ジャンヌオルタが可愛かったです、まる
俄然書くのに力が入りそうだ
今回は短いんですけどね〜
ゲオルギウスを連れた士郎たちはなんとかジャンヌたちと合流することができた。
「シロウ、ご無事でしたか」
「あぁ、リリィも」
「マリアは?」
アマデウスのその問いかけに、士郎は言葉が詰まった。そこから全てを察したのか、アマデウスは首をすくめた。
「そうか。彼女がそう選んだんだろ?なら仕方がないさ。なにせ一度決めたら頑なに譲らないところもあるからね」
「アマデウスさん、その」
「いいんだ。さて、少し散歩でもしてくるよ。ジークフリートの解呪までもう少しかかるだろうし。終わった頃には戻るよ。いいかな、シロウ?」
「あぁ・・・ごめん」
士郎の最後の言葉には何の反応も示さず、アマデウスはどこかへ向かった。心配そうに眺めるマシュとリリィだったが、追いかけようとした二人を、また別の二人組が止めた。ジャンヌたちと共にいた二人の少女。共に角を生やしているところからして、この二人もサーヴァントのようだ。
「ええと、二人はいったい?」
「あら、もしかしてあなたがジャンヌたちのマスターなのかしら?」
「あ、あぁ」
「これはこれは、ご挨拶が遅れました。私バーサーカーのクラスで現界しました、清姫と申します」
「ランサークラスのエリザベート・バートリーよ。よろしくね、子イヌ」
「エリザベートさん、私たちのマスターにもなるお方ですよ。それは少し失礼なのでは?」
「いや、いいよ。俺はそんな大層な人間じゃないさ。マスターって呼ばれ方も、そんなに好きじゃない。好きに呼んでくれて構わないよ」
「ほーら見なさい。そもそも私はもっと私にふさわしい、素敵なマスターといつか出会うんだから」
「あらあら、妄想もその辺にしてくださいまし。それはともかくとして。あなた、とても正直なお方ですね。自分を卑下しているのではなく、本気でそう思っているのがわかりますもの」
「えぇと?」
「ですから、是非私の
ぶっ飛んだ告白にマシュが呆然とし、リリィが顔を赤くしてあわあわし、エリザベートが白い目で清姫を見るということがあったが、とりあえず二人ともサーヴァントとして士郎たちに協力してくれるらしい。
新たに3人のサーヴァントを仲間に加えた士郎たち。ただ一人、士郎は解呪が終わった3人が呼びにくるまで深く考え込んでいた。
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明日が決戦。それに備える為に、彼らはその夜はゆっくりと休むことにした。ベースを設置し、士郎の作った料理をみんなで食べる。意外や意外にバーサーカーであるはずの清姫が士郎の手伝いをしてくれた為、人数がだいぶん増えた今でもそんなに大変ではなかった。
「いよいよ明日、オルレアンに攻め込む時だな」
「はい。マリーの仇も必ず取ります」
「とりあえず、ジークフリートがファヴニールの、ジャンヌが黒いジャンヌの相手をすることになるだろうな。みんなにはその周りの敵を任せたい」
「子イヌ、私もどうしてもぶっ飛ばさなきゃ気が済まない奴がいるの。そいつは私に任せてもらえる?」
「それってもしかして、」
「カーミラよ。あいつだけはどうしても私が倒したいの」
「わかった。任せるよ」
「ありがとう」
サーヴァントの数で言えば互角、いや上回っているかもしれない。しかし相手には竜の軍団、そしてファヴニールがいる。ジークフリートがこちらにいるとはいえ、最強の竜種は間違いなく手強い相手となるだろう。
「この場合取るべき行動は二つ。隠密行動で不意をつくか、正面突破するかだ。もっとも、俺たちの居場所は既に知られている。不意をつく意味もないだろう。つまり、実質一択なわけだ」
ジークフリートの言葉に全員が頷いた。オルレアン奪還のためには城の中に入り、その奥にいるであろう黒いジャンヌを倒さなければならないのだ。それが出来てようやくこの特異点の修復が終わる。
「それじゃあ、あとは各自備えてくれ。明日、絶対勝とう」
士郎の言葉で最後の作戦会議は解散となった。普段なら寝る準備を始めていた士郎がベースから離れようとしているのを見て、ジャンヌはそっとその後をつけた。
新宿、バーサーカーが大いに活躍してくれました笑
それはさておき、この先の物語が楽しみだけど、出たら出たで書くのが大変だなぁ
ジャンヌが可愛かったので、この後も頑張りますけど