そしてあの処刑人も登場だ!
まぁ、ごゆっくりとどうぞー
『みんな、気をつけて!すぐ後ろから、サーヴァントが迫ってる!』
「ですが、これ以上早くは、」
「すまない。君たちの足を引っ張ることになってしまって。いざとなったら、俺を置いてでも、」
「それはできない。ここは迎撃しよう。サーヴァントの数ではこっちの方が有利だ。ここで相手の戦力を減らすチャンスでもある」
「待ってください、前方にフランス軍が。それも、ワイバーンに襲われています!そこにもサーヴァントが」
「くっ、アマデウス、ジークフリートを頼む。俺とジャンヌでフランス兵を助ける。マシュ、リリィにマリーは後ろから来る奴らの迎撃を頼めるか?」
「任されたよ」
「任せてください!」
「頼んだ。ジャンヌ!」
「はい!」
走り出しながら弓を投影する士郎。今にもフランス兵に襲いかからんとしていたワイバーンを数匹放った矢で仕留めた。それによりワイバーンの注目がこちらへと向けられる。かたや双剣、かたや旗を振るい、二人はワイバーンの群れへと斬りかかった。
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マシュたちは先行してきたワイバーンや生ける屍を倒し終えた。しかしそこで終わりではなく、2騎のサーヴァントが彼女たちの前に立った。一騎は完全な狂戦士、黒い霧のようなものを纏い、兜から覗く目に当たる部分は、赤く光っている。もう一騎は銀髪の青年、黒い服を纏い、大きな刃をその手に持っていた。
「Aarrrr———!」
「っ、この人は、一体」
「まぁ、奇遇ね。私、あなたの顔を忘れたことは一度もなかったわ」
「それは嬉しいな。僕の方こそ、忘れたことはない。忘れられるはずもないさ、白雪のようなうなじを持つ貴女を」
「貴様、死してなおマリアを狙うのかい?」
「あぁ、君か。全く、人間の屑が、僕と彼女の会話に割り込まないで欲しいものだね。今回こうして出会って確信した。やはり僕たちは運命付けられているのだと。だってそうだろ?処刑人として、2度も同じ人を処刑することになるなんて」
「やれやれ、本当に狂ったようだね。シャルル・アンリ・サンソン」
「ふっ、君は引っ込んでいたまえ。さぁ、マリー、始めようか。僕たちだけの
「Aaaaaarrrthuuuurrrrr——!」
「くぁっ」
「リリィさん、大丈夫ですか?」
「はい。マシュさん。ですがこのバーサーカー、今までのどのサーヴァントよりも、まっすぐで、正直、怖いです」
「リリィさん、あの人、さっきからアーサーって言っているようなのですが、」
「今の私は彼を知りません。ですが、きっとどこか未来で出会うことになるのでしょう。マシュさん、ここは私に任せて、貴女はマリーさんを」
「ですが、」
「あちらのサーヴァントも剣を持っている。接近戦ではマリーさんが危ないです。大丈夫ですよ。こう見えても、私はブリテンの王様、になる予定ですから」
「マシュ、マリアを頼むよ。僕もできるだけリリィを援護するから」
「わかりました。お願いします!」
「Aaaaarrrrrthuuuuurrrrr———!!!!!!」
マシュ、マリー対サンソン、リリィ、アマデウス対バーサーカー。二組のサーヴァント達の戦いが始まった。
ランスロットさんは士郎にとっては敵だとやりにくくて、味方だとかなり頼もしい存在なんじゃないだろうか?
彼の投影品を、かの騎士が自分のものとして使うとか、ある意味最強じゃね?とか思ってしまいます
他にはどんなサーヴァントと組んだら強いだろうか