感想ありがとうございました!
その感想の中で、「この小説の設定」と「原作様である東方Projectの設定」が違い、これはおかしいんじゃないか? という要望がありました。
指摘はとてもありがたいです。勉強になりますし、ありがとうございます。
……でも、この小説は「東方Project」をもとに作っていますが「東方Projectの原作設定の全て」をもとに作っているわけではありません。
さらには二次創作のネタも含むので、いうなれば!
この小説は、三次創作という名の二次創作です!
そういうのが嫌な人は、残念ですがブラウザのバックをクリックしてください。
それに、俺はただ楽しく書いているだけですので! みなさんにもただ楽しんでくれると嬉しいです! でもどう考えてもおかしい等の指摘はお願いします
それではどうぞ! 温かい目で見ていってね!
「やられたわね……」
「はい? どうしたんですか、レミリア様?」
「面倒くさいことになったわね」
「んんっ?」
とある日の昼下がり。俺はレミリア様のティータイムに十六夜さんと付き添っていた。……とはいえ、俺はその場所を掃除しているのだが。いわゆる屋外のラウンジ(?)でティータイムをしているわけで、そこの掃除をしている。日差しは大丈夫なのか? という疑問をぶつけたら、この日傘には特殊な魔法をかけてあるから、直接日光に当たらなければ大丈夫とのことだった……ほんとか? 公式はどうだったか……覚えてねぇや。まぁ大丈夫ならそれでよし。それにしてもレミリア様の近くにいれるのは幸せなことですな。
さて、話を戻すが……どういうことだろうか? めんどくさいこと?
「申し訳ありません、まったく話がつかめないのですが」
「新聞よ」
「へ? 新聞?」
「文々。新聞ですよ。私たちのことを知っているなら、存じ上げていると思いますが」
「おおっ! あの射命丸さんのか!」
十六夜さんが付け足してくれたことで、やっと納得がいく。よく見ると、レミリア様が呼んでいる物は新聞だった。……むう、それに気づけないとは。俺もまだまだだな。
しかし、紅魔館は文々。新聞を購読しているのか、すこし驚き。あっでもなんかの二次創作に、「博麗神社の宴会を新聞で知った」とかなんとか言ってたな。購読しててもおかしくないか。さて、それがどうかしたのだろうか、それを聞いてみると。
「この紅魔館の事が書かれているわ」
「わぁお、嫌な予感しかしねぇ」
「的中よ。特にあなたにとってね。読んでみなさい……あのカラス天狗め」
「読みたくない気もしますが……いただきます」
レミリア様が悪態をつくのを初めて見た。そこまでの内容なのだろうか。そんなことを思いながら、俺は受け取った新聞に目を向ける。
『紅魔館に春が来た!? 突然現れた謎の男』
と妙に大きく書かれている。なるほど、俺がここにきている事がバレたということか。
「ふむ……でも、俺の事がばれるのはそんなにダメなことなんですか」
「それ自体は何でもないわ、問題はその内容よ。まぁ、読んでみなさい」
「はっはい」
俺は読み進めることにする。なにか釈然としないものを感じるが……まぁいい。
さて、なになに……?
「○月○日、昼ごろに、紅魔館で人間の男が働いているのを偶然目撃した。まず、紅魔館とは――」
長くなりそうだ。すこし読み進めよう。
「さて、これが紅魔館の現状なわけだが。この男は見た目からすると、執事、ないしは使用人といった立場だろう。ではどうして紅魔館にいるのだろうか、どのようにして雇われたのだろうか、それが一番の謎である。なぜなら『赤い悪魔の館』『血でぬられた城』などという、あまり好感の持てない噂を持つ場所であるからだ。それにこの男は人間である。なんの理由もなく雇われるとは考えにくい。
様子を見ること数刻、その仕事ぶりや、職場の関係を見ているうちに私にある一つの仮説がよぎった。
この男が紅魔館を掌握したのではないか――とういことだ。
勘違いしてはいけないのは、掌握の仕方である。腕力や戦闘能力で掌握したのではない、色事によってであるこということだ。この男は妖力や霊力、魔力を感じないことから、人間であると考えれる。ならば腕っ節で勝てるわけもなく……そうなれば色恋事であることは予想できる。
確かに人間と妖怪の間には非常に高い格差がある。だが今時人間と妖怪の間に恋が芽生えたという話は稀に聞く。つまり、あっても珍しくない事例なわけだ。これに関しては私も一度取材をしている。詳しくは、文々。新聞特別号『ドキ☆妖怪だらけの人間恋模様』を参照。
それを考えると、あの人間の男が何らかのきっかけで紅魔館住人と赤い糸に結ばれた――ということがあっても、納得はできないかもしれないが、理解はできる。
つまり、彼は『紅魔館住人の誰かと恋仲関係となり、そのつながりから使用人になった』という考えに至ったわけだ。
赤き旋律、紅魔館――いまその場所は、桃色に染め変えられているのかもしれない――」
……何て言うか。
「でっち上げ甚だしいなおい!」
全くの誤情報である。もはや、そこらの女性週刊誌のノリだ。
俺は新聞から目をはなし、ため息をつく。
「まったく……俺が誰と恋人になったっていうんだよ」
「本当です。そんなこと、想像しただけでも虫唾が走りますね」
「おおぅ……十六夜さんマジパネェっす」
もう少しオブラートに包んだ言い方できないかぁ! 普通にショック!
しかし、まさかここまででっち上げるとは思わなかった。東方文花帖では、至極真面目な新聞だと思ったんだが……てか「真実を伝えるのが信条」ってのが公式じゃなかったっけ? んー……覚えてないや。しかし…それにしてもこれは……
「ひどいですな」
「本当よ。こんなレッテルを貼られては、紅魔館の威厳もカリスマもあったものじゃない
わ」
「うへぇー…」
俺、レッテル扱いですかい。ドSが多すぎるぜ。……だが確かにレミリア様の言う事も一理ある。なんて言うか「桃魔館」なんてイヤすぎる。
これは、この新聞を改正させざるを得ないな。
「どうしますか? レミリア様」
「そうね……一番は、あのカラス天狗を捕まえて串焼きにするぐらいがいいんだけど」
「わぁい」
レミリア様のドSは、俺に対してだけじゃないらしいぜ。少し安心。
だが……これは少々やりすぎなのは事実。お灸は据えるべきなのかもしれない。俺が言える立場じゃないけどね!
「妖怪の山に行くのは骨が折れますしね…」
十六夜さんがレミリア様の紅茶のお代りを淹れつつ話す。妖怪の魔窟なわけだしな……
「射命丸さんがもう一回取材に来てくれたら、一番いいんですけどね」
「それはそれで嫌ではあるけど――」
「呼びました?」
『……』
レミリア様が、俺の発言にため息をついてから紅茶を口に含んだ瞬間、そう上から声が聞こえた。見上げると……そこには、黒い翼、端正な顔立ち、片手にカメラ、もう片方に手帳をもった女性が浮かんでいた、というか飛んでいた。
「いやー、購読毎度どうもです。どうでした? 今回の私の新聞。出来れば感想なんかも
欲しいものですねぇ」
と言いつつ、ゆっくり下りてくる。そして手帳を開きペンをとりだす。……すごい営業スマイルで。もう分かるよこれ。あの……なんだ? 隙をついていい情報を聞き出そう感が滲み出ている。
「文様。いきなり来て失礼かと」
「うるさいですよ椛。というか哨戒の任務はどうしたんですか」
「文様が心配だったので、代理を立てておきました」
「意外と行動的ですね」
……えっと、この二人は……この原作通りの二人は、射命丸文と犬走椛…だよな。名前も呼んでるし。
そんな事を考えていると、レミリア様が口を開く。
「あなたたち、何しに来たのかしら?」
「取材ですよ。今回の記事に関しての真偽を問おうと思いまして」
レミリア様の発言に、威圧やらカリスマやらが無かったわけではない、現に犬走さんはビクッってなってたし。だが、そんなものなぞ諸共せず、あの営業スマイルのまま、近づいてくる。……いろいろ修羅場は超えていそうだ。さすが伝統ブン屋。
「では早速……一番問題のあなた」
「えっ! 俺!?」
「ええ、あなたですよ?」
呆気にとられている俺に、いきなり話しかけてくる。正直ビックリ。普通俺から取材ではないだろう。
射命丸さんは手帳を開き、もはや準備万全のようだ……はぁ。
「……ええと、なんですか?」
「では、直球でお聞きしますね? あなたは誰と恋人関係なのでしょうか?」
あくまで、あのでっち上げを真実としたいらしい。隣からレミリア様と、十六夜さんのため息が聞こえる。というか、犬走さん、なんであなたもため息ついてるんです?
……さて、どう返したものか……事実はそんな関係の人はいない、いるわけがない。幻想郷来てからまだ短いからね! というか、恋人どころか友達もいないんじゃないかな!
そんな悲しき思考を整理して、深い呼吸をしてから、俺はその質問に敢えて酔いしれるように答えることにした。
「俺の恋人は、仕事ですよ」
みんなが、俺から一歩離れた瞬間だった――
お疲れさまでした! そして読んでくれてありがとうございます!
今回文々。新聞が原因で、紅魔館当主(というか白滝)VS伝統ブン屋という構図が完成しました!
設定として、この文は「スクープのためならなんでもするぜ!」が信条です。ですので、妖怪の階級や力の強さは基本無視している性格ですね!
近況報告!
この小説の総合評価が1000ptを超えました! わーい!
これが高いのかは分かりませんが(笑)
さらにUAも5000を突破しました! ひゃっほーい!
これも高いのかわかりませんが!
それと、お気に入り登録件数が60超えました! やっふい!
登録してくださった方ありがとうございます! これからもこの私、トーレと「東方一年郷」をよろしくお願います!
次回は水曜日投稿予定です。
では次回お会いしましょう! グッバー!