マブラヴで楽していきたい~戦うなんてとんでもない転生者   作:ジャム入りあんパン

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思ったより反響があってびっくり。


7・世の中はこんなはずじゃなかったことの連続

 はい。タイトルの通りです。

 実はちょっと困ったことになりました。

 と言うのも先日、技術廠の方から戦車の新型機を作ってくれないかと頼まれたことに端を発する。

 まあ、マブラヴのSSをたくさん読んでくれている読者諸氏はすぐに想像がつくだろう、ガンタンクを作ってみたのだ。

 ガンタンクと言ってでもRX-75とは似ても似つかない、上半身は撃震あるいはF-4ファントムで流用した機体だ。

 下半身も大型でがっしりしたものに変えて、240mmの大型キャノンを背負わせた。両腕は120mmガトリングガンを普通の腕の上から被せる形。わかりやすく言うとガンダムレオパルドのガトリングガンみたいな形でかぶせて、弾切れになったら背中に背負わせているハンドレールガンなどに持ち換えるといった使い方もできる。

 他にもシャレで作った大型クレーンやショベルを背負わせたのが現場で好評で、新しい製造ラインも作られたそうだ。

 で、何が困ったかというと、こんなもん作ってる暇があるならさっさと純国産機を作れとせっつかれて、うるさいことうるさいこと。

 ガンダムを出すのはまだ早い。アムロも順調に育ってきてはいるが、それ以外のものが育たない。賛同者の兜博士や早乙女博士ももう少し待てと言う。

 とはいえ、いつまでも隠し通せないんだよな。もうすぐ日米合同演習がある。その時にアメリカはおそらくF-15イーグルを出してくるはずだ。

 最初のスペックのままなら撃震改でも楽勝だが、相手も学習型コンピューターを入れてきているはずだから、おそらく、このままなら原作のとおりに進んでしまう。

 正直に言うが、F-15を導入するメリットは日本・・・いや、俺には無い。全く無い。

 出すか、アムロとガンダム。だがここでマズイ事が一つ。アムロがアメリカ人であるという事だ。いっそ巌谷大尉あたりに乗せて、それも嫌だな。やはりこだわりとしてガンダムはアムロが乗ってこそだ。

 仕方ない。当面の対策として瑞鶴改を作るか。早速作業に取り掛からんとな。

 

 

 そして、合同演習当日。俺の目の前では予想外の展開が繰り広げられていた。

 なんというか、瑞鶴改無双。

 いや、ちょっと機動力を強化しただけだよ?衛士の質?それも大差はないはずだ。強いて言えば、俺が考えたオリジナルBETAのデータと死ぬほど戦わせていたぐらいで。

 

 

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

 

 

 

 そ・れ・か!!

 

 

 

 つまり、少々相手の機体のスペックが高かろうとも、少し動きがいいだけの普通の戦術機が相手なぐらいだったら、対応できてしまうんだな。

 頑張ったもんな、オリジナルBETA。空飛んで突っ込んでくる飛翔突撃級とか、撃破すると辺りに溶解液をぶちまけるスライム級とか、たくさん集まって巨大なBETAに合体する合体級とか、近づいた敵を重力波で圧壊させる重力級とか。

 確かにF-15を導入するメリットはないからいいんだけど、アメリカ側の高官がすっげー顔しているんだ。

 俺を睨んでいるよな?でもな、本当に今回は大したことしてないんだぜ?ガンダムを出したら大騒ぎになるから。ほら、ビーム兵器標準装備だし。

 あ、兜博士が腹抱えて笑ってる。剣蔵おじさんお疲れ様。弓教授はもう知らん顔を決め込んでいるな。早乙女博士はすごく悪い、人をダース単位で殺してそうな笑顔をしている。

 さあ、どうなるんだろうね。俺のせいじゃないよね?

 俺、知ーらね

 

 

「はっはっはっは!!よくやったぞ、小僧!あのアメ公どもの顔と言ったら!」

「久々に胸がすいたわ。よし、飲め!」

「子どもにお酒を飲ませないでください!」

 知らん顔も出来るわけもなく、身内だけの集まりとなったがこれがまあ大騒ぎ。うちの両親と兜博士一家と弓教授親子。早乙女博士親子に紅蓮親子、焔ちゃんと篁一家と巌谷大尉にアムロ。そして、今日一番頑張った技術廠専属の衛士の皆さん。

 そう、今回はじめて兜甲児と出会ったのだ。弟のシローも来ていて子ども組は子ども組ということで、一気に打ち解けた。

 そこらは甲児の性格によるものだろう。人をグイグイと引っ張っていく勢いと引きつける魅力がある。

 ちなみに、早乙女博士の娘のみちるさんと弓教授の娘のさやかさん、焔ちゃんは、篁家のお嬢様、唯依ちゃんにメロメロだ。

「へぇ~、アムロも戦術機の訓練受けてるんだな」

「訓練というより拷問だよ、あれは」

「分かる分かる!小学生に対する扱いじゃねえよ、あれは!」

 ちなみにアムロには、一般的な戦術機の衛士になるための訓練を受けさせている。学校の方は、俺が勉強を教えられるから自宅学習という形を取っている。

 甲児の方は、どうやらお母さんの実家の旅館くろがね屋の皆さんに修行をつけられているとか。いるのかよ、変な奴ら。

 甲児に比べれば大分緩いんだぞ、アムロ。まあ、黙っているけど。

「けどすごい結果だったよな。俺はいいところ互角だと思ってたぜ」

「ああ。俺は近くで設計を見ていたけど、F-15のカタログスペックとそんなに変わらない感じだった」

 話題はやはり男の子らしく、戦術機の方へと移っていた。

「なあ、拓哉。本当に何もしてないのか?」

「何もしてねえよ。せいぜい機動力の底上げをしたぐらいで、アムロが言ったとおりカタログスペック上は互角のはずなんだ」

「じゃあ、衛士の腕の差なんだね!」

「そうだな。頑張らせたもんなー」

「『頑張らせた』のかよ」

 そりゃもう、オリジナルBETAから、紅蓮中将の戦闘データまで、出すものに一切遠慮はしなかったからな。

 向こうの方ですっごい目で睨んでいる衛士の皆さん。おかげで日本の威信が守られたんだからいいだろうが!

「なんていうか、拓哉ってうちのジイちゃんと同じ感じがするな」

「あんな顔面破壊神といっしょにするんじゃねえ」

「誰が顔面破壊神じゃー!!」

「うわぁっ!?」

 いきなり湧いてでたちっこい顔面破壊神爺さんに、アムロが驚きの声を上げる。俺や甲児は慣れたもので、平然としている。

「全く、ちと目を離したら何を言われとるか分かったもんじゃないわい。それはさておき、よくやったぞ、小僧!」

「さっきも聞いたっすよ。それだけじゃないでしょ」

「うむ。頼みたいことの内、一つはもう済んでおる。お主のところの秘蔵っ子と甲児を会わせるのはのう」

「え、そうだったの?」

「そうじゃよ。甲児も同じ年の衛士を目指しとる小僧と会うのは、いい刺激になるじゃろ」

 まあ、刺激という点ではな。それに、俺とは違って甲児は人を引き込む魅力がある。そういう意味では合わせてよかったと思う。

 さて、もう一つの頼みごとはなんじゃろな?

「実は早乙女のところとちょっとばかし面白いことを考えついての」

 その話題は、俺の心を激しく揺さぶった。

 

 それ、超面白い。

 

 

 




短めですいません。
何分、ノリと勢いで書いていていますので。
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