決戦に持ち込もうとしてるらしく、抜剣を容赦なく撃ち込んでくる。

 

突きをバックステップで避け、蹴りをジャンプで避け、左拳のストレートを少し軌道をズラして避ける。

 

「鉄槌!」

「ぐっ……いったい。でも…捕まえた。影の拘束(シャドウバインド)三重(トリプル)

「っ…、この…」

「まだまだ。影の雨(シャドウレイン)

 

バインドを仕掛け、取れる限界まで距離を取った後、影による破壊の雨をミウラに向かって降らせる。

 

全てを完全に避け切ることは無理と判断したのか、ミウラはバインドを引きちぎったあと、抜剣を連続して被害を最小限に抑えた。

 

ライフ

ユタ 9600→4500 クラッシュエミュレート 腹部重度打撲

ミウラ 13800→9600 クラッシュエミュレート 全身軽度裂傷

 

「よっ!」

「やあっ!」

 

相当鋭くしてある影を何本もミウラに向けて穿つが、抜剣により相殺される。

 

 

【第1ラウンド終了!】

 

 

気づくと、第1ラウンドが終わった。

 

 

「ふぅ…なんとかなったぁ……」

「なんや、やっぱりミウラはやりづらいか?」

「んーやりにくいかって言われたらやりにくい…かな。みんな避ける影を真っ向から潰してくるし。後は魔力のやりくりを少しやらかしたっていうのと……抜剣が予想以上に破壊力あって全力できてないからいいものの、全力でやって来たらさっきみたいにあえて受け止めて動きを止めるっていうのができないから」

「でも、すごい魔力をばらまいてなかった?魔力量が前と比べてかなり上がってるのは知ってるけど、よくガス欠にならないね」

「ふっふっふ。それはね、……エリオにも秘密っ。……また今度、管理局の後輩としてエリオにも挑戦したいから。もちろん母さんにも」

「生意気やなー。あんたの黒歴史ばら撒くで」

「僕としてはいつでも受けて立つよ!」

 

母さんからはサラッと脅されたがまあスルーしよう。

 

 

ライフ

ユタ 4500→10000 クラッシュエミュレート 全回復

 

 

 

「どうだ?本気のユタとの試合は」

「思った以上に楽しいですが……やっぱり苦しいですね。抜剣をあんなに乱発をしたのも初めてですし……。予想以上に魔力を削られてます。でも…なんでですかね。不思議と、力だけは溢れてくるんです。ヴィヴィオさん達と戦っている時のように…」

「うん、その調子なら問題はなさそうだな」

「そうだな、ミウラ、俺たちから師匠命令だ。ユタを遠慮なくぶっ飛ばしてこい!」

 

「はい!!」

 

ライフ

ミウラ 9600→14000 クラッシュエミュレート 全回復

 

 

 

 

「(1ラウンド目で勝つための布石は全部打った。このラウンドで……)」

「(苦しいとはいえ、調子はかなりいい。このラウンドで……)」

 

「「(決着をつける)」」

 

 

 

 

 

【第二ラウンド 開始!】

 

「『抜剣』・四天星凄(してんせいおう)、天破の型!」

 

「フゥーーー……。大丈夫だ、練習では上手くいってるんだから。大丈夫…」

 

私は、右手を高く上げるとともに影を私を中心に円状かつ背後の縦に影を実体化させる。

ミウラは抜剣の、ヴィヴィちゃんとの試合で見た四天星凄・天破の型を取った。

 

互いに、完璧な状態になるまで、示し合わせたわけでもなく待つ。

 

「……行くよ、ミウラ」

「はい、行きますよ。ユタさん」

 

ミウラが地を蹴り突進してくる。

影の触手を何本かさし向けるも、魔力を込めた拳で破壊された。

 

「(やっぱり…これくらいじゃ無理か)」

 

「飛燕!」

 

「っと」

 

ミウラの抜剣に対し影を瞬間的に硬くし防ぐ。

懐にはいられないように、そして()()()()()()()()()()()()()、腕は上げたままで距離を取る。

 

巻き込まない最低限の距離を確保して私は……

 

 

パチン!

 

 

手を振り下ろし、指を鳴らした。

 

「⁉︎」

「ふぃー、成功ー。プライド、今のうちに腕の硬化魔法をするからサポートよろしく」

『承知しました』

 

指がなったと同時に、ミウラの足元が爆発したかのように粉塵が舞い、ミウラの体から()()()()()()()()()()ミウラを切り裂いたと同時に等身大サイズの影の箱(ブラックボックス)を形成しミウラを閉じ込めた。

 

 

ライフ

ミウラ14000→11500 クラッシュエミュレート 全身軽度裂傷 右肩重度裂傷

 

 

「っ!」

 

「よし、硬化魔法も完了」

 

ミウラが影をぶち抜いて出て来たと同時に硬化魔法を腕にかけ終わり、腕全体が真っ黒になった。

 

「でも、仕込みの半分がうまくいっただけ。魔力量も辛くなって来た」

『はい、ここからが正念場ですよ。しっかりと、悔いのないよう。マスター』

 

「右肩やられた…。でも、まだ動ける。まだやれる…!スターセイバー。師匠達には怒られるかもしれないけど、相当無茶するけど、ごめんね。頑張るから、スターセイバーも頑張って」

『All right!』

 






実はこれ書いてる最中に感想とかで言えばいいものを……メールでど直球に見る価値ない的なことを別作品で言われて軽くショックを受けたのもあり短くなってたりする。

面白くないならそのままブラウザバックをして今後見ないようにすればいいのに、とか思うのは私だけですか…。


さて、関係ない話は置いておきまして。

ユタの戦闘のコンセプトは
対策しづらい戦闘スタイル

を中心に考えています。
でも、それが自分の首をしめてしまっている…。
戦闘難しぃよ…

稚拙な文章ですが、今後とも皆さんの暇つぶしになれば幸いです

読んでくださりありがとうございます

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