ライバルを超えるために幻想入り   作:破壊王子

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この小説はドラゴンボールと東方Projectの二次創作です。

月1で更新できればいいかなと思ってます。


【第62話】罪

 

 

 

「自己紹介がまだでしたね。私は……四季映姫。

 

 大悪人ベジータ、貴方を〝裁き〟に来ました」

 

 

 

 

 幻想郷に来てから、ベジータは様々な者と出逢った。人、妖怪、魔法使い、吸血鬼、神、そして鬼など。元の世界よりも不思議な存在が幻想郷には多い。

 

 そして、新たに現れた『四季映姫』と名乗る少女。彼女からは特に〝普通ではない〟雰囲気を感じられる。

 

 

「オレを裁くだと?」

 

「ええ。なにか問題でも?」

 

 

 彼女の言っている事がよく理解できないベジータ。いや、それだけではない。何故地底に居た自分達が一瞬で地上へと移動したのか、白玉楼とは一体なんなのか。そして、先程自分の体を襲った痛みは何だったのか。次から次へと理解出来ない事態が起こり、ベジータは苛々し始める。そして──

 

 それはベジータだけではない。

 

 

「ちょっと待ちなよ閻魔様……一体何のつもりだい?いくらアンタでも私達の『殺し合い』を邪魔しようってなら容赦はしないよ」

 

 

「(閻魔…?あいつが?)」

 

 

 萃香は剥き出しだった殺意を抑えてはいるが、全身から溢れ出ている怒りは隠し切れていない。萃香、ベジータと2人とも満身創痍ではあるがまだ決着がついたわけではない。途中で茶々を入れられて心底不満そうな表情(カオ)だ。

 

 萃香の言葉により何もわからなかったベジータが1つだけわかったことがある。それは、この四季映姫と名乗る少女が『閻魔』だということだ。そうだとすれば、「裁きに来ました」という言葉にも合点がいく。

 

 

「そうですか。容赦ない…と。それは具体的にはどうするつもりです?」

 

 

「なあに簡単だよ。まずアンタから片付けるって話さ…!」

 

 

「萃香ッ!!!」

 

 

 今の萃香は冷静ではない。それはその場にいた映姫、勇儀、さとり、そして同じく苛ついていたベジータまでもが感じ取っていた。いくら鬼とはいえ、閻魔に楯突いたらこの先どうなるか。それを知らない萃香ではないが、もう止まらない。止まれない。

 

 

 今にも暴れ出しそうな萃香。標的はもはやベジータではなく、完全に映姫へと移った。思いっきり地面を蹴り、攻撃を加えようとしたその寸前。

 

 

 蝶々だ。

 

 青、桃色、そして黒と。様々な色の蝶々が目の前に蝶が現れて、萃香の視界を隠す。

 

 しかし、たかが蝶々。手で軽く払い退けようとした───が、腕が動かない。いや、腕だけではなく身体全身が動かない事に気がついた。

 

 

 

 

 

 

 

「《死蝶(しちょう)華胥の永眠(かしょのえいみん)」》」

 

 

 

 

 

 

 

「………ッ!……幽……子…!」

 

 

 

 

 身体が全く動かないまま萃香は膝から崩れ落ち、力なく倒れ込んだ。そして、それと同時に白玉楼の奥から誰かが現れた。

 

 

 

「ごめんなさいね萃香。少し寝ていて頂戴。夢でも見ながらね。

 

 …それがどんな悪夢(ユメ)になるか私にはわからないけれど」

 

 

 何処からともなく飛んできた蝶々。そして意識を失い倒れた萃香。その原因は、新たに現れたこの女性だとベジータは確信していた。女性はゆっくりゆっくり歩いていき、映姫の隣に立つ。

 

 

「萃香ッ!おい萃香ッ!……萃香に何をした!」

 

 

 勇儀が倒れた萃香の元まで駆け寄り、何度も身体を揺らすが萃香は動かない。さとりも同じように駆け寄り、萃香の様子を見た。

 

 

「大丈夫よ勇儀。気を失って寝ているだけ。もっとも…こんなに静かな寝顔は初めて見たけれど。まるで〝死んでいるような〟…ね」

 

 

 今の萃香はさとりの言う通り気を失っているだけだが、肌は普段よりも白く、身体は冷たく、呼吸も鼓動も僅かしかしていない。まるで死人のようだ。

 

 しかしそんな状態の萃香よりも、現れた女性の方がベジータには気になっていた。

 

 

「(何だこいつは…本当に生きていやがるのか?)」

 

 

 女性は今の萃香よりもよっぽど白く、まるで大きな人形のような見た目だ。絢爛(けんらん)な服装や桃色の髪、そして大きな桃色の瞳が、肌の色をより白く透明質に魅せている。

 

 そんな女性はベジータから言わせれば、萃香よりも断然死人に見えた。

 

 

 

「貴方がベジータ……なのね。

 

 ご機嫌よう。私は西行寺幽々子(さいぎょうじゆゆこ)白玉楼(ここ)の主よ」

 

 

 先程映姫が言っていた西行寺幽々子とはこの女性の事だったのだ。映姫が幽々子に頼んでこの場を借り、ベジータを裁くと言った。

 

 

「……きさまの事などどうでもいい。それよりもう一度聞いてやる。このオレを裁くとは一体どういう事だ。返答次第ではタダではおかん」

 

 

 目線を幽々子から映姫に移し、ベジータはそう言い放つ。相手がこの世界の閻魔だという事を理解しているが、萃香同様に戦いを邪魔されてフラストレーションが溜まりに溜まっている。

 

 そして白玉楼(ここ)に来るまでに襲われていた謎の身体の痛み。アレもこの2人のどちらかのせいであれば、ベジータはこのまま黙っている事などできない。

 

 

「口を慎みなさい。これ以上罪を増やしたいのですか?」

 

 

「……」

 

 

 

「……!ま、待ってベジータ!もう少し話を……」

 

 

 

 白玉楼(ここ)に来てから、さとりの能力は一気に薄まった。原因はわからない。薄まったとは、つまり心の中の声を聴きにくくなったのだ。ベジータだけに限らず幽々子や映姫も同じように。

 ベジータに関しては地底にいる時からそうであり、白玉楼(ここ)に来てからはさらに読みにくくなっていたのだが、『今の一瞬』だけはハッキリと読み取れた。

 

 

『もういい』────と。

 

 

 

 まともな返答をしない映姫に対し、ベジータはそう思った。この4文字が何を意味するのかさとりには簡単に理解でき、直ぐに止めようとした。

 

 が、自分の手に負える相手じゃない事もわかっていた。ベジータの肩を掴もうとすると、その姿は一瞬にして消え、さとりの目線の先には何者も居なくなった。ベジータは映姫に向かって行ったのだ。

 

 

 

「待っ……───」

 

 

 何があろうと自分では止められない事がわかったさとり。

 

 もう駄目だ、そう諦めた瞬間。

 

 

 

 

 

 

 

 

「……驚いたな。本当に殺す気じゃないか」

 

「───!」

 

 

 ベジータが映姫に向かって伸ばした拳は届く事はなかった。それは突として現れた少女に止められたからだ。その少女は真正面からではなく横から現れ、ベジータの手首を握っている。

 

 あまりに急な事だったのでベジータも驚いていたが、それをお構いなしにそのまま映姫に殴りかかる。

 

 

「ぐ…!下がってッ!」

 

 

 少女がベジータの怪力を一瞬止めた隙に、映姫と幽々子は小ジャンプをして後方へ下がり、距離を取った。ベジータの前には名も知らぬ少女だけが残る。

 

 

「なんて力だ…これでも全力じゃないんだろう?純粋な力じゃ私はお前に勝てそうにないな」

 

「なんだきさまは」

 

 

 少女は右の手首をヒラヒラと動かしながら呟く。映姫や幽々子と同様にこの少女にも見覚えがない。

 

 

「妹紅!大丈夫か?」

 

「ああ、なんともないよ慧音」

 

 

 さらにもう1人奥から女性がやってきた。その少女は、ベジータが幻想郷に来てから初めて出会った上白沢慧音(かみしらさわけいね)だった。妹紅と呼ばれる少女共に此処へやってきたのだ。さすがのベジータも彼女の事は覚えていたらしく、ほんの一瞬だけ鬼のような形相が静まったが、直ぐに元に戻った。

 

 

「…久しぶりだなベジータ。まさかこんな形で再会するとは思ってなかったよ」

 

 

 心底残念そうな表情(カオ)をする慧音。ベジータが何故こんな事をするのか、何が目的なのか何一つわからないが、唯一わかる事は話し合いでどうにかなりそうな雰囲気ではないという事だけだった。

 

 

「慧音。きさまも邪魔をする気か?」

 

「邪魔ではない。とりあえず落ち着いてくれ」

 

「慧音、下がった方がいい…彼は危険だ」

 

 

 ベジータの纏っている圧倒的な〝気〟を感じ取ったのかそうでないのかは定かではないが、妹紅は慧音の手を引いて5歩ほど後方へ下がった。

 

 

 

「……なに?」

 

 

 今ここにいるのはベジータ、さとり、勇儀、眠っている萃香、そして映姫、幽々子、妹紅、慧音の8人。の筈だった。

 

 しかし知らずに知らずのうちに、どんどんと新しい〝気〟が増えている事にベジータがようやく気付いた。

 

 

 

 

 

 

「どういう事だベジータ!見境をなくしたのか?」

 

「よくわからないけどただ事じゃなさそうだね。私達がこれを見過ごすわけにはいかない」

 

 

『守矢神社の二柱』

 

 八坂神奈子と洩矢諏訪子。

 

 

 

「まったく…言った側から騒ぎを起こさないでよね」

 

 

『博麗の巫女』

 

 博麗霊夢。

 

 

 

「冥界か。ここなら日傘は必要ないわね」

 

 

『紅魔館の主』

 

 レミリア・スカーレット

 

 

 

「はい、お嬢様」

 

 

『紅魔館のメイド長』

 

 十六夜咲夜。

 

 

 

 5人が新たにやってきて、ベジータの前に立つ。まるでこれから戦うかの如く。

 

 

「次から次へと…」

 

 

 ベジータは舌打ちをしながら一人一人を睨みつける。妹紅以降にやってきた者は全員ベジータと面識があるのだが、今までのベジータとは『違う』事に気がついていた。

 

 

 

「私が呼んだのですよ。いざという時のために。貴方はまともに話を聞くタイプではなさそうですからね」

 

 

 下がっていた映姫が再び前に出る。そして怪訝(けげん)な顔をベジータに向け、一つ息を吐いてからまた口を開く。

 

 

「ベジータ。貴方の罪についてお話ししましょう。

 

 貴方の罪は…『殺人』 です。身に覚えがあるでしょう?」

 

 

「……くっくっく……」

 

 

 ベジータの罪は『殺人』と映姫が語る。その一言により場の空気が更に凍りつく───が、当の本人であるベジータだけがそれを聞き、我慢できないように嘲笑う。

 

 

「…面白い事を言ったつもりはありませんが」

 

 

「身に覚え…だと?笑わせる。『殺人』など、オレにとっては息をするのと何も変わりはしない」

 

 

 悪どい顔で答えるベジータに、映姫はさらに不機嫌そうな表情(カオ)をする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 何かがおかしい(・・・・・・・)

 

 そんな違和感を初めに覚えたのはさとりだった。

 

 

 さとりはベジータと出会ってからまだ間もない。故に、彼の事など大して知りはしないのだが、それでも『今のベジータ』が『先程までのベジータ』と少しだが確実に異なっている事に気付いていた。

 

『今のベジータ』とは白玉楼(ここ)に来てからのことであり、『先程までのベジータ』というのは地底で萃香と戦っていた時までのことだ。

 

 

 映姫に向かって圧倒的な殺気を放っているから?

 

 少し違う。

 

 殺気自体は萃香に向けても放っていた。問題は殺気の質だ。萃香相手の時は自分の圧倒的な力で捻じ伏せたい、と。その延長が相手の死になるのだ。

 しかし映姫相手には違う。ベジータは映姫と戦いたいとは思っていなく、気に入らないから殺す、と。微妙ではあるが根本が全く違う殺気だったのだ。

 ベジータ自身、自分がそんな殺気を放っていたとは気付いていないだろう。他の者も同様だ。この中でさとりだけがそんな違和感を覚えていた。

 

 

「(ベジータは決して我を失っているわけではない…しかしこの変わりようは何…?)」

 

 

 さとりは考える。

 

 

 白玉楼の環境のせい?

 

 これまでの旅の鬱憤がたまたま此処で爆発しただけ?

 

 

 

それとも───

 

 

 

「(…………誰かの能力…………?)」

 

 

 

 しかし答えはわからない。考えれば考えるほど謎は深まっていく。

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっといいかしら」

 

「何でしょうレミリア・スカーレット」

 

「みんな知ってるでしょうけど、私も人を殺した事はあるわ。いや、私だけでなく他の妖怪だってそうよ。なのに何故ベジータだけ罪に問われるのか、それを聞かせてもらえないかしら」

 

 

 次はレミリアが一歩前に出て、ベジータの擁護をする。

 

 新たに現れた5人、そして妹紅と慧音はベジータが話を聞く前に暴れ出さないかという映姫の懸念の元に呼ばれたのだ。しかし、ベジータが罪に問われている理由はまだ誰1人として聞いてはいない。

 

 そして、ゆっくりと深呼吸をしてから映姫は語り始める。

 

 

「貴方達は皆、〝無意味な殺し〟はしない。それだけです」

 

 

「……? それはベジータも同じでしょう?正当防衛、つまり自分の身を守る為に相手を殺す事があっても、何もしない相手を殺める事はないわ。ベジータも私達も同じよ」

 

 

 映姫の言葉に首を傾げながらレミリアは答える。そしてその場にいたほとんどの者がレミリアの言葉に賛同する様に頷いた。

 

 

「いえ、貴方達とベジータは同じではない。絶対に。レミリア・スカーレット、貴方は彼の本当の姿を知らない」

 

「…どういう事よ。何が言いたいのかわからないのだけれど」

 

 

 レミリアはまた首を傾げる。先程から映姫は遠回しな言い方をよくするので他の者も話の内容をよく理解できていない。意地悪からこういう言い方をしているのではなく、性格上の話し方だ。

 

 

 

 

 

 本当の姿。

 

 

 さとりにはこの文脈が引っかかった。本当の姿とは恐らく外見の話ではなく、内面の話と仮定する。それは此処にいる映姫以外の全員に知り得ないもの。それはつまり───

 

 

「問題があるのは今のベジータではなく…元の世界(・・・・)のベジータ。ということ?」

 

 

 白く小さな手を口に当てたまま、まるで探偵のようにさとりは映姫に訊ねる。それを聞いた神奈子、諏訪子、霊夢、慧音はハッと何かに気付いた。

 

 ベジータは外来人であり、違う世界から幻想郷へやってきた人間だ。つまり幻想郷へ来るまでのベジータは誰も知らない。知っているとしても閻魔である映姫くらいである。本来であれば閻魔であれど他の世界など知る由もないのだが、本人のこの口ぶりだと全てを把握しているようだ。

 

 他にいるとすれば、能力を使い他の世界を〝盗み見た者〟や、その者から〝見せられた者〟

 

 該当する者がいる筈だ。〝盗み見た者〟とは能力を使い、ベジータ達のいる世界を見ていた『八雲紫』

 

 そして〝見せられた者〟とはベジータが守矢神社に辿り着く前に、八雲紫の能力によって映し出された映像を観た『八坂神奈子』と『洩矢諏訪子』である。

 

 

 よって、映姫。紫。神奈子。諏訪子の4人は幻想郷に来る前のベジータを知っている。しかし、神奈子と諏訪子に至っては界王神界で魔人ブウと戦っている悟空とベジータの映像、それも一部を観ただけであり、ベジータの本当の姿を見たとは言い難い。よってまずこの2人は除外と考える。

 

 残るは映姫と紫だが、紫は『境界を操る程度の能力』がある為、見ようと思えば見れるだろう。しかし本当に見たかどうかもわからない上、この場にはいないので紫も一旦除外と考える。

 

 そうなると、ベジータの本当の姿を知っているのは映姫だけという事になる。

 

 

「その通り。幻想郷に来てから、ではなく来る前から貴方は既に大罪人なのですよベジータ。地獄なんて生温(なまぬる)い…存在を消して当然。それほどの罰があって然りの貴方をなぜ裁かないのか、貴方の世界の閻魔は一体何を考えているんでしょうね。

 

 そして…貴方を此処へ(いざな)った賢者。彼女も同罪です」

 

 

「……」

 

 

 ベジータは黙って聞いている。その沈黙が、地底にいるよりも何倍も何十倍も恐ろしいとさとりは肩を震わして感じていた。

 

 

「ちょっと待って。結局問題があるのは元の世界のベジータなんでしょ?じゃあ今のベジータには関係ない話じゃない。昔は昔。今は今よ。ベジータも紫も裁かれる(いわ)れはないわ」

 

 

 紫まで裁きの対象に入り、霊夢も黙ってはいられない。普段よりも少し強めの口調で物申す。相手が閻魔であろうと彼女にとっては関係ない。

 

 

「やれやれ。ベジータから幻想郷を守る為に貴方達を呼んだのに、結局はそちら側につくのですね。まあ良いでしょう。口でも言っても納得しないのは想定済みです」

 

「何を……ッ!」

 

 

 映姫は言い終わると同時に、懐から何かを取り出した。攻撃されると思った霊夢は即座に反応して後退したが、映姫にそんな気はない。

 

 

「何もしませんよ。ただお見せするだけです…ベジータ()の罪を!」

 

 

 映姫の持っていた手鏡が光り出し、そこから白玉楼の壁に向かって光が一直線に伸びた。光が当たっている壁に映像が映し出される。

 

その映像とは─── ベジータの過去。すなわち、元の世界の光景だった。

 




はい、第62話でした。

一つの場面に登場人物を沢山出すと、小説を進めるのは大変難しいです。自分の未熟さを進めていて痛感しました。

ではお疲れ様でした。
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