真・恋姫†無双 魏伝アフター   作:凍傷(ぜろくろ)

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54:魏/爆発したもの①

96/あなたの沸点

 

 朝である。

 本日快晴、素晴らしき朝である。

 窓から差し込むうっすらとした日差しを見て軽く頷き、隣で穏やかに眠る袁術に視線を移してまた頷く。

 さて、今日は非番でございます。そして楽しい氷菓作りの日でございます。

 張り切っていきましょう。夜までに、この手でアイスを作るのだ───!

 

「よしっ、そうと決まればォうっ!?」

 

 上半身だけ起こしていた体を動かし、寝台から足を下ろしていざ立ち上がろうとした俺を、なにかがぐんっと引っ張った。

 引っ張られる感触へと振り向いてみれば、にゃむにゃむと眠ったままの袁術が俺の寝巻きという名のシャツを掴んでいて……どういう握力だ?

 

「………」

 

 ペリペリと指を一本ずつ外しにかかる。

 しかし一本外せば別の指ががしりと掴み、次の指に移れば外したばかりの指ががしりと掴む。外すって言うと関節を外しているに聞こえなくもないが、剥がすって言い方でも爪を剥がしているみたいで……ってそんなことはどーだっていいんだ。

 

「にゅむむぅう……なにをしておる、ばかものぉ……わらわをおいて、またどこかへいこうというのじゃなぁ……? ゆるさぬぞ、ゆるさぬぅう…………」

「……これで寝言だっていうんだからすごいよな」

 

 熟睡中の袁術の頬をぷにぷにとつつくも、その指がハモリと食べ───もとい、口に含まれてしまう。その感触に思わず引っ込めようとした途端、逃がすまいと歯が立てられてギャァアアーッ!!

 

「いたったたたいたいいたいいたいってぇえええっ!!」

 

 強引にひっぱると、ちゅぽんと解放される指……なのだが、見事に歯型がついていた。うぅ……美以じゃあるまいし、蜀を離れれば噛まれることなんてそうそうないと思ってたのに。

 しかも口から指を抜く感触にもめげずに熟睡してらっしゃるよ、このお嬢さまは。

 

「さらに言えば、シャツも解放してくれないとくる」

 

 どうしよう。

 

「あー……んー……」

 

 思考を巡らせる。

 巡らせて巡らせて、出た答えは……

 

「よし連れていこう」

 

 とにかく時間がない。

 まさか叩き起こすわけにもいかないし、シャツを掴んでいるだけならどうにでもなるだろう。寝言であそこまで言えるんだから、目覚めた先が蒼の下だって構うもんか。

 

「でもまず着替えないとな……って、あー……」

 

 簡単な攻略法に気づいてしまった。

 なんのことはなく、掴まれているシャツを脱ぎ捨てて、バッグから別のシャツを取り出すだけ。それを着て、フランチェスカの制服……じゃなく、庶人服を着て……と。準備完了!!

 シャツを掴んだまま寝ている袁術をもう一度見て、「ゆっくり休めよ~」と声をかけて頭を撫でる。寝たままの彼女はくすぐったかったんだろうか、身動ぎすると手を振るい、頭を撫でる腕を軽く払って……何故か、その拍子に服の袖をがしりと掴んだ。

 

「…………OH」

 

 代わりに解放された黒のシャツが、布団の上で伸びていた。

 …………どうしよう。(パート2)

 剥がしにかかるが先ほどと同様の結果しか得られない始末。

 そうなれば───

 

「よし連れていこう」

 

 結論もやっぱり一緒だった。

 袁術の寝巻きは庶人の服だから、べつにこのまま外に出て困るわけでもない。

 むしろちいさな街娘って感じでかわいいくらいだ。うん、似合ってる似合ってる。

 

「よい……しょっ、と……うわ、やっぱり軽いな」

 

 袖を掴む手がヘンにねじれないように注意しながら抱き上げ、そのまま歩く。

 必要なものはバッグに詰めて、代わりに胴着等は机に置いていく。

 あとはおっちゃんのところまでひとっ走りだ。───いや、さすがに馬でだぞ?

 

「となると余計に危ないわけだが。袁術? 袁術ー!? 袁術! 袁術ーっ!!」

 

 落馬は危険だ。

 やっぱり無理にでも起こして、離してもらうことにした。

 

「うぅう……どなるでないぃ……きちんときこえておるわ、ばかものめ……」

「だったらまず両の目を開こうな。そして掴んでいる袖を離してくれ」

「何を申すかうつけがぁ……。これは……妾の……蜂蜜水、じゃぞぅ…………むにぅ……誰がおぬしなぞに……くれてやるものか……」

 

 思いっきり寝惚けてらっしゃる。

 けれども寝ているところを連れていくよりはマシだと、起こす行為を続けた。

 その甲斐あって、ようやくうっすらと目が開かれ……その目が、俺を捉えた。

 

「や。目ぇ醒めたか?」

「………妾の蜂蜜水はどこじゃ……?」

 

 返事ではなく疑問が返ってきた。

 うん、べつに構わないけどさ。寝起きの人の言葉っていまいち要領を得ないよな……。

 

「残念だけどそれは夢の話だ。で、俺これから用事があるから、この掴んだ服を離してほしいんだけど」

「───…………、…………ふむ……? 何処に遊びに行くのじゃ……?」

 

 たっぷり時間をかけて、返す言葉がそれだった。

 

「袁術……キミの中で“俺+用事=遊び”は確定なのか……」

 

 とりあえずは手を離し、こしこしと目をこす……ろうとする袁術を止め、タオルでやさしく拭いてやる。寝起きの人と酔っ払いには紳士的に対応する。これが世の中の生き方です。

 

「わぷぷっ、なにをするか無礼者っ」

「無礼者らしく無礼を働いておりますお嬢さま。……はい、綺麗になりました」

 

 執事っぽく軽く頭を下げ、タオルも下げる。

 すると袁術は、「綺麗になりましたでは普段が綺麗ではないみたいであろ!」と怒ってらっしゃる。ええい、乙女心も女心も何もかもが男には理解しきれない。

 

「ところで一刀? なにやら用事があると申しておったの。何処に何をしに行くのじゃ?」

「ん。出来てからのお楽しみだから、それはちょっと言えないんだ。ごめんな」

「出来てから……? こっ……子供が出来るのかの!?」

「まったく疑いもせずにこの反応!! だ、誰だぁあこの子にこんなこと教えたのは一人しか思い当たらねぇええーっ!!」

 

 疑問がそのままあっさり答えに繋がった瞬間でした。

 桂花には何か仕返しを考えておこう。

 

「あ、あー……もう……! お菓子だよ、冷たいお菓子を作るためにいろいろと回るんだ。子供を作るわけでも誤解を生みに行くわけでも断じてない」

「おおそうか、ならば妾も連れていくがよいぞ?」

「…………あれ?」

 

 ハテ、何故こうなる。

 俺としては“面倒だからお主だけで行くがよいぞ?”的な言葉を期待していたのに……どうしてこう袁家の連中は人の期待の裏を掻くのが上手いのか。

 

「いや、袁術? 袁術はここでのんびりと待っててくれれば───」

「いやじゃっ、こんな狭苦しいところで何日も待つだけなどもはや飽いたわっ!」

「わー、さっすがお嬢サマ。積極的にHIKIKOMOってた人の言葉とは思えませんねそれ」

「うむうむ、そうであろそうであろっ」

 

 なんだろう……胸を張って「うわーははははー」と笑う袁術を前に、なんとなく七乃があんな性格になった理由、わかった気がした。

 元からだったら凄いな。けど少なからず袁術からの影響もあるんじゃないかと本気で思い始めてきた。

 

「でもダメ」

「何故じゃっ!?」

「なぜもなにも……」

 

 口に出して考えてみる。

 袁術を邑に連れていったらどうなるか───……

 

「1、勝手に動き回って迷子になる。その際、俺の方が迷子だったと言い張る」

「はうっ」

「2、勝手に買い食いをする。支払いは全部俺持ち」

「むぐっ」

「3、よからぬことを考える。手始めに邑の連中を妾の魅力で手下にしてとか言ってな」

「ふくっ!?」

「4、家畜に興味を示し、有無も言わさず突貫。邑の人に大迷惑をかけること前提で」

「う、うみゅう……」

「5、氷菓製作中にいろいろと邪魔をする」

「う、う……うー……!」

「結論。……それは置いていくわ。……な?」

「な、ではないのじゃーっ! 一刀お主、妾をなんじゃと思っておるっ! わわわ妾がそのような浅い考えをする筈がなかろ!? なかろ!? ないであろ!? の!? のう!?」

 

 もの凄いどもり様……ああそうか、考えてたのか……。

 

「とにかくだめ。大人しくここで待ってなさい───って、あ、こらっ! 離しなさいっ!」

「いやじゃいやじゃーっ! 妾も外に出たいのじゃーっ!」

「あぁもう! なんで言うこと聞けないの! いい子にしてなきゃだめでしょ!」

 

 服を掴まれ、駄々っ子さんを発動されてはこちらもオカンにならざるをえない……じゃなくて。確かにずっと部屋にこもりっぱなしで息が詰まるのもわかる。べつに捕虜ってわけじゃなく、三国に下ったことになっているんだから自由に歩けばいい……筈なんだが、どうしてか俺と一緒じゃなければ外を歩く気にならないらしいのだ、このお子様は。

 ソレを考えると、俺は随分と図々しかったんだなぁと改めて確認。

 呉でも蜀でも構えることなく動き回っていたからなぁ。

 

「……じゃあ、大人しくしていること。興味に導かれるままなんでもかんでも行動を起こさないこと。守れるか?」

「おおっ、そのようなことはこの妾にかかれば造作もないことじゃ。妾の素晴らしき大人しさぶりに、きっと一刀も満足すること間違いなしであろうの、うほほほほ」

「そっか。さっすがお嬢様だな。なら留守番よろしくなー」

「うむうむ、どーんと妾に任せるがよか───何故そうなるのじゃ!?」

「え? いや、べつに連れていくとは言ってないし」

「話の流れからしてここで連れていかぬは外道というものであろ!? い、行くのじゃ! 妾もいくのじゃー! お主だけ一人行くことは許さぬぞー!」

 

 そしてまた服を掴まれてのこの言葉である。

 こんな小さな子に外道と言われるのは、これでなかなかこたえるということがわかった。

 ああもう、どうするべきか……。

 

 

 

 

-_-/桂花

 

 ……いらいらする。

 北郷が帰ってきてからというもの、華琳さまがそわそわする時間が増えた。

 それが誰を思ってのことなのかを理解するのが嫌で、中途半端な理解のままにその原因への嫌がらせを考えている。

 今こうしてその男の部屋へと向かう足も、あの男を地獄へ突き落とすために動いている。それは当然のことであり、それ以外は考えられない。

 

「それに……あの男へ攻撃を仕掛ければ、華琳さまが私にきついおしおきを……」

 

 華琳さま直々に下してくださるお仕置きが、私の心を掴んで離さない。

 手違いで華琳さまを落とし穴に落としそうになってしまった時は、さすがに危険極まりなかったけれど……そう。こうして北郷へ仕掛けるのも全ては華琳さまを悪い悪夢から解放するため。

 あんな男の何がいいのか。

 今では私以外の将のほぼが、あの男に骨抜きにされている。

 ならば唯一正気でいる私が、あの男の魔の手から華琳さまが大事にする魏の名を死守しなければ……!!

 

「ふふふ、北郷……いまにあなたの頭から煩悩というものを追い出してくれるわ。そうよ、そうすればあの男だって多少は使える男になるんだから……!」

 

 調教が必要だ。

 あの男の意識の全てを、女に走る思考ではなく仕事のみに役立つ存在に変える調教が。

 どういうことか最近は女に手を出していないようにも見えるが、どうせ───と、そんなことを思っていた時だった。

 

「───いかぬは外道というものであろ!? い、イクくのじゃ! 妾もイクのじゃー! お主だけ一人イクことは許さぬぞー!」

 

 北郷の部屋の前に辿り着く少し前。

 通路の先で、そんな声が聞こえた。

 どこか泣き出しそうな震える声調と、なんとも卑猥な言葉が……!!

 

「ほらみなさい! 所詮あの男の本能なんてものはみぃんな下半身にあるのよ!」

 

 やはり必要なのは調教!

 ならばと、嫌がる袁術を無理矢理押し倒しているであろう状況を押さえ、弱みを握ってやろうと扉を開け放ち───

 

「とうとう本性を現したわねこの全身白濁男!」

 

 ───そう言ってやった。

 言ってやったのだけど……私に向けられた視線は、何故だかとても冷たいものだった。

 

 

-_-/一刀

 

 ……朝っぱらから大変おかしなことを叫ぶ軍師さまがやってきた。

 勢いよく扉を開けたと思えば、突然白濁男扱いである。

 で、なんだか固まってたから事情を聞いてみれば───

 

「……あのさ。あんな言葉で真っ先に“そっち側”を連想するほうが、よっぽど脳内が煩悩まみれなんじゃないか?」

「なっ! あんたにだけは言われたくないわよ!!」

「俺だって今のお前にだけは言われたくないわっ!!」

 

 ───これである。

 あくまでエロスの戦士は俺であると断言するこの軍師さまは、俺のことを指差しながらギャースカと叫んでらっしゃる。

 

「とにかく。俺はこれから、華琳に食べさせるお菓子を作るんだから、邪魔だけは……あ」

「華琳さまに食べさせる……?」

 

 言ってからしまったと思った。

 華琳大好き人間である桂花の前で、華琳に食べさせるお菓子の話題なんて出したら……

 

「ふん、なに言ってるの? あんたなんかが作ったものを、食にうるさいあの華琳さまが食べるわけがないじゃない」

 

 ……あ、邪魔するってところまではいかなかったようですハイ。

 よかった、これなら邪魔されないでそのまま行けそうだ。

 ていうか“味にうるさい”って部分は認めてるんだな……───そういえば綿菓子のこと訊いてなかったし、訊いてみようか? ……いや、ここで話を長引かせるよりも、早々に逃げ出したほうが良さそうだ。

 

「だよなぁ、あっはっはっはっは、じゃあ俺はこれで。無駄な足掻きでもしてみるから」

 

 サワヤカに返して、開けっ放しの扉へ。

 相変わらず袁術が離してくれなかったから、袁術もそのまま連れて行くことになったが。

 大丈夫、あの手この手で桂花に邪魔されるくらいなら、袁術と一緒に行動したほうがまだやり易いッッ! その確信が俺にはあるッッ!!

 しかしそんな、あっさりと認めた行動がかえって怪しかったのか、桂花はぴくりと眉をひそめ、俺を呼び止めようと───だが遅いッ! この北郷、もはや逃走の軌道に乗ったわッ! 貴様は知力が自慢だろうが速度ならば俺だ! 一生かかっても追いつけんぞ!

 

「に、逃げたわね!? あり得ないと思ったけど、まさか華琳さまが直々にあんたに!」

「そのまさか(・・・)だ! 読み間違えたな軍師筍彧! お前の敗因は常に、華琳を想うあまり意外性を見抜けぬところにある! ───ははっ、なにしに来たのかわからないけど、残念ながら今日は捕まるわけにはいかないんだー! またなー!」

 

 袁術を抱えて走る走る走る!

 氣を使っての疾駆はそれはそれは速く、抱きかかえた袁術も「おっ……おぉおおおっ……!」と驚くほどだった。そんな速さで走れば桂花が追いつけるわけもなく……俺は馬屋までを走ると、そこで既に待っていた思春とともに、行動を開始した。

 

「ここに来るってわかってたのか?」

「……“華琳様”からのお達しだ」

「……蜀でもそうだったけど、いつの間にか真名を許されてるよな、思春って」

「庶人に真名を許す王など呉にも居るだろう。これでも慣れている……つもりだ」

 

 ボソリと最後に付け足された言葉に、少し困惑が混ざっていた。

 華琳が真名を許したのは、“呉から蜀、蜀から魏へと、俺を護衛した褒賞”なのだそうだ。なるほど、確かにいろんな意味で随分と守ってもらってる。

 

「昨日の邑でいいのか」

「ん。そこで欲しいものを貰えたら、早速とりかかろう」

「……それを連れたままでか?」

「え? あ、あー……」

 

 思春が見つめる先は、俺が抱える袁術。

 対する袁術はぽかんとした顔で、「この無礼な庶人は誰じゃ」と言っている。

 あれ? 面識なかったっけ。それとも素で忘れてる?

 

「えっとな、袁術。彼女は元・呉国の将、甘興覇。いろいろあって、今は俺と一緒に居てくれている人だよ」

「──────」

「袁術?」

 

 説明した……んだが、その途端にびしりと行動を停止した袁術。

 馬に跨りながらだったため、今は馬の上、俺の腕の中に居るわけだが……その小さな体が段々と震えてきて───ってなに!? 何事!?

 

「ごっ、ごごっ、ごっごごごごごっ……呉将じゃとぉっ!? どどどどう見ても庶人であろ!? 甘寧といえば髪の短い褌女じゃと記憶しておるぞ!? わわわ妾を驚かそうとしたってむむむ無駄なのじゃぞ!? 嘘であろ!? 嘘であると言ってたもーっ!」

「………」

 

 物凄い怯え様がそこにあった。

 詳しい事情はそう知らないが、呉から連想して震えられるほどに雪蓮が苦手なのか。……ていうか、な、袁術。女の子がそんな、“ふんどしおんな”~なんて大声で言うもんじゃないぞ……? ほら、思春もヒクリと口の端を引きつらせてるし……。

 あと髪は短かったんじゃなく、結わっていただけだろ……。

 

「大丈夫だって。言ったろ? “元”呉将だって。それに、怖いことなんてないぞ? そりゃあ何故か背後に居たり器用に俺だけに向けて殺気放ったり、足音立てずに近づいたりとかいろいろする人ではあるけど大丈夫。な~んにも怖くないぞハハハハハ」

「か……一刀……? 目が、目が笑っておらぬぞ……?」

 

 ハイ。怖い時はめちゃくちゃ怖いです。思わずヒィって言いたくなるほど怖いです。

 俺のそんな表情が袁術の恐怖に拍車をかけたのか、さらに震え出した。

 恐怖っていうのはそう簡単には克服できないよなぁ……弱い俺でごめんなさい。

 そんな意も込めて、袁術の頭を軽く撫でてから馬に呼びかける。

 

「揺れるからしっかり掴まってくれな」

「ふふん、言われるまでもないのじゃ」

「やれやれ……」

 

 怒る気も失せたのか、思春は溜め息を吐きつつも馬を歩かせる。

 さあ、いざ牛乳を得る旅に。


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