真・恋姫†無双 北郷警備隊副長   作:残月
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第百十一話

 

 

 

 

 

蜀を追い返した次の日。俺は途中で気絶……と言うか疲れからか寝てしまっていたらしい。

どうやら、なんちゃってシルバースキンは界王拳を使った時よりも気の消費は激しくないものの結構、気の消費があったらしく熊の冬眠の如く俺は眠ってしまったらしい。援軍が来て、気が抜けたってのもあるんだろうけど。

 

しかし俺にとって口惜しいのは大将と一刀のラブコメシーンを見逃した事だ。

初めての実戦で体の震えが止まらなかった一刀を大将が優しく抱いたらしい。ちくしょう、そんな弄り甲斐のあるシーンを見逃してしまうなんて……まあ、それですら春蘭に邪魔されたらしいが。

 

そして俺はと言えば……死んだように眠ってしまった為に桂花に心配され、月はそんな俺を見て血の気が引いて倒れそうになり、詠やねねは目に涙を溜めていたとか。真桜や華雄は蜀に俺が殺られたと勘違いして、蜀に更なる追撃をしようとしたらしい。斗詩は事後の後始末をしている最中で俺の事を聞いたらしく、普段の落ち着きからは想像できないくらいに慌てていたらしい。心配かけて本当にスイマセン。

 

そんな死んだ風に眠ってから目が覚めれば当然の様に皆さま方からの有難い説教を頂きました。特に月と詠がスゴかったです。

 

 

「ま、今回は寝たきりにならないだけマシか」

 

 

俺は城内を散歩する傍ら体を伸ばす。今まで技の反動とかで、ぶっ倒れてたから今回は大成功とも言えるだろう。それ以上に俺が関羽や趙雲と互角に渡り合えたってのも大きいが。だが今回の戦いでは関羽達が俺のなんちゃってシルバースキンに驚いていた&見慣れない物である、この二点を踏まえても全力ではなかった気がする。胡軫は恨み全開って感じだったけど……

 

 

「ま、兎に角……」

 

 

俺は拳をグッと握る。なんか……強くなった実感を得るのが嬉しいのは男なんだからなのだろう。久々に中2病になりそうだわ。

 

そして俺が強くなったと同時に嬉しいのは華雄&血風連の華々しいデビューだ。大将を助けた上に追撃の足止めを見事に果たした。正直、俺の想定以上の働きをしてくれた。

 

逆に大河は今回、気合いが入りすぎたと言うか相手が悪かったと言うか……趙雲に挑んで返り討ちにされていた。先程見舞いにも言ったのだが非常に凹んでいた…………と言う事はなく寧ろ、気合いが入った様だ。

 

 

「師匠!自分、もっと強くなりたいッス!!」

 

 

と非常に気合いが入っていた。修行に関しては俺も望む所だ。俺も今回の、なんちゃってシルバースキンで自信が付いた。他にも試したい事が沢山あるからな。

大河にも、そろそろ気功波の指導をしてみるか。

 

 

そんな事を思いながら俺は煙管に火を灯す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あと、忘れてたけど服屋の親父に頼んでいた服も届いてるから女の子達にも着て貰わないと。実に楽しみだ。

 

 








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