ライバルを超えるために幻想入り   作:破壊王子

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この小説はドラゴンボールと東方projectの二次創作です。

一部の高校生の皆さんは今日卒業式だったみたいですね。卒業おめでとうございます。
私も去年卒業したのですが一年経つのがあっという間でした。


【第19話】守矢神社の神

 

ベジータと美鈴は山の奥から感じる不思議な力の元へと向かっていた。

 

「デカイ気が2つあるな。相当強いみたいだな」

 

「あれ?もうわかるようになったのですか?」

 

ベジータは先ほどまで遠くにある気を読み取ることができなかったのに、デカイ気が2つあると言い出したので美鈴は不思議に思った。

 

「違うな。恐らくもうすぐそこにいるらしい」

 

遠くの気を探れるようになったわけではなく、気自体がもうすぐそこにあったから読み取ることができたようだ。

 

 

 

そう言いながら進んでいるとひらけた場所に出た。そこには神社が建っていた。

 

「これは…前行った魔理沙達がいた場所みたいなところだな」

 

「たしかに博麗神社みたいですね」

 

ベジータも美鈴もこの建物は博麗神社に似ていると思った。

 

「……」

 

「…何をジロジロ見てやがる!さっさと出てこい!」

 

「え?」

 

 

「……」

 

「流石ですね。完全に気配を消していたのにこんなに早く気づかれるとは思っていませんでした」

 

 

木の影から緑色の髪をした少女が現れた。すぐに見つかったことに対して多少驚いている様子だ。

 

 

「フンッ、オレには見つけてくれって言ってように思えたがな」

 

「(気づかなかった…)」

 

謎の気づかなかった美鈴はまだまだ自分は修行不足だと思い、拳を握りしめた。

 

 

 

 

 

「よく来たな、強者よ!」

 

神社の上の方から声がした。そしてその者はそこから飛び上がってベジータ達の目の前まで来た。

 

「待っていたぞ!私が思ってたよりは少し遅かったがな」

 

「キサマは…」

 

「か、神様ですよ師匠!」

 

「(師匠…か。弟子をとるような者には見えなかったがな)」

 

「その通りだ。私の名前は八坂神奈子。その妖怪の言う通り神だ!気負わず普通に接してくれればよい」

 

神奈子はそう言ったのだが元々ベジータは誰に対してもごく一部を除いて接し方は同じなので言っても意味はない。

 

「じゃあそちらの方は…」

 

「あっ、いえ!私は諏訪子様ではなくて…」

 

「おっと紹介が遅れたな!こいつは東風谷早苗。この守矢神社の巫女だ。仲良くしてやってくれ。

もう1人いるんだが今は出かけていてな。帰って来たら紹介しよう」

 

「その必要はない」

 

「む?」

 

「キサマはオレが来ることをなぜか知っていたみたいだな。じゃあなんのために来たのかも知っているんだろう?」

 

「し、師匠…」

 

「我らと戦いにきた…だろう?」

 

「その通りだ。オレはここに戦いにきた。…もう1人の紹介などどうでもいい。キサマら2人を倒したらオレは他のとこにすぐ向かわねばならんからな」

 

ベジータの言葉に凄みが増していく。早苗も神奈子もベジータが本気で言っているということに気づいていた。

 

「(す、すごい闘気…)」

 

「(やれやれ…聞いていた通りかなりの戦闘マニアみたいだな)」

 

「残念だが…それは無理だ」

 

「なんだと?」

 

「お前とは戦えない、と言っているんだ」

 

「……キサマの意見などどうでもいい。こんな山まで来ておいて戦わずに帰るなどできるか!」

 

「師匠!さすがにそれは…」

 

「キサマは黙っていろ!」

 

ベジータは興奮していてとてもいうことを聞きそうに無い。

 

 

「ふむ…お前はなんのためにここにきたんだ?」

 

「二度も三度も言わせるな!戦うためだ!」

 

「じゃあなんのために戦うのだ?キサマほど力の持ち主…我らと戦っても大した楽しみにもならんだろう。それとも今より更に強い力を求めての修行のつもりか?」

 

「キサマ…何が言いたい」

 

「この幻想郷に力を求めて来たはいいが…ここでハッキリ言ってやろう。恐らくお前はこのまま戦い続けても大したパワーアップはできない」

 

神奈子はそう言い切った。

 

「……」

 

ベジータは黙って聞いている。

 

「か、神奈子様…」

 

「元の力が強すぎるお前は身体的な強さをこれ以上上げることは厳しい。ただ闇雲な戦っているようじゃ尚更だな」

 

「…言いたいことはそれだけか?」

 

「…何?」

 

 

 

 

 

 

 

「はあぁぁぁぁぁぁぁッッ!!!」

 

 

 

 

ベジータは気を解放した。

 

 

「きゃあっ!?」

 

「だ、ダメです師匠!」

 

「……」

 

 

 

「黙って聞いてりゃ好き勝手言いやがって!オレはこれ以上強くなれないだと!?それを決めるのはオレ自身だ!キサマ如きに何がわかるッ!」

 

「そこだ。お前の唯一の欠点とも言えるな。精神的にムラがありすぎる…」

 

「神奈子様!もうそれ以上は…!」

 

早苗も止めようとするが神奈子は止まらない。

 

「怒って何が変わる?もっと心に余裕をもって戦うことはできんのか?」

 

「黙れぇ!」

 

ベジータは大声を上げ怒っている。今にも手を出しそうである。

しかし、次の神奈子の一言によってベジータは冷静さを取り戻した。

 

 

(スーパー)サイヤ人3…お前が求めているものはそれだろう?」

 

 

「!!!」

 

「スーパー…」

 

「サイヤ人3…?」

 

早苗と美鈴が揃って言った。

 

「我らはお前と戦うことはできんがそのスーパーサイヤ人3とやらにお前を近づけることはできる」

 

「……」

 

「今更なぜきさまがそれを知っているのかは問わん。だが、それは本当なんだろうな」

 

ベジータは完全に冷静さを取り戻し、気を鎮めていた。

 

「ああ。こんなところで説明するのもなんだ、もうすぐ日も落ちるし中で話そう」

 

「ああ。それと…ベジータだ」

 

「ん?」

 

「オレの名前だ。それより腹が減った。説明したらメシを用意しろ」

 

「はっはっは!お前は実に面白いな!」

 

先ほどのような険悪なムードはもう無くなっていた。

 

「わ、私は紅 美鈴と申します!ベジータさんの弟子です!よろしくお願いします!」

 

「美鈴か、確かお前は紅魔館の住人だったな」

 

「は、はい!」

 

「そんなに堅くならなくてもよい。早苗!」

 

「はい、夕食ですね!今すぐ作ります!」

 

早苗は夕食を作るために走っていった。その早苗を美鈴が呼び止める。

 

「早苗さん!私も手伝います!」

 

「え?でも…」

 

「師匠はたくさん食べるので…私なんかでも少しは役に立つと思います!」

 

「そうですか。じゃあお願いします!」

 

美鈴と早苗はニコニコしながら神社の中に入っていった。

 

「さて、我々もいこうか。話す事もたくさんあるようだしな」

 

「ああ」

 

 

ベジータは詳しい話を聞くべく、神奈子についていった。

 

 

 

 




はい、第19話でした。

早苗と美鈴は何としても絡めたかったのでこういう形にしました。

ではここで終わります。お疲れ様でした。
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