高校を卒業、大学に進学し西木野医院に勤めることになった…
そんな卒業後を語るifのお話。「西木野真姫編」
高校時代はμ'sっていうグループでスクールアイドルをしていた。
楽曲を作っていたのも私よ。
でも、あの頃の私と今の私は違う
真姫「…これで診察は以上になります。お大事に」
患者「ありがとうございました。失礼します」
真姫「…これで終わりかしら」
真姫「今日もなかなか忙しかったわね…」
コンコン
真姫「?…入って」
看護師「あの…」
真姫「あら、どうしたのよ」
看護師「ここのカルテの事なんですが…」
真姫「なに?この前も説明したでしょ?まだ分からないの?」
看護師「い…いえ…すいません」
真姫「すいませんじゃなくて分かったかどうかを聞いてるの。まぁいいわ…何が分からないの?」
看護師「いえ…解決したので…失礼します…」
真姫「そう」
私は大学を卒業しパパの病院に勤めることになった
まぁ、半ば強制的にってところかしらね
入ってすぐ医長にさせられたり色々面倒事も押し付けられることもある
私が思い描いていた人生ってこういうことなのかな…
真姫父「真姫…入るぞ」
真姫「はい」
真姫父「最近色々聞くけど疲れてるのか?対応も雑みたいなこと言われてるし、少し休むか?」
真姫「いいの、大丈夫よ」
真姫父「そうか。あんまり厳しく接するなよ」
真姫「分かってるわよ…」
真姫父「分かってるなら丁寧に教えてやるとかしろよ」
真姫「…」
真姫父「真姫?」
真姫「ごめんなさい、パパ。私もう帰るわ」
真姫父「あっ、おい!」
真姫「(はぁ…もう。嫌になるわ)」
ピロリロリン〜
真姫「ん…電話」
真姫「もしも…」
???「にっこにっこにー!あなたのハートににこにこにー!みんなのアイドル!矢澤にこでーす!」
真姫「切るわよ」
にこ「ちょ…待ちなさいよ!」
真姫「なに?私今忙しいのよ」
にこ「あんた、最近切り詰めてるんじゃないでしょうね」
真姫「にこちゃんには関係ないでしょ」
にこ「凛と花陽から聞いたのよ」
真姫「…」
にこ「あんたは昔っからそういうとこあるからね〜」
真姫「…い」
にこ「はい?」
真姫「にこちゃんには関係ないって言ってるでしょ!?」
にこ「真姫…」
真姫「私だってわかってるわよ!…でも(グスッ)」
にこ「ちょ…真姫ちゃん?」
真姫「にごちゃんだって…(グスッ)」
にこ「あーもうわかったから、とりあえず落ち着きなさい?」
真姫「もう辛いのよっ…」
にこ「…」
にこ「真姫」
真姫「なによ…」
にこ「今度の休み私の家に来なさい」
真姫「ど…どうして」
にこ「いいから来なさい!あんたの緩んだ根性叩き直してあげるわ!」
ツーッツーッ
真姫「なんなのよ…にこちゃん…」
真姫「お…お邪魔します…」
にこ「来たわね。上がって」
真姫「…」
にこ「なによ」
真姫「別に」
にこ「さ、食べて」
真姫「ゔぇえ…でも私もう…」
にこ「なに?食べてきたの?まぁいいわ」
真姫「た…食べるけど…」
真姫「いただきます」
真姫「にこちゃん…」
にこ「んー?」
真姫「ごめんなさい…」
にこ「なんで真姫が謝るのよ」
真姫「この前ひどい態度取っちゃって…私…」
にこ「いいのよ別に…」
にこ「今に始まった事じゃないしぃ〜?にこやさいしから!」
真姫「…」
にこ「何よ。笑いたきゃ笑いなさいよ」
真姫「…」
にこ「なに?またあんた泣いてんの?」
真姫「もう…どうしたらいいか分からないの」
にこ「はぁー。そんな事だろうと思ったわ」
真姫「?」
にこ「あんた、親の病院だからって肩に力入れすぎなのよ」
真姫「で…でも…」
にこ「確かに下手なことしちゃいけないことは分かるわよ」
にこ「でもあんたが目指したかったモノがそのやり方で手に入るの?違うでしょ?」
にこ「μ'sの時もそうだったわよね?」
真姫「にこちゃん…」
にこ「高飛車なお嬢様やってればいいのよ」
真姫「にこちゃん?」
にこ「冗談よ、冗談」
にこ「感情表現が下手くそのよ」
真姫「にっにこちゃんに言われたくないわよ!…」
にこ「ぬわぁんですってぇ!!」
真姫「ふふ…」
にこ「ふっ」
真姫「久しぶりね…こういうのも」
にこ「そうね…みんな時間合わないから」
真姫「ええ…また集まりたいわね」
にこ「頑張んなさいよ」
真姫「にこちゃんこそ」
真姫「ありがと…」
にこ「えぇ〜?何言ってるか聞こえないにこー!」
真姫「もう!お礼なんて言わないんだから!」
にこ「怒った真姫ちゃん怖いにこ〜」
真姫「にこちゃん!」
真姫「以上で診察を終わります。お大事に」
看護師「い…医長…」
真姫「何かしら?」
看護師「これは…」
真姫「あぁ、これね…」
看護師「…」
真姫「なによ、人の顔見てなにか付いてる?」
看護師「いえ!なんでもないです!」
真姫「?変なの…それでこれは…」
真姫父「ん?…真姫も変わったな」
真姫母「この前矢澤さんに会ったみたいよ」
真姫父「あぁ…あの」
真姫母「高校の時からにこちゃんにこちゃんって言ってたもの…一番大切な友達なんだわ」
ピロリロリン~
真姫「なに?またにこちゃん?」
にこ「またとは何よ!一応年上なんだけど!!」
真姫「そうだっけ?にこちゃん子どもっぽいから」
にこ「真姫ちゃんには大人の魅力が分からないのよ」
真姫「はいはい」
真姫「ちゃんとがんばってるから…にこちゃんも…ね?」
にこ「にこは〜がんばってるから〜いいのよ〜」
真姫「またそんな…今度希のお店にでもみんなで行きましょ」
私は…西木野真姫。
μ'sの西木野真姫はもういない…けどμ'sの仲間はみんないる。
どんなときも支えてくれる人もいる。
私にはできないことは無いって思ってたけど独りで乗り越えられないものは沢山あるんだって…