なんだかんだ言って私はこのキャラ好きです
「んんっ、いえ、なんでも」
ってところが特に
無事にジャンヌ・オルタたちから逃げ切ることができた士郎たちは、ひとまず近くの霊脈へと向かい、そこにサークルを設置し、休憩していた。士郎が用意した料理を全員でいただく。
「まぁ、とても美味しいわ!あなた、とっても料理がお上手なのね」
「喜んでもらえたならよかった。俺なんかの料理で王妃様の口に合うか、ちょっと心配だった」
「本当に美味しいわ。お城の料理長の作ってたものよりも美味しいかもしれない。ね、アマデウス」
「僕はその料理長の料理の味を知らないからなんとも。でも、確かに君の作る料理はうまいな」
マリー・アントワネットとヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。新しく仲間に加わったサーヴァントたちにも好評のようだ。食事をして一息ついたところで、改めて自己紹介をしあった。特にジャンヌとマリーはお互いにただの一人の少女として友達になれたことに喜んでいた。
「これからよろしく、モーツァルトに王妃様」
「まぁ、王妃様だなんて余所余所しい呼び方。私はサーヴァントで、あなたはマスターでしょ?マリーと呼んでくださらない?」
「えぇと。じゃあ、マリーさん、っていうのはどうかな?」
「マリーさん。その呼び方、とても嬉しいわ。とても可愛らしくて、愛らしい。よろしくね、マスターさん」
「マスターはやめてくれ。普通に士郎で良いよ」
「そうねぇ、それならシェロくんでいいかしら?」
「なんでさ」
自分の名前は案外発音しにくい名前なのだろうか?そんなことを一瞬思う士郎。しかし特に文句があるわけでもないし、その呼ばれ方もされたことがあるから反応できる。訂正の必要は特にないと感じ、そのままにすることにした。
「モーツァルトも、よろしく」
「マリアが君について行くって言うんだ。僕にも断る理由がないしね。よろしく頼むよ、シロウ。それから、アマデウスと呼んでくれ。そちらの方が個人的には気楽だ」
「わかった。それじゃあ、現状の確認をさせてくれ」
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「そう、これも一つの聖杯戦争なのね」
「どうするマリア?」
「もちろん一緒に戦います。私が愛した国のためだもの。それに、ジャンヌを、友達を助けるのは当たり前のことでしょう?」
「マリー、ありがとうございます」
「マリアがそう言うなら、僕も付き合おう」
「と言うことは、今の戦力は俺、マシュ、リリィ、ジャンヌ、マリーさんとアマデウスの合計6人か」
「相手は7人揃っていると考えてもいいと思います。他にも竜や竜牙兵もいますし」
「今の所わかってるのはルーラーの黒いジャンヌ、ランサーのヴラド三世、アサシンのカーミラ、そして名前が出たのはジル。おそらく、ジャンヌ・ダルクに仕えていた、ジル・ド・レェのことだろうね」
「あのセイバーは私のことを知っていました。おそらく、シュヴァリエ・デオンね。全盛期は私とはすれ違っていたけれど、あの気品ある顔立ちは変わらないわ」
「そしてまだ名前のわからないサーヴァントが一人。私の目には、あの方はとても気品があるように見えました。狂化される前は、さぞ清らかな方だったのではないでしょうか」
「そう言ってもらえるなんて、光栄なことね。でも、今そうあれないのは少し残念だわ」
突然聞こえた新しい声に、全員が一斉に戦闘態勢に入った。そこへロマニからの通信が入る。
『みんな、そこにサーヴァントが来てる!それと、何か大きな反応もある。気をつけてくれ!』
現れたのはまさしく先ほどのサーヴァント。真名がわからないただ一人の女性。
士郎の正直な感想は、綺麗だ、というだけだった。他のサーヴァント達同様、狂化の呪いをかけられているというのに、彼女は美しかった。その姿も、魂も。
余談ですがうちには早見沙織ボイスサーヴァントがかなりいますね
ぽんぽこライダーにドラゴンライダー、ケモ耳アーチャーに鉄拳ルーラー
他にいましたっけね?覚えてない