マブラヴで楽していきたい~戦うなんてとんでもない転生者   作:ジャム入りあんパン

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31・オリジナルハイヴのその前に

 完全に寝てた・・・。

 作戦終了を聞かされた俺は、正直穴があったら入りたい気分だった。

 で、流石に申し訳ない気持ちで顔を出すと、盛大に心配された。

 原因は司令。どうやら、俺が過労で倒れたと言ってくれたらしく、俺の周りに人が集まるという異常事態が。あ、はじき出された焔ちゃんの目が怖い。

「歩きまわって大丈夫なのか?」

「大丈夫だよ。ちょっと疲労が残っていただけだし」

 焔ちゃんの太ももが気持ちよかったからなんて絶対に言えねー。

 まあ、何にせよマシュハドハイヴは無事に攻略して、人員の損失は無し。地上に這い上がってきたBETAも、地上に残した戦力で全て駆逐し終えた。

 ここが山場で、そして最後の休息の時間だろうな。

 現在、艦隊は重慶攻略組と合流するためのポイントへ移動中。衛士は休息中だ。

 さて、俺はマシュハドハイヴ内のデータを見ながら少し、いや、かなりおかしいことに気づいた。

 母艦級が出てきてないな。たしかにメインホール内部での戦闘は激しいものだったが、それだけだ。篁大尉と巌谷大尉も違和感を感じ取っていた。

 まさかと思うが、BETAはこちらの戦略目標に気づいている?あいつらには戦術を練る程度の知恵はある。今まで力押しをしてきたのは、その必要性がなかったからだ。そもそも、知恵がなければ光線級は生まれていない。

 後は、合流したときの重慶攻略組のデータと合わせることだが、もし、そこでも母艦級の存在が確認できない場合は、奴らが取りうる手段は二つ。オリジナルハイヴとマシュハドハイヴ、重慶ハイヴにいるであろう母艦級の集中配備だ。それにプラス、超重光線級を出してくるはずだ。一応、念を見越してホワイトベースは低空飛行に入っているが、危険度はその倍を行くだろう。

 そして最悪中の最悪が、ハイヴという閉鎖空間で母艦級がびっしりプラス、重頭脳級による同化攻撃だ。ハイヴ突入前に、新しいシミュレーションをやらせておいた方がいいかもしれん。

 やな予感の大本はこれか。BETAのデータに戦術データを組み込んで、後は重慶組と合流した時に合同シミュレーション演習を行うか。それだけで対応できればいいのだけど。

 

 

「拓哉くんは、もうひと波乱あると思うかね?」

「ええ。マシュハドハイヴが静かすぎです。母艦級が出てこないって、ボパールのデータを考えたらありえないですから」

 俺はまとめたデータを彩峰司令と神野中将に見せていた。

「ふむ。ワシはこれが初めてのハイヴじゃったからどうとは思わんかったが、異常か?」

「異常です。切り札があるにも関わらず、それを出してこない。何かしらのインチキで、切り札を山ほど集めていても不思議じゃないですよ。前段作戦で一回。母艦級を重慶、マシュハド、カシュガルの分を最低一体ずつ出してきて、一気に物量で押し潰しにかかる。そして、重光線級による一斉射撃は、流石にホワイトベースでも食らったらひとたまりもないですよ」

「光線級吶喊の必要性が出てきたというところか」

「レーザーヤークトはゲッターライガーに一任するって手もあります。あれなら地中を掘り進めることが出来ますし」

 地上はそれでも楽な方だと思う。だが戦闘空間の限定されるメインホールはどうなるのか想像がつかない。特に、オリジナルハイヴと言ったらアレだろ?まず間違いなく、ガンダム、ゲッター、マジンガーに興味を示すはずだ。いや、示しているはずだ。

 アンバールのときだってそうだった。そして、本当に紙一重の差だったが、取り憑かれたジムはかなり危険な状況だった。

 原作オルタネイティヴのラストシーンであ号標的が見せたあのおぞましいシーン。珠瀬壬姫の遺体を改造して武たちの前に出した。それ以前に、鑑純夏にあまりにも苛烈で残酷な手段を施し、脳だけになっても生きているという悪魔の所業。それをあの場で再現されていたかもしれない。だからこそ、俺は持って帰ったジムを完膚なきまでに破壊させたのだ。衛士は帝国医大に連れて行って、徹底的に精密検査を受けさせたぐらいだ。

「とにかく、ちょっと予習をしてから挑んだほうがいいですよ」

「そのようじゃな。今回はワシもガンダムで出るぞい」

「そうしてもらえると助かります。艦の指揮は彩峰司令に一任してください」

 誰も死なせないという戦いは今回が最後になるかもしれない。今までは負傷者は出ても死者は出なかったが、今回ばかりはちょっとどうなるか想像がつかない。だからやり過ぎなぐらいの予習をやらせる。テオドールたちも気に入ってしまったからな。絶対は約束できない。代わりにちょっとやそっとのことでは死なせない。

 だったら、俺が出来ることは決まっている。

「ちょっと機体をいじってきます」

「すぐに動いて、体は大丈夫かの?」

「このままであいつらに何かがある方がたまらないですよ。やれる限りは精一杯やっておきます」

 さあ、魔改造の時間だ。

 

 

 とは言っても、出来ることなんて知れているんだよな。BETAに時間を与えるのが恐ろしい。

 ゲッターロボGとマジンガーZはそれぞれ改造を進めておく。と言っても、電装系に手を加えるぐらい。ガンダムMk-ⅡやEz-8もそれ以上の改造は出来ない。となると、アレをいじるか。

 

 俺が向かったのは666戦術機中隊とフッケバイン大隊の機体が置いてある場所だ。隊長機はジム・カスタム。そして隊員の機体はテオドール以外は全て普通のジムだ。

 俺はおやっさんから借りてきた整備兵にマニュアルを渡して、改造を済ませておくことを告げる。俺が手を加えるのは、士郎さんの機体だった量産型ガンダムだ。今はテオドールが乗っている。

「よし、やるか」

「何をやるつもりだ!」

 いきなり後ろから聞こえた声に、俺は飛び跳ねるようにして振り返る。

 そこには普段着に着替えたテオドールとカティアが立っていた。

「驚かすなよ。ただ、機体を改造するだけだ」

「改造って、あれ以上性能が上がるのかよ」

「上がるよ。あんたが革命の時に乗っていたシグマガンダムの素体はこれだからな」

 よくもまああそこまで改造したもんだ。紅蓮ガンダムといいシグマガンダムといい、要求水準が高すぎるんだよ。

「流石にあそこまでは無理だが、今回の戦いに見合った改造はしてやるよ。IWSPとオオトリストライカーだったらどっちがいい?」

「どっちかって言えばIWSPの方が、って、本当に改造するのか?」

「する。戦力は少しでも多いほうがいいからな」

 戦闘データを見た限りでも、最初はともかく最後の方はしっかりガンダムの性能を使い切れているみたいだし。ヘッドパーツもいじってちょっと洒落っ気を出すか。

 IWSPで合わせるんだったら、近接兵装は予備で置いておいた小型のレーザー対艦刀に付け替えて、小型で対艦刀ってのもどうかと思うが、作っておいてよかったな。こんな事もあろうかとってやつだ。

 コンバインドシールドによるバランスの変化は、まあ今のテオドールの腕前なら大丈夫だろう。

「さて、改造の時間だ」

「大丈夫なんだろうな・・・」

 大丈夫大丈夫。任せとけ任せとけ。

 

 

 出来た。

 間をすっ飛ばしすぎだって?いいんだよ、コレぐらいで。

 ジムの見た目は殆ど変わってはいないが、カスタマイズは限界までやった。後は、乗る人間の腕次第だ。

「終わったのか?」

「終わったよ。どうだ、中々の男前になっただろ?」

IWSPに合うようにバランスを調整して、シュッとしたデザインに変更。ヘッドパーツはガンダムMk-Ⅱの予備パーツから少し持ってきて形状もΖガンダム系のスッキリとした顔立ちに変更した。

「かっこいいです・・・」

「大分スリムにしたけど、出力の方は上がっているからな。出撃前に練習しておけよ」

「お、おう・・・」

 ポケーッとした顔で見ているけど、大丈夫か?

「なあ、なんであんたはここまでするんだ?この戦いが終わったら、俺達は」

「国に帰る、だろ?別にいいよ。ついでにガンダムも持っていけ。それがあると、人がまとまりやすいんだろ?」

「ばっ!ガンダムだぞ!?」

「ガンダムだからだ。ドイツ、統一したてでまだまだこれからなんだろ。だったら、その象徴としてガンダムを使え。ここでオリジナルハイヴの攻略に成功したって箔が付いたら、なおのこといいだろう」

 そして、余計な仕事はこれ以上持ってこないでほしいものだ。正直、原作と違いすぎてあの辺りは何が起きるのか、もう予測がつかない。ツェルベルス大隊だって結成されるのかどうかもわからないぐらいだ。

 多分だが、この作戦が成功したら666戦術機中隊とフッケバイン大隊は英雄扱いされるだろう。そうなった時に、どういう風に歴史が変わるのか。テオドールも今更妙な考えは起こさないだろうし、場合によっては、いや、トータル・イクリプスだって物語が始まらない可能性がある。

 自慢じゃないが、戦術機の最先端は日本だ。ガンダムを超えるものを用意できるものならしてみろってんだ。ジム・カスタムだってガンダム以上の性能にならなかった。ネモでいいところギリギリ互角だ。まあ、バイオセンサーとマグネットコーティング装備のガンダムだから比較するべきじゃないんだろうけど。

「本当に、もらっていくぞ?」

「いいから持っていけ。そして、余計な要件をこっちに回すなよ」

「それが本音かよ!」

「でも、元々博士は関係のない人ですから」

 そんな話をしていると、噂を聞きつけたらしい666戦術機中隊とフッケバイン大隊のメンバーが集ってきた。

「これは、一体・・・」

「出撃前のささやかなプレゼントだ。受け取ってくれ」

「ささやか・・・?」

 ささやかと言うには行き過ぎたサプライズがあった頃、アムロたちの方でもちょっと動きがあったそうだ。後から聞いたけど。

 

 

 

「貴方がロンド・ベルのエースね」

 ロビーでくつろいでいたアムロのもとに、1人の女性が現れた。

 きっちりと軍服を着込んだ20代前半ぐらいの美女。拓哉がいたら思わず驚いたであろうその女性は。

「私は、マチルダ・アジャン中尉よ。国連軍戦術機部隊の中隊長を勤めているわ」

「え。あ、そ、その、アムロ・レイです!階級はありません!」

 一目惚れとは、こういうものだろう。この場に甲児たちがいないのが幸いしたのか、ここ最近見ないほどガチガチに固まったアムロに、マチルダは優しく微笑みかける。

「緊張しなくてもいいわ。私はお礼を言いにきたのよ」

「え、お礼って・・・」

「あなたに私の部下が助けられたわ。勿論、私もね」

 そう言われてもアムロはいまいちピンとこない。国連軍カラーのジムを何度か援護した覚えがあるが、アムロにはそのあたりの感覚が薄い。

「ふふっ。気づいていないのね。突撃級に轢かれそうになったジム。あれ、私なの」

 そう言われてアムロはようやく思い出した。最前線までオーバーラップするアムロと甲児、リョウたちゲッターチームに引っ張られる形で、ハイヴ攻略戦に慣れていない国連軍は前に出てきたのだ。その際に突撃級の群れを躱しそこねたジムの援護をした覚えがある。

「あの時の・・・」

「そう。おかげで私も含めて、負傷者すら出なかったわ。あなたの機体、ガンダムだったかしら。助けてもらったわ」

 アムロ自身気づいてはいないが、アムロの撃墜スコアは常軌を逸していると言ってもいいほどなのだ。反応炉を破壊したマジンガーZやゲッタードラゴンが目立っているが、地上戦、ハイヴ内で先陣を務めるアムロの戦果は突出していた。

 アムロはガンダムMk-Ⅱの性能のおかげだと思っているフシがあるが、少なくとも、開発衛士がまともに扱えなかった機体を100%の性能を使い切っているアムロの技量は、本人も気づかない内に篁と巌谷を上回っているのだ。

 もっとも、今のアムロにとってはそんな事はどうでもよく、大人の女性の魅力を感じるマチルダに話しかけられて、完全に舞い上がっていた。

「ありがとう。あなたのおかげで私はこうしてここにいるわ」

「は、はい!ありがとうございます!」

「ふふっ。そんなに緊張しなくてもいいのよ」

 そっとアムロの肩に手を載せて優しくもみほぐす。

 それがアムロの緊張を余計に誘っていた。ほのかに鼻孔をくすぐる、少女のものとは違う香りは、普段のアムロの思考を麻痺させていた。

 そんな至福の時間は長くは続かなかった。

「マチルダ中尉、よろしいでしょうか」

 国連軍の女性衛士が近寄ってくる。マチルダよりも年下の、儚い印象の女性だ。

「どうしたの、アイナ少尉」

「じ、実はご相談したいことがあります。その、と、とにかくお願いします!」

「あぁっ、アイナ少尉!アムロくん、このお礼はいつか」

「はい!」

 遠ざかっていくマチルダを見ながらアムロは、また会えることに期待し、胸を膨らませていた。

 

 

 少し時間を巻き戻し、天田士郎は運命の出会いを果たしていた。

 機体の整備を終えて、満足げな表情で自分の機体、士郎はEz-8と呼ぶ機体を見上げる。

 元々はアムロの乗っていたガンダムだったが、すっかり原型は失っている。だがその分、使いやすさは向上している。バイオセンサーはそのまま搭載されているが、今の士郎の技量ならば何の問題にもならなかった。

「よし、次も頼むぞ」

 ポンッとEz-8の装甲に拳を当てて、その場を後にした。

 と、その時だった。誰かがこちらに向かって走ってきているのに気づいたのは。

 ぶつかりそうになった士郎は、すぐさま身を翻してその兵士を開いている手で受け止めた。

「大丈夫かい?」

「は、はい。ありがとうございます。失礼します」

「医務室はそっちじゃないよ」

「えっ、」

 その兵士、年若い女性であったことに士郎は気づいた。

「なんで医務室に向かっていると?」

「こんな所で走ってまで何処かに行こうとしているのは医務室ぐらいしかないかなって、違ったらごめん」

「いえ、あっています。そ、それで、医務室はどちらになりますか?」

「うん、案内するよ。ホワイトベースは特別広いからね」

「ありがとうございます。私は国連軍所属、アイナ・サハリン少尉です。あなたは?」

「俺はロンド・ベル所属、遊撃部隊の天田士郎少尉だ。よろしく」

 そう言って手を差し出す。アイナは戸惑いながらもその手を握り返す。父や兄とは違う、初めて握った硬い手だ。

 その未知の感触にぼうっとしていたアイナだが、すぐに我に返る。

「そうです、医務室を」

「うん、任せてよ」

 先導する形で歩き出す士郎。その背中をアイナは見つめていた。

 身近な男性と言えば家族ぐらいしかいなかった。研究者であった父を早くに亡くした。それからは父に恩のあるという男性が、兄と自分を育ててくれた。その人ともまた違う。あたたかい手だった。

 さっきまで握られていた手の感触を思い出し、アイナはほんのりと頬を染める。

 その時間はほんの数瞬だった。士郎が止まったことに気づかず、その背中に顔を埋める結果となった。

「大丈夫かい?」

「は、はい。少し考え事をしていました」

「気をつけなよ。ほら、ここが医務室だ」

 そう言って扉が開けられる。そこは一流の病院と言ってもいいほどの設備が整った、到底戦艦の中とは思えない場所だった。

 整った艦内設備に驚きながらも、アイナは目的の人物を探す。

「ノリス!」

 目当ての人物を見つけたのか、そちらに近づいていく。

 そこにいたのは初老にも見える男性だった。医師の診察が終わったのか、既に軍服はきっちりと整えられている。

「アイナ様、如何なされましたか?」

「ノリスが負傷したと聞いて、見に来たのです。その様子では、あまり大きな怪我ではなかったようですね」

「ここの医師が大げさなのですよ。このとおり、大事はありません」

 腕を振って元気なことをアピールするノリスに、アイナは大きくため息をつく。

「心配をかけさせないでください。もういい年なのですから」

「何の!このノリス・パッカード!アイナ様をお守りするためならば、いかなる無茶でも通してみせましょう(ゴキッ)!」

 すごくヤバイ音がして、それでも最後の意地か無表情を装って椅子に座りなおす。

「あの、パッカード大佐?」

「何だ、少尉」

「しばらく療養に専念してください」

「何を言う!このノリス・パッカード!アイナ様を守るためなら腰痛の一つや二つ(ゴキュッ!)!!」

 青い顔をしてそれでも平静を装いつつ、椅子に座り直すノリス。一種のコントのような出来事に、アイナは顔を抑えて、士郎はなんとも言えない表情でそれを見る。

「パッカード大佐。ご自愛ください」

 医師からの診断はなんとも無慈悲なものだった。

 

 

「申し訳ありません、天田少尉。みっともない所を見せてしまったみたいで・・・」

「は、ははは。気にしなくていいよ。ところで、パッカード大佐はどういう人なんだい?」

 再びベッドに収容されたノリスに見送られた後、二人は談笑しながらホワイトベースの通路を歩いていた。

「ノリスは、私の家に古くから仕えてくれている人で、私にとっては第二の父と言ってもいい人です。ただ、その、私やお兄様に対して少し過保護な所があって・・・」

「そんな感じがした」

「過保護な所がですか?」

「第二のお父さんってところがさ。アイナ少尉のこと、心配で仕方がないって顔をしていた」

 士郎に家族はいない。兄弟もなく、孤児として育った。だが、その中にあってさえ士郎の精神は真っ直ぐであった。孤児院の子どもたちを導いて、今では立派な大人に育て上げたのだ。その背景があるからこそ、道を過たないように、アムロたちを預けたのだ。

 もっとも、余計な心配だったと言わんばかりに、士郎を中心に纏まっていった。その更に中心核には少年博士の存在があるのだが。

「私はもう子供という年ではありません。だと言うのに、ノリスったら・・・」

「親にとっては子供がいくつになっても子供なんだよ。子供に出来る孝行は、親の厚意に大人しく甘えることさ」

「そう、でしょうか・・・?」

「そういうものだよ」

 そっとアイナの頭を優しく撫でる。

 やってしまってからしまったという表情を浮かべる士郎。ふと、孤児院の幼い子供たちを思い出してしまったのだ。

 アイナも初めての異性との接触に、完全に固まってしまっていた。手をにぎるのとはまるで違う感触に、完全に硬直してしまった。

「あ、いや、すまない!アイナ少尉!」

「い、いえ、その、失礼します!!」

 走り去るアイナを、士郎はただ見送るしかできなかった。

 これが、決戦前のちょっとした騒動を引き起こすことになるとは、士郎には知る由もなかった。

 

 

 

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