恋姫†国盗り物語   作:オーギヤ

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第十七話

 

 月影不在の間、留守を預かった孫権。

 二、三日という短い期間ではあるが、南陽軍の主要な面々が全員不在となっている。

 この時を絶好機と捉える孫権。配下の甘寧と周泰を呼び出してはさっそく行動に移す。

 

「────城内の大掃除を始めるわよ!」

 

 月影が水鏡女学院へ向かった翌日。

 三角巾を被り、前掛けエプロン姿の孫権は準備万端とばかりにそう宣言した。

 

「なぜ我々が城の掃除を?」

「私は今日、お休みなんですが……」

 

 呼び出された甘寧は疑問を投げかけ、休日であった周泰は不満を漏らした。

 甘寧と周泰の他にも、手が空いていた城内の兵士達が召集されては素直に集まっている。

 

「だってズボラな人達ばかりだし、私達が率先して掃除しないと綺麗にならないわ」

 

 南陽軍の居城。宛城の景観は良くない。

 良くはないが、別にそこまで悪くもない。異臭が漂うほどの衛生環境ということはない。

 地面に塵や埃が溜まっていたり、出しっぱなしの物が通路の隅に放置されているとか、その程度である。決して綺麗ではないが、反乱軍の居城であることを考えれば維持している方だ。

 

 月影は整理整頓には割かし無頓着。

 散らかしたりはしないが、汚れがあったり不要品が放置されていても基本的に何も言わない。

 誰かが片付けるだろう、と思いすぐに忘れる。城の住人も月影が何も言わないのでズボラな者が多い。当番制で清掃を行うなんてことはない。気になった者がその都度片付ける程度である。

 

「私はそこまで気になりませんが」

「私もです。お猫様達が待ってるので……」

「はいはい、二人共ダメよ。まずは気にならないことが問題という認識をもたないとね!」

 

 やる気があるのは孫権だけであった。

 甘寧にも周泰にもその気はなく、集まった兵士達もどこか気怠そうに話を聞いていた。

 

 孫権もその空気をすぐに察する。

 やる気があれば普段から進んでやっているはずなので、これは孫権の想定内であった。

 

「それでは割り当てを決めましょうか。手を抜いた者を見つけたら月影に報告するからね」

 

 手を叩いて孫権がそう言うと、兵士達は皆『ウッス』と声を揃え背を伸ばした。

 

「ふっ。城の連中も月影には頭が上がらんか」

「あの人、別に怒ったりしないんですけどね」

「思春、明命。貴女達二人もやるのよ。私のお願い、ちゃんと聞いてくれるわよね?」

 

 南陽軍の所属でない甘寧と周泰は他人事のように話を聞いていたが、そうはいかないらしい。

 孫権に念を押された二人は顔を見合わせるとやがて観念して頷く。妙にやる気満々の孫権に命じられるまま、皆が割り当てられた持ち場へとゆっくりダラダラ向かって行った。

 

 

 

 

 

 その日は昼間から城内の大掃除が決行されるも、兵士達の士気は当然のように低い。

 二人いれば十分運べる荷物を四人がかりで運んだりと報告されない程度に手を抜いたりする。

 

 夏真っ盛りの七月も下旬。

 焼けるような日差し、暑さの日中に汗水流して、掃除なんぞに意欲を出す熱意はない。

 それでも孫権に命じられたら従わざるを得なかった。月影や孫権を始め、側近の文鴦達が言ったわけではなかったが、兵士達の大半は孫権を月影の女であると認識していた。

 

 こうした認識の始まりには、孫策の妹である孫権を特別視する月影の態度があった。

 孫権は月影からすると、孫家との関係を考える上で最も気を回す必要がある相手である。丁寧に扱っていたわけではないが、普段から何かと孫権のことを気にする素振りを見せていた。

 

 孫権は容姿に優れ気立ても良い。反乱軍の居城に滞在しているなんてそもそもが妙な話。

 やがて兵士達は察してくる。孫権が月影の女なのだと。たまに人質だとかそういう言葉も聞こえてくるか、監視も無く自由に行動している孫権の姿を見ては、それはないなと誰もが思う。

 

 設定上、そういうことにして楽しんでいると認識する。やはり月影はレベルが高いのだと。

 

「しかし、なんで掃除なんて始めたんだ」

「そりゃあ、ほら。カシラが外出してるから」

「ああ、はいはい。そういう事ね。カシラが居ねえ間に城を綺麗にってか。健気だねえ」

 

 掃除の片手間に雑談を重ねる兵士達の会話では、決まってこの話題が挙がった。

 急に大掃除なんて始めるとなれば、その理由を知ろうとするのは当然のことであった。

 

「雑談はほどほどにしなさいよ。ほらソコ! 日陰ばかりに固まってないで散りなさい!」

 

 孫権は熱心に陣頭指揮を執っており、兵士達もなんやかんやで孫権の言う事を聞いた。

 しっかり人数をかけた大掃除は思いのほか捗る。不要品は廃却され、地面や壁の汚れは取り除かれた。二、三時間程度が経ったところで、そろそろ頃合いと見た孫権が再度全員を集める。

 

「────はい、みんなご苦労様。持ち場の清掃が終われば各自、解散していいわよ」

 

 ふう、と周囲から安堵の息が漏れる。

 南陽軍内では初となった大掃除イベント。それでも居住地が綺麗になるのは悪い気がしない。

 

「今日はありがとう。みんなの頑張りは月影にもキチンと報告しておくわね。私はもう少し、気になるところを掃除しておくから。ああ、別に手伝わなくてもいいわ。一人で十分だから」

 

 このようにして大掃除決行は孫権が月影の女であるという認識を強める結果となったが、当の孫権にその意図があったかというとそうではない。孫権にはこれとは別の思惑があった。

 

 

 

 

 

「────さて、この辺も綺麗になったわね。さてさて、次は何所を綺麗にしようかしら」

 

 窓の掃除を終えた孫権は独り、周囲をきょろきょろと見回しながらそんなことを言う。

 

「…………………………」

「…………………………」

 

 その様子を物陰に隠れて見る甘寧と周泰。

 孫権と付き合いの長い二人は、急に大掃除を始めると言い出した孫権を不審に思っていた。

 

 大掃除をすると言うのはいいが、南陽軍の主要面々が不在の今行うのは妙であった。

 普段の孫権なら避けるタイミングである。やるにしても月影が居る時だろうと。わざわざ月影が城を空けたタイミングを見計らって決行するのは流石に妙。これはきっと何かがある。

 

 こうした理由から孫権を監察をしていた二人であったが案の定、様子がおかしい。

 先程まではビシッと指揮を執っていたが、独りになった今は落ち着きがない様子。『手伝います』と同行を申し出た甘寧にも『いいからいいから』と慌てて断りを入れる様子も変だった。

 

 付いて来られるのは不味いとでも言いたげな様子は、やはり気になってしまう。

 それでも甘寧は主の言葉とあっては素直に引き下がろうとしたが、傍で話を聞いていた周泰が『それじゃあ尾行しましょうか』と笑顔で言い出したので付き合うことにした。

 

「────さてさて、この部屋も掃除しないとね。誰の……誰の部屋かは知らないけど」

 

 やがて孫権が城内の一室で立ち止まる。

 目標地点へ到着した孫権はソワソワした態度を見せ、部屋の前で気持ちを落ち着かせる。

 

「え? あの部屋って確か……」

「私の記憶が正しければ月影の私室だな」

 

 孫権の様子を窺う二人。

 周泰は頭に疑問符を浮かべながら甘寧に訊ねると、甘寧は今回の一件の全貌を把握した。

 

「この口実作りのために大掃除を……?」

「おそらくは、そういうことだろう」

「月影さんの部屋に入りたければ勝手に入ればいいのでは? なぜ私の休日を犠牲に……?」

 

 次いで周泰も把握するも納得がいかない。

 定期的な休みが与えられるようになった周泰は以降、すっかり社畜の牙を抜かれていた。

 休日を満喫するようになっていた周泰。孫権から呼び出されるのは任務の内と割り切ることは出来るが、その内容が口実作りのための材料にされたとあっては当然、納得がいかない。

 

「これは断じて許されませんよ!」

「待て待て。短気を起こすな明命!」

「思春殿は毎日が休日ですが、私は……!」

「そういうことを言うな。グサッとくるだろ。ともあれ見守れ。別の意図があるかもしれん」

 

 今にも飛び出そうとする周泰の両肩をグッと掴み、制止をかける甘寧。

 別の意図は多分無いだろうが、邪魔をすれば孫権の機嫌が悪くなるかもしれないと思う甘寧。

 

 それに掃除をすること自体は良いことだ。今からも一応は掃除をする体裁は保ってはいる。

 ほのかに耳を赤く染め、意を決して戸を開く孫権にその意思があるかは定かではないが、ともあれ見守ることにした二人。周泰は『絶対にチクってやろう』とこの時に固く誓っていた。

 

 

 

 

 

 必要最低限の物しか置かれていない室内は広々としていたが、どこか殺風景でもあった。

 大きな寝台の他には四隅の一角に机と椅子。それと衣服を収納するタンスが一棹あるのみ。

 袁術から城を奪い取った当時は細々した物も置かれていたが、不要と判断した月影が早々に処分する。残ったのは実用性のある物。月影の性格を反映したかのような室内だと孫権は思う。

 

「ここが月影の私室。彼の匂いが……」

 

 殺風景な室内であったが、中へと踏み込んだ孫権の胸はドキドキと高鳴っていた。

 本人不在の間にコッソリ入り込む緊張感。密閉された室内に籠る匂い。少し悪いことをしている感覚と、鼻孔をくすぐる香りを嗅ぐと、どうしても胸が高鳴ってならない孫権。

 

 月影の私室は物が少なく、それなりに清掃されていて特に手をかける箇所は見当たらない。

 掃除のことなどすっかり頭から抜け落ちていた孫権は好奇心のままにタンスへと近づき、五段収納の引き出しを上から順番に開いては、その中に並んだ月影の衣類に目を配らせていく。

 

「黒色ばかりね。衣服も下着も黒。好みの色なのかな。黒……黒かぁ。持っていたかしら」

 

 ぶつぶつと呟きながら引き出しを開ける姿は、言ってしまえば怪しさ満点。

 部屋の戸を半開きし、中の様子を窺う甘寧と周泰。二人は孫権の痴態をしっかり目撃していた。

 

「…………………………」

「…………………………」

 

 それでも声をかけることはない。

 声をかけていいものか、という想いがあった。そっとしておく方が良いんじゃないかと。

 

「────ちょっとだけ、ちょっとだけなら」

 

 次いでタンスの物色を終えた孫権は寝台に寝転がり、枕の匂いを嗅いだ。

 そして気を良くしたのか枕を抱きしめながら寝台の上をゴロゴロと左右に転がる。

 目の前のことに夢中になっている孫権は周囲に気が回らない。入口を見れば戸が開いていることには気づきそうなものだが、はしゃいでいる孫権はそんなことにはまるで気づく様子がない。

 

「乙女な蓮華様もやはり良いな」

「あれが乙女の姿なんですかね?」

 

 色々と気になることはあるが、一先ず割り切ることにした甘寧。周泰はまだ納得がいかない。

 ひそひそ話をしながら様子を窺う二人。孫権だから絵になる場面であったが、性別が逆なら強く問題視されそうな場面。何をするかもそうだが、誰がするかも結局大事であったりする。

 

 枕を抱きしめる孫権。

 頭に浮かぶのは月影の姿であった。そして思う。想像していたより状況は悪くなかったと。

 城を攻め落としたと知った時はどうなることかと思ったが、再会した月影は想像していたよりずっと穏やかになっていた。独りで旅していた二年前よりも表情が穏やかで安堵した孫権。

 

 王朝に背いた行動は決して褒められたものではない。どんな理由があれそれは揺るがない。

 ただ始めてしまった以上は見届ける他に術はなかった。もっと早くに会いに行っていれば違った未来があったのかもしれないと孫権は思う。ひょっとすると止める未来もあったかもと。

 

「────後一回か二回。負けないで……」

 

 後悔は先に立たない。

 誰しも生きていれば一つや二つ後悔はあるもの。月影もそうだし孫権もそうであった。

 過ぎた過去に縛られるよりも今を生きるもの。やがて矛を収めるというのであれば、それを信じようと孫権は思う。戦後に国を、民を豊かにすることで償っていければと孫権は思う。

 

「悪鬼と恐れられても、貴方が優しい人であることを私は知っている。今度は私が……」

 

 まぶたに重みを感じると睡魔が襲う。

 

「貴方を助けて……。無事で穏やかに……。お姉様達とも仲良く……。それが私の────」

 

 言葉の途中でスッと孫権は眠りにつく。

 その様子を見ていた甘寧と周泰は孫権を起こすことなく、そっと戸を閉めた。

 そのまま孫権は深い眠りへと落ち、目が覚めた時には周囲はすっかり暗くなっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大掃除決行の翌日に月影が戻るも、夜遅くであったため三人と顔を合わせることはなかった。

 

 さらにその翌日のこと。

 謁見の間に呼ばれた孫権、甘寧、周泰の三人は報告書類に目を通す月影に礼を言われる。

 

「────大掃除をしたんだってな」

「え、ええ。そうよ」

「助かるよ。ウチの連中には無い発想だ。君はオレの部屋も掃除してくれたみたいだし」

 

 月影に労われるも孫権は落ち着かない。

 ガッツリ長時間、月影の私室で寝てしまったことがバレていないかが不安であった。

 

「そ、それって証拠でもあるの?」

「ん、証拠?」

「私が部屋に入ったって証拠よ。あるの? ないの? まさか憶測ではないわよね?」

「え? なんでそんな詰めてくるんだよ。別に苦情を言いたいわけじゃないんだけど」

 

 当初の孫権の予定では『せっかくだし掃除しといたわよ』と言って済ませるつもりであった。

 咄嗟に否定めいたことを言ってしまった背景には、やはり眠ってしまった恥ずかしさ故か。それでも起きた後、部屋を出る時に少し掃除もしたのだから、それを通せばよかったのだが。

 

 表情には出さずとも内心恥ずかしい孫権。

 昨日一日は恥ずかしさから自室に籠り『やってしまった……』と顔を赤らめていた。

 一日かけて言い訳を考えるも思いつかず、努めて平然を装いなんとも誤魔化そうとするも、やはり月影の方が一枚上手である。月影は少し考えるも、素直に思ったままを口にすることにした。

 

「状況証拠以外は認めません!」

「ああ、そうなの。厳しいな。じゃあ……なんだ。これを証拠と言うかは少しアレだけど……」

 

 部屋を出る時には慌てながらも証拠の隠蔽を抜け目なく行っていた孫権。

 髪の毛の一本も落としていない。指紋だって拭き取った。これでバレるはずはない。

 

 そうまでしてでも隠し通したかった孫権。

 誰かから聞いたという線も未然に封じる念入りっぷり。甘寧はそんな孫権を生暖かく見ていた。周泰はチクりたくてウズウズしていたが、隣に立つ甘寧に服を掴まれジッとしている。

 

「君の香りがしたんだ」

「────へっ?」

「部屋に入った時は気のせいかと思ったが、寝台と枕からガッツリ香りがすれば流石に気づく」

 

 月影は人伝に聞いたと言って流してもよかったが、封じられたのであるがままを口にする。

 これは孫権の誤算であった。自らの残り香を指摘されては言い逃れが出来ない。そして恥ずかしい。室内に入ったどころか、寝台に入り込んだことを暗に言われては顔から火が出そうだ。

 

「え、ええっと。それは……それは……」

「掃除に疲れて横にでもなったのか?」

「か、勘違いしないでよね! 私が疲れて横になんて……! いや、そっちの方がまだ……?」

 

 事実を指摘された孫権は大いに混乱する。

 両手を頻りに動かしながら自分の潔白を証明しようとするも、ぜんぜん頭が回らない。

 

「匂いを嗅ぐなんて変態ね!」

「自分の寝床に入っただけなんだけど」

「あ、あはは。それもそうね。そうよね……」

 

 そんな孫権の様子を見ては『私の出番ですね』と言い甘寧の拘束を解き前へと出る周泰。

 甘寧は不安しかなかったが、自分でもなんともならない状況であったため周泰に託すことにした。これが見事に裏目に出る。周泰は休日を潰された仕返しとばかりに声を張り上げた。

 

「────とでも言いたいのですか!」

「なんだなんだ」

「蓮華様が寝台に飛び込んでは枕を抱きしめゴロゴロ転がっていたとでも言いたいのですか!?」

 

 周泰は敢えて月影を責めるかのような声色で話すも、内容はその真逆であった。

 表情と声色だけは迫真の周泰。だが放たれる言葉は孫権の痴態を容赦なく暴露する。

 

「ええ!? どうなんですか!?」

「いや、どうなんですかと言われても」

「まさか蓮華様が、枕の匂いをクンカクンカして悦に入っていたとでも言いたいのですか!?」

「え、そんなことしてたのか?」

「大掃除を始めたのも月影殿の私室に入るための口実だとでも言いた────ふがふがふが!」

 

 暴走する周泰を止めるために甘寧が動こうとするも、それよりも孫権の動きが勝った。

 

「明命の言う事を真に受けないように!」

「あ、はい。流石にそんなわけは無いわな」

「まったく明命も困った子ね。面白がって根も葉もないことを言うなんて本当に────」

 

 孫権は周泰の背後を取って口と鼻を瞬時に塞ぐと『本当に困った子ね』と怒気を籠めて呟く。

 

 発言はもとより、呼吸さえ封じられた周泰はジタバタと足掻くも孫権は手を離さない。

 ニコニコと周泰を見つめる孫権。なんかヤバそうな雰囲気を察した月影が救いの手を出す。

 

「まあ、なんだ。許してやれ」

「私達って、なんの話をしてたっけ?」

「ええっと……そうだな。一週間後に文鴦達が帰ってくるって話だったんじゃないか。多分」

 

 そうだったわね、とにこやかに孫権は言い両手で塞いでいた周泰の口と鼻を解放する。

 解放された周泰は月影の足に縋りつき感謝を述べるも、これは半ば自業自得であった。

 

「蓮華様、怖かったぁぁぁ!!」

「怒らすようなことを言うからだろ」

「だってだって! 私の休日がぁぁぁ!!」

 

 一連のやり取りを外から眺めていた甘寧。

 そして『賑やかなものだ』と思う。すっかりこの光景を見慣れている甘寧自身がいた。

 

 遠征軍が不在の二カ月の間、少なくとも城内では穏やかな時間が流れていた。

 それでも月影は備えていたし、誰もがこの時間に終わりが来ることを理解していた。

 

 数日後、都に向かわせた間者から報告が入る。

 南陽討伐軍第三陣の動きあり、との報告を受けた月影は慌てることなく人を遣わす。

 バタバタと慌ただしくなる中、月影は『ようやく来るか』と言い口端を僅かに上げた。

 




南陽・黄巾の乱終結まで残り八話です
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