ガンダムSEED×00~異世界にイノベイターは何を思う?~<完結>   作:MS-Type-GUNDAM_Frame

47 / 60
なんとかできた・・・
良かった・・・

文法はまあ、あれだけど!
話は進むので読んでください!
次回原作と本格的に乖離していくので!

P.S.
次回は一か月以内に出せると良いな・・・
そのぐらい余力が無いです。でも急にやる気がわいて完成したりすると明日投稿もあり得ます。
話の要旨は出来てるので細かいところを詰めるだけなんです。
文章構成が出来ない系スランプなので。つまり成長して帰ってくると良いな!


39話:ZAFTのトラッパー《後編》

イザークはまだ攻撃は受けてはいなかった。だがそれは、グゥルで敵の攻撃が届かない上空からヒットアンドアウェイを繰り返すというイザークにとっては屈辱にも等しい時間稼ぎの成果であった。

始めこそまるで姿の変わった敵機に用心を重ね大きく距離を取ったものの、敵のビームを躱して距離をつかんだ時、一息つきそうになった自分を殴りそうになってしまった。

そんな忍耐もそろそろ限界の近くなったその時、ディアッカから連絡が入った。

 

『イザーク、アスランがやられた。作戦を組み替えたからよぉく聞けよ?』

「ちっ・・・わかった、早く言え!」

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

元々、ストライクをイージスとブリッツで、ジンは合金ワイヤーのネットで行動を封じる予定だった。だが、今その作戦は破綻し、やむを得ずサブプランだ。

 

『ニコル、行けそうか?』

「ええ、準備ができました。頼みますよ、アスラン」

 

ニコルが、アスランを置いて撤退する。同時に、イージスがライフルを構えた。

 

『お前の相手は・・・俺だ!』

「ミラージュコロイド、展開!」

 

森林の少し開けた場所を離れ、立木等の障害物を躱しながら、なるべく音を立てずに、しかし素早くストライクの背後に回る。奇襲は速度が命だ。

仕留めたと思ったイージスが動いていることに動揺しているのか、ストライクの動きは鈍い。

 

「アスラン、配置に着きました」

『よし、俺がもう少し引き付ける。ストライクは右に動かすぞ』

 

そう言って、アスランはスピーカーで声を出し始めた。

 

『聞こえるか、キラ。俺は・・・俺も決めたぞ。俺は、プラントの為に!お前を倒す!』

 

イージスは座ったままの姿勢から牽制に数発のビームを放ち、ストライクの左側へビームサーベルを発振させながら転がり突進した。当然、ストライクは右へ避ける。その瞬間に・・・

 

「お見事です、アスラン!」

 

ブリッツのランサーダート発射機から、合金製のネットが発射され、コロニー補修用のトリモチ弾が続く。だが、ストライクは驚くべき反応速度で回避を試みた。結果、ネットは外れたもののトリモチ弾が両腕を封じた。

 

『降伏しろ、キラ!』

『それは出来ない!』

 

劣勢は見れば明らかだ。だが、重心を落としたストライクは足のウェポンコンテナからアーマーシュナイダーを展開した。徹底抗戦の構えを崩さないキラに、アスランは歯噛みする。

 

『両腕を塞がれておきながら!まだ!』

 

続けてトリモチ弾を再発射するように促そうとしたアスランだったが、目の前のストライクは止まらない。アーマーシュナイダーは足のラックから上空へ向けて発射され、その柄をストライクの足が正確に蹴りぬいた。

凄まじい勢いで発射されたアーマーシュナイダーはイージスの右股関節を破壊する。

 

「アスラン!」

『俺は良い!早く行け!ここまで削れば俺でも抑えられる!』

「くっ、任せましたよ!」

 

ブリッツは、新型を抑えるために離脱した。

残されたアスランは、これ以上の会話は無用だ、と通信回線を切った。

正々堂々とはいかないが・・・

 

「今日こそおまえを倒すぞ、キラ・・・」

 

そうして構えた今、アスランの脳裏に流れる言葉はクルーゼの言った一言だった。

 

(今撃たねば、次に討たれるのは君かもしれんぞ)

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

アークエンジェルは、あと少しで修理が終わる寸前だ。既に外部は修復が終わり、配管系のチェックのみでもう飛行可能となっている。

そんな最中に、艦長へ通信が入った。

 

「艦長に直接と、通信が入っています」

「そうか、よし、変わろう・・・・はい、私が艦長のナタル・バジルールですが?現在は戦闘中ですので・・・こんなに早く、でありますか?

いえ、ありがたいことです・・・なんですって!?それは・・・はい、わかりました」

 

艦長は、緊張した面持ちで受話器を置いた。

 

「艦内に通達、アラスカから援軍が入る!」

「本当ですか!?」「なんでこんなに早く!」

 

いきなりの発言にブリッジのクルーから疑問の声が上がるが、艦長は首を振って力なく命令を繰り返した。クルーたちは急いで命令を実行したため、艦長の小さな呟きを聞いたものは居なかった。

 

「・・・私は無力だ」

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

海上では、アストレイとデュエル、ブリッツの三機で戦闘が展開されていた。攻撃が二機になったことで徐々に包囲網を狭め、コクピットや当たれば儲けものとばかりに腕や足も狙ってくる。

 

連携が上手くなっているな。そう考えながら、海面を踏みしめて曲芸のように二方向から来るビームを躱し続ける。流石に手数の差から反撃は出来ず、機体に刺さる敵意とセンサが捉えた銃口の向きからビームを見切り、二機の攻撃を完全に躱し続けているのだが、そろそろ反撃の時間だ。

 

『インビジブルチタニウム蓄光システム、吸光率20%をオーバー。機体動力への転化効率は30%・・・』

「まさか、こちらでもこれを使うことになるとはな」

 

オーブで新規開発された光発電式のモビルスール強化システム。その名前は、非公式テストパイロットによってつけられた。

 

敵の攻撃を躱しながら、コンパネのボタンを二つ押し、音声認証を行う。

 

「・・・TRANS-AM」

 

その瞬間、機体の発光部分が赤く変色した。

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

「なんだあれは?」

『分かりません!でも油断はしないで下さいよ!イザーク!』

「わかっている!距離をとるぞ!」

 

突然の敵機の変化に二人は戸惑う。何かあるに違いない、そう考えるには十分な威圧感を放っていた。

 

警戒した二人は、高度を少し上げ距離を二倍とるが()()()()()()()()()()

突如、敵機はすさまじい速度で飛翔した。いや、それはジャンプだった。ただ、一瞬にして空中の敵の上をとるほどの移動速度を実現しているのならその二つに違いはなかった。

二コルの眼前に、いきなり赤い敵機が現れ、大きくなった。と思った次の瞬間、ブリッツは宙を泳いでいた。そして、僅か数秒ののちに着水する。

 

(今のは!?)

 

「イザーク!あれは・・・」

『わかっている・・・一時的なブースト、だろうな』

 

牽制射撃をしながら高速で下がる事で、新型の攻撃をなんとか凌いだイザーク。

そのイザークから、先程の戦闘の動画クリップが送られてきた。

 

ブリッツを吹き飛ばした一撃は右手を使った当て身だった。本当ならコックピットを狙った一閃が有ったのだろうが、盾と一体化したトリケロスが有ったために当て身で吹き飛ばしたようだ。

 

ニコルは自分のやられ方を見ながら、素早く新機能の考察を始める。

 

モビルスーツは空中で格闘戦を出来るが、それはビームサーベルなど力を余り使わないものであり、今のように吹き飛ばすのは難しい。それをあの狭いグゥルという足場でやってのけるとは、まるで武術の達人のようだ。

そもそも、新型が既存のモビルスーツの動きではなかった。フレーム構造が未知のものであるらしい。

加えて、あの赤い状態は何らかの強化状態ではないだろうか?恐らくは、電力を過剰に消費して機動力を強化している。本体の電力を消費しているか、さもなければブースト用の予備のバッテリーを積んでいる。

 

『ニコル!』

「ありがとうございます」

 

着水した新型をみてそのままでは危険と判断したのか、イザークがブリッツ用のグゥルを遠隔操作で近くまで持ってきてくれた。

急いで乗り込み、上空へ離脱する。余裕が有ると判断できる距離まで離脱してから、ディアッカに通信を入れた。

 

「ディアッカ、アスランの方はどうなってます?」

『不味いぜ、押してるが、攻めきれてない!』

「では当初のプランだけでも!」

『分かってる!でもよ!あいつ千里眼でも持ってやがるのか!?俺からの射線を必ずフォローできる位置にいやがる!』

 

ディアッカが建てたプランは、目標の移動手段たるアークエンジェルの足止め、ないし破壊だった。強度計算からシールドでのガードが可能で、空中戦が単独で可能なため作戦における第一の脅威と判断されたストライクは引き離された。

未だに底の知れないジンは、多数戦力での足止めで射線に入らないよう誘導する予定だった。すぐに埋められない戦力差は、トラップという手数で埋めることになった。

トラップの利点は、時間さえかければ限界を超えて手数を増やすことが出来る事だ、とディアッカは考えている。時間差で攻撃を仕掛けることも出来るし、フェイントと思わせて攻撃をすることも出来る。トラップは、第三の手と言い切っても良い。

だが、この相手には腕が一本増えた程普度では及ばなかったらしい。

 

『俺が奴の盾を潰す』

「イザーク、それは!」

『ああ、死ぬかもしれんな。だが、母上の居るプラントを潰させるわけにはいかん!』

 

そう言って、イザークは二本のビームサーベルを両手に握らせた。

 

『行くぞ!ニコル!援護を頼む!』

『ち、俺が合わせるぞ!イザーク!』

 

返事も聞かずに急降下していくイザークの迷いの無さに唇を噛みしめながら、ニコルも随伴する。

イザークは、先にグゥルを下に向けて急加速させた。もちろん、これで攻撃が通るとは思っていない。だが、避けさせない事は可能だ。

 

イザークの目の前でグゥルは真っ二つになった。それでも、下向きにデュエルを加速させ続ける。

 

『その盾はもらったぞ!』

 

新型は、確かにシールドでビームサーベルを弾いた。いや、力に逆らわず横に受け流している。イザークの目の前で、もう一方の手が実体剣を握りこちらを仕留める準備をしている。だが、これでこの新型は足付きを守りに行くことが出来ない。

 

『やれ!ディアッカー!』

『外すかよぉ!』

 

もう一瞬でも時間を稼ごうと、実体剣を持った腕を蹴ろうとする。しかし、目の前の新型はその場でぐるりと回って裏拳で蹴りを受け止めた。一瞬歯ぎしりをしたイザークだったが、その腕を見て声を張り上げた。

 

『シールドは何処だ!?』

「イザーク!上です!」

 

ニコルには見えていた。デュエルに隠れて詳細は見えなかったが、シールドは上に弾き飛ばされていた。一瞬イザークが想像以上に上手くやったのかと思いもしたが、あれがジンに乗っていたあのパイロットだったとすればあり得ない。

 

「まさか・・・!」

 

ディアッカの撃った一撃は、まだ動かない足付きのブリッジと思われる部分までを正確に辿り・・・

打ち上げられた盾に当たり逸らされた。

 

『クソ!もう直しやがったのか!』

 

しかも、足付きは再び動き始めている。

 

『くそ、こうなったら俺は!』

 

止めてください!

そう叫ぼうとしたニコルだったが、レーダーから鳴り響いた大きな警報がザラ隊メンバー全員の動きを止めた。

 

『こちらは連合軍アラスカ基地防衛隊です。速やかに戦闘を停止してください』

 

今度は、逆に囲まれる事になってしまった。自分たちは何とか逃げられる。だが・・・

 

「アスラン・・・」

 

急いできた道は、振り返れば超える事すらできないほどに遠く見えた。




そういえば更新していないもう一方のドリフ×鉄血・・・
あっちも展開は考えたので時間が出来次第(こちらも一か月以内)に投稿したい・・・

ところで話がごろごろ変わりますがアスランは死なないのでご安心ください。まだ。
なお、皆さんお気づきだとは思いますがトラッパーはディアッカ君です。
今回の機雷配置、威力調整、作戦立案は全部彼がやりました。それでこの成果。南無。全部優秀過ぎるアズラエル盟主王が悪い。

つまり、次回は盟主王が出ます。早いですね。あの叫び、Fate/Apocryphaでも相当なものでした。SEEDではCV:檜山さんが一番好きだった・・・
銀髪のエセ貴族(種死)とはカリスマが違いますよ!

 ▲ページの一番上に飛ぶ
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。